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一日目
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「…………」
女は、すこし驚いて、目の前で荒い息を吐いている男を見つめた。
「わたしと、シテくれないの?」
女は、みじめそうに言うと、おもむろにワンピースを脱いで、白い裸体を男の前にさらした。
「わたしのカラダは、もうこんなになっちゃってるのに……」
女は左手で尖った乳首をいじりつつ、右手を股の間に入れて、ぴちゃぴちゃと音を立てながら、自分を慰めはじめた。
「んあっ、ああぁっ、あんっ、ああぁんっ……」
その、あまりにも淫靡な光景を見つめているうちに、男の股間のそれは、ふたたび、これまでにないほど熱く怒張した。
(すごい……。いやらしい汁を、あんなにこぼして、もうベッドがぐしょぐしょだ)
(そんなに僕としたかったのかな……。ずっと、僕とこうなることを夢見てたのかな……)
「んあっ、あぁんっ……、おねがいっ……、もうだめっ……ほしいのっ……っ!」
(僕のカラダが、欲しい? 僕のモノになりたいってこと?)
男の頭の中で次第に恐怖が薄れていき……その事実に、あらためて恐怖する。
(ダメだ……っ、うまくモノを、考えられない……)
(一度、頭をスッキリさせなくちゃ……)
男は、女の裸体を凝視しながら、みずからのモノを片手で握り、激しくしごきはじめた。
しかし、
「ダメ」
女が素早く男の腕をつかんで、それをやめさせた。
「えっ……」
「ダメだよ。ひとりでイッたら。出すなら、わたしの中に出して?」
女は微笑んで言いつつ、そのまま奇怪に蠢く指で、男のそれをいじめはじめる。
「あぁっ、そんなぁっ――」
切ない悲鳴をあげる男の口を、女の手がふたたび塞ぐ。
「んんんっ!! んんっ、んんんんっー!!」
「ねえ…? わたしと、ひとつになりましょう?」
女は、みずからの愛液に塗れた指を、男の口に押し込んだ。
「んん!?」
(なんだ、これ……? すごく甘くて、すごく、美味しい……)
男は、女の指を夢中でしゃぶりながら、だんだんと表情を弛緩させていく。
(あぁ、おいしい……すごく……。ずうっと、このまま、何時間でも舐めていたい……)
女は、そのまま男をベッドに押し倒すと、今度は彼の顔の上に跨って、愛液をだらだら流し続ける秘所を、男の口に押し付けた。
「んんんっ!! んんっ………」
目を見開いた男はしかし、すぐに女のそれを狂った獣のように夢中で舐めはじめる。
「あぁあんっ、すごく、じょうず……。うれしい……、ねえ、もっとして……もっと、はげしく……」
言って、女は男の顔の上でみずからも腰を振り始める。
粘つく愛液を顔じゅうに塗りつけられた男は、脳をとろけさせる刺激的な匂いの中で、ついに――、完全に恐怖を忘れた。
(僕とシたくて…こんなに、興奮してくれてるんだ……)
(僕を選んでくれたんだ……この僕を)
(僕の魅力を、誰よりもよくわかってくれてるんだ……)
(ああ、幸せだ……。もう恐れることは、何もない)
(僕は、このひとと、ひとつになる――)
歪んだ思考の中で、ついに取返しのつかない決断をした男は、女の腰を掴んでその動きを止めると、愛液を滴らせるその熱い肉穴に、みずからの舌先をぐっと突き入れた。
「んっんああぁああんっ!」
快感に叫んだ女は、男の顔を見下ろして、微笑む。
「わたしと、ひとつになってくれるの……?」
男は、うなずいた。
「うれしい……」
女は目を潤ませて言うと、ゆっくりと体を下にずらして、男の熱くいきり立ったそれを、みずからの秘所にあてがった。
「すごく、おいしそう……。じゃあ、いくよ……?」
言って、その黒い瞳に妖しい光を宿らせた女は、次の瞬間、じゅぷんっ! と一気に腰を落として、男のそれをみずからの肉穴の奥深くまで咥えこんだ。
女は、すこし驚いて、目の前で荒い息を吐いている男を見つめた。
「わたしと、シテくれないの?」
女は、みじめそうに言うと、おもむろにワンピースを脱いで、白い裸体を男の前にさらした。
「わたしのカラダは、もうこんなになっちゃってるのに……」
女は左手で尖った乳首をいじりつつ、右手を股の間に入れて、ぴちゃぴちゃと音を立てながら、自分を慰めはじめた。
「んあっ、ああぁっ、あんっ、ああぁんっ……」
その、あまりにも淫靡な光景を見つめているうちに、男の股間のそれは、ふたたび、これまでにないほど熱く怒張した。
(すごい……。いやらしい汁を、あんなにこぼして、もうベッドがぐしょぐしょだ)
(そんなに僕としたかったのかな……。ずっと、僕とこうなることを夢見てたのかな……)
「んあっ、あぁんっ……、おねがいっ……、もうだめっ……ほしいのっ……っ!」
(僕のカラダが、欲しい? 僕のモノになりたいってこと?)
男の頭の中で次第に恐怖が薄れていき……その事実に、あらためて恐怖する。
(ダメだ……っ、うまくモノを、考えられない……)
(一度、頭をスッキリさせなくちゃ……)
男は、女の裸体を凝視しながら、みずからのモノを片手で握り、激しくしごきはじめた。
しかし、
「ダメ」
女が素早く男の腕をつかんで、それをやめさせた。
「えっ……」
「ダメだよ。ひとりでイッたら。出すなら、わたしの中に出して?」
女は微笑んで言いつつ、そのまま奇怪に蠢く指で、男のそれをいじめはじめる。
「あぁっ、そんなぁっ――」
切ない悲鳴をあげる男の口を、女の手がふたたび塞ぐ。
「んんんっ!! んんっ、んんんんっー!!」
「ねえ…? わたしと、ひとつになりましょう?」
女は、みずからの愛液に塗れた指を、男の口に押し込んだ。
「んん!?」
(なんだ、これ……? すごく甘くて、すごく、美味しい……)
男は、女の指を夢中でしゃぶりながら、だんだんと表情を弛緩させていく。
(あぁ、おいしい……すごく……。ずうっと、このまま、何時間でも舐めていたい……)
女は、そのまま男をベッドに押し倒すと、今度は彼の顔の上に跨って、愛液をだらだら流し続ける秘所を、男の口に押し付けた。
「んんんっ!! んんっ………」
目を見開いた男はしかし、すぐに女のそれを狂った獣のように夢中で舐めはじめる。
「あぁあんっ、すごく、じょうず……。うれしい……、ねえ、もっとして……もっと、はげしく……」
言って、女は男の顔の上でみずからも腰を振り始める。
粘つく愛液を顔じゅうに塗りつけられた男は、脳をとろけさせる刺激的な匂いの中で、ついに――、完全に恐怖を忘れた。
(僕とシたくて…こんなに、興奮してくれてるんだ……)
(僕を選んでくれたんだ……この僕を)
(僕の魅力を、誰よりもよくわかってくれてるんだ……)
(ああ、幸せだ……。もう恐れることは、何もない)
(僕は、このひとと、ひとつになる――)
歪んだ思考の中で、ついに取返しのつかない決断をした男は、女の腰を掴んでその動きを止めると、愛液を滴らせるその熱い肉穴に、みずからの舌先をぐっと突き入れた。
「んっんああぁああんっ!」
快感に叫んだ女は、男の顔を見下ろして、微笑む。
「わたしと、ひとつになってくれるの……?」
男は、うなずいた。
「うれしい……」
女は目を潤ませて言うと、ゆっくりと体を下にずらして、男の熱くいきり立ったそれを、みずからの秘所にあてがった。
「すごく、おいしそう……。じゃあ、いくよ……?」
言って、その黒い瞳に妖しい光を宿らせた女は、次の瞬間、じゅぷんっ! と一気に腰を落として、男のそれをみずからの肉穴の奥深くまで咥えこんだ。
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