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マメ

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19 side:蒼

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「抱っこしてあげようか?」
「いらない」
 阿知波のふざけた申し出をバッサリ切ると、悲しそうな顔をされた。知るか。
 あんなに派手な行動は慎めと力説したのに、こいつはさっそくチームのメンバーに手を上げた。チラッと見えたが溜まり場の隅に横たわっていた奴はかなりの怪我だった。
 未だに同じチームの人間を攻撃する心理は分からない。けど、これがBLACKのルールだという。ここはBLACKの本拠地で、そのルールを理解し、認めている人間だけが集まっている。自分は部外者だと分かっているし、それをこの場で否定する権利はない。けど、目の前で見た後だから複雑な気持ちになってしまう。
 阿知波はいつものように蒼にまとわりつき、へらへらと笑っている。まるでさっきの暴力が嘘のようだ。白坂も言っていたが、本当に自分にだけは態度が違うのだと認めざるを得なかった。
 チラリと阿知波を見ると、目が合ってしまった。
「どしたの?」
「……なんでもない」
 とにかく今は、こいつに言い聞かせないと。蒼の頭の中はそれでいっぱいだった。
 自分がいる間だけでも暴力は振るうな。この怪我は誰のせいで、悪化させたのは誰なのか。人の言う事を聞かない奴は嫌いだ、いい加減にしろと言うつもりだった。
 阿知波は蒼が来たのが嬉しいのか、先に行ってドアを開けてくれた。その途端に背後からざわめきが聞こえた。
「ん?」
 振り返ると、BLACKのメンバー達がこっちを見ながら何かを話していた。よく聞こえないけど皆が驚いた顔をしている。たぶん蒼が何者なのか噂しているんだろう。自分はいまだに総長だと認識されていない事があるから。さらに、いきなり幹部部屋に通されるのが珍しいのかもしれない。
 そう思っていたら、阿知波に手招きされた。
「蒼ちゃん早くー」
「あ、ああ……」
「何かあった?」
「みんなに見られてる気がする」
「ああ……まあ、そうだろうね」
 阿知波は理由が分かっているのか笑っている。何でだろう。意味が分からない。
「何でだ?」
「んー? 何でだろうねー?」
「?」
「いいから早く入ろ?」
 阿知波は蒼の腰に手を回すと、早く入れとぐいぐい押してきた。仕方なくそれに従ったが、またしても背後からどよめきが起こった。
「だから何……」
「気にしない気にしない~」
 振り返ろうとしても阿知波に押され、結局皆の反応を知る事ができなかった。 


 中に入ると、テーブルとソファー、それにベッドが置いてあった。部屋の隅には小さな冷蔵庫まで置いてある。誰かの部屋に来たような感覚だった。
「何でベッドが置いてあるんだ?」
「んー……仮眠用?」
 阿知波はとぼけながら視線を逸らした。たぶん女を連れ込んでいたんだろう。何となくそう思った。
「なるほどな。女用か」
「……今は連れ込んでないよ? 今は蒼ちゃんだけだし」
「へー」
「本当に蒼ちゃんだけだからね?」
「はいはい」
「信じてよ!?」
 阿知波は焦り始めたが何でだろう。今までの事からすると、もう女を相手にしてないのは嫌でも分かる。でも、こいつは元々かなりの女好きだし、信用してない訳ではないが、やっぱり女の方がいいとなったら仕方ないとさえ思っている自分がいた。だからあまり女相手に嫉妬という気持ちは湧かない。自分が男だからそう思うんだろうか。これはおかしいのだろうか。
「大丈夫だって気にしてねえし。お前が女好きなのは分かってるから」
「……」
「な? 女相手に嫉妬とかしねえから……阿知波?」
 阿知波は黙ってしまった。複雑そうな顔をしている。
「……阿知波?」
 それを黙って見ていたら、いきなり手を取られ、身体を引き寄せられた。
「ちょ……何……」
「俺、頑張る」
「は? んっ、」
 阿知波は「頑張る」と囁いたと思ったら、いきなりキスを仕掛けてきた。急な展開に頭がついて行かず、抵抗するのを忘れてしまった。
「やめ……」
「嫌だ」
「んっ、あ……」
 阿知波は蒼の口を開け、手で顎を固定している。あまりの力に口を閉じる事ができず、そのまま舌の進入を許してしまう。
「は……ふ、」
「あー……、ホントに切れてるね」
 そのまま阿知波は蒼の口内にできた傷に舌を這わせ、血液を舐め取りながら何度もその場所を舌で往復していた。ピリッとした傷みの中で、鉄の臭いが充満していく。
「んー……」
「あ、目が潤んできた……可愛い……」
 阿知波は蒼の身体の力が抜けた事を確認すると、そばにあったソファーに蒼を抱えて座ってしまった。阿知波の膝の上に横抱きにされている状態だ。それに気づいて逃げようとしたが、なぜか腰が抜けて動けなかった。阿知波はそれを見ながらクスリと笑った。
「腰が抜けちゃった? そんなに気持ち良かった? 俺のキス」
「な……」
 顔を覗き込むように囁かれ、自分がこいつのキスで動けなくなったというのが恥ずかしいというか情けなくて、思わず顔が赤くなってしまう。なのにそれは阿知波を煽るだけだった。
「蒼ちゃん可愛い……」
「やめろ……」
「やめないよー」
 阿知波は再び蒼の顔を固定しながらキスをしてきた。最初から舌を入れる深いキスだ。徐々に何も考えられなくなり、頭の中が真っ白になるまでそれは続いた。 

 



「うん、消毒完了……」
「う……」
「蒼ちゃん大丈夫?」
「……」
「ごめんね……頬っぺた痛かったよね」
「……」
 唇を離し、疲れて阿知波の胸にもたれる蒼の頬を触りながら、阿知波が心配そうに聞いてくる。でも、それどころじゃなかった。自分はこんな事をする為にここに来たんじゃないのに。
「……あのさ」
「ん?」
「俺、お前とこんな事する為にここに来たんじゃないんだけど」
「え~? せっかくラブラブなのに酷くない?」
 阿知波は不満そうに口を尖らせた。こんな緊迫した状況で何を言ってるんだろう。
「ラブラブって……お前な……」
「だってそうじゃん。付き合いたてって常にイチャイチャしてたいじゃん」
「誰とも付き合った事ない奴が言うな」
「あー……それを言われると痛いなあ」
「いいから離せ」
 なんとか身体を動かし、膝の上から降りて隣に座ると阿知波は眉間にしわを寄せた。
「別にここでいいのに」
 ぺしぺしと膝を叩きながら言う阿知波に頭が痛くなる。どうしてこいつはいつもマイペースなんだろう。だんだん慣れて来ていたつもりでいたが、やはりまだ慣れない。
「……白坂でも乗せとけば?」
「はあ? 蒼ちゃん……なんでそんな気持ち悪い事言うの?」
「……」
「ほら、早く乗って」
 阿知波はもう一度膝を叩いて蒼を引き寄せようとした。
「……」
 とにかくこいつの言う事は無視して、厳しく話を進めるしかない。でないとまた流されてしまう。そう頭を切り替える事にした。
「あのさ、確認したいんだけど、俺の足を悪化させたのは誰だっけ?」
「え?」
「この足、悪化させたの誰だっけ?」
「……俺、です」
「だよな」
 阿知波はいきなり聞いてきた蒼に疑問を感じたようだ。同時に甘い雰囲気を消した蒼の表情に気づいたらしい。ちょっと焦りを帯びた声になった。
「で、でも」
「でもじゃねえよ」
「蒼ちゃん?」
「さっきの奴らもお前がやったんだよな? お前がキレると怪我人が増える。いい加減にしろ」
「……」
「ここはお前らの本拠地だし、俺がとやかく言う権利がないのは分かってる。でもさ、目の前でやられるとちょっとな……」
「……」
「俺達がいる間だけでも抑えて欲しい。そのくらいできないか? これからする話は大事な話なんだ。いちいちキレてたら話が進まないだろ?」
「……」
 阿知波は蒼の話を黙って聞いていた。何を考えているのか分からない。ちゃんと理解してくれているだろうか。
「阿知波? 聞いてる?」
「あ、うん……気をつける」
「ならいい。行くぞ」
 話を理解してくれたのならそれでいい。そのまま立ち上がると阿知波も同じように立ち上がった。そして、そばに転がっていた松葉杖を拾ってくれたが、渡す前にまた話し掛けられた。
「ねえ蒼ちゃん」
「何?」
「ちょっと俺に抱きついてきて」
「何言ってんだ?」
 またこいつはバカな事を言い出したと思いながら聞いてみると、阿知波は頭を掻きながらしれっと答えた。
「んー……蒼ちゃんが抱きついてくれて、頑張れって言ってくれたら……キレないように頑張れるかなって」
「バカかお前は。そんなんしなくても頑張れよ」
「だって自信ない」
 阿知波は「自信がない」と堂々と言ってのけた。最初から自分の沸点が低い事が分かってるんだろう。まあ、今までの事を考えるとあっさり約束を破りそうな気がするけど。
「本当に抱きついたら頑張るのか?」
「うん」
「……」
 阿知波はにこにこと笑っている。かなり不安だが、やらないでキレられるよりはやって抑えて貰った方がいいかもしれない。今はそう思った。事態がややこしくなるよりはマシだ。
 蒼は阿知波に向き直り、じっと顔を見つめた後、そのまま彼に抱きついた。
「う!? 蒼ちゃ……」
 阿知波はすぐにして貰えると思っていなかったらしく、珍しく動揺していた。そのまま言い聞かせるように呟く。
「……もし、お前がキレたら俺が止める。けど、できるだけそうならないように堪えてくれ。頼む」
「……そ、」
「頑張れ」
「……」
「返事は?」
「は、はい」
「よし。頼んだぞ?」
 身体を離して阿知波の頭を撫でてやると、彼は顔を赤くさせながら「反則……」と呟いていた。たぶん蒼の気持ちは伝わったんだろう。
「ありがと蒼ちゃん。そろそろ行こうか」
 阿知波はもう一度蒼を抱き締めた後、外に行こうかと蒼を促した。ようやく本来の目的を思い出してくれたようだ。
 ほとんどは阿知波が対応してくれると思うが、この後は両チーム共に混乱するだろう。まずはBLUEのメンバーという奴らを確認する事が先決だ。気を引き締めないと。
「蒼ちゃん?」
「ああ……今行く」
 阿知波はドアを開けて待っててくれていた。蒼は気持ちを切り替え、阿知波の後に続き部屋を出ていった。
 部屋を出ると、阿知波が蒼の腰に手を回してきた。目立ちたくないと言ってるのになんでこいつは学習しないんだろう。心の中で舌打ちしてしまう。
「……手、どかせ」
「だって蒼ちゃん歩くの大変そうじゃん」
「お前が引っ付いてたら余計歩きにくい」
「心配してるのに~」
「目立ちたくないって言ったよな?」
「蒼ちゃん……総長なんだからとっくに目立ってると思うよ?」
「目立つ意味が違うだろ。余計な事したらすぐ帰るからな」
「……チッ」
「帰る」の言葉でようやく諦めてくれたらしい。ふてくされながらも手を離してくれた。ようやく本題に入れそうだ。
「うちのメンバーは?」
「ああ……あっちにいる。逃げないように縛ってあるけどごめんね?」
 阿知波は溜まり場の隅に視線をやった。蒼も見てみると四人の男が同じ場所に身を寄せて座っていた。
 皆が俯いていて顔は分からないが、彼らは西高の制服を着ていて、周りを数人のBLACKのメンバーに固められていた。あれでは逃げる事は難しいだろう。
「確かにうちの制服だなあ」
「でしょ? 顔見てみる?」
「ああ。上原と速水も呼んでいいか?」
「いいよ」
 阿知波と会話を終えて上原達を見ると、向こうもみんなしてこっちを見つめていた。もしかして、ずっと見られてたんだろうか。
「あいつらずっと見てたのか?」
「さあ……どうだろうね?」
 阿知波はいつものようにはぐらかしたが、顔が少し笑っているからたぶん見られているのに気づいてたんだろう。そんなに自分達を見るのが楽しいのだろうか。それほど面白い会話をしているつもりはないんだけど。
「まあいいや。上原! 速水!」
「えーと、白坂と橘も来い」
 蒼と阿知波が声を上げて皆を呼ぶと、最初は驚いていたがすぐに来てくれた。雅宗さんも後ろからついてくる。
 最初に口を開いたのは上原だった。
「話は終わりましたか?」
「うん。これから捕まえてある奴らを確認する」
「分かりました。速水もチームの人間か確認して下さい」
「はい。……にしても、本当に総長と阿知波って付き合ってるんですね~前に比べて二人の空気が甘いんですもん」
「は? 何言ってんだ速水……頭でも打ったのか?」
 そんなに甘い雰囲気になったつもりは無いし、阿知波が勝手に構ってくるだけだ。そんな事を言われるのは納得できなかった。
「何て言うか……前はガチな殺伐としたケンカって感じでしたけど、今はただの痴話ゲンカにしか見えないっス。阿知波も総長のそばにいる時は雰囲気違いますし」
「……」
「そうだなあ……さっきも蒼ちゃん来たらこいつ大人しくなったしな」
「ご主人様とペットって感じ~? あ、猛獣使いかも~」
「うるせえぞ橘」
「だって本当の事じゃんか~」
 まさかと思ったが白坂と橘まで頷いてしまった。阿知波が橘を叱ったが、本人はどこ吹く風だ。そんなに自分達は甘い雰囲気を出していたんだろうか。死にたい。
「……」
「蒼? どうしました?」
「……」
 上原は何も言ってないけど、特に反論をしないと言う事は白坂達と思っている事は一緒だろう。違うと思ったらちゃんと口にする奴だから。
「上原、お前も俺達の事……甘いと思うか?」
「そうですねえ……阿知波が人前でキスしようとするくらいですし、前に比べたら充分甘いかと」
「……そうか」
 やっぱりそうだった。上原も同じだった。なんだか味方がいなくなった気がして、気づけば阿知波の頭を殴っていた。 
「何すんの蒼ちゃん!」
「悪い。ちょっとムカついた」
「はあ!? 意味分かんねえ!」
「みんな、行こう」
 阿知波の声を無視して皆を促すと、皆はまだ笑っていた。何が面白いのかさっぱり分からない。
「何だよ」
「これが舞の信者にも伝わればいいんですけどねえ」
「蒼君すごいねえ。黒夜がここまで言う事聞くの珍しいんだよ?」
「はあ」
 上原と雅宗さんが答えてくれたが、たぶんいつも白坂が言っている事と同じニュアンスだった。やはり今までよりは甘いようだ。上原の言うように、これを舞達が理解すれば早く片付くのかなと思うけど、それを理解しないのが舞と信者だよなとも思う。難しい所だ。





 捕らえられた四人の所に行くと、その四人が顔を上げた。
「蒼ちゃん、こいつらだよ」
「ああ……」

「「「「蒼ちゃん……?」」」」
 四人は阿知波が蒼を呼ぶと顔を見合わせて何かをひそひそ囁いていた。何か思う所があるらしい。やはり阿知波が名前で呼んでいるのが珍しいのかもしれない。
「てめえらは黙ってろ」
「ひっ……」
 四人は阿知波に睨まれて口を閉じたが、蒼達を見てもあまり反応がなかった。
 どういう事だろう。BLUEの人間ならばもっと反応してもいいはずだ。しかも、四人の顔は蒼の記憶の中には無い顔だった。上原と速水を見ても同じらしく、黙ったまま特に反応していない。
 黙ってこちらを凝視している四人を見ながら、阿知波が尋ねてくる。
「蒼ちゃん、こいつらに覚えある?」
「……ないな。お前らは?」
 上原と速水にも聞いてみるが、やはり首を振った。
「覚えがないですね」
「俺も」
 幹部三人に覚えがないという事は、BLUEの人間ではない。これは確定だ。そこまで認識されていないのにBLUEを名乗るなんて馬鹿げている。すぐにバレると思わなかったんだろうか。
「なんでうちを名乗るんだ?」
「さあ……うちとBLACKを険悪にしたかったんじゃないですか?」
「やっぱり舞の手下なんですかねー」
「どうする?」
「ちょ、ちょっと待て!」
「ん?」
 三人で話していると四人のうちの一人が話しかけてきた。何か言いたい事があるらしく、身を乗り出してこちらを見ていた。
「何だ?」
「総長と副総長がBLACKを潰せって言ったんだ!」
「は? 何言って……」
「俺達、確かに聞いたよな?」
「ああ……BLACKを潰してこいって……」
「だから俺達はBLACKの奴を襲った」
「全て総長と副総長の指示だ」
 四人は口々に「総長と副総長に指示された」と言い張った。上原は蒼に向かって首を振っている。自分も指示を出した覚えはない。しかも、何となくだが四人は蒼達を知らないような気がする。知っていたら敬語になるはずだが、こいつらは普通にタメ口で話している。幹部とは知らないけれど、BLUEの人間だと分かっているような、そんな話し方だった。
 蒼は阿知波の制服を引っ張り、四人に聞こえないように耳元で囁いた。
「阿知波、こいつらに俺達が来る事言ったか?」
「……」
 阿知波はなぜか固まっている。何かあったんだろうか。
「阿知波?」
「……いい」
「は? 何?」
「制服引っ張って掴んだまま耳元で囁くとかヤバすぎ……可愛い……」
「……」
「蒼ちゃん可愛い~…」
 阿知波は両手で自分の顔を覆って悶えていた。気持ち悪い。
「しっかりしろバカ!」

 バフッ!!

「いだっ……」
「……ったく気持ち悪い」
 こんな真面目な時に何を言ってるのかと尻を蹴ると、阿知波は蒼を見つめてきた。
「……蒼ちゃんのバカ!」
「はいはい後でな。で、こいつらには俺達の事言ったのか?」
「……言った」
 阿知波は蒼の態度が不満そうだが、とりあえず質問に答える気にはなったらしい。ぼそぼそと答え始めた。
「何て?」
「BLUEの奴を呼んであるから待ってろって」
「俺達が幹部って事と名前は言ったか?」
「んー……そういえば言ってないかも?」
 阿知波は少し空を見つめたかと思うと首を傾げた。こいつの事だからあまり覚えてないんだろう。どこまでも適当な男だ。
 それを分かっているはずなのに、ちょっと疲れている自分がいた。
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