執着系上司の初恋

月夜(つきよ)

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初恋は香りとともに

溺愛

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華視点

ザッー。
勢いよく流れるシャワーを浴び、身体と浴室が温めつつ、シャンプーを泡だて、髪を洗う。
男物シャンプーは、いつもと匂いが違いドキドキする。しっとりさには欠けるものの、泡を流せばツルツルとして、爽やかな香り。
トリートメントはないけど、乾かせばどうにかなるかと思いつつ、身体を洗い始める。
ボディソープはシトラス系のいい匂い。手にとったボディーソープを丁寧に泡だて、腕から胸、お腹からお尻と洗っていく。

。。。おかしい。。

いつも通り洗っているだけなのに、身体を洗う自分の手にゾクゾクとしたものを感じてしまう。。
どうしよう、これから毎日体を洗う度、1人ゾクゾクしちゃうのか!?
それでいいのか、29才女子。。どう考えても変態さんの仲間入りだよ。
うう、、。

課長のせいだ、ばか。
こんな身体にしてどうしてくれるの!

そんな時、
バタンッとドアが開く
壊れたんじゃないかと思うほどの大きな音。
冷気と一緒に入ってきたのは、課長だった。
あまりの爆音に、気を取られ呆然としたが、すぐにこんな明るいところで自分は全裸、しかも課長も全裸!
という事実に羞恥心が火をつきかけた時、課長の腕が物凄い速さで私をガバリと抱きしめた。
だから、課長の後ろの開いたままのドアしか私には見えなくなった。

急に抱きしめられ非常にびっくりしているが、今はそれどころではない。

抱擁が力強すぎて息が出来ない。。
課長に抱き上げられ、つま先、宙を浮いちゃって、少し後ろに海老反り気味です。

「か、、かちょ、う。く、くるし、、」

すると課長はちょっとだけ力を緩めてくれ、私は浴室の床に足をつく事が出来た。
息がしやすくなった事で、先程一瞬見た課長の顔を思い出す。
私を見て驚き見開いた目は充血し、鼻は赤くなっていた。
そして、今課長の身体は小刻みに震えている。


私は大きく安堵の息を吐いた。

。。私、逃げなくて良かった。

ベッドから出て、やっぱりこのまま帰るのがいいと思って服を探した。
服は課長がまとめて置いてくれたのか、ベッドのヘッドボードの棚の上にあった。
その冷たい服を手に取った時、
私を待っていてくれる人達を思い出した。

自慢の先輩だと、綺麗な顔をくしゃしゃにして泣く後輩

不義理な私に心配ぐらいさせろとにっこり笑うチーフ

かわいいのにもったいないと妖艶に笑う谷口さん

このまま逃げていいの?
後悔しない?
そう聞かれた気がした。

このまま帰ったら課長と今まで通りでいられる?
、、課長は大丈夫かもしれない。
でも、私は?
これでいいの?
課長に慰めや同情で抱いたと言われるのが怖くて、抱いた理由を聞けないなんて、
私、課長に流されて抱かれたんじゃなくて、抱かれたかったのかもしれない。

課長の仕事をする顔、苦い過去、それを乗り越えた強さ、私の頑張りを認めてくれる優しさ、
甘い笑顔と声、甘く爽やかなバニラの香り、、課長を形づくるもの、その全てに惹かれてる。
だから、怖いんだ。
みんなが認める課長に自分が選んでもらえると思えなくて。
でも、それで逃げたら、、また同じ。
元彼の時と同じ。
傷つくことを恐れて、相手からも、自分からも逃げたら誰も幸せにならない。
傷ついたっていい、
傷ついたら泣いて、カッコ悪くたってぼろぼろだってまた立ち上がったらいいんだ。

私は、服を持って浴室に入った。
課長と対峙する前に、少しでも綺麗な自分になりたかったから。
でも結局泡まみれで対峙してるけど、私を抱きしめ震える課長にどうしたって嬉しい気持ちになる。

ベッドにいない私を探した?
いないと思って、焦った?
泣きそうになる程、心配した?
「ふふふ。」
笑いが漏れる。
私、自惚れてもいいのかな?

「ほんっとに、振り回すよね!もう、いい加減にしてくれよ!」
課長が怒った様に言う。

あれ?自惚れちゃダメだった?
やっぱり、泡まみれじゃダメだよね。

「もう、限界。

俺を選んでよ、華。」

課長が泡まみれの私をまた強く抱きしめる。

それは課長は私を選んでくれたってこと?

「課長、どうして私を抱いたんですか?」
一番聞きたかった事。
課長の気持ちを聞きたい。

「華のことが好きなんだ。他の誰にもとなりを譲れないくらい。」
課長が私を見つめる。

真っ赤なアーモンド型の目で。
真っ赤なシュッとした高い鼻で。
それに私は泡まみれで。
すごくかっこ悪い。

でも、最高に幸せ。

「私も大好きです、ユウマさんの事。」
私から背伸びして課長にキスをする。

そのキスは恋人の時間の始まり。



冴木課長視点

「私も大好きです、ユウマさんの事」
そう言って華が俺にキスをした。
ブワッと、顔が赤くなり、体の内側から爆発しそうな喜び。
俺を好きだと言った。俺と同じ種類の。
泡だらけの華を抱きしめる。身体は少し冷たくなっていた。
抱きしめたまま、シャワーが当たる位置まで移動する。
温かなシャワーを浴びてると、
「ユウマさん、ドア、開きっぱなし。」
彼女が苦笑いして言う。
振り返れば、浴室のドアは開けっっぱなしで湯気が部屋の中へ流れてく。
自分の慌てぶりに恥ずかしく思いながら、名残惜しく彼女を離しドアを閉める。
その時、自分の身体の正直さに気づく。
気持ちの繋がった彼女の裸に身体が反応しない訳ないんだ。
自分の慌てぶりよりも、今の隠しようもない状態の方がよっぽどまずい。
このまま、出て行った方がいいかも。
「あの、ユウマさんは身体洗います?」
でた、、いつものやつ。
いいのか、洗うだけじゃすまないけど!
あれ、もういいのか?
俺は、ステキな回答を導き出した。
恋人を抱くって当たり前だよね、と。

「洗ってくれる?」
振り回す君に、これくらいの仕返しは許されるだろう。

「!!」
シャワーで泡を流しながら、真っ赤になる華。
くくく、俺、幸せ過ぎて笑いが止まらない。

「、、そこの浴槽のヘリに腰掛けてくれますか?」
。。。やばい。すごいのきた。
その一言に身体が痛いぐらいに反応する。
彼女はボディーソープを手に取り泡だてていく。
俺は、にやけた口元を手で隠しつつヘリに座る。
ほんとに、座っちゃっていいのかと思いながら。

彼女が、俺の開いた足の間に立ち、泡のついた手で肩からそっと撫でる様に洗っていく
俺の体がビクリとする。
華に身体を撫でられているという事実に、興奮で胸が苦しくなる。

「、、昨日、ユウマさんの身体に触りたいって思ったんです。私、されるばかりだったから。。」
見上げる様に華を見ると、真っ赤な顔で恥ずかしそうに目を合わせず先ほどと反対側の腕を洗い出した。

くっ!かわいすぎ!
もう俺のは固くて痛すぎ。

「はぁっ」
触られる快感をため息で押し流す。

「気持ちいいですか?」彼女は聞く。
大変気持ちよすぎます。。
俺はうなづく。

胸まで洗ったところで、彼女が俺の間に膝を立てて座った。
きっと、真近にある俺の危険物。
もう隠しようのないほど、腹まで立ち上がりビクビクとしている。
彼女が一瞬止まった。
、、ごめんね。俺の身体正直者なんだ。
好きな女が裸でいたら、触られたら、我慢なんてできない。
彼女は腹筋を洗う。
俺のモノを避けて。
脇腹を腰骨を撫でる様に洗う。
ゾクゾクとした快感に、俺のモノはヨダレを垂らす。
もう、限界、、そう思った時、
華が俺のモノに触った。
あの綺麗に並んだ指で。
「くっ!」
快感に声が漏れる。
だめだ、触られただけで、もう、ちょっと、、、。

華は、俺のモノを両手で包み込み、そっと上下させる。
「はっ」
苦しくて、しょうがない。都合のいい妄想の様だ。
彼女の行為は止まらない。
裏筋をそっと指でなぞり、俺の先っぽの割れ目をよだれと一緒にクルクルと撫でる。
気持ちよすぎてグッと腹筋に力が入る。

「気持ちいい?」
彼女がこちらを見上げて聞く。

真っ赤な顔、潤んだ瞳、お椀型の胸、
そして、俺のモノを握る手

俺は獣になった。

華の頭を抱き寄せ深いキスをしながら、華の背中を撫ですさり、臀部を揉みしだく。
そのまま華の尻を持ち上げ、俺を跨がせる様に座らせる。
なんとも不安定な状態。
でも、かまうものか。
華の頭を固定し、首元をべろりと舐めあげる。
「ふっ。」彼女の可愛い吐息。
もう片方の手で胸を形を変える様に揉みしだきながら、人差し指と中指で乳首を引っ張り、こよりを作る様にしごいていく。
立ち上がった乳首を胸ごとがぶりとむしゃぶりつく。
舌で乳首を転がし彼女の胸を味わう。
「あぁん、はぁあ、、」
彼女の喘ぎ声が浴室に響く。

彼女を背中から左手で支えつつ、右手で彼女の秘所を弄る。
そこは蜜が溢れ、茂みをしっとりと濡らし、彼女の可愛い突起がヒクヒクとしているのが丸見えだ。
彼女がすごく感じている。
嬉しさと興奮で、親指で突起をくるくるといじると、華が俺の首にしがみつき
「ああっ!気持ちよすぎっ、、」

興奮する

目の前が真っ赤になった。

俺は彼女を持ち上げ、そのまま突き刺した。

ガツンと音が聞こえる様な突き上げに彼女が悲鳴をあげる。

ハッとして、彼女を見ると、快感を堪える様な顔。

良かった、華を大事にしたいのに、衝動が止められなかった。

今度は抱きしめながら華の背中で腕を交差させ、華の腰をつかみ、小刻みに揺らす。
「あ、あ、あ。」
彼女の揺れる喘ぎ声。
俺を必死に掴む指先。

ごめん、やっぱ無理だわ。

彼女と繋がったまま、彼女を浴槽の壁にもたれる様立たせて、片足の太ももを抱え、深く突き刺す。
「ああっ!ダメ、、ふか、、」
華の喘ぎ声が浴槽に反響する。
ごめん、もう止まんないから。
ガンガンと彼女を突き上げながら、途方も無い快感が俺を襲う。
あ、ゴムしてない、、
もう、このまま出したい。
でも、、
華を突き上げながら
「中に出したい!出させて。
我慢できない。もう、、華を離せないから。」
華に懇願する。

「その顔、ズルイ、、」
涙目の華は言った。それはいいって事?
「私も欲しいです、、ユウマさ、、あっ!、」
華が言い終わる前に、俺のモノは一段と大きくなって今か、今かとその時を待つ。
「ごめん、もう無理。」
華を強く壁に打ち付ける様に突き上げ、中で勢いよく放った。
体が震える様な快感に、繋がったまま肘を壁についてなんとか体勢を保つ。

はあ、はあ、はあ、、

湯気が立ち込める浴室に、聞こえるのは二人の息遣いだけ。

華からずるりと抜くと、まだ足りないと俺のモノは言うが、これ以上は無理だろう。
華にありがとうと言い、甘くこめかみや鼻先、目元にキスをする。
華を支えながらシャワーを浴び、恥ずかしがる華の身体を拭いてやりベッドまで抱っこして連れて行く。
なんとなく濡れたままの身体で俺も布団に入る。
こちらを向く恥ずかしげな華。
その顔はとても綺麗だ。

鼻先が触れる距離で華の髪を撫でながら、

「いつ、結婚する?」
甘い笑顔と甘えた声で聞く。

彼女はおねだりに弱い。
畳み掛ける俺はきっと策士。

「えぇっ!?でも、、あの、、。」

「いや?」

「嫌じゃないけど!」

「じゃ、決定!」

「っ!ちょっ、、」

かわいいお口は俺の唇で塞ぐに限る。

「ん、んんっ!」

真っ赤になる華は可愛い。
俺が幸せにする。
だって、それが俺の幸せだから。













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