お嬢様に仕えてます

宮さん

文字の大きさ
上 下
8 / 9

死の直前

しおりを挟む
ある日 妖鬼様の学校ではまた妖鬼様がいじめられていた。私は次女だが国の姫を良くいじめれるなと常々思う。


クラス
女「よーうきさーんwちょっと」と言われ呼び出される。妖鬼様は何も言わずについていくだけだ
もちろん私はその女の人を止める

今日はその止めるのに失敗してしまった
胸を強く殴られてすぐに意識を失った


目を開けると明らかに病院で私の体にたくさんの器具をつけられて、声を出せないし目しか動かない

医者がすっとんできて言った
医者「私の言ってること理解出来るなら目を強くつってください 」私はギュッとつむる

医者「意識しっかりしてますね、名前分かりますか?」ギュッとつむる

そして医者は零鬼様を呼ぶといい部屋を出ていく
しばらくして呼吸と髪を乱してお嬢様が来てくれた。零鬼「おまえっ…はぁとりあえず色々伝えるからなまずお前は今まで心肺停止でちょうど1ヶ月意識がなかったこのまとまりついてる器具はお前を生かすためのものだ     それでなんでそうなったかは、妖鬼と目撃者によるとある女に胸を強く殴られてショックを起こしたのだろうとの事だ……心配したんだぞ」と涙目で言われる。零鬼「医者には一生目を覚まさない可能性もあるいわれた 最初は何百年でも生かすと思ったが…日が進む事にどんどん不安…だった、ほんと…不安だった」お嬢様は泣き出した    

2週間経つと喉の管などを外されてベットからは降りれないが会話できるようになった。
唯「おじょ…ま…すみませんでした」
零鬼「いや…妖鬼を守ってくれてありがとう」
唯「まだこれは外せない……んですね」
零鬼「まだ肺の能力が完璧じゃないからな」
よくドラマで見るような鼻から酸素が来るやつをつけられてる。 唯「…妖鬼様は大丈夫でしたか」零鬼「妖鬼か、お前が意識戻るまで酷く落ち込んでいたが意識戻したと伝えたら結構気持ちは戻ったみたいだ 」
 
また二週間後 ほとんどの器具は外れゆっくりなら散歩も可能になった    

零鬼「唯の隣歩くの久々だな」唯「そうですね~やはり歩くの楽しいですねえ」零鬼「そうだな、…そろそろ病室戻ろうか」唯「まだ3分くらいしか歩いて無いですよ」零鬼「心配なんだ戻ろう。な?」唯「わかりました」 ゆっくり戻る 
唯「ふぅ」零鬼「………唯」唯「はい?」とお嬢様のほうを見ると突然キスをされる
唯「!?!?」零鬼「唯、好きだ…」唯「うっえっあっ??」かなり困惑した

零鬼「私がどれくらい唯を愛してるか伝わったろ、もう病気も怪我も極力しないでくれ…」唯「お嬢様本当に心配と迷惑かけてすみません」零鬼「 …唯、唯は前不老不死にはならないと言ったな、」唯「…そうですね」零鬼「私は不老不死になって欲しいまぁ不老不死とはいえ老いて死ぬことが無くなるだけで病気や怪我で死んでしまうのは分かっているが、1日1日唯といれる時間が減ってるというのだけで辛いんだ」唯「でももしお嬢様…に嫌われてくびになったときがこわいです」零鬼「唯はクビにしない」唯「ですが…」零鬼「私が信用出来ないのか?こんなに大事にしてるのになんで分かってくれないんだ」唯「お嬢様…私……」感情が板挟みになり胸が苦しくなり目から涙も溢れる
  唯「はっはっ…ううう……」零鬼「大丈夫か!?」
唯「息がっ……クゥ」視界がだんだん暗くなってきてかすかに見えるお嬢様はどこかに怒鳴ってるようだった  


唯「う…」
零鬼「唯っ!」唯「おじょーさま…?零鬼「過呼吸起こして意識失ったんだ、わかるか?」優しくて不安そうな顔を私に向ける 唯「覚えてます大丈夫です」
零鬼「すまんな色々突然考えさせてしまって」
唯「いえ…私こそすみません」零鬼「不老不死は置いとくにしろそれ以外で私の傍から離れるんじゃないぞ」と抱きしめられる。最近異様にボディタッチが多い 嬉しいような、嬉しくないような


退院してやっと屋敷に戻れた頃
屋敷に戻って2日してお嬢様が体調くずした
唯「熱が39度近くあるのでお医者さんに見てもらいましょう」零鬼「…うん」唯「なんか欲しいものありますか?」零鬼「……いい隣にいてくれ」唯「はい」
零鬼「……Zzz」唯「(しっかり眠れてるしそこまで酷くないな)


数時間後
零鬼「んん……」唯「おはようございます…!」零鬼「おはよ」唯「熱測りますね~具合はどうですか」
零鬼「大丈夫…だがダルい」唯「そうですよね、お熱は38.4……んお嬢様これなんですか」頭にごっっとした何かをみるける 零鬼「ん」お嬢様も触って確認する
零鬼「あー……角が生えてきたんだ」唯「つの……?」
零鬼「鬼族は角が生えることがあるんだ、3ヶ月程度で抜けてそれは祀ると国が栄えたり平和だったりするという言い伝えがある」唯「へぇ…それでお嬢様は特に何も無いのですか?」零鬼「前は何も無かったらしい、妖鬼が前生えた時は呪魂がある時だったが特に大丈夫だったから特に何も無いのかもなぁ」唯「何も無く生えてくるもんなんですかねえ」と触る
零鬼「っ…!?」唯「あ、い、いたかったですか?」
零鬼「いや…痛くはなかったが…触らないでくれ」唯「は、はい…そろそろお昼ご飯食べてお薬飲みましょうか、食欲大丈夫ですか?」零鬼「お腹は空いてるんだが食べたら気持ち悪くなったり下しそうな雰囲気
 、なんだ……」唯「一応お粥にしてもらったんでゆっくりでも食べましょ、ね?」零鬼「……ん」唯「では薬と貰ってくるので横になっててください」
数分後
唯「お嬢様もってきましたよ」「」零鬼「ん……」
ゆっくりと食べるがどんどん顔色が悪くなってくる
唯「も、もうやめときましょうか」零鬼「ん」唯「これお薬で2錠飲んでくださいね」零鬼「わかった……」飲んだのを確認する 唯「大丈夫ですか 気持ち悪くなったらこれに吐いてくださいね」零鬼「ん…」
唯「お腹痛くなったら伝えてくださいね」零鬼「ああ……寝る」唯「わかりました調子おかしくなったらすぐ伝えてくださいね」零鬼「ん……zzz」



 零鬼「ん……ふぁぁ何してるんだ」唯「あっ起こしちゃいましたか汗をかいていたのでお顔を拭いてました」
零鬼「汗か…んん今何時だ」唯「えっももう20時ですよ」零鬼「食事は」唯「食べられそうですか?食べられそうなら持ってきますが」零鬼「食べる」唯「分かりました」 
数分後   零鬼「…もぐもぐ」唯「…本当にお顔整ってますね」零鬼「ん…そうか」どんどん顔が赤くなる
唯「横顔…も美しいですね」零鬼「っっっ…もう変な事言うな」唯「すみませんつい口に……」零鬼「たく…」
ゆっくりだが完食する
唯「お熱変わりませんね、今日入浴もシャワーもきつそうですし蒸しタオル用意しましたお背中ふきますね」零鬼「ん」唯「よし、あとはお嬢様でやってください私は着替えのパジャマもってきますので」零鬼「わかった」


唯「お嬢様もってきましたよ」零鬼「ん…これタオル」唯「はい、着替えとタオル洗濯機に入れてきますので着替えててくださいねぇ」零鬼「わかった」

唯「着替え終わりましたね、そろそろ寝ましょうか」
零鬼「唯も寝るのか」唯「はい、この部屋のソファーで寝るので何かあったら呼んでください」零鬼「…わかった」唯「あ、そうだ今体調どうですか」零鬼「大丈夫」唯「らしたか」
零鬼「っ…気分~…が、…」唯「吐きそうならここに」
と言うとすぐに嘔吐する 背中を擦りながら医者に連絡する 唯「はい、はい、3食食べて睡眠もしっかりとられてたのですがよくならなかったようですねはいお願いします」電話を切る
唯「大丈夫ですか」零鬼「きもちっ…わるっ…うええっおえっっ」お嬢様が吐いてる姿は本当に苦しそうで可哀想だ。  唯「落ち着くといいのですが」
数分後にお医者さんがきて嘔吐が酷いため点滴をする
が、点滴してる間にも嘔吐して吐くものも無くなって
胃液を嘔吐して本当に苦しそうだ。
唯「ヒールしますか?」零鬼「いっ…いっ…いらん」
唯「ですが」零鬼「っ…ヒール…は絶対するな!」
唯「は、はい…!」だが本当に嘔吐しているのは本当につらそうで苦しそうで見てられない
唯「何か欲しいものありますか?」零鬼「いらない…から隣に…いてくれれっ……」唯「はい……」
 1時間後やっと落ち着く
唯「落ち着きましたかね、ベッドに横になりましょうかあ、心配なのでうつ伏せでお願いします」零鬼「……」かなりぐったりしている 

数時間後 お嬢様が目を覚ます
唯「お嬢様」零鬼「っ…」唯「まだ気分悪いですか?気持ち悪いならここに出していいですからね」零鬼「もう吐き気は落ち着いたが…だるい」唯「かなり嘔吐されたので体力を使ったのでしょう」零鬼「…唯」
しおりを挟む

処理中です...