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17 第二皇子係の秘密
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「モニカが学園で苦境に立たされていると聞いた時には、頭に血が昇ったよ。一方通行だけれど、モニカを想うと感情が溢れ出した。ドロテア嬢も学園の関係者も、その時から許すつもりは無かったね」
「その節は聞き苦しい事案をお耳にいれてしまい、申し訳ございませんでした」
平静を装って普通に答えたつもりだが、学園で一人戦っていると思っていた時にも、ユリアン様が遠くで私を想っていてくれたと知り心が満たされて行く。
「だから、公爵家で令嬢として頑張って来たモニカ嬢にも、最後まで学園で首席の学生として逃げずに努力を続けたモニカにも、自分の係の職員になったら御褒美をあげたかった」
「もしかすると、この子も御褒美ですか?」
私の膝の上で丸くなり、プープーと寝息を立てているココをそっと撫でる。日増しに世界を広げスクスクと育っているココは、私の生活に欠かせない存在になった。
「ココも勿論そうだよ。セオドアから聞いた時、モニカ嬢への一番の御褒美だと思っていた」
「セオ兄様から? いったい何の事でしょうか?」
「モニカが四歳の時にあった出来事らしいんだけれど。他国の王族が連れていたオクタディナという種類の、世にも珍しい銀の毛並みの有翼の生き物を見たモニカがね、「あの子が欲しいです」と駄々をこねたんだって」
「兄様ったら……子どもの頃の話なのに……。私は覚えておりません」
そこで私は気づいた。有翼で銀色の毛を持つ珍しい生き物……。オクタディナとはココと同じ種類ではないだろうかと……。
「もしかすると、ココはオクタディナ……?」
「そう。幼いモニカ嬢が強請った生き物と同じ種だよ。セオドアは、後にも先にもモニカの我が儘を聞いたのはそれ一回きりだと言っていたね」
ユリアン様は始めから自分のペットではなく、私のためにオクタディナを業者に準備させていた。だから、名付けもお世話も私に任せてくれた……。官僚の寮では、ただのペットは飼えないから……。
「ココと出会わせてくれて、ありがとうございます」
涙声になってしまったが、私は心からユリアン様に感謝を伝えた。
「あとは単純に、何も考えず遊ぶ時間や、失敗する体験とか、色々経験させてあげたかったんだ」
よくゲームをしていたのも、あまり遊んだ記憶がない私のため。失敗する体験というのに思い当たる節はなかったけれど、仕事の事をおっしゃりたいのだろう。
ユリアン様の今までの無茶振りは、私を楽しませ、多くの経験を与えるためだったのだ。
「そして、モニカの初めてを一緒に過ごし、二人で笑い合う事は、自分への褒美でもあったんだ。同じように仮面を被って押さえ付けて来た私自身へのご褒美だと思った……」
「ご一緒出来て光栄です。ありがとうございます」
私だけでなく、ユリアン様も抑圧された生き方を選んで来たのだろう。それは自身で選択し、幸福だとは思っていても、重圧はあったはずだ。私もユリアン様も、だからいつも自然体のセオ兄様に惹かれたのかもしれない。
私と過ごした時間が少しでも、気晴らしになってくれていたのなら幸いだ。
「光栄でありがとうございますか……。さ、色々話していたらずいぶんと時間が経ってしまったね。今日は食事を軽く摂ったらもう休もうか?」
「しかし、戻らなくてもよろしいのですか? 皆心配しているのでは?」
「ここで待っていればいいよ。その内レンが来るはずだから」
ユリアン様の話が一段落して、鷹やら毒やらを思い出し不安になった。誰かに命を狙われたのだ。私が周囲の音を集め警戒すると、『フッフッフッフッ』と、堪えきれない笑いが鼻から漏れ出す音が聞こえた。
「……もう来ていたようですね……」
すると、コテージの扉が勢いよく開いた。
「ナアッハッハッハッ! いやあ、いい雰囲気だったんで、声をかけるタイミングを逃しましてなぁッハッハッハッ!」
ユリアン様は鼻白んでいるけれど、私は二人だけの会話を聞かれていた恥ずかしさで居たたまれない。ガクリと俯いてしまった。
「モニカ、気にする事はないからね。レンは私専属の諜報だから、モニカの素性も含め、色々と知っているんだよ」
「諜報!? そんな、全く気づきませんでした」
その色々は何を指しているのか考えると恥ずかしいが、それより重大な事実を言われた事が気になる。
「ハッハッハッ。俺だけではない、ノーラとマサもだぞ!」
私は本当に人を見る目がないのだろう。そのまま疑いもせず受け入れてしまうから、ドロテアを友達だと思っていたりしたのだ。社会人になっても失敗が活かされていない。
「レンは兵部から引き抜いた猛者だし、マサは東方の国で忍と呼ばれる諜報を専門にする一族の出なんだ。ノーラは私の乳母の娘で、子どもの頃から私と共に英才教育を受けていた」
皆ただ気の良い先輩たちと思っていた。穴があったら入りたい。第二皇子係には精鋭しかいなかった。
「俺の部下は他にもいるが、まだモニカとは会っていないな。その内紹介しよう。ハッハッハッ。ま、二人でしばらくここに籠っていてくださいよね。大方ボルダン伯爵が絡んでいるのは突き止めていますけど、少し様子を見たいところですから」
「そうだね。少し泳がせた方が良いだろうね」
「じゃモニカ、ユリアン様をよろしくなぁっ!」
よろしくって、レン係長はユリアン様と私を置いて行くつもりなのだろうか。
「係長、こちらでユリアン様と二人で過ごすのですか? 無理です!」
「モニカ……私は今、色々ショックだよ。一つずつ解決しようか。なぜ、レンは立場を明かしたのに、モニカを呼び捨てなんだ?」
「モニカ様と呼ばれるより、今まで通りがよろしいかと? なあ、モニカ?」
せっかく係の皆とは良好な関係を築いて来たのだ。是非とも今まで通り接して欲しい。
「はい、私は官僚ですから、今のままが良いです」
「レン、三ヶ月間減給するね」
「そういうのを、パワハラと言うのですな」
レン係長を無視し、ユリアン様が今度は私に向き直った。
「モニカはそんなに私と二人になるのが嫌かい?」
そんな悲しそうに言われても……。
「モニカ、お前は令嬢じゃない。官僚だ。こんな時こそお側にて仕えずどうするんだ?」
そうだった。多くの情報を与えられ忘れ掛けていた。なんて不甲斐ない!
「すみませんでした! 必ずや、任務を遂行してみせます!」
「ヌアッハッハッハッ! その意気だぞ、モニカ!」
「レン、減給は撤回しよう」
いくら仕事とは言え年頃の男性と二人きりだなんぞと、乙女チックな事は言うまい! 私がユリアン様を守るのよ! そして、本当の意味で第二皇子係の諜報の一員として認められたい!
「ユリアン様の事はお任せください!」
「係員らしくなってきたな! ハッハッハッ」
「モニカ……。私の事というより、先に狙われていたのは貴女の方だったのだよ……」
職務に燃える私とレン係長は、ユリアン様の呟きを気にしない。
――こうして、森の中に佇むコテージで、私とユリアン様の二人暮らしが始まった――
「その節は聞き苦しい事案をお耳にいれてしまい、申し訳ございませんでした」
平静を装って普通に答えたつもりだが、学園で一人戦っていると思っていた時にも、ユリアン様が遠くで私を想っていてくれたと知り心が満たされて行く。
「だから、公爵家で令嬢として頑張って来たモニカ嬢にも、最後まで学園で首席の学生として逃げずに努力を続けたモニカにも、自分の係の職員になったら御褒美をあげたかった」
「もしかすると、この子も御褒美ですか?」
私の膝の上で丸くなり、プープーと寝息を立てているココをそっと撫でる。日増しに世界を広げスクスクと育っているココは、私の生活に欠かせない存在になった。
「ココも勿論そうだよ。セオドアから聞いた時、モニカ嬢への一番の御褒美だと思っていた」
「セオ兄様から? いったい何の事でしょうか?」
「モニカが四歳の時にあった出来事らしいんだけれど。他国の王族が連れていたオクタディナという種類の、世にも珍しい銀の毛並みの有翼の生き物を見たモニカがね、「あの子が欲しいです」と駄々をこねたんだって」
「兄様ったら……子どもの頃の話なのに……。私は覚えておりません」
そこで私は気づいた。有翼で銀色の毛を持つ珍しい生き物……。オクタディナとはココと同じ種類ではないだろうかと……。
「もしかすると、ココはオクタディナ……?」
「そう。幼いモニカ嬢が強請った生き物と同じ種だよ。セオドアは、後にも先にもモニカの我が儘を聞いたのはそれ一回きりだと言っていたね」
ユリアン様は始めから自分のペットではなく、私のためにオクタディナを業者に準備させていた。だから、名付けもお世話も私に任せてくれた……。官僚の寮では、ただのペットは飼えないから……。
「ココと出会わせてくれて、ありがとうございます」
涙声になってしまったが、私は心からユリアン様に感謝を伝えた。
「あとは単純に、何も考えず遊ぶ時間や、失敗する体験とか、色々経験させてあげたかったんだ」
よくゲームをしていたのも、あまり遊んだ記憶がない私のため。失敗する体験というのに思い当たる節はなかったけれど、仕事の事をおっしゃりたいのだろう。
ユリアン様の今までの無茶振りは、私を楽しませ、多くの経験を与えるためだったのだ。
「そして、モニカの初めてを一緒に過ごし、二人で笑い合う事は、自分への褒美でもあったんだ。同じように仮面を被って押さえ付けて来た私自身へのご褒美だと思った……」
「ご一緒出来て光栄です。ありがとうございます」
私だけでなく、ユリアン様も抑圧された生き方を選んで来たのだろう。それは自身で選択し、幸福だとは思っていても、重圧はあったはずだ。私もユリアン様も、だからいつも自然体のセオ兄様に惹かれたのかもしれない。
私と過ごした時間が少しでも、気晴らしになってくれていたのなら幸いだ。
「光栄でありがとうございますか……。さ、色々話していたらずいぶんと時間が経ってしまったね。今日は食事を軽く摂ったらもう休もうか?」
「しかし、戻らなくてもよろしいのですか? 皆心配しているのでは?」
「ここで待っていればいいよ。その内レンが来るはずだから」
ユリアン様の話が一段落して、鷹やら毒やらを思い出し不安になった。誰かに命を狙われたのだ。私が周囲の音を集め警戒すると、『フッフッフッフッ』と、堪えきれない笑いが鼻から漏れ出す音が聞こえた。
「……もう来ていたようですね……」
すると、コテージの扉が勢いよく開いた。
「ナアッハッハッハッ! いやあ、いい雰囲気だったんで、声をかけるタイミングを逃しましてなぁッハッハッハッ!」
ユリアン様は鼻白んでいるけれど、私は二人だけの会話を聞かれていた恥ずかしさで居たたまれない。ガクリと俯いてしまった。
「モニカ、気にする事はないからね。レンは私専属の諜報だから、モニカの素性も含め、色々と知っているんだよ」
「諜報!? そんな、全く気づきませんでした」
その色々は何を指しているのか考えると恥ずかしいが、それより重大な事実を言われた事が気になる。
「ハッハッハッ。俺だけではない、ノーラとマサもだぞ!」
私は本当に人を見る目がないのだろう。そのまま疑いもせず受け入れてしまうから、ドロテアを友達だと思っていたりしたのだ。社会人になっても失敗が活かされていない。
「レンは兵部から引き抜いた猛者だし、マサは東方の国で忍と呼ばれる諜報を専門にする一族の出なんだ。ノーラは私の乳母の娘で、子どもの頃から私と共に英才教育を受けていた」
皆ただ気の良い先輩たちと思っていた。穴があったら入りたい。第二皇子係には精鋭しかいなかった。
「俺の部下は他にもいるが、まだモニカとは会っていないな。その内紹介しよう。ハッハッハッ。ま、二人でしばらくここに籠っていてくださいよね。大方ボルダン伯爵が絡んでいるのは突き止めていますけど、少し様子を見たいところですから」
「そうだね。少し泳がせた方が良いだろうね」
「じゃモニカ、ユリアン様をよろしくなぁっ!」
よろしくって、レン係長はユリアン様と私を置いて行くつもりなのだろうか。
「係長、こちらでユリアン様と二人で過ごすのですか? 無理です!」
「モニカ……私は今、色々ショックだよ。一つずつ解決しようか。なぜ、レンは立場を明かしたのに、モニカを呼び捨てなんだ?」
「モニカ様と呼ばれるより、今まで通りがよろしいかと? なあ、モニカ?」
せっかく係の皆とは良好な関係を築いて来たのだ。是非とも今まで通り接して欲しい。
「はい、私は官僚ですから、今のままが良いです」
「レン、三ヶ月間減給するね」
「そういうのを、パワハラと言うのですな」
レン係長を無視し、ユリアン様が今度は私に向き直った。
「モニカはそんなに私と二人になるのが嫌かい?」
そんな悲しそうに言われても……。
「モニカ、お前は令嬢じゃない。官僚だ。こんな時こそお側にて仕えずどうするんだ?」
そうだった。多くの情報を与えられ忘れ掛けていた。なんて不甲斐ない!
「すみませんでした! 必ずや、任務を遂行してみせます!」
「ヌアッハッハッハッ! その意気だぞ、モニカ!」
「レン、減給は撤回しよう」
いくら仕事とは言え年頃の男性と二人きりだなんぞと、乙女チックな事は言うまい! 私がユリアン様を守るのよ! そして、本当の意味で第二皇子係の諜報の一員として認められたい!
「ユリアン様の事はお任せください!」
「係員らしくなってきたな! ハッハッハッ」
「モニカ……。私の事というより、先に狙われていたのは貴女の方だったのだよ……」
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