ヘヴンリー・ヘル ~姦ノ島~

クロナミ

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一日目

16

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「…………」

 女は、すこし驚いて、目の前で荒い息を吐いている男を見つめた。

「わたしと、シテくれないの?」

 女は、みじめそうに言うと、おもむろにワンピースを脱いで、白い裸体を男の前にさらした。

「わたしのカラダは、もうこんなになっちゃってるのに……」

 女は左手で尖った乳首をいじりつつ、右手を股の間に入れて、ぴちゃぴちゃと音を立てながら、自分を慰めはじめた。

「んあっ、ああぁっ、あんっ、ああぁんっ……」

 その、あまりにも淫靡な光景を見つめているうちに、男の股間のそれは、ふたたび、これまでにないほど熱く怒張した。

(すごい……。いやらしい汁を、あんなにこぼして、もうベッドがぐしょぐしょだ)
(そんなに僕としたかったのかな……。ずっと、僕とこうなることを夢見てたのかな……)

「んあっ、あぁんっ……、おねがいっ……、もうだめっ……ほしいのっ……っ!」
 
(僕のカラダが、欲しい? 僕のモノになりたいってこと?)

 男の頭の中で次第に恐怖が薄れていき……その事実に、あらためて恐怖する。

(ダメだ……っ、うまくモノを、考えられない……)
(一度、頭をスッキリさせなくちゃ……)

 男は、女の裸体を凝視しながら、みずからのモノを片手で握り、激しくしごきはじめた。

 しかし、

「ダメ」
 
 女が素早く男の腕をつかんで、それをやめさせた。

「えっ……」
「ダメだよ。ひとりでイッたら。出すなら、わたしの中に出して?」

 女は微笑んで言いつつ、そのまま奇怪に蠢く指で、男のそれをいじめはじめる。

「あぁっ、そんなぁっ――」
 
 切ない悲鳴をあげる男の口を、女の手がふたたび塞ぐ。

「んんんっ!! んんっ、んんんんっー!!」
「ねえ…? わたしと、ひとつになりましょう?」

 女は、みずからの愛液に塗れた指を、男の口に押し込んだ。

「んん!?」
(なんだ、これ……? すごく甘くて、すごく、美味しい……)

 男は、女の指を夢中でしゃぶりながら、だんだんと表情を弛緩させていく。

(あぁ、おいしい……すごく……。ずうっと、このまま、何時間でも舐めていたい……)

 女は、そのまま男をベッドに押し倒すと、今度は彼の顔の上に跨って、愛液をだらだら流し続ける秘所を、男の口に押し付けた。

「んんんっ!! んんっ………」

 目を見開いた男はしかし、すぐに女のそれを狂った獣のように夢中で舐めはじめる。

「あぁあんっ、すごく、じょうず……。うれしい……、ねえ、もっとして……もっと、はげしく……」

 言って、女は男の顔の上でみずからも腰を振り始める。

 粘つく愛液を顔じゅうに塗りつけられた男は、脳をとろけさせる刺激的な匂いの中で、ついに――、完全に恐怖を忘れた。

(僕とシたくて…こんなに、興奮してくれてるんだ……)
(僕を選んでくれたんだ……この僕を)
(僕の魅力を、誰よりもよくわかってくれてるんだ……)
(ああ、幸せだ……。もう恐れることは、何もない)
(僕は、このひとと、ひとつになる――)

 歪んだ思考の中で、ついに取返しのつかない決断をした男は、女の腰を掴んでその動きを止めると、愛液を滴らせるその熱い肉穴に、みずからの舌先をぐっと突き入れた。

「んっんああぁああんっ!」

 快感に叫んだ女は、男の顔を見下ろして、微笑む。

「わたしと、ひとつになってくれるの……?」

 男は、うなずいた。

「うれしい……」

 女は目を潤ませて言うと、ゆっくりと体を下にずらして、男の熱くいきり立ったそれを、みずからの秘所にあてがった。

「すごく、おいしそう……。じゃあ、いくよ……?」

 言って、その黒い瞳に妖しい光を宿らせた女は、次の瞬間、じゅぷんっ! と一気に腰を落として、男のそれをみずからの肉穴の奥深くまで咥えこんだ。
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