1 / 8
序章:異世界転生は終わってる
プロローグ:間違い勇者
しおりを挟む
「どうしてこうなった」
城の門の前で光を失った目をした天霧凛音は誰に言うでもなく、ボソリと呟いた。
数時間前、リンネは異世界へと招かれた。リンネを招いたのは【ヴァルバナード王国】国王のシュナイダー・ヴァルバナードである。
なんでも『この【異世界】と呼ばれるこの世界では、再び魔王が復活。対応に困った国王が古くより伝わっている〝勇者転生〟を実行した』とのこと。
その転生に巻き込まれたのがただの高校生、道端を歩いていた高校生、旋毛からピンと生えたアホ毛がチャームポイントの高校生、それがリンネだった。
「転生者にはランダムで〝魔法〟とは異なる〝能力〟が手に入っている。確認してみるといい」
「わかりました」
確認方法を教えてもらい、早速〝スキル〟とやらを調べたリンネ。頭の中に浮かんだ情報を確認する。
「《化け物》って浮かびましたけど……」
「……もっと集中して見ろ。より正確な情報がわかるはずだ」
「……わかりました」
国王の言う通りに《化け物》という文字を深く集中して見る。
すると……
《化け物》
・圧倒的な身体能力の強化
・超再生能力
・喰えば喰うほど強くなる
「……らしいです」
「うん。お前、多分勇者違うわ」
そして冒頭へと戻ってくる。
国王曰く
『その〝スキル〟は穢れておる。神聖なる勇者ではない。ごめんね』
「ふざけるな」
自然とツッコんでしまったのは言うまでもない。『ごめん』と言っておきながら追放する辺り、相当この国は焦っているのだろう。それにしてもあんまりだとは思うが……。
「金なし、宿なし、頼みの〝スキル〟は割と意味不。……野宿でもするか」
一応国王から申し訳程度ではあるが【ヴァルバナード王国】とその近辺のマップ・出現モンスターや薬草などの図鑑(?)が渡された。
「えっとなになに。【ヴァルバナード王国】近辺の森【シアレンス】か……。出現モンスターもそんな強くないみたいだし、行ってみるか」
意外に平気そうな声色でリンネは【シアレンス】へと向かった。
城の門の前で光を失った目をした天霧凛音は誰に言うでもなく、ボソリと呟いた。
数時間前、リンネは異世界へと招かれた。リンネを招いたのは【ヴァルバナード王国】国王のシュナイダー・ヴァルバナードである。
なんでも『この【異世界】と呼ばれるこの世界では、再び魔王が復活。対応に困った国王が古くより伝わっている〝勇者転生〟を実行した』とのこと。
その転生に巻き込まれたのがただの高校生、道端を歩いていた高校生、旋毛からピンと生えたアホ毛がチャームポイントの高校生、それがリンネだった。
「転生者にはランダムで〝魔法〟とは異なる〝能力〟が手に入っている。確認してみるといい」
「わかりました」
確認方法を教えてもらい、早速〝スキル〟とやらを調べたリンネ。頭の中に浮かんだ情報を確認する。
「《化け物》って浮かびましたけど……」
「……もっと集中して見ろ。より正確な情報がわかるはずだ」
「……わかりました」
国王の言う通りに《化け物》という文字を深く集中して見る。
すると……
《化け物》
・圧倒的な身体能力の強化
・超再生能力
・喰えば喰うほど強くなる
「……らしいです」
「うん。お前、多分勇者違うわ」
そして冒頭へと戻ってくる。
国王曰く
『その〝スキル〟は穢れておる。神聖なる勇者ではない。ごめんね』
「ふざけるな」
自然とツッコんでしまったのは言うまでもない。『ごめん』と言っておきながら追放する辺り、相当この国は焦っているのだろう。それにしてもあんまりだとは思うが……。
「金なし、宿なし、頼みの〝スキル〟は割と意味不。……野宿でもするか」
一応国王から申し訳程度ではあるが【ヴァルバナード王国】とその近辺のマップ・出現モンスターや薬草などの図鑑(?)が渡された。
「えっとなになに。【ヴァルバナード王国】近辺の森【シアレンス】か……。出現モンスターもそんな強くないみたいだし、行ってみるか」
意外に平気そうな声色でリンネは【シアレンス】へと向かった。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ハイエルフの幼女に転生しました。
レイ♪♪
ファンタジー
ネグレクトで、死んでしまったレイカは
神様に転生させてもらって新しい世界で
たくさんの人や植物や精霊や獣に愛されていく
死んで、ハイエルフに転生した幼女の話し。
ゆっくり書いて行きます。
感想も待っています。
はげみになります。
幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。
灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。
曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。
婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。
前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ねえ、今どんな気持ち?
かぜかおる
ファンタジー
アンナという1人の少女によって、私は第三王子の婚約者という地位も聖女の称号も奪われた
彼女はこの世界がゲームの世界と知っていて、裏ルートの攻略のために第三王子とその側近達を落としたみたい。
でも、あなたは真実を知らないみたいね
ふんわり設定、口調迷子は許してください・・・
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる