その冷たいまなざしで

ココ

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紗奈side32

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兎に角 眠らせてあげようと

納得していない優人さんをベッドに連れて行き

表面上は普通に過ごして  

優人さんがキスしようとしても どうにか拒んで

何が悲しいのか 

気分はいつまでも晴れなかった。

表情と温もりで 溶かして ほしい。

そう思っていたはずなのに

交わらずに 抱き合って眠っても
 
気持ちは晴れなかった。


「紗奈 愛してる。今夜も待ってて。」

右手で私の顎と頬を拘束して 
行ってきますのキスを チュッ と落とす。

強引な優人さんに押しきられ今夜の約束をする。
鍵は持ってて と 合鍵をそのまま持たされた。 





昨日の会社前の 車の中を思い出し

今まで女性だけの社会で生きてきたけど
普通はきっとこうなんだ
仕事になると男女関係なく深く関わったりするんだ

晴れない気持ちの大部分は
私自身が今仕事の事とかでうじうじしてるから。

そう結論付けて
しゃんとしないと と気合いを入れてパソコン教室に向かう。


教室が終わってどうにか気持ちを持ち上げ ベーカリーカフェに行った。

バックからお財布を取り出す時に この前山根さんにもらった書類が目に入り
聞きたい事があったのを思い出し。

優人さん以外に自分から男の人に連絡した事がなかったから尻込みしそうになったけど 仕事の事なんだからもっと前向きになろうと思って メッセージを入れた。

すると 着信音がなり すぐに出ると山根さんから。

昼休憩だから って やさしく言ってくれる山根さんに思わず笑顔になる。
色々聞いて 最後に 頑張ってね って言われて

穏やかな気持ちにしてもらった。

そうだよね。

優人さんみたいに ...は無理でも ちょっとは仕事の世界を持とう。

そう思って山根さんに教わった事を読み返した。



ガッチャン!

その時 近くでカップの割れる音がした。 
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