元殺し屋の見たり探偵と殺し屋彩の奇妙な物語

白米

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最悪の出会い

出会い…(死ぬかもしれない)

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(さて…どうしようか…)
時を遡ること数分
「見たり探偵、後は任せるよ」
警察はそう言い残し探偵事務所を出ていった
「まさか警察から事件解決を頼まれるとは、人生何があるか分からないな‥」
[コン コン]
「どうぞ!」
「失礼します」
(うん?この女性何処かで…)
「あの~」
「はい!何かご用ですか?」
「助手募集の紙を見て来たんですが…」
(そういえば募集してたな…)
「それじゃあ、採用で」
「えっ…そんな雑で良いんですか?」
「うん!君の事を気に入ったから」
「そうですか…」
「ちょっと待ってて、書類を用意するから」
「わかりました…」
(殺るなら今かしら…)
彩は持ってきたバッグからナイフを取り出し立とうとした瞬間だった。
「あっ!君の名前は?」
見たりが振り返って聞いてきた、彩は咄嗟に隠した
「…何か隠さなかった?」
「いえ‥何も隠してないですよ」
「そうか…」
(バレたかしら…)
(危なかった!後ろ振り向いて良かった~てか思い出したぞ!あの女は俺が殺し屋をやっていた時に若いながら数々の難関任務を簡単にこなしていった事で有名な天災殺し屋の赤月彩せきづきあかりじゃねぇかよ!)
そして最初に戻る
(まぁ…考えたって仕方ない!採用って言ってしまったからな‥早めにクビにしよう…)
「待たせてすまない、書類がなかなか見つからなくてな」
「結構、物がごちゃごちゃしてますね」
「早く片付けなければと思ってはいるんだが…」
「…もしかして助手を募集してた理由って」
「お察しの通り‥片付け等をやってもらおうと思って募集してたんだ」
「…」
(掃除ね…まぁいつも片付けしていたから特に問題はないわね)
(おっ…黙ったって事は、掃除はニガテか?それなら…)
「もし…それが嫌なら悪いが採用の件は無かったことに…」
「掃除とか得意なので大丈夫です」
「そっ‥そう」
(それに採用されないと…」ボソッ
「うん?」
「あっ…失礼しました、独り言です」
(これは、何かあるな)
「そうか‥ではこの書類に名前等を書いてくれ」
「わかりました」
[書き込み中]
「書けました」
「それじゃあ確認するね」
「はい!」
[書類確認中]
(うん…隠す気0かよ!普通に考えて本名は書かないだろ!書くなら偽名だろ!何でバカ正直に書いているんだよ!俺は一応元殺し屋だよ!?殺し屋を殺す依頼を受けるのが初めてでもこんな事はしないよ普通は!)
「あの…何かおかしな所がありました?」
「…いや大丈夫だよ」
「なら良かったです!」
「それじゃあ確認も終わった事だし」
「改めまして」
「彩、ようこそ見たり探偵事務所へ」
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