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華月蒼.

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Prologue.

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 この世には、常に、何かを為し得るためには『対価』が求められる。

 ヒトが運命を変えるには、犠牲がツキモノだ。
 己の運命を恨み、ヒトとしての禁忌を侵してまで、その運命とやらは、変える価値があるモノなのだろうか。
 自分の代わりに、他の知らない誰かが、己の運命を恨むことになるなど、知ったことではない。
 自分の運命を変えることに必死な『俺たち』は、とにかく自分ひとりのことで、精いっぱいなのだから。

――運命を変えたくば、王である我に勝利をもたらせ。
――さもなくば、我が駒となり手足となった者たちには、祝福を与えよう。

――ただし、勝利をなせなくば、―――





【後書き】
2013年3月6日 初出
2013年11月23日 小説家になろう転載
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