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3 あるひとりぼっちの夜
五 親指(※)
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俺はズボンの前を開けて、ボクサーパンツの隙間から自分のものを取り出した。
和臣さんは俺の竿に頬ずりしてキス。
咥えてくれるのかと思ったら、俺の片膝をあげさせて、右足の指先に舌を這わせはじめた。まだ濡らしただけで、ちゃんと洗ってないのに。
「和臣さん、きたないって……」
「きたなくないよ。多紀くんの足……」
とろんとした、いやらしい目。
うっとりしながら、足の指をしゃぶっている。
熱い舌がうねって、爪をなぞったり、指と指の間をなぞったり。くすぐったいし、背徳感。
和臣さんは指の腹で、俺の土踏まずをすりすり撫でてる。俺の足の親指を、口をすぼめてちゅうちゅう吸いながら。フェラしてるみたいに。
動きはねっとりしてて、ユニットバスに粘着質な音が響いている。
体が熱い。感じるというよりは、まだくすぐったくて、そして、このひとにこんな卑猥なことをさせてるってこと。
「ん……んん」
「あー、勃起してる。多紀くん、びんびんになってるね」
隙間から出してる屹立は角度がついて、先端から透明な液体を溢れさせて、揺らしたら垂れそう。湯気がたつんじゃないかってほど熱い。自分で扱きたくなるほど、焦れてる。
「和臣さん、俺の、舐めて……」
「どうして帰ろうとしたの?」
「それは……勢いで来ちゃったし、楽しそうにしてたから……」
和臣さんは目を細めて笑っている。
「嫉妬した?」
そういうのじゃない。自分の存在があまりにもちっぽけに感じただけだ。
だけど、舐められたい。咥えてもらいたい。
恥ずかしい。
「多紀くん、フェラされたい?」
「……はい」
「じゃあ、嫉妬して。嫉妬したって言って」
そう言った和臣さんに手を伸ばして、頭を抱く。
髪を混ぜながら、上向く和臣さんの形のいい鼻を、上から甘く噛む。次は唇。ちろりと出してきた舌を引き抜くくらい強く吸う。
和臣さんの舌を激しくしゃぶる。
「んん、多紀く」
「んう、ん……」
唾液まみれ。息が荒くなっててもお構いなし。無理やり吸いついて絡ませる。
和臣さんは苦しそうに、嬉しそうに吐息を漏らす。
「多紀くん、ん……」
気持ちよさそうに脱力してる。こんな無理やりなのに、気持ちいいのかな。
ひとしきり吸い合って、口を離した。
べったべた。お互い、顔が熱くて真っ赤。息は荒くて、舌が麻痺してるみたい。
俺は自分の竿を掴んで、上下に扱きながら言った。
「こんなになってるのは、和臣さんのせい」
「換気扇で外と繋がってるから、声出しちゃだめだよ。共用廊下に聞こえるよ?」
和臣さんはあやしく笑って、俺の濡れた先っぽに口づけた。
和臣さんは俺の竿に頬ずりしてキス。
咥えてくれるのかと思ったら、俺の片膝をあげさせて、右足の指先に舌を這わせはじめた。まだ濡らしただけで、ちゃんと洗ってないのに。
「和臣さん、きたないって……」
「きたなくないよ。多紀くんの足……」
とろんとした、いやらしい目。
うっとりしながら、足の指をしゃぶっている。
熱い舌がうねって、爪をなぞったり、指と指の間をなぞったり。くすぐったいし、背徳感。
和臣さんは指の腹で、俺の土踏まずをすりすり撫でてる。俺の足の親指を、口をすぼめてちゅうちゅう吸いながら。フェラしてるみたいに。
動きはねっとりしてて、ユニットバスに粘着質な音が響いている。
体が熱い。感じるというよりは、まだくすぐったくて、そして、このひとにこんな卑猥なことをさせてるってこと。
「ん……んん」
「あー、勃起してる。多紀くん、びんびんになってるね」
隙間から出してる屹立は角度がついて、先端から透明な液体を溢れさせて、揺らしたら垂れそう。湯気がたつんじゃないかってほど熱い。自分で扱きたくなるほど、焦れてる。
「和臣さん、俺の、舐めて……」
「どうして帰ろうとしたの?」
「それは……勢いで来ちゃったし、楽しそうにしてたから……」
和臣さんは目を細めて笑っている。
「嫉妬した?」
そういうのじゃない。自分の存在があまりにもちっぽけに感じただけだ。
だけど、舐められたい。咥えてもらいたい。
恥ずかしい。
「多紀くん、フェラされたい?」
「……はい」
「じゃあ、嫉妬して。嫉妬したって言って」
そう言った和臣さんに手を伸ばして、頭を抱く。
髪を混ぜながら、上向く和臣さんの形のいい鼻を、上から甘く噛む。次は唇。ちろりと出してきた舌を引き抜くくらい強く吸う。
和臣さんの舌を激しくしゃぶる。
「んん、多紀く」
「んう、ん……」
唾液まみれ。息が荒くなっててもお構いなし。無理やり吸いついて絡ませる。
和臣さんは苦しそうに、嬉しそうに吐息を漏らす。
「多紀くん、ん……」
気持ちよさそうに脱力してる。こんな無理やりなのに、気持ちいいのかな。
ひとしきり吸い合って、口を離した。
べったべた。お互い、顔が熱くて真っ赤。息は荒くて、舌が麻痺してるみたい。
俺は自分の竿を掴んで、上下に扱きながら言った。
「こんなになってるのは、和臣さんのせい」
「換気扇で外と繋がってるから、声出しちゃだめだよ。共用廊下に聞こえるよ?」
和臣さんはあやしく笑って、俺の濡れた先っぽに口づけた。
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