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第6章 東の果てのイシュタル
第142話:レオナルド・ワイズマン
しおりを挟むVR格闘ゲームの最高峰──アシュラ・ストリート。
1年前にある男が引き起こした事件がきっかけとなり、惜しまれながらもサービス終了を迎えてしまったが、未だに話題に上る人気振りだ。
その最上位ランカーは、アシュラ八部衆と呼ばれていた。
アシュラ八部衆は全員アルマゲドンプレイヤーとなっており、異世界転移させられてこちらの世界──真なる世界に飛ばされてきている。
(※未確認ながらもセイメイの談なので信憑性は高い)
ウイング = ツバサ・ハトホル。
姫若子ミサキ = ミサキ・イシュタル。
オヤカタ = ドンカイ・ソウカイ。
天魔ノ王 = セイメイ・テンマ。
ガンゴッド = ????・???・??。
焔☆炎 = ???・?????。
D・T・G = ?????・?・????????。
そして──獅子翁。
獅子のたてがみを連想させるたっぷりとした白髪と白髭をたくわえ、まるで仙人のような風体のアバターを好んで使う。
好々爺を演じるも中身はツバサと変わらない二十代。
格闘スタイルは空手やムエタイ、もしくは打撃系の中国拳法を主体とした立ち技を好むも、先読みに優れた柔術系も扱う熟練の腕前。
姫若子ミサキが師匠と崇める人物でもある。
アシュラ以前からネット上での交流があるらしく、アシュラ内でもよく共に行動していたため、一部では「獅子翁のお稚児さん?」とも囁かれていた。
その獅子翁が突然──行方を眩ました。
アシュラ・ストリートがサービス終了を迎える直前、誰に別れを告げるでもなくログインしなくなり、音信不通となってしまったのだ。
弟子のミサキは大いに心配した。
師匠に何かあったのでは? とツバサたちに泣きそうな声で縋りついてくると、どうにかして連絡を取ろうとしたが、すべて徒労に終わった。
なにせ、獅子翁とはネット上でしか交流がない。
弟子のミサキはおろか親友のツバサでさえ、現実での連絡先を知らない。現実ではどこに住んでいる何者かさえわからないのだ。
無論、メールアドレスやSNSに送信しても梨の礫である。
ミサキ同様、アシュラ以前から親交のあるツバサも心配になって八方手を尽くして探したし、その才能を買っていたドンカイも協力してくれた。
だが──獅子翁の行方は杳として知れなかった。
~~~~~~~~~~~~
「その獅子翁が……どうして此処にいる?」
柱と見紛う巨大な氷の牙に囚われたレオナルド。
磔みたいな格好で項垂れるレオナルドにツバサは詰め寄っていく。
レオナルドはささやかなため息を漏らすと観念した。
「仕方ない、釈明や弁解にしかならないが……」
「言い訳なら地獄で聞く」
夜叉の顔となったツバサは拳をボキボキと鳴らした。八大地獄の責め苦をフルコースで味わわせる獄卒の表情で、燃えるような吐息を噴いていた。
──殺る気満々である。
こちらの殺気を感じたのか、レオナルドは血相を変えた。
「話をさせるつもりがないのか!? 言い訳ぐらいさせてくれ!」
冗談だ、とツバサは真顔に戻った。
それからツバサも苛立ちを抑えようとため息をつく。
「大方の察しはついてるつもりだ。間違っていたら指摘しろ」
ツバサはこれまで得た情報から、獅子翁ことレオナルド・ワイズマンが行方を眩ました理由や何が起こっていたかに見当がついていた。
「おまえ、ネットから失踪する前にポツリと漏らしたよな」
大きなグローバル企業に就職した──。
内部機密の管理が異常なくらい厳しい──。
ネット上の関係も制限されるかも知れない――。
「その大企業がジェネシスだろ? そして、真なる世界への転移を隠された主題としていたアルマゲドンのGMに任命されたため、不用意な発言をしないようネット上の関係を断たざるを得なかった……そんなところか?」
これをレオナルドは──肯定した。
「訂正するところがない洞察だな」
さすがだよ、とレオナルドは左頬だけを緩ませた。
ニヒルな笑みが似合う悪役みたいな男だ。
以前の獅子翁と態度や素振りは重なるも違和感を覚える。
あちらは白髪三千丈の仙人といった風貌で、おまけに髪や髭どころか眉まで白髪で真っ白だったため、表情があまり窺えなかったのだ。
早い話、顔色を読むのが大変難しかったのである。
あれはちょっとした覆面だったので、それが違和感の正体だろう。
「最初は他愛ない興味だったんだがね」
当時――ジェネシスは怪しい噂が囁かれていたという。
その怪しい噂に興味を持った獅子翁は、生まれ付いての詮索癖からジェネシスを調べ始め、「どうせなら」と正社員になって内部から真相を探ろうとしたら、あれよあれよという間に出世してしまったらしい。
「我ながら自分の有能さに驚かされてしまったよ」
「その物言いはなんか腹立つ……ん?」
その時、ツバサはあることに気付いた。
「おまえ、アシュラ時代に『ツバサとそんな変わらない年だ』と言ってたが、クロコたちの上司だろ? ってことは……いくつなんだ?」
メイド長クロコが24、情報官アキが22、女騎士カンナが28。
爆乳特戦隊の年齢がこんな感じだ。彼女たちより下とは思えないし、何よりカンナが「レオ殿とは幼馴染みだ」と自慢していたはずだが……。
「当年とって29歳だが、それがどうかしたかね?」
「29ッ……俺より全然年上じゃないか!?」
同い年か、精々セイメイのように3つ上ぐらいだと思ったのに、立派な青年ともいうべき年齢である。聞こえは悪いがアラサーだ。
「人間、二十歳を超えたら“大人”という括りで見るべきだ……と俺は思っている。だから、ツバサとレオナルドは対等だよ」
「そうは言うけどなぁ……年功序列って知ってるか?」
年上には敬意を払うべきだ、と考えているツバサは胸中複雑だ。
かといって、アシュラ以前から同い年だと思ってタメ口を聞いてきた友人に改まることも難しい。ツバサは態度を変えずに話し続ける。
「それで、獅子翁がレオナルドになったわけか」
獅子翁──レオナルド・ワイズマン。
獅子に由来するハンドルネームは、彼の本名に由来するという。
「俺の本名は賢持獅子雄といってね、我ながら獅子には思い入れがあるのさ」
君の“翼”という名前と同じだよ──ウィング。
かつてのハンドルネームで呼ばれたツバサは瞳を閉じた。
「その名で呼ばれても意味はないな、既にアシュラは終わったんだから」
「そうだな……だが、あの頃を思い出さない時はない」
ツバサもレオナルドも、楽しかったアシュラに未練はある。
しばしの間、在りし日の回想に2人は浸った。
「そんなわけでおまえの事情はわかる。だからと言って──」
ツバサは怒りの形相も露わに太ももを高く持ち上げると、これでもか! というくらいレオナルドの右頬を靴底で踏んづけた。
氷漬けで動けないから、やりたい放題である。
「俺たちに一言の断りも無しに姿を消すとはどういう了見だこの野郎!? せめて別れの言葉くらい残していけバカ野郎!」
これぐらいの荒っぽい鬱憤晴らしは許してもらおう。
ツバサも心配したのだ──好敵手と認めた行方知れずの親友を。
「むぎゅっ……し、仕方なかったんだ! アルマゲドンの、それもこちらの世界への転移はトップシークレット中のトップシークレットだったし、少しでも臭わせることはできなかった! だから、消息不明になるしか……」
「嘘でも方便でもいいから、なんか言っておけ! 俺やドンカイさんはともかく、ミサキ君がどれだけおまえの心配をしたと思ってるんだ!?」
「そのことは……本当に申し訳ないと思っている」
ミサキの名前を出すと、レオナルドは神妙になって反論しない。それどころか落ち込んでいた。一目でわかるほどのへこみッぷりだ。
レオナルド──獅子翁は弟子を溺愛していた。
ネット限定だが弟子ができた、と獅子翁に報告されたことがある。
その時の会話をツバサは忘れない。
弟子を取ったという獅子翁にツバサは──。
『へえ、女の子か? 可愛いのか? 美人なんだろ?』
『美人だし、可愛いし、綺麗だよ……だが、男だ』
美少女と見紛う美少年──つまり、男の娘の弟子だという。
『だが……眼に入れても痛くないほど可愛い! 弟子のためなら死ねる! あの子がどんどん強くなるのがステキだ! あの子の成長をずっと見守りたい!!』
『ダメだ、コイツ──病気だ』
おっぱい星人の獅子翁が美少年趣味に走ったかと疑ったほどだ。
「せめて、ミサキ君だけには打ち明けておくべきかとも思ったんだが……万が一ということもある。人の口に戸は立てられんし、吐いた唾は飲み込めん」
苦渋の決断だった、とレオナルドは悔しそうに唇を噛んだ。
その気持ちを、ツバサはいくらか酌んでやる。
ツバサもミサキの才能に惚れ込んでいるが、最初にその才能を見出した獅子翁の可愛がりは眼に余るほどだったのだ。過保護と言ってもいい。
「俺だって……ミサキ君と別れるのは辛かった。しかし、社会人として、勤め人としての責務と、それに探求心がどうしても抑えられなくてな……」
愛する弟子にも、無言の別れを貫くしかなかったという。
「それで──アルマゲドンではGMになってストーカーしていたと?」
「違うッ! 断じて違うッッッ!!」
これは──本当に偶然なんだ!
レオナルドは力説し、弁解のために熱弁を奮った。
「ウィング、いやツバサ君なら勘付いていると思うが、内在異性具現化者は魂の力が常人と比べて段違いに強い。それは良くも悪くも、今後この世界に多大な影響をもたらすものだ。だから……見守る必要があったんだ」
監視──という言葉をレオナルドは避けた。
彼自身、ミサキを監視していたとは思ってないはずだ。
「じゃあ、おまえがミサキ君付きのGMになったのは……」
自嘲するようにレオナルドは鼻で笑う。
「本当に偶然さ……奇跡のような役割分担だよ。運命の神様がいるとしたら、感謝するべきか呪うべきか迷ったくらいだからな」
前述のように内在異性具現化者は要注意人物である。
このためアルマゲドン運営のトップは、様々な理由を付けてはGMたちに彼らを監視しろと命じたという。
そして、レオナルドにはミサキの担当が割り振られたのだ。
本当に奇跡のような偶然だったらしい。
この状況でレオナルドに嘘をつく理由は見当たらない。
元々、誠実を絵に描いたような男である。
正体を隠してミサキに近付くのも、彼を騙しているようで気が退けて、自責の念に嘖まれていたに違いない。生え際の後退からそれが窺えた。
「あれやこれやと気苦労が絶えなかったんだな……」
ツバサは同情して涙ぐむ。
「なんだい、君までクロコたちみたいに人の額をジロジロと見つめて……というか、君も内在異性具現化者になっているのは知っていたが、その、なんとも重そうな乳房は……眼のやり場に困るな」
レオナルドはツバサの哀れむような視線に文句を付けると、堅そうな頬をわずかに赤らめて眼を伏せた。
氷の牙に囚われて、やや前傾姿勢な形で固まっているレオナルド。
ツバサはその真正面に立っているため、レオナルドが普通に顔を上げただけで、彼の目の前に大迫力の超爆乳が迫ってくるのだ。
恥じらうレオナルドに、ついついツバサはにやついてしまう。
「俺よりも巨乳爆乳大好きのおっぱい星人のくせして、そういう常識人ぶるところも相変わらずだな……このムッツリスケベめ♪」
「自分が女体化したと自覚を持ちたま……理不尽に痛いッ!?」
レオナルドが動けないことをいいことに、ツバサはおっぱいに眼を奪われた彼の頬をおもいっきり平手打ちで張り倒した。
それから真面目な話を戻り──ツバサは重ねて尋ねる。
「ミサキ君に“俺が獅子翁だ”と明かせなかったのは、アルマゲドン時代なら機密だったわけだ。こちらの世界に来てからは、告白するタイミングも白状する機会も逃し続けてきたってところか?」
「恥ずかしながら……そういうことになるな」
だから悪役のフリをして喧嘩を吹っ掛け、もう一度ミサキの資質を再確認すると、「自分を部下にしてほしい」と頼み込んだという。
いつでも近くで彼を見守るために──。
「本当、おまえミサキ君大好きだな……」
「当たり前だ! 俺にとって最愛の弟子なんだぞ!」
眼に入れても痛くないとは、正にこのことだ。
その熱意は、アシュラの頃から呆れるほど伝わっていた。
レオナルドがミサキのために尽力することはあっても、ミサキの害になるようなことは絶対にしない。ミサキに何かあれば、レオナルドは怒り狂うだろう。
「わかった……今日のところはおまえの弁を信じよう」
話も済んだので、元の空間に戻ることにした。
「……その前に、この氷をどうにかしてほしいな」
「お、そうだな」
ツバサが念じれば氷は溶け、蒸気となって消える。レオナルドは解放された手足を動かして、支障ないかを調べていた。
「安心しろ、後遺症なんか残さんさ」
「わかっているが……昔、凍傷になりかけたことがあるのでね」
心配性だな、とツバサは少し呆れた。
慎重派の上にこういう気弱さがあるのが、レオナルドという男だ。
「じゃあ──元の空間に戻るぞ」
位相にあるこの特殊空間なら、丸1日費やして話し込んでも通常空間では1秒にも満たないが、解除して通常空間に戻ったとき、ミサキやミロのように勘のいい子なら「何かあったのかな?」と気付くかも知れない。
話を終えた2人に、幾ばくかの違和感を覚えるだろう。
それを見破られぬためにも素知らぬ振りをする。
ツバサとレオナルドは「何度かニアミスしているけど、ほとんど初対面のプレイヤーとゲームマスター」という関係を貫くしかない。
レオナルドの嘘に付き合う形になるが……致し方あるまい。
今この場で『レオナルドの正体は獅子翁だ!』と、ミサキ君にバラすのも大人気ないし、嫌がらせみたいで好きじゃない。
もう少し──時を置いてからでもいいだろう。
「しばらくは俺も騙されてやる……貸しひとつだな」
「すまん……恩に着るよ、ウィング」
ツバサ君でいいさ、と朗らかに微笑んだ。
「まあ、後はおまえがヘマをするかしないかの問題だな」
ミサキは現在進行形で成長中だ。
何かの拍子で観察眼を働かせて、レオナルド=獅子翁だと見破る可能性もなきにしもあらずだ。その時はもう諦めるしかない。
むしろ──ミサキの成長っぷりを讃えるべきだろう。
「……正直、いつミサキ君に正体がバレるやらと毎日冷や冷やだよ」
「その点はあまり心配ないと思うぞ?」
レオナルドと獅子翁の所作は──大分異なる。
ツバサですら一目見ただけではわからず、すれ違いとはいえ何度も会うことで気付くようになり、直接触ることでようやく見抜けたのだ。
「おまえ、意識して動きや口調を変えてるだろ?」
ツバサも騙されていたのだから、なかなかの演技力である。
「アカデミー助演男優賞ぐらいは狙えるかな?」
「いいや、ゴールデンラズベリー賞がいいところだな」
軽口を叩き合い、2人は通常空間に戻っていく。
「あとで詳しい話を聞かせろよ、それだけは約束しろ」
最後にツバサがそう告げると、レオナルドはしっかり頷いた。
~~~~~~~~~~~~
元の立ち位置に戻って、再び握手を交わす。
その瞬間──ツバサとレオナルドは通常空間に戻っていた。
「こちらこそよろしく、ツバサ君」
あくまでも初対面のフリをするレオナルド、演技もそこそこだ。
握手を解いたレオナルドの傍らにミサキやハルカが並ぶ。
なんだかんだ言っても、彼らの中では年長組だ。
まだ未成年であるミサキやハルカは、彼を頼っているのだろう。
「昨夜の通信でも少し触れたが、お互い伝えたいことや、話し合いたいことが山ほどあるようだ。ジン君が応接間でお茶を煎れて待っている」
どうぞ中へ──レオナルドはツバサたちを手招く。
出迎え係を務めた後は、案内係もやってくれるらしい。
イシュタル一家のリーダーはあくまでもミサキだ。
レオナルドは年若い当主を補佐する片腕的存在。有能なれどまだ未熟な面もある当主をサポートする腹心でもあるらしい。
この見た目なので、ヤクザの若頭にしか見えないけどな。
「あっ、そうだ。レオナルド……さん、ちょっと待ってくれ」
呼び捨てかけたツバサは、慌ててさん付けする。
呼び止められたレオナルドも、ぎこちなく振り向いた。
「どうかしたかね、ツバサ君?」
「いや、あなたに会わせたい人……というか、会いたがってる奴がいて」
ツバサはチラッ、と肩越しに後ろを見遣る。
そこでは──我慢の限界を迎えた駄メイドのクロコが痙攣していた。
直立不動の姿勢で立ち尽くしているのだが、全身像がぼやけるほど身体を震動させており、固く結んだ唇からは涎が滝のように流れている。
瞳からハイライトが消え──理性を失いかけていた。
「レオ様レオ様レオ様レオ様レオ様レオ様レオ様レオ様ッ……」
エロスの権化にして変態の鑑。
しかし、どれほど腐り果てようとメイドのはしくれ。
敬愛する主人のツバサと、上司にして求愛の対象でもあるレオナルドの話が済むまで、舌を噛み千切りそうな勢いで我慢していたらしい。
「レオ様レオ様レオ様…………レオサマアァァァオォォォアーーーッ!」
野獣の雄叫びを上げたクロコは、それこそ野獣ばりの体勢でレオナルドへと飛び掛かる。かぎ爪みたいに広げた手の指がまた野獣らしい。
途中、どうやっているのかメイド服を脱皮するみたいに剥ぎ取っていくと、産まれたままの姿でレオナルドを押し倒そうとする。
しかし──さすがは彼女の上司である。
レオナルドは慌てず騒がず、ツバサくらいの動体視力がないと眼で追えない速度で手を伸ばすと、クロコが脱皮したメイド服を再び彼女に着せて、飛び掛かってくる体勢を矯正させると、逆に彼女をその場で組み伏せた。
「なんて早い脱衣と矯正着衣! アタシじゃなきゃ見逃しちゃうね」
「俺やミサキ君にも見えてるから安心しろ」
「な、なんなんですか、あのクロコさんってメイドは……ッ!?」
初めてクロコの本性を目の当たりにしたミサキは当惑する。
「ライカンスロープ系の能力でも持ってるんですか?」
「だとしたら、雌豹になる能力だろうな」
ツバサは雌ライオンだが──自爆しかけた口を閉じる。
一方、レオナルドは必死でクロコを調教していた。
一見すると軍服男がメイドを虐待しているようしか見えないが、昂ぶる性欲で暴れまくるクロコを見れば、そうではないとわかるはずだ。
「落ち着け! クロコ落ち着け! ハウス! ステイ! 伏せ!」
「ガルルルルッ……レオ様レオ様レオ様! もうキスだけでもいいんです! この場は口付けだけでも我慢します! それだけでクロコはきっと満足できますッ! 後で夜這いに行くまで辛抱いたしますからッ!」
「おまえ、それだけじゃ済まないだろ! いいからステイ! ったく……異世界に来て大人しくなるどころか悪化するとはなぁ」
暴漢を抑え込むように体術を用いてクロコを大人しくさせようとするレオナルドだが、半年ぶりに愛しい人と会えたクロコは止まらない。
想像を絶するほど溜まっていたのだろう──彼女の中で情念が。
愛(欲)の力でレオナルドを振り解こうとする。
それをレオナルドが再び押さえ込み、また振り解いて…………。
上司と問題児の激しい攻防は10分ほど続けられた。
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