心理学で恋愛ハックするはずが、エッチな妄想が全公開された件~AIの正体は7歳の頃に交換日記をした幼馴染でした~

月下花音

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第8話:ピグマリオン効果で自信を

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【緊急通知】あみの感情分析更新:50%期待、30%不安、20%呆れ。佐伯賢司への期待値上昇中。しかし、高梨悠の好感度+18。玲奈の接近度+20。
【最終提案】ピグマリオン効果。相手に期待をかけることで能力を引き出す心理。あみを褒めちぎれ。ただし、上から目線リスク99%。

ココロダイブの容赦ない通知が、俺、佐伯賢司の朝を叩き起こす。

「期待50%!?やった!脈あり確定!」

スマホを握りしめて叫ぶ俺の隣で、太郎が冷ややかな視線を向けている。

「賢司、お前…まだ懲りてないのかよ」

「懲りる?何を言ってる!あみは俺を期待してるんだ!」

「でも、上から目線リスク99%って…」

「関係ねえ!ピグマリオン効果は最強だ!」

ピグマリオン効果。

教師が生徒に期待をかけると、生徒の成績が本当に上がるという心理学の有名な実験。

つまり、あみを褒めまくって期待をかければ、あみは自信をつけ、俺に惹かれるはず!

完璧な作戦だ!

【警告:ピグマリオン効果は信頼関係が前提。佐伯賢司とあみの現在の関係性では、逆効果の可能性93%。推奨:素直に褒めろ。上から目線厳禁】

「黙れ!俺の褒め言葉に隙はない!」

スマホを握りしめ、俺は決意を固めた。



脳内で、妄想の劇場が華麗に開幕。

心理学ゼミの教室。あみが発表中。

「あみ、君の分析は素晴らしい!君には才能がある!」

俺が満面の笑みで褒めちぎる。

あみが「賢司くん…!」と感動の涙。白いブラウスのボタンが上から3つ外れて、レースのブラが透けている……。

周りの学生たちが「佐伯さん、優しい!」「あの人、理想の男性!」と拍手喝采。

そして、あみが俺に抱きつく。柔らかい体が密着して……。

「賢司くんのおかげで、私…自信がついた!あなたのこと、もっと知りたい…!」

頬を紅く染めたあみが、潤んだ瞳で俺を見つめる……。

(これがピグマリオン効果の勝利……!)

妄想は続く。

発表後、空き教室。二人きり。

「賢司くん……本当にありがとう……あなたのおかげで……」

あみが俺に近づく。ブラウスの隙間から甘い香りが……。

「あみ……」

俺が彼女の肩を抱くと、彼女は身を委ねる。

「賢司くん……私……あなたに褒められて……嬉しくて……」

唇が重なる。

「んっ……賢司くん……」

あみの手が俺のシャツを掴み、スカートが乱れて白い太ももが見えて……。

「賢司くん……もっと……褒めて……っ」

「フフフ、ハハハハハ!」

「賢司、また妄想かよ。ピグマリオン効果、マジでやるの?」

太郎が呆れ顔で割り込む。

「当たり前だ!今日のゼミであみを褒めまくる!」

「お前、褒め方下手だろ…」

「関係ねえ!俺の褒め言葉は科学的に完璧だ!」

不安げな太郎を無視し、俺は作戦を決行する準備を整えた。



その日の心理学ゼミ。

テーマは「自己効力感と動機づけ」。

あみが発表者として、前に立っている。

「自己効力感とは、自分にはできるという信念のことです。この信念が高いと…」

あみの落ち着いた声が教室に響く。

(今だ!ピグマリオン効果発動のチャンス!)

あみの発表が終わった瞬間、俺は勢いよく手を挙げる。

「あみの発表、素晴らしかったよ!」

会場がざわつく。

あみが「え…?」と驚いた表情。

「君の分析は的確だし、プレゼンも分かりやすい。君には心理学の才能があるよ」

「あ、ありがとう…佐伯くん…」

あみが戸惑いながらも、少し嬉しそうに微笑む。

(いける!このまま褒めまくるぞ!)

「それに、君の声も聞き取りやすいし、スライドのデザインもいい。君、将来絶対に成功するよ」

「え、えっと…」

あみの表情が微妙に曇る。

(あれ…?)

「君はもっと自信を持つべきだよ。俺が見た限り、君は優秀だから」

「佐伯くん…」

あみの声が、少し冷たくなった。

「あの…私、そんなに褒められると…逆にプレッシャーなんだけど…」

「え!?」

「それに、『俺が見た限り』って…上から目線じゃない?」

会場が凍りつく。

「い、いや、そんなつもりじゃ…!」

「私、別に佐伯くんに評価されたくて発表してるわけじゃないんだけど」

あみの冷ややかな視線が、俺を貫く。

(やばい…完全に逆効果…!)

その時、玲奈が手を挙げる。

「先生~!私もあみちゃんの発表、素敵だったと思います!あみちゃん、いつも頑張ってるもんね!」

玲奈の自然な褒め言葉に、あみが「ありがとう、玲奈ちゃん」と笑顔で応える。

(くっ…玲奈のほうが自然じゃねえか…!)

高梨が挙手。

「あみの分析、いつも勉強になります。特に今日の自己効力感の部分、俺も実践してみようと思いました」

「高梨くん、ありがとう。そう言ってもらえると嬉しいです」

あみが高梨に微笑む。

(高梨め…!完璧な褒め方しやがって…!)

スマホブルリ。

【ピグマリオン効果作戦:大失敗】

【評価:F--。上から目線であみの不快度+30。玲奈の好感度+15、高梨の好感度+12。佐伯賢司、完全に空気読めない男認定】

【ただし、あみの感情に変化。不快の中に5%の『別の感情』検出。詳細分析中】

「別の感情5%!?」

小さな希望にすがりつく俺。

だが、現実は厳しい。



ゼミ終了後、廊下。

あみが足早に去ろうとする。

「あみ!待ってくれ!」

俺が走って追いかける。

「…何?」

あみが振り返る。その表情は、明らかに不機嫌。

「さっきは…ごめん。上から目線に聞こえたなら…」

「聞こえたんじゃなくて、上から目線だったんだよ」

あみの冷たい言葉が、俺の心に突き刺さる。

「俺は…ただ、お前を褒めたかっただけで…」

「褒めたいなら、もっと自然に褒めてよ。『俺が見た限り』とか、『君には才能がある』とか…まるで評価者みたいで気持ち悪い」

「そ、そんな…!」

「佐伯くん、いつもそうだよね。心理学の知識で私をコントロールしようとしてる」

「コントロール!?そんなつもりじゃ…!」

「じゃあ、何?認知的不協和とか、ゲインロス効果とか…全部、私を落とすためのテクニックでしょ?」

あみの言葉が、俺の心を抉る。

「違う…!俺は…!」

言葉が出てこない。

なぜなら、あみの言う通りだから。

俺は心理学のテクニックで、あみを落とそうとしていた。

「…やっぱり、認めるんだ」

あみが悲しそうに呟く。

「俺は…本気で…お前のこと…」

「本気?本気なら、テクニックじゃなくて、本心で話してよ」

あみが俺を真っ直ぐ見つめる。

その瞳は、怒りではなく…悲しみに満ちていた。

「本心…」

俺の口から、言葉が漏れる。

「俺は…お前が好きだ」

静寂。

あみが息を呑む。

「え…」

「最初は…適合率95%とか、心理学で落とせるとか…そんなくだらないことしか考えてなかった」

「佐伯くん…」

「でも、お前と話してるうちに…お前の優しさとか、頭の良さとか、笑顔とか…全部が好きになった」

俺の本心が、堰を切ったように溢れ出す。

「心理学のテクニックなんて、全部クソだ。俺は…ただ、お前に振り向いて欲しかっただけなんだ」

あみが、黙って俺を見つめている。

その表情は…読めない。

「…佐伯くん」

「ごめん…重い話して…」

「ううん…ありがとう」

「え…?」

「本心、聞けて…嬉しかった」

あみが、小さく微笑む。

その笑顔は…いつもの冷ややかなものじゃなくて、温かいものだった。

「でも…私、まだ佐伯くんのこと…よくわからない」

「わからない…?」

「うん。佐伯くん、いつも心理学の話ばっかりで…本当の佐伯くんが見えないから」

あみが少し寂しそうに呟く。

「本当の俺…」

「もっと、素直になってよ。テクニックじゃなくて、佐伯くんの言葉で話してくれたら…私も、もっと佐伯くんのこと知りたいって思えるかも」

あみがそう言って、去っていく。

俺は、その場に立ち尽くす。

その瞬間、脳内で妄想が暴走を始める。

あみが数歩歩いたところで、振り返る。

「賢司くん……待って」

「あみ……?」

彼女が俺に駆け寄り、俺の手を掴む。柔らかい手……温かい……。

「私……佐伯くんの本心、聞けて嬉しかった……」

「あみ……」

「もっと……佐伯くんのこと、知りたい……今すぐ……」

あみの瞳が潤んでいる。白いブラウスのボタンが上から3つ外れて、レースのブラが見えている……。

人気のない廊下。夕日が差し込む中、彼女が俺に寄り添う。

「賢司くん……」

彼女のブラウスの襟元が少し開いて、鎖骨が見える……さらにその下……ふくらみ……。

俺は彼女を抱き寄せる。柔らかい体……甘い香り……。

「あみ……好きだ……」

「私も……賢司くん……っ……ずっと待ってた……っ」

唇が重なる。柔らかい……熱い……。

「んっ……賢司くん……」

あみの手が俺の背中に回り、体が密着する。ふくらみが胸に当たる……。

「賢司くん……ここ、廊下だよ……でも……止められない……っ」

「誰も来ない……大丈夫……あみ……」

俺の手が彼女の腰に回り、ブラのホックに触れ……。

彼女のスカートが少し乱れ……白い太ももが露わに……俺の手が太ももに触れ……。

「んんっ……賢司くん……っ!そんなところ……っ!」

あみが小さく震える。吐息が荒い……。

「教室……行こう……?二人きりで……っ」

彼女が俺の耳元で囁く。熱い吐息……。

二人で空き教室に入り……ドアが閉まる音……。

「賢司くん……私……もう我慢できない……っ」

あみが俺に抱きつき、机の上に座る。スカートがめくれ上がって……。

白い太ももが見え……白いレースの下着が見えて……俺の手が……。

「あみ……っ」

俺の手がスカートの中に侵入し……下着の上から……。

「ひゃっ……!賢司くん……っ!そこ……ダメ……っ!」

あみが俺の首に腕を回し、足を開いて……。

「賢司くん……好き……っ……もっと……触って……っ」

机の上に横たわるあみ。ブラウスが完全に開いて……スカートが完全にめくれて……。

夕日の中、俺はあみの上に覆いかぶさり……彼女の足が俺の腰に絡みつき……。

「賢司くん……私……もう……っ!」

二人は空き教室で、禁断の……。

「賢司、まだ廊下で突っ立ってんのかよ」

太郎の声で現実に引き戻される。

「ぐえっ!?」

スマホブルリ。

【ピグマリオン効果作戦:結果評価変更】

【評価:C。上から目線で失敗したが、本心告白によりあみの好感度+20。現在の好感度:55/100。恋愛対象として認識され始めています】

【あみの感情分析:60%戸惑い、30%期待、10%好意。佐伯賢司への感情、急速に変化中】

【重要通知:あみの過去データと現在の感情がリンク。7歳時のキーワード『不器用な男の子』『本心を話してくれた』。詳細は次回分析で】

「好意10%!?期待30%!?」

俺の心臓が高鳴る。

失敗だと思っていたピグマリオン効果作戦が、まさかの展開に。

「本心…か」

あみの言葉が、俺の心に残る。

もっと素直に。

テクニックじゃなくて、本心で。

「…わかった」

俺は、決意を新たにした。

次は、心理学のテクニックを捨てて、本心であみに向き合う。

それが、本当の恋愛なのかもしれない。



その夜、部屋で太郎が缶コーヒーを差し出す。

「お疲れ、賢司。まさか告白するとはな」

「告白じゃねえよ…本心が漏れただけだ…」

「でも、あみちゃん、嬉しそうだったぞ。あれは脈ありだ」

「本当に…?」

「ああ。お前、やっと本物の恋愛始めたな」

太郎の言葉に、俺は少しだけ照れる。

「でも…まだわかんねえよ。あみ、俺のこと好きかどうか…」

「焦るな。次のゼミ発表で、お前の本気を見せろよ」

「ゼミ発表…?」

「ああ。お前、来週の発表当番だろ?そこで、心理学じゃなくて、お前の本心を語れよ」

太郎の提案に、俺はハッとする。

そうだ。

次のゼミ発表で、俺の本心をあみに伝える。

心理学のテクニックじゃなくて、俺の言葉で。

「…ありがとう、太郎」

「おう。頑張れよ」

太郎が肩を叩いて、部屋を出ていく。

俺は、スマホを握りしめる。

【次回作戦:ゼミ発表で本心を語れ。ただし、データ漏洩リスクあり。慎重に準備せよ】

「データ漏洩…?」

不吉な予感がよぎる。

だが、俺には覚悟がある。

次のゼミ発表で、あみに俺の本心を伝える。

それが、俺の最後の賭けだ。

「待ってろ、あみ。次こそは…!」

決意を胸に、俺は夜を迎えた。
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