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ないものねだりの村
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一寸先も見渡せないような吹雪の中、男が体を引きずるようにして歩いている。胃の中には肉の一片どころか水の一滴も入っておらず、意識を奪おうとする重たい瞼に逆らいながら、ひたすら足を進める。
こんなに荒れる予定じゃなかったのに……歯を食いしばって歩き続けているうちに、遠くに橙色の明かりが見えてきた。こんな雪山の中に明かりなどあるはずがないとも思ったが、真っ白な視界の中、男は最後の希望に縋るために必死に明かりを目指した────。
つい先ほどまでの記憶とはうって変わって、やわらかい暖かさに目を覚ます。体を包む掛け布団は綿とも羊毛とも言えない感触だ。部屋の中の見慣れない物質たちに男が困惑している中、石の扉が開いて、緑色の肌をした人型の生命体が、ガラスに近い素材でできた器を持ってやってきた。器は薄紫色の液体で満たされており、少し離れていても花のような香りが漂ってくる。
男がどうコミュニケーションを取ろうか口を開閉させながら迷っているうち、その生命体が先に声をかけてきた。
「Hello?」
しまった。男は仕事のために多少は英語を学んでいたが、流暢に話せるほどではなく、今の状況をどうにかするための単語が見つからなかった。身振り手振りで伝わらないかとも考えるが、すっかり混乱していた頭では何も思いつかない。
「すみません、あの……」
「大丈夫ですよ、人類の方。私は地球に存在する全ての言語を習得していますから」
「ああ! よかった、それは、素晴らしい……」
どうやら何とかなりそうだ。男は話が通じそうなこと、そして人間に対して友好的な生き物であることに胸をなでおろした。
「私の名前はそうですね、“チグサ”とでもお呼びください。それと、ひどく衰弱していたので、スープを作ってきました。人類の味覚の範疇であればよいのですが」
「ああ、ああ、ありがとうございます……」
次々と飛び込んでくる情報に目が回りそうだが、空腹と疲労で倒れそうなのも確かだったため、ひとまず渡されたスープを飲むことにした。
顔を近づけると、花の香りをいっそう強く感じてむせそうになり、急いで口に含む。甘いとも辛いとも違うような味となめらかな舌触り、未知の味覚だが『美味しい』と感じながら、男はスープを飲み干した。少量だが栄養を摂取したおかげで気力が戻ってきた。心なしか体にも力が入るようになった気がする。
「お口に合ったようで何よりです。あなたが倒れているのを見たときは死んでしまったのかと思って驚きましたよ」
どうやら迷っているうちに気を失ってしまったらしい。明らかに人類ではないであろう彼(彼女?)や見覚えのない物質で構成された部屋だが、命を救われたという事実には安堵を覚える。となると、気になってくるのは『それ』だった。
「あのう……ここは一体『何』なんでしょうか……?」
「ここは私のコレクションのための住居ですよ、人類の方。良ければ先に中をご案内しましょうか?」
「ぜひ……ぜひお願いします、チグサさん」
ベッドから起こされて支えられながら扉へ向かう。よく見ると石の扉にはほのかに発光する鉱石も含まれており、男はこれも知らない物質なんだろうなあと、ぼんやり考えた。
「これも…これも未発見の植物だ! これも! これも新種じゃないか!」
扉の外は、男にとって夢のような空間だった。見渡す限り視界の全てが、彼が求めていたもので埋め尽くされていたのだ。
「喜んでいただけて何よりです。何せ見せる者がいないものですから」
「これだけの種類の植物や虫を管理しているだなんて……すさまじい努力が必要でしょうに、よくぞお一人でされていますね!」
「これが私の趣味でして、たくさんの生物を住まわせていますから、“村”みたいなものだと思って大切に育てているのですよ」
「村、村ですか! こんな村があるならすぐにでも移住したいですよ!」
男が嬉々として開いたスケッチブックには様々な植物の特徴が記されており、チグサが覗き込んだ頃には目の前にある透明な花弁を持つ植物のスケッチが完成しつつあった。
「お上手ですね。それに他の植物の記録まで……」
「ああ! すみません、勝手に……私、植物を専門に研究をしていまして、新種を発見するのが夢だったんです!」
「おやそうでしたか。向こうにも部屋はありますが、そちらもご覧になりますか?」
チグサが示す先には扉がまだ3つ以上もあり、男は興奮を抑えきれず即座に了承した。
しばらくスケッチを続け、2時間以上は経ったであろう頃、男はようやく落ち着き、フワフワした切り株をベンチ代わりに一休みすることにした。軽くメモした分も合わせると、もう20種類は書いたことだろう。この世にまだこんなに自分の知らない植物があるということに心を躍らせるが、部屋いっぱいに植えられた未知の草木を眺めているうち、不意にある疑問が頭に浮かんだ。
『なぜ、ここにこんなにもたくさんの未発見の種が植えられているんだろう?』
『むしろ、一般的に見られる種の方が少ないのではないか?』
こんなにもたくさんの種類が植えられているのに、自分が知っているものを、まだ一つも見かけていない気がする。扉に使われている石材も、チグサが着ていた衣服も、この見渡す限り数種類ごとに分けて綺麗に植えられた花々も、恐らくどの図鑑にも載っていない、『新種』だ。
それに、動物の姿も一切見えないし、まさか『発見済みの種類がひとつもない』など……不審に思っていると、目の前を蝶が横切った。この羽の模様、そう、確か、あれは絶滅したあの種類に似ているような……
「どうです?収穫のほどは」
チグサが視線を遮り現れた。そういえば彼も人間とは体格が違うし、雌とも雄とも分からない、絶対に人ではない。男がその事を口に出す前に、チグサが隣に座ってきて切り株が凹んだ衝撃で男は舌を噛みそうになった。
「ああ! 大丈夫ですか、お怪我は?」
「すみません、大丈夫、大丈夫です……」
「そろそろお疲れでしょう、満足されましたか?」
「あ……ええ……そうですね……」
チグサが男を支えて体勢を戻させてくれる。緑の腕は思ったよりも柔らかく、少し透けて血管のようなものが見えた。
「まあ……たくさん未知のものに出会えて、『満足』ではありますね……」
「そうですかそうですか。ではそろそろ『家』へご案内いたしますから、お休みになってください」
そう言うとチグサは男を立ち上がらせ、そのまま手を引いて急ぎ足で進み出した。始めに寝かされていた部屋を通り過ぎ、少し廊下を進むと、薄暗い階段の入口へ出た。
「視界が悪くなりますが、安心してください。私についてきて。できるだけ、静かに」
チグサに従って、手を引かれ暗闇を進む。2~3階ほど登ったあたりから、近くに動物の気配のようなものを感じ始めた。獣の息遣いがいくつも聞こえる。
「あの、チグサさん、ここは?」
「シッ、静かに。もうすぐですから、大丈夫」
さらに登っていくと気配は少なくなってきて、床の質感が土から石へ変わった。ツルツルした道を進んで行き、突然立ち止まると、扉が開く音がした。
「どうぞお入りください。今明かりをつけてあげますからね」
入ると、足元は絨毯のようなものが敷いてある。明かりがつくと同時に、チグサが扉を閉めた。重たい扉に鍵がかかる音がして、男は、銀色の鉱石でできた壁で囲われた部屋へ閉じ込められてしまった。部屋の上半分の壁は透明になっており、外にいるチグサの様子が見えた。
「安心してください。ミスリルでできた安全な部屋です。有害な菌もすべて除去して、酸素濃度も適切に保たれています。何か必要な家具などがあれば教えてくださいね。それが私の趣味ですから……」
男が呆気に取られている間、チグサは満足そうに男を入れた部屋を眺めた。
「人類がいなくなってしまうと、コレクションが手に入る頻度も落ちてしまいますかねえ、ああ、もう地球語はいいんでした」
男がようやく自分の置かれた状況を理解し、透明な壁を力いっぱい叩いた。ガラスとは違うのか、いくら拳を打ち付けても割れるどころかヒビが入るような気配もない。
「チグサさん!? どういうことですか!? 出してください!」
緑の肌をした生命体は、部屋の外にあった鉄と似た鉱物でできたプレートに、爪を使って何かを刻印した。
そこには彼らの言語で、『絶滅種:ヒト』と記されていたのだった。
こんなに荒れる予定じゃなかったのに……歯を食いしばって歩き続けているうちに、遠くに橙色の明かりが見えてきた。こんな雪山の中に明かりなどあるはずがないとも思ったが、真っ白な視界の中、男は最後の希望に縋るために必死に明かりを目指した────。
つい先ほどまでの記憶とはうって変わって、やわらかい暖かさに目を覚ます。体を包む掛け布団は綿とも羊毛とも言えない感触だ。部屋の中の見慣れない物質たちに男が困惑している中、石の扉が開いて、緑色の肌をした人型の生命体が、ガラスに近い素材でできた器を持ってやってきた。器は薄紫色の液体で満たされており、少し離れていても花のような香りが漂ってくる。
男がどうコミュニケーションを取ろうか口を開閉させながら迷っているうち、その生命体が先に声をかけてきた。
「Hello?」
しまった。男は仕事のために多少は英語を学んでいたが、流暢に話せるほどではなく、今の状況をどうにかするための単語が見つからなかった。身振り手振りで伝わらないかとも考えるが、すっかり混乱していた頭では何も思いつかない。
「すみません、あの……」
「大丈夫ですよ、人類の方。私は地球に存在する全ての言語を習得していますから」
「ああ! よかった、それは、素晴らしい……」
どうやら何とかなりそうだ。男は話が通じそうなこと、そして人間に対して友好的な生き物であることに胸をなでおろした。
「私の名前はそうですね、“チグサ”とでもお呼びください。それと、ひどく衰弱していたので、スープを作ってきました。人類の味覚の範疇であればよいのですが」
「ああ、ああ、ありがとうございます……」
次々と飛び込んでくる情報に目が回りそうだが、空腹と疲労で倒れそうなのも確かだったため、ひとまず渡されたスープを飲むことにした。
顔を近づけると、花の香りをいっそう強く感じてむせそうになり、急いで口に含む。甘いとも辛いとも違うような味となめらかな舌触り、未知の味覚だが『美味しい』と感じながら、男はスープを飲み干した。少量だが栄養を摂取したおかげで気力が戻ってきた。心なしか体にも力が入るようになった気がする。
「お口に合ったようで何よりです。あなたが倒れているのを見たときは死んでしまったのかと思って驚きましたよ」
どうやら迷っているうちに気を失ってしまったらしい。明らかに人類ではないであろう彼(彼女?)や見覚えのない物質で構成された部屋だが、命を救われたという事実には安堵を覚える。となると、気になってくるのは『それ』だった。
「あのう……ここは一体『何』なんでしょうか……?」
「ここは私のコレクションのための住居ですよ、人類の方。良ければ先に中をご案内しましょうか?」
「ぜひ……ぜひお願いします、チグサさん」
ベッドから起こされて支えられながら扉へ向かう。よく見ると石の扉にはほのかに発光する鉱石も含まれており、男はこれも知らない物質なんだろうなあと、ぼんやり考えた。
「これも…これも未発見の植物だ! これも! これも新種じゃないか!」
扉の外は、男にとって夢のような空間だった。見渡す限り視界の全てが、彼が求めていたもので埋め尽くされていたのだ。
「喜んでいただけて何よりです。何せ見せる者がいないものですから」
「これだけの種類の植物や虫を管理しているだなんて……すさまじい努力が必要でしょうに、よくぞお一人でされていますね!」
「これが私の趣味でして、たくさんの生物を住まわせていますから、“村”みたいなものだと思って大切に育てているのですよ」
「村、村ですか! こんな村があるならすぐにでも移住したいですよ!」
男が嬉々として開いたスケッチブックには様々な植物の特徴が記されており、チグサが覗き込んだ頃には目の前にある透明な花弁を持つ植物のスケッチが完成しつつあった。
「お上手ですね。それに他の植物の記録まで……」
「ああ! すみません、勝手に……私、植物を専門に研究をしていまして、新種を発見するのが夢だったんです!」
「おやそうでしたか。向こうにも部屋はありますが、そちらもご覧になりますか?」
チグサが示す先には扉がまだ3つ以上もあり、男は興奮を抑えきれず即座に了承した。
しばらくスケッチを続け、2時間以上は経ったであろう頃、男はようやく落ち着き、フワフワした切り株をベンチ代わりに一休みすることにした。軽くメモした分も合わせると、もう20種類は書いたことだろう。この世にまだこんなに自分の知らない植物があるということに心を躍らせるが、部屋いっぱいに植えられた未知の草木を眺めているうち、不意にある疑問が頭に浮かんだ。
『なぜ、ここにこんなにもたくさんの未発見の種が植えられているんだろう?』
『むしろ、一般的に見られる種の方が少ないのではないか?』
こんなにもたくさんの種類が植えられているのに、自分が知っているものを、まだ一つも見かけていない気がする。扉に使われている石材も、チグサが着ていた衣服も、この見渡す限り数種類ごとに分けて綺麗に植えられた花々も、恐らくどの図鑑にも載っていない、『新種』だ。
それに、動物の姿も一切見えないし、まさか『発見済みの種類がひとつもない』など……不審に思っていると、目の前を蝶が横切った。この羽の模様、そう、確か、あれは絶滅したあの種類に似ているような……
「どうです?収穫のほどは」
チグサが視線を遮り現れた。そういえば彼も人間とは体格が違うし、雌とも雄とも分からない、絶対に人ではない。男がその事を口に出す前に、チグサが隣に座ってきて切り株が凹んだ衝撃で男は舌を噛みそうになった。
「ああ! 大丈夫ですか、お怪我は?」
「すみません、大丈夫、大丈夫です……」
「そろそろお疲れでしょう、満足されましたか?」
「あ……ええ……そうですね……」
チグサが男を支えて体勢を戻させてくれる。緑の腕は思ったよりも柔らかく、少し透けて血管のようなものが見えた。
「まあ……たくさん未知のものに出会えて、『満足』ではありますね……」
「そうですかそうですか。ではそろそろ『家』へご案内いたしますから、お休みになってください」
そう言うとチグサは男を立ち上がらせ、そのまま手を引いて急ぎ足で進み出した。始めに寝かされていた部屋を通り過ぎ、少し廊下を進むと、薄暗い階段の入口へ出た。
「視界が悪くなりますが、安心してください。私についてきて。できるだけ、静かに」
チグサに従って、手を引かれ暗闇を進む。2~3階ほど登ったあたりから、近くに動物の気配のようなものを感じ始めた。獣の息遣いがいくつも聞こえる。
「あの、チグサさん、ここは?」
「シッ、静かに。もうすぐですから、大丈夫」
さらに登っていくと気配は少なくなってきて、床の質感が土から石へ変わった。ツルツルした道を進んで行き、突然立ち止まると、扉が開く音がした。
「どうぞお入りください。今明かりをつけてあげますからね」
入ると、足元は絨毯のようなものが敷いてある。明かりがつくと同時に、チグサが扉を閉めた。重たい扉に鍵がかかる音がして、男は、銀色の鉱石でできた壁で囲われた部屋へ閉じ込められてしまった。部屋の上半分の壁は透明になっており、外にいるチグサの様子が見えた。
「安心してください。ミスリルでできた安全な部屋です。有害な菌もすべて除去して、酸素濃度も適切に保たれています。何か必要な家具などがあれば教えてくださいね。それが私の趣味ですから……」
男が呆気に取られている間、チグサは満足そうに男を入れた部屋を眺めた。
「人類がいなくなってしまうと、コレクションが手に入る頻度も落ちてしまいますかねえ、ああ、もう地球語はいいんでした」
男がようやく自分の置かれた状況を理解し、透明な壁を力いっぱい叩いた。ガラスとは違うのか、いくら拳を打ち付けても割れるどころかヒビが入るような気配もない。
「チグサさん!? どういうことですか!? 出してください!」
緑の肌をした生命体は、部屋の外にあった鉄と似た鉱物でできたプレートに、爪を使って何かを刻印した。
そこには彼らの言語で、『絶滅種:ヒト』と記されていたのだった。
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