落ちこぼれ精霊使いの英雄譚

朧月

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第2章 旅立ち

閑話3

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閑話3

 とある場所のとある建物のとある部屋に、丸づくえを6人で囲んでいる人々がいた。

 着物のようなものを着て、腰に日本刀を3本携えている初老の男性に、スーツのようなものを着た若い男。

 ドレスを着た綺麗な女に、黒いローブで顔を隠している者。

 そして、道着を着ているムキムキの男に、着物を着ているおばさん。

 その者達はそれぞれがこの世界で最強の力を持っている。

 そんな者達が一つの目的のために手を取り合い協力している。

 そう、主神と冥界神の復活という目的のために。

「おい、アクス。あのお方はどうしてる?」

 シェリー攫った男---アクスはダリウスからの質問に顔を顰める。

シェリー様、、、、、は攫ってから一年経った今も目を覚ます気配すらない。どーなっているのかすら全くわからん」

 アクスはお手上げというかのように、手を広げ首をかしげる。

「おい、どうしてくれるのだ。突然逃げ出したとはいえあの方なしでは、マスター達の復活など叶わん。シェリー様が目を覚まさなくては、計画を進行する事も出来ぬ」

 ダリウスはイライラした様子である。

 んなこと言われたって、目を覚まさねーんだから仕方ねーだろ。

 と思いつつも、表立って敵対するわけにも行かず渋々といった感じで「まぁ、善処するよ」と答えるしかなかった。

 まぁ、いつか目を覚ますだろう。

 あくまで能天気なアクスだった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 少女というのが正しいのか、聖女、、というのが正しいのかわからぬ女の人は夢を見る。

 ある男性との夢を。

 その男はいついかなる時も戦場にたっていて、少女はいつもその男性を安全な場所で待っていた。

 その男性は生まれて力に目覚めると、すぐ戦場に送り出されて。

 戦って、戦って、戦いぬいて。

 多くの仲間と出会い、そしてその分だけたくさんの仲間を失って。

 傷ついて、傷ついて、それでもまた立ち上がって、そんな男の最期の瞬間をその女は見ることが出来なかった。

 最愛の男の最期に立ち会えなかった女は、来世に思いをかける。

 再会出来ますように、と。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これにて第2章は終了です。
ご都合主義満載ですが、ここまでお読みいただきありがとうございますm(_ _)m
作者の実力不足により、稚拙で読みづらいとは思いますが、今後とも落ちこぼれ精霊使いの英雄譚をよろしくお願いします!!
第3章は、しっかりと構想を練ってから投稿したいと思います。
少し時間をいただきたく思います。
お気に入り、感想お待ちしております!
よろしくお願いしますm(_ _)m
突然の投下笑
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みんなの感想(4件)

咲夜
2017.05.03 咲夜

更新待ってます

解除
ダメンズ
2016.11.20 ダメンズ
ネタバレ含む
朧月
2016.11.21 朧月

感想ありがとうございます!
大変貴重なご意見ありがとうございます!
処女作なのもで、長編を書く自身がなかったので展開を焦っていました!
これからは更新ペースを落としてしっかりと考えていきたいと思います!今後も落ちこぼれ精霊使いの英雄譚をよろしくお願いします

解除
na-ga
2016.11.17 na-ga

11才は青年というより、少年の方が良いのでは。

朧月
2016.11.17 朧月

ご愛読いただきありがとうございます!
ご感想をいただきありがとうございますm(_ _)m
確かに11歳を青年というのはおかしいので修正させていただきますね!
これからもよろしくお願いします!

解除

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