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リノの発情期は、約一週間で終わりを告げた。だが、俺は発情期が終わってもヤるつもりだった。
発情期から数日後、夜になってベッドに入ったリノを後ろから抱きしめ、首すじにキスをすると、彼は身をよじらせ、くすぐったいですと耳を赤くしていた。理性が飛んでいない状態での触れ合いに慣れていないのが窺えた。
あまりの可愛さにすぐに勃ってしまい、固くなったぺニスを彼の尻に押しつけた。すると、彼はびくっとなってから固まってしまった。
「リノ?」
耳元で囁いてみると、彼はか細い声でこう言った。
「あの……お尻に、固いモノが……」
「ああ。これからセックスするからな」
「せ、セックスは、発情期だけするものではないのですか!?」
「誰がそう言った? 夫婦なのだから、発情期じゃなくてもセックスするのは当たり前だろう?」
「こ、心の準備ができていません……」
「あれだけ毎日愛し合ったんだ。お前の身体で見ていない場所はない。気にするな」
「で、でも……!」
「諦めろ」
戸惑う彼を無視して、俺は彼を抱き潰した。いつかは騎乗位で腰を振って欲しいと思っているが、まだ初心者の彼には難しいだろう。そのような体位がある事も知らないはずだ。
発情期の時と同じように、疲れた彼は途中で意識を失ってしまったが、それでも俺は抱き続けた。俺以外の誰も手を出せないように、彼が見えない場所までキスマークや歯形を付け、マーキングした。無垢な彼はそれが執着だと気づかないだろう。だが、それでいい。彼が俺の異常さに気付き、俺を怖がってしまっては意味がないのだ。
翌日。騎士団に顔を出すと、副長のカウイがすぐに飛んできた。
「ラミレス様!」
「ああ……カウイか」
「カウイか、じゃありませんよ! あなたがいきなり帰ったせいでどんだけ大変だったか……」
「リノの発情期の方が大事だ」
「え? リノ様の発情期だったのですか?」
「ああ。聞いていないのか?」
「はい。あれから私用で自宅に籠っているとは聞きましたが、発情期というのは聞いておりません」
「そうか。苦労をかけた」
「……」
「なんだ?」
「……発情期が理由という事は、リノ様はあなたを受け入れてくれたのですか?」
「そうだな。リノは想像以上に素晴らしかった。理想の嫁だ」
「……」
「なんだ?」
「いや……リノ様のために職務を放棄して帰ったのも驚きましたが、あなたの口からノロケのような言葉が出るなんて思わなくて……」
カウイは珍しいものを見たとずっと口にしていたが、今日騎士団に顔を出したのには理由がある。リノがレガラドの騎士団を見学したいと言ったからだ。もちろん、一度は却下はしたが、愛する者からのおねだりには逆らえなかった。俺も自分にこんな感情があるなんて思わなかったが。
リノに騎士団を見学させたらどうなるか。それは予想がついている。まずはその美貌で騎士団の者を虜にし、俺の伴侶という事で注目される。さらに、もし実技をしたいと言われて剣を持たせたら、彼は騎士モードになると人が変わるから、その強さに信者ができる可能性がある。というか、絶対できるだろう。
本当は自宅に閉じ込めて出したくはない。だが、それが原因で嫌われたらと思うと、彼の願いを叶えねばならない。彼が見学に来る日はあらかじめカウイと相談する必要があると思っていた。
発情期から数日後、夜になってベッドに入ったリノを後ろから抱きしめ、首すじにキスをすると、彼は身をよじらせ、くすぐったいですと耳を赤くしていた。理性が飛んでいない状態での触れ合いに慣れていないのが窺えた。
あまりの可愛さにすぐに勃ってしまい、固くなったぺニスを彼の尻に押しつけた。すると、彼はびくっとなってから固まってしまった。
「リノ?」
耳元で囁いてみると、彼はか細い声でこう言った。
「あの……お尻に、固いモノが……」
「ああ。これからセックスするからな」
「せ、セックスは、発情期だけするものではないのですか!?」
「誰がそう言った? 夫婦なのだから、発情期じゃなくてもセックスするのは当たり前だろう?」
「こ、心の準備ができていません……」
「あれだけ毎日愛し合ったんだ。お前の身体で見ていない場所はない。気にするな」
「で、でも……!」
「諦めろ」
戸惑う彼を無視して、俺は彼を抱き潰した。いつかは騎乗位で腰を振って欲しいと思っているが、まだ初心者の彼には難しいだろう。そのような体位がある事も知らないはずだ。
発情期の時と同じように、疲れた彼は途中で意識を失ってしまったが、それでも俺は抱き続けた。俺以外の誰も手を出せないように、彼が見えない場所までキスマークや歯形を付け、マーキングした。無垢な彼はそれが執着だと気づかないだろう。だが、それでいい。彼が俺の異常さに気付き、俺を怖がってしまっては意味がないのだ。
翌日。騎士団に顔を出すと、副長のカウイがすぐに飛んできた。
「ラミレス様!」
「ああ……カウイか」
「カウイか、じゃありませんよ! あなたがいきなり帰ったせいでどんだけ大変だったか……」
「リノの発情期の方が大事だ」
「え? リノ様の発情期だったのですか?」
「ああ。聞いていないのか?」
「はい。あれから私用で自宅に籠っているとは聞きましたが、発情期というのは聞いておりません」
「そうか。苦労をかけた」
「……」
「なんだ?」
「……発情期が理由という事は、リノ様はあなたを受け入れてくれたのですか?」
「そうだな。リノは想像以上に素晴らしかった。理想の嫁だ」
「……」
「なんだ?」
「いや……リノ様のために職務を放棄して帰ったのも驚きましたが、あなたの口からノロケのような言葉が出るなんて思わなくて……」
カウイは珍しいものを見たとずっと口にしていたが、今日騎士団に顔を出したのには理由がある。リノがレガラドの騎士団を見学したいと言ったからだ。もちろん、一度は却下はしたが、愛する者からのおねだりには逆らえなかった。俺も自分にこんな感情があるなんて思わなかったが。
リノに騎士団を見学させたらどうなるか。それは予想がついている。まずはその美貌で騎士団の者を虜にし、俺の伴侶という事で注目される。さらに、もし実技をしたいと言われて剣を持たせたら、彼は騎士モードになると人が変わるから、その強さに信者ができる可能性がある。というか、絶対できるだろう。
本当は自宅に閉じ込めて出したくはない。だが、それが原因で嫌われたらと思うと、彼の願いを叶えねばならない。彼が見学に来る日はあらかじめカウイと相談する必要があると思っていた。
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いつも更新ありがとうございます。
ユアンさんサイドは、彼の本気と不器用な溺愛っぷりが思いっきり伝わってきて、ついついにこにこしてしまいます。頑張れユアンさん!リノさんも!!
ご感想ありがとうございます!
攻め視点大好きなので、楽しんで書いております(*^^*)
もう少し続きますので、ユアンの溺愛をお楽しみくださいね。