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第1話 画面の天使、隣の氷
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【ルカ=ノエル配信画面】
同接:3,248人
コメント:待機!/ルカくん待ってたー!/今日も声が聞ける幸せ……/リアタイ死守
スーパーチャット:アカリより 10,000円 「ルカくん、今日もお疲れ様です! ルカくんの声がないと明日が来ません♡」
ルカ=ノエル(甘く低い声で):……お、今日も一番乗りだね。アカリちゃん、いつもありがとう。君がいてくれないと、俺も始まらないよ♡
✎ܚ
世界は、20時に一度死滅して、21時に再生する。
私、星宮(ほしみや)アカリにとって、その法則は物理法則よりも絶対だ。
大学の講義? バイトのシフト? 友人との付き合い?
そんなものは全部「余暇」に過ぎない。
私の人生の本番は、毎晩21時。推しであるVTuber「ルカ=ノエル」様の配信が始まる、その瞬間にしかないのだから。
「……あー、無理。尊すぎて無理。溶ける」
自室のベッドにダイブして、スマホの画面を拝む。
開始1分。
まだオープニングトークだというのに、すでに私の名前が呼ばれた。
しかも「君がいないと始まらない」?
はい、死亡。今、私の墓標が建ちました。死因、尊死。
ルカ=ノエル。
登録者数10万人ちょっとの、決して大手とは言えないVTuber。
銀髪にオッドアイという典型的な王子様アバターなのに、トークは驚くほど穏やかで、聞き上手。
何より、「ガチ恋距離」が近い。
大手ライバーみたいにコメントが滝のように流れないから、彼は一つ一つのコメントを丁寧に拾う。
特に、私の赤スパなんて、投げるたびに必ず拾ってくれる。
『アカリちゃんは、本当に俺のこと好きだねぇ。……ふふ、俺も好きだよ』
画面の中から、甘い吐息混じりの低音が鼓膜を震わせる。
高性能なバイノーラルマイクを通したその声は、脳髄を直接撫で回されるような感覚だ。
現実の男?
いらないいらない。あんな空気読めない、デリカシーない、私のことなんて見てくれない生物に何の価値があるの?
私にはルカくんがいる。
画面越しだけど、0センチの距離で私だけを見てくれる、最高の推しが。
「はぁ……好き……」
ため息とともに、画面の「彼」に指先で触れる。
冷たいガラスの感触だけが、唯一の現実行動。
でも、心は完全に彼に溶かされていた。
✎ܚ
「…………」
翌日、大学の講義室。
現実は無慈悲だ。昨夜の余韻に浸っていたいのに、目の前には「現実」という名の壁が立ちはだかる。
その壁の名は、月野(つきの)ルカ。
たまたま名前が同じだけの、私の隣の席の男子。
顔だけを見れば、正直、悔しいくらいに整っている。
切れ長の二重、高い鼻梁、色素の薄い瞳。
黙って座っていれば、少女漫画から抜け出してきたような美青年だ。
実際、入学当初は女子の注目を一身に集めていた。
「ねえ、月野くん、教科書見せてくれない?」「LINE交換しない?」
そんな黄色い声を、彼はどう処理したか。
「……無理」
一刀両断。
視線すら合わせず、表情筋をミクロも動かさず、ただ一言で遮断したのだ。
以来、彼は「氷の王子」と呼ばれ、遠巻きに眺められるだけの存在になった。
私にとっても、ただの「隣の席の置物」だ。
会話? したことない。
私が消しゴムを落とした時ですら、彼は無言で拾ってデスクの端に置いただけ。
礼を言う隙すら与えてくれなかった。
今日も彼は、窓際で頬杖をつき、気だるげに外を見ている。
私が席に着いても、反応はゼロ。
まあいいけどね。私にはルカ=ノエル様がいるし。
お前みたいな愛想のないイケメンより、画面の中の天使の方が一億倍尊いもんね。
『昨日の配信、マジ神だった……』
私はスマホを取り出し、裏垢(鍵付き)で昨夜の感想を投稿する。
『現実の男子なんてマジで興味ない。ルカくんだけが私の全て。あの声があれば、他には何もいらない』
送信。
ふと、隣の月野くんがポケットからスマホを取り出す気配がした。
通知でも来たのかな。
チラリと横目で見ると、彼は無表情のまま画面を数秒見つめ、
「…………」
ふっ、と。
本当に一瞬、瞬きするほどの短い時間だけ、目を細めた気がした。
え? 今、笑った?
いや、まさか。あの氷の彫刻が笑うわけない。見間違いだ。
彼はすぐにスマホをしまい、また無気力な顔で窓の外に視線を戻した。
なんだろう。
今の、一瞬だけ見せた空気。
どこかで……。
✎ܚ
その夜、21時。
私はいつものように待機画面で正座待機(気持ちだけ)していた。
OPが流れ、ルカ=ノエル様のアバターが動き出す。
『こんルカ~。みんな、待っててくれた?』
ああ、この声。
一日の疲れがすべて浄化されていく。
挨拶コメントが流れる中、私はいつものようにスパチャを飛ばす。
「ルカくんこんルカ! 今日は大学で隣の男子が塩対応すぎて疲れました……ルカくんの声で癒やしてください泣」
彼は少しだけ間を置いて、私のコメントを読み上げた。
『おー、アカリちゃん、こんルカ。……そっか、大学で塩対応されちゃったんだ』
画面の彼が、困ったように眉を下げる(Live2Dの動きが神がかっている)。
そして、少しだけ声を潜めて、マイクに近づくような音。
『……でもさ。その現実の男子も、本当は悪気がないのかもよ?』
え?
まさかの擁護?
いつもなら「そんな男忘れて俺においで」って言うのに。
『もしかしたら、その男も……本当はアカリちゃんのこと、気になってるのかもね』
「えっ」
『不器用なだけかもよ。……たとえば、言葉にするのが怖くて、見てることしかできない、とかさ』
ドキリとした。
ルカくんの声が、いつになく優しくて、でもどこか切実な響きを含んでいたから。
まるで、誰か特定の人を思い浮かべているような。
『……なんてね。まあ、俺はそんな塩対応しないけど。……アカリちゃんのこと、ちゃんと見てるから』
彼はふっと笑い、こう付け加えた。
『他の子たちには内緒だよ? ……最近、現実でちょっと寂しくてさ。でも、ある子がいつも見ててくれるから、俺、頑張れるんだ』
ある子。
いつも見ててくれる子。
それって……今日のスパチャの流れからして……。
私、だよね?
自意識過剰? 違うよね?
心臓がバクバクと暴れ回る。
画面の中の彼と、目が合っている気がした。
数千人が見ているはずの配信なのに、この瞬間、世界には私と彼しかいないような錯覚。
『ありがとう、アカリちゃん』
名前を呼ばれた。
私だけに向けられた、極上の「ありがとう」。
私は熱くなった頬を両手で包み込み、ベッドの上で転がり回る。
やっぱり、ルカ=ノエルしか勝たん。
現実の男子? 隣の月野くん?
知らない知らない。
私には、この画面越しの恋だけで十分なんだから。
……でも。
どうしてだろう。
今日のルカくんの言葉が、妙に耳に残って離れない。
『言葉にするのが怖くて、見てることしかできない』
その言葉の温度が、昼間に一瞬だけ見た、月野くんのあの表情と、奇妙に重なってしまったのは。
きっと、気のせいだよね。
(続く)
同接:3,248人
コメント:待機!/ルカくん待ってたー!/今日も声が聞ける幸せ……/リアタイ死守
スーパーチャット:アカリより 10,000円 「ルカくん、今日もお疲れ様です! ルカくんの声がないと明日が来ません♡」
ルカ=ノエル(甘く低い声で):……お、今日も一番乗りだね。アカリちゃん、いつもありがとう。君がいてくれないと、俺も始まらないよ♡
✎ܚ
世界は、20時に一度死滅して、21時に再生する。
私、星宮(ほしみや)アカリにとって、その法則は物理法則よりも絶対だ。
大学の講義? バイトのシフト? 友人との付き合い?
そんなものは全部「余暇」に過ぎない。
私の人生の本番は、毎晩21時。推しであるVTuber「ルカ=ノエル」様の配信が始まる、その瞬間にしかないのだから。
「……あー、無理。尊すぎて無理。溶ける」
自室のベッドにダイブして、スマホの画面を拝む。
開始1分。
まだオープニングトークだというのに、すでに私の名前が呼ばれた。
しかも「君がいないと始まらない」?
はい、死亡。今、私の墓標が建ちました。死因、尊死。
ルカ=ノエル。
登録者数10万人ちょっとの、決して大手とは言えないVTuber。
銀髪にオッドアイという典型的な王子様アバターなのに、トークは驚くほど穏やかで、聞き上手。
何より、「ガチ恋距離」が近い。
大手ライバーみたいにコメントが滝のように流れないから、彼は一つ一つのコメントを丁寧に拾う。
特に、私の赤スパなんて、投げるたびに必ず拾ってくれる。
『アカリちゃんは、本当に俺のこと好きだねぇ。……ふふ、俺も好きだよ』
画面の中から、甘い吐息混じりの低音が鼓膜を震わせる。
高性能なバイノーラルマイクを通したその声は、脳髄を直接撫で回されるような感覚だ。
現実の男?
いらないいらない。あんな空気読めない、デリカシーない、私のことなんて見てくれない生物に何の価値があるの?
私にはルカくんがいる。
画面越しだけど、0センチの距離で私だけを見てくれる、最高の推しが。
「はぁ……好き……」
ため息とともに、画面の「彼」に指先で触れる。
冷たいガラスの感触だけが、唯一の現実行動。
でも、心は完全に彼に溶かされていた。
✎ܚ
「…………」
翌日、大学の講義室。
現実は無慈悲だ。昨夜の余韻に浸っていたいのに、目の前には「現実」という名の壁が立ちはだかる。
その壁の名は、月野(つきの)ルカ。
たまたま名前が同じだけの、私の隣の席の男子。
顔だけを見れば、正直、悔しいくらいに整っている。
切れ長の二重、高い鼻梁、色素の薄い瞳。
黙って座っていれば、少女漫画から抜け出してきたような美青年だ。
実際、入学当初は女子の注目を一身に集めていた。
「ねえ、月野くん、教科書見せてくれない?」「LINE交換しない?」
そんな黄色い声を、彼はどう処理したか。
「……無理」
一刀両断。
視線すら合わせず、表情筋をミクロも動かさず、ただ一言で遮断したのだ。
以来、彼は「氷の王子」と呼ばれ、遠巻きに眺められるだけの存在になった。
私にとっても、ただの「隣の席の置物」だ。
会話? したことない。
私が消しゴムを落とした時ですら、彼は無言で拾ってデスクの端に置いただけ。
礼を言う隙すら与えてくれなかった。
今日も彼は、窓際で頬杖をつき、気だるげに外を見ている。
私が席に着いても、反応はゼロ。
まあいいけどね。私にはルカ=ノエル様がいるし。
お前みたいな愛想のないイケメンより、画面の中の天使の方が一億倍尊いもんね。
『昨日の配信、マジ神だった……』
私はスマホを取り出し、裏垢(鍵付き)で昨夜の感想を投稿する。
『現実の男子なんてマジで興味ない。ルカくんだけが私の全て。あの声があれば、他には何もいらない』
送信。
ふと、隣の月野くんがポケットからスマホを取り出す気配がした。
通知でも来たのかな。
チラリと横目で見ると、彼は無表情のまま画面を数秒見つめ、
「…………」
ふっ、と。
本当に一瞬、瞬きするほどの短い時間だけ、目を細めた気がした。
え? 今、笑った?
いや、まさか。あの氷の彫刻が笑うわけない。見間違いだ。
彼はすぐにスマホをしまい、また無気力な顔で窓の外に視線を戻した。
なんだろう。
今の、一瞬だけ見せた空気。
どこかで……。
✎ܚ
その夜、21時。
私はいつものように待機画面で正座待機(気持ちだけ)していた。
OPが流れ、ルカ=ノエル様のアバターが動き出す。
『こんルカ~。みんな、待っててくれた?』
ああ、この声。
一日の疲れがすべて浄化されていく。
挨拶コメントが流れる中、私はいつものようにスパチャを飛ばす。
「ルカくんこんルカ! 今日は大学で隣の男子が塩対応すぎて疲れました……ルカくんの声で癒やしてください泣」
彼は少しだけ間を置いて、私のコメントを読み上げた。
『おー、アカリちゃん、こんルカ。……そっか、大学で塩対応されちゃったんだ』
画面の彼が、困ったように眉を下げる(Live2Dの動きが神がかっている)。
そして、少しだけ声を潜めて、マイクに近づくような音。
『……でもさ。その現実の男子も、本当は悪気がないのかもよ?』
え?
まさかの擁護?
いつもなら「そんな男忘れて俺においで」って言うのに。
『もしかしたら、その男も……本当はアカリちゃんのこと、気になってるのかもね』
「えっ」
『不器用なだけかもよ。……たとえば、言葉にするのが怖くて、見てることしかできない、とかさ』
ドキリとした。
ルカくんの声が、いつになく優しくて、でもどこか切実な響きを含んでいたから。
まるで、誰か特定の人を思い浮かべているような。
『……なんてね。まあ、俺はそんな塩対応しないけど。……アカリちゃんのこと、ちゃんと見てるから』
彼はふっと笑い、こう付け加えた。
『他の子たちには内緒だよ? ……最近、現実でちょっと寂しくてさ。でも、ある子がいつも見ててくれるから、俺、頑張れるんだ』
ある子。
いつも見ててくれる子。
それって……今日のスパチャの流れからして……。
私、だよね?
自意識過剰? 違うよね?
心臓がバクバクと暴れ回る。
画面の中の彼と、目が合っている気がした。
数千人が見ているはずの配信なのに、この瞬間、世界には私と彼しかいないような錯覚。
『ありがとう、アカリちゃん』
名前を呼ばれた。
私だけに向けられた、極上の「ありがとう」。
私は熱くなった頬を両手で包み込み、ベッドの上で転がり回る。
やっぱり、ルカ=ノエルしか勝たん。
現実の男子? 隣の月野くん?
知らない知らない。
私には、この画面越しの恋だけで十分なんだから。
……でも。
どうしてだろう。
今日のルカくんの言葉が、妙に耳に残って離れない。
『言葉にするのが怖くて、見てることしかできない』
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