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第7話:ハロー効果で印象操作?
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【緊急通知】あみの好感度微増継続。要因:佐伯賢司の『頑張り』と判明。しかし、高梨悠の好感度+15。三浦玲奈の接近度+30。
【提案】ハロー効果で一気に印象逆転を。成功率3.8%。ただし、暴走リスク96%。
ココロダイブの冷酷な通知が、俺、佐伯賢司の朝を破壊する。
「玲奈の接近度30って何!?」
スマホを握りしめながら叫ぶ俺の隣で、太郎が爆笑している。
「お前、モテ期きたな!玲奈ちゃん、昨日もお前の隣の席に座ってたぞ」
「あれは単なる偶然だ!俺はあみ一筋!」
「でも、玲奈ちゃんのボディタッチ、エグかったよな~」
昨日の心理学ゼミ。積極的でノリのいい同級生・三浦玲奈が、やたらと俺に絡んできた。
「佐伯くん、面白いね~!心理学オタクって萌える~!」
肩をポンポン叩きながら、距離感ゼロで話しかけてくる玲奈。
あみの視線が、何度か俺たちに向いていた気がする。
(あみ、嫉妬してる…?いや、違う!あれは呆れ顔だ!)
「おい、ココロダイブ!ハロー効果ってなんだ!?」
【解説:ハロー効果。ある対象を評価する際、目立つ特徴に引きずられて他の特徴も歪んで評価される心理。例:イケメンは性格も良く見える。推奨作戦:ボランティア活動で『優しい人』イメージをあみに植え付けろ】
「ボランティア!?それだ!」
俺は天才だ。キャンパスで一番優しい男としてあみの前に現れ、ハロー効果で好感度を爆上げする!
【警告:玲奈の接近度が高い状況でのボランティアは、誤解を生むリスクあり。あみの嫉妬ではなく失望を招く可能性87%】
「黙れ!俺のハロー効果に不可能はない!」
スマホを握りしめ、俺は作戦を決意した。
*
脳内で、妄想の劇場が絢爛豪華に展開。
キャンパスの中庭。困っているあみを発見した俺が、颯爽と駆けつける。
「あみ!俺が助ける!」
重い荷物を抱えたあみの代わりに、俺が全てを背負う。背景に薔薇とスポットライト。
「賢司くん…!あなたって、こんなに優しかったの…!」
あみが感動の涙を流す。白いブラウスのボタンが上から2つ外れて、汗で肌が透けている……。
通りすがりの学生たちが拍手喝采。
「佐伯さん、素敵!」「あの人、ヒーローだ!」
そして、あみが俺に寄り添い、囁く。ブラウスの隙間から甘い香りが……。
「賢司くん…あなたの優しさに、私…惹かれちゃったかも…」
頬を紅く染めたあみが、上目遣いで俺を見つめる……。
「あみさん……」
そのまま俺があみの手を取ると、彼女は恥ずかしそうに視線を逸らす。
「賢司くん……私……今日、誰もいない時間に……あなたに会いたいな……」
(これがハロー効果の勝利……!)
妄想は続く。
夕暮れの空き教室。二人きり。
「賢司くん……今日、本当にありがとう……」
あみが俺の目を見つめる。ブラウスのボタンがさらに外れて、レースのブラが見えている……。
「あみさん……」
俺が彼女に近づくと、彼女は壁に背を預ける。
壁ドン状態。
「賢司くん……優しい人って……好き……」
そう囁いて、あみが目を閉じる。
俺は彼女にキスをして……手が彼女の腰に回り……。
「んっ……賢司くん……」
スカートが乱れ、白い太ももが露わに……。
「フフフ、ハハハハハ!」
「賢司、また妄想かよ。ボランティア、マジでやるの?」
太郎がニヤニヤしながら割り込む。
「当たり前だ!今日の放課後、学生会のゴミ拾い活動に参加する!」
「マジか。お前、掃除とか苦手だろ」
「関係ねえ!ハロー効果の前では、全ての障害は無意味だ!」
不安げな太郎の目つきを無視し、俺は決意を固めた。
*
放課後、キャンパス中庭。
学生会主催の「クリーン大作戦」が開催中。
俺は軍手とゴミ袋を手に、張り切って参加していた。
「佐伯くん、珍しいね!ボランティアなんて」
声をかけてきたのは…あみ!
やった!あみも参加してる!
「あ、ああ!俺、前からボランティア興味あってさ!地球環境、大事だよな!」
「へぇ…そうなんだ」
あみが不思議そうに俺を見つめる。
(今だ!ハロー効果発動のチャンス!)
「あみ、重い荷物あったら俺が持つよ!ゴミ拾いも任せて!」
「え、ありがとう…でも、佐伯くん、ゴミ袋逆さまだよ」
「え!?」
ゴミ袋を逆さまに持っていた俺。中身がザラザラとこぼれる。
「あ、あぁぁぁ!」
慌てて拾い集める俺の姿に、周りの学生がクスクス笑う。
あみが「大丈夫?」と苦笑いでフォロー。
(やばい…ハロー効果が逆効果に…!)
その時。
「佐伯くん、頑張ってるね~!応援するよ~!」
玲奈が突然現れ、俺の腕にギュッとしがみつく。
「れ、玲奈!?」
「一緒にゴミ拾いしよ!佐伯くん、優しいから好き~!」
ボディタッチ全開の玲奈に、周りがざわつく。
あみの表情が、一瞬曇った。
(まずい!あみ、誤解してる!)
「玲奈、ちょっと…!」
「え~、ダメ?佐伯くん、冷たい~」
玲奈が拗ねた顔で俺を見つめる中、あみが静かに離れていく。
「あみ!待って!」
俺が追いかけようとした瞬間、足元の空き缶に躓いて盛大に転倒。
「うわぁぁぁ!」
ゴミ袋をぶちまけ、地面に顔面から突っ込む俺。
会場が静まり返る。
そして。
「佐伯くん、大丈夫!?」
駆け寄ってきたのは…玲奈。
あみじゃなくて、玲奈が俺を助け起こす。
「ありがとう…玲奈…」
「もう、ドジだね~!でも、そういうとこ可愛い~!」
玲奈が笑いながらゴミを拾ってくれる。
あみは遠くから、こちらを見ているだけ。
その視線は…呆れ顔だった。
スマホブルリ。
【ハロー効果作戦:大失敗】
【評価:F-。優しさアピール失敗。玲奈の好感度+25。あみの好感度-5。佐伯賢司、ドジキャラ確定】
【ただし、あみの視線継続。要因:心配か、呆れか、あるいは『別の感情』か?次回データ収集で判明】
【重要通知:あみの過去データに一致するパターン検出。7歳時のキーワード『ドジな男の子』『助けてあげた記憶』。詳細は不明】
「7歳!?ドジな男の子!?」
俺の叫びが、中庭に響き渡った。
*
その夜、部屋で落ち込む俺に、太郎が缶コーヒーを差し出す。
「お疲れ、賢司。まあ、予想通りの展開だったな」
「うるせえ…俺、もうダメだ…」
「でもさ、あみちゃん、お前のこと見てたぞ。心配そうな顔で」
「心配じゃなくて、呆れてただけだ…」
「いや、違うって。俺が見た限り、あれは『気になってる』目だった」
「…本当に?」
「ああ。それに、ココロダイブの通知、見たか?『ドジな男の子』って」
「見た…でも、意味わかんねえ」
「もしかして、お前とあみちゃん、昔どっかで会ってたんじゃね?」
「まさか…俺、転校多かったし、覚えてないよ」
「でも、可能性はあるだろ。次で確かめてみろよ」
太郎の言葉に、俺は少しだけ希望を感じた。
その瞬間、俺の脳内で妄想が暴走を始める。
ボランティア会場。転倒した俺に、玲奈ではなくあみが駆け寄る。
「賢司くん、大丈夫!?怪我してない?」
あみが心配そうに俺の手を取る。柔らかい手……温かい……。
「あみさん……」
「もう、ドジなんだから……でも、一生懸命な姿、見てたよ」
彼女が微笑む。白いブラウスのボタンが上から3つ外れて、レースのブラが見えている……。
保健室に連れて行かれ、二人きり。誰も来ない……。
あみが俺の擦り傷に絆創膏を貼ってくれる。近い距離……甘い香り……。
「痛い?」
「全然……あみさんがそばにいるから」
彼女の頬が紅く染まる。ブラウスの隙間から鎖骨が……その下が……。
「賢司くん……バカ……」
俺の手を握るあみの手が、少し震えている。
(この距離……この香り……レースのブラが……)
「あみさん……」
俺が顔を近づけると、彼女は目を閉じる。唇が微かに開いて……。
白いブラウスの襟元がほんのり開いて、鎖骨が見える……さらにその下……。
「賢司くん……ここ、保健室だよ……でも……」
「誰も来ないから……大丈夫……あみさん……」
唇が触れ合う。柔らかい……甘い……。
「んっ……賢司くん……」
あみの手が俺の肩を掴み、体が密着する。ふくらみが胸に当たる……。
ベッドに座った彼女を、俺が抱き寄せる。
「賢司くん……ダメ……でも……止められない……っ」
彼女のスカートの裾が乱れ、白い太ももが見える……俺の手が太ももに触れ……。
俺の手が彼女の背中に回り……ブラのホックに触れ……。
「んんっ……賢司くん……っ!そんなところ……っ!」
あみが小さく震え、俺の胸に顔を埋める。吐息が熱い……。
「あみさん……好き……もっと……」
俺の手がスカートの中に侵入し……白いレースの下着に……。
「ひゃっ……!賢司くん……っ!ダメ……そこは……っ!」
ベッドに横たわるあみ。ブラウスが完全に開いて……スカートがめくれ上がって……。
「私も……賢司くん……っ……もっと触って……っ」
保健室のベッドで、俺はあみの上に覆いかぶさり……彼女の足が俺の腰に絡みつき……。
「賢司くん……私……もう……っ!」
二人は保健室で、禁断の……。
「賢司、妄想終わった?」
太郎の声で現実に引き戻される。
「ぐえっ!?」
(あみと…昔…?)
スマホブルリ。
【次回作戦:ピグマリオン効果。期待をかけることで相手の能力を引き出す心理。あみを褒めまくり、自信をつけさせろ。ただし、上から目線リスク98%】
「上から目線98%って…!」
だが、俺には選択肢がない。
ハロー効果は失敗した。
次こそは、あみの心を掴む。
俺の恋愛戦争は、まだ終わらない。
「おい、ココロダイブ!次で絶対に成功させる!」
【了解。ピグマリオン効果作戦、準備開始。成功を祈ります(祈りは無意味ですが)】
「お前、だんだん毒舌になってねえか!?」
俺の叫びが、夜の部屋に響き渡った。
*
翌日、講義後の廊下。
あみとすれ違う瞬間、彼女が小さく呟いた。
「佐伯くん…ゴミ拾い、頑張ってたよね。玲奈ちゃんに助けてもらって、良かったね」
その声は…少し寂しそうだった。
「あみ…!」
だが、あみは俺の返事を待たず、足早に去っていく。
(あの声…もしかして…!)
スマホブルリ。
【あみの感情分析:45%寂しさ、30%呆れ、25%期待。佐伯賢司への感情、複雑化進行中】
「期待25%!?脈あり!?」
俺の心臓が高鳴る。
次こそは、あみの心を掴む。
ピグマリオン効果で、あみを笑顔にする。
俺の暴走は、まだまだ続く。
「待ってろ、あみ!俺が絶対に…!」
決意を胸に、俺は次の作戦に向けて走り出した。
【提案】ハロー効果で一気に印象逆転を。成功率3.8%。ただし、暴走リスク96%。
ココロダイブの冷酷な通知が、俺、佐伯賢司の朝を破壊する。
「玲奈の接近度30って何!?」
スマホを握りしめながら叫ぶ俺の隣で、太郎が爆笑している。
「お前、モテ期きたな!玲奈ちゃん、昨日もお前の隣の席に座ってたぞ」
「あれは単なる偶然だ!俺はあみ一筋!」
「でも、玲奈ちゃんのボディタッチ、エグかったよな~」
昨日の心理学ゼミ。積極的でノリのいい同級生・三浦玲奈が、やたらと俺に絡んできた。
「佐伯くん、面白いね~!心理学オタクって萌える~!」
肩をポンポン叩きながら、距離感ゼロで話しかけてくる玲奈。
あみの視線が、何度か俺たちに向いていた気がする。
(あみ、嫉妬してる…?いや、違う!あれは呆れ顔だ!)
「おい、ココロダイブ!ハロー効果ってなんだ!?」
【解説:ハロー効果。ある対象を評価する際、目立つ特徴に引きずられて他の特徴も歪んで評価される心理。例:イケメンは性格も良く見える。推奨作戦:ボランティア活動で『優しい人』イメージをあみに植え付けろ】
「ボランティア!?それだ!」
俺は天才だ。キャンパスで一番優しい男としてあみの前に現れ、ハロー効果で好感度を爆上げする!
【警告:玲奈の接近度が高い状況でのボランティアは、誤解を生むリスクあり。あみの嫉妬ではなく失望を招く可能性87%】
「黙れ!俺のハロー効果に不可能はない!」
スマホを握りしめ、俺は作戦を決意した。
*
脳内で、妄想の劇場が絢爛豪華に展開。
キャンパスの中庭。困っているあみを発見した俺が、颯爽と駆けつける。
「あみ!俺が助ける!」
重い荷物を抱えたあみの代わりに、俺が全てを背負う。背景に薔薇とスポットライト。
「賢司くん…!あなたって、こんなに優しかったの…!」
あみが感動の涙を流す。白いブラウスのボタンが上から2つ外れて、汗で肌が透けている……。
通りすがりの学生たちが拍手喝采。
「佐伯さん、素敵!」「あの人、ヒーローだ!」
そして、あみが俺に寄り添い、囁く。ブラウスの隙間から甘い香りが……。
「賢司くん…あなたの優しさに、私…惹かれちゃったかも…」
頬を紅く染めたあみが、上目遣いで俺を見つめる……。
「あみさん……」
そのまま俺があみの手を取ると、彼女は恥ずかしそうに視線を逸らす。
「賢司くん……私……今日、誰もいない時間に……あなたに会いたいな……」
(これがハロー効果の勝利……!)
妄想は続く。
夕暮れの空き教室。二人きり。
「賢司くん……今日、本当にありがとう……」
あみが俺の目を見つめる。ブラウスのボタンがさらに外れて、レースのブラが見えている……。
「あみさん……」
俺が彼女に近づくと、彼女は壁に背を預ける。
壁ドン状態。
「賢司くん……優しい人って……好き……」
そう囁いて、あみが目を閉じる。
俺は彼女にキスをして……手が彼女の腰に回り……。
「んっ……賢司くん……」
スカートが乱れ、白い太ももが露わに……。
「フフフ、ハハハハハ!」
「賢司、また妄想かよ。ボランティア、マジでやるの?」
太郎がニヤニヤしながら割り込む。
「当たり前だ!今日の放課後、学生会のゴミ拾い活動に参加する!」
「マジか。お前、掃除とか苦手だろ」
「関係ねえ!ハロー効果の前では、全ての障害は無意味だ!」
不安げな太郎の目つきを無視し、俺は決意を固めた。
*
放課後、キャンパス中庭。
学生会主催の「クリーン大作戦」が開催中。
俺は軍手とゴミ袋を手に、張り切って参加していた。
「佐伯くん、珍しいね!ボランティアなんて」
声をかけてきたのは…あみ!
やった!あみも参加してる!
「あ、ああ!俺、前からボランティア興味あってさ!地球環境、大事だよな!」
「へぇ…そうなんだ」
あみが不思議そうに俺を見つめる。
(今だ!ハロー効果発動のチャンス!)
「あみ、重い荷物あったら俺が持つよ!ゴミ拾いも任せて!」
「え、ありがとう…でも、佐伯くん、ゴミ袋逆さまだよ」
「え!?」
ゴミ袋を逆さまに持っていた俺。中身がザラザラとこぼれる。
「あ、あぁぁぁ!」
慌てて拾い集める俺の姿に、周りの学生がクスクス笑う。
あみが「大丈夫?」と苦笑いでフォロー。
(やばい…ハロー効果が逆効果に…!)
その時。
「佐伯くん、頑張ってるね~!応援するよ~!」
玲奈が突然現れ、俺の腕にギュッとしがみつく。
「れ、玲奈!?」
「一緒にゴミ拾いしよ!佐伯くん、優しいから好き~!」
ボディタッチ全開の玲奈に、周りがざわつく。
あみの表情が、一瞬曇った。
(まずい!あみ、誤解してる!)
「玲奈、ちょっと…!」
「え~、ダメ?佐伯くん、冷たい~」
玲奈が拗ねた顔で俺を見つめる中、あみが静かに離れていく。
「あみ!待って!」
俺が追いかけようとした瞬間、足元の空き缶に躓いて盛大に転倒。
「うわぁぁぁ!」
ゴミ袋をぶちまけ、地面に顔面から突っ込む俺。
会場が静まり返る。
そして。
「佐伯くん、大丈夫!?」
駆け寄ってきたのは…玲奈。
あみじゃなくて、玲奈が俺を助け起こす。
「ありがとう…玲奈…」
「もう、ドジだね~!でも、そういうとこ可愛い~!」
玲奈が笑いながらゴミを拾ってくれる。
あみは遠くから、こちらを見ているだけ。
その視線は…呆れ顔だった。
スマホブルリ。
【ハロー効果作戦:大失敗】
【評価:F-。優しさアピール失敗。玲奈の好感度+25。あみの好感度-5。佐伯賢司、ドジキャラ確定】
【ただし、あみの視線継続。要因:心配か、呆れか、あるいは『別の感情』か?次回データ収集で判明】
【重要通知:あみの過去データに一致するパターン検出。7歳時のキーワード『ドジな男の子』『助けてあげた記憶』。詳細は不明】
「7歳!?ドジな男の子!?」
俺の叫びが、中庭に響き渡った。
*
その夜、部屋で落ち込む俺に、太郎が缶コーヒーを差し出す。
「お疲れ、賢司。まあ、予想通りの展開だったな」
「うるせえ…俺、もうダメだ…」
「でもさ、あみちゃん、お前のこと見てたぞ。心配そうな顔で」
「心配じゃなくて、呆れてただけだ…」
「いや、違うって。俺が見た限り、あれは『気になってる』目だった」
「…本当に?」
「ああ。それに、ココロダイブの通知、見たか?『ドジな男の子』って」
「見た…でも、意味わかんねえ」
「もしかして、お前とあみちゃん、昔どっかで会ってたんじゃね?」
「まさか…俺、転校多かったし、覚えてないよ」
「でも、可能性はあるだろ。次で確かめてみろよ」
太郎の言葉に、俺は少しだけ希望を感じた。
その瞬間、俺の脳内で妄想が暴走を始める。
ボランティア会場。転倒した俺に、玲奈ではなくあみが駆け寄る。
「賢司くん、大丈夫!?怪我してない?」
あみが心配そうに俺の手を取る。柔らかい手……温かい……。
「あみさん……」
「もう、ドジなんだから……でも、一生懸命な姿、見てたよ」
彼女が微笑む。白いブラウスのボタンが上から3つ外れて、レースのブラが見えている……。
保健室に連れて行かれ、二人きり。誰も来ない……。
あみが俺の擦り傷に絆創膏を貼ってくれる。近い距離……甘い香り……。
「痛い?」
「全然……あみさんがそばにいるから」
彼女の頬が紅く染まる。ブラウスの隙間から鎖骨が……その下が……。
「賢司くん……バカ……」
俺の手を握るあみの手が、少し震えている。
(この距離……この香り……レースのブラが……)
「あみさん……」
俺が顔を近づけると、彼女は目を閉じる。唇が微かに開いて……。
白いブラウスの襟元がほんのり開いて、鎖骨が見える……さらにその下……。
「賢司くん……ここ、保健室だよ……でも……」
「誰も来ないから……大丈夫……あみさん……」
唇が触れ合う。柔らかい……甘い……。
「んっ……賢司くん……」
あみの手が俺の肩を掴み、体が密着する。ふくらみが胸に当たる……。
ベッドに座った彼女を、俺が抱き寄せる。
「賢司くん……ダメ……でも……止められない……っ」
彼女のスカートの裾が乱れ、白い太ももが見える……俺の手が太ももに触れ……。
俺の手が彼女の背中に回り……ブラのホックに触れ……。
「んんっ……賢司くん……っ!そんなところ……っ!」
あみが小さく震え、俺の胸に顔を埋める。吐息が熱い……。
「あみさん……好き……もっと……」
俺の手がスカートの中に侵入し……白いレースの下着に……。
「ひゃっ……!賢司くん……っ!ダメ……そこは……っ!」
ベッドに横たわるあみ。ブラウスが完全に開いて……スカートがめくれ上がって……。
「私も……賢司くん……っ……もっと触って……っ」
保健室のベッドで、俺はあみの上に覆いかぶさり……彼女の足が俺の腰に絡みつき……。
「賢司くん……私……もう……っ!」
二人は保健室で、禁断の……。
「賢司、妄想終わった?」
太郎の声で現実に引き戻される。
「ぐえっ!?」
(あみと…昔…?)
スマホブルリ。
【次回作戦:ピグマリオン効果。期待をかけることで相手の能力を引き出す心理。あみを褒めまくり、自信をつけさせろ。ただし、上から目線リスク98%】
「上から目線98%って…!」
だが、俺には選択肢がない。
ハロー効果は失敗した。
次こそは、あみの心を掴む。
俺の恋愛戦争は、まだ終わらない。
「おい、ココロダイブ!次で絶対に成功させる!」
【了解。ピグマリオン効果作戦、準備開始。成功を祈ります(祈りは無意味ですが)】
「お前、だんだん毒舌になってねえか!?」
俺の叫びが、夜の部屋に響き渡った。
*
翌日、講義後の廊下。
あみとすれ違う瞬間、彼女が小さく呟いた。
「佐伯くん…ゴミ拾い、頑張ってたよね。玲奈ちゃんに助けてもらって、良かったね」
その声は…少し寂しそうだった。
「あみ…!」
だが、あみは俺の返事を待たず、足早に去っていく。
(あの声…もしかして…!)
スマホブルリ。
【あみの感情分析:45%寂しさ、30%呆れ、25%期待。佐伯賢司への感情、複雑化進行中】
「期待25%!?脈あり!?」
俺の心臓が高鳴る。
次こそは、あみの心を掴む。
ピグマリオン効果で、あみを笑顔にする。
俺の暴走は、まだまだ続く。
「待ってろ、あみ!俺が絶対に…!」
決意を胸に、俺は次の作戦に向けて走り出した。
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