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蘇王くんはヘタレ
蘇王くん
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出会いはネットのとあるアーティスト繋がり。
つまんないことで仲良くなった。
つまんなすぎて、会話がなんだったか覚えてない。
直アド交換してから。
「お姉さん好きです!お姉さんに優しくされたい!」
変な願望丸出しのメールが来るようになった。
「僕、好きって言われたらすぐ好きになっちゃうんです」
そう言うから。
「蘇王くん可愛い。大好き」
とかメールしてあげてたらホントに。
「みいちゃん好き!大好き!」
と、なったワケだ。
写真の要求も最初はお互いの顔写真くらいだったのに、なんでか一日一枚になった。
送るたびに。
「可愛くないからねっ!」
そう言ってた私。
「この写真可愛いよぉ!みいちゃん可愛いよぉ!」
「可愛くないもーん」
「そう言う事言うところがが可愛いよぉ!みいちゃん可愛いよぉ!」
バカップルです。はい。
-------------------------
私達は遠距離。
同じ県内に住んでるけど、間に市町村が3つくらい入ってるプチ遠距離。
だからずっとメールでやり取りしてる。
初めて蘇王くんが電話をしてきた時は酔っ払っていた。
酔った勢いで電話してきたのだなつまりは。
それでも蘇王くんにとっては凄い勇気だったはず。
お酒のせいか思ったより饒舌に。
自分のヘタレさを語っていた。
惚れる要素が無い。
私は蘇王くんよりもだいぶん年上で、好きって言うのも、言ったら喜ぶから言ってあげてるだけで。
蘇王くんにしても、お姉さんが好き、って言ってもそのうち好き好き言うのに飽きちゃうんだろう。
今はそれが面白いだけでさ。
冷静な私。
なのにね。
初めのころはメールがメインで時々電話して、私もそこそこ仕事忙しいし蘇王くんも学校あるし、で時間が過ぎた。
ある日。
「俺、みいちゃんに直接好きって言いたい!!」
突如、奮起した蘇王くん。
まあ、電車に乗ってもそんなお金かかるほどの距離ではないし。
じゃあ、お会いしますか。
てな感じで会う話をしていたけど、それが予定は半月とか先の話で。
「今からみいちゃんに会いに行っちゃいます!」
いきなりそうメールがきた時は、なんの冗談かと思った。
「本気で来るの?」
慌てて電話で確認。
今から、って本気で言ってるのか。しかも平日。
「うん!みいちゃんに会える!って思ったら俺、会いたくて月末まで我慢できないの!ダメ?」
そんな可愛い事言われたら。
ダメとか言えないでしょうがあ!!
蘇王くんに一番わかりやすいルートで。
電車の乗換えと家の最寄り駅までの路線を教えて、私の仕事終わりの時間に迎えに言った。
「駅歩いてたら、怖い人がいっぱいいたよぉ」
開口一番のヘタレ発言だったけど、頑張って来てくれたんだね。
「金髪に革ジャンにピアスいっぱいの人と目が合ってめっちゃ怖かったあ!!」
きみもたいがい奇抜な見た目だから、どっちもだどっちだろ。
車に乗って、ドライブスルーで軽く食べるもの買って。
その後は二人で私の車で埠頭の人の来ない場所でずうっと。
蘇王くん膝枕してました。
健気さにやられるよね。
「ねえ、ちゅうしよう?」
とか言われて初ちゅうもした。
その時に私のメッセージアプリで蘇王くん見つけた話をしたら。
「じゃあこれからメッセージにして!みいちゃんメール返すの遅いんだもん!」
遅いつもりはないんだけど怒られた。
そして、メッセージで毎日写真を要求されるようになった。
メールでは。
「みいちゃん好き!可愛いよぉ!」
あ、今はメッセージアプリですね。
因みにハートの絵文字バリバリです。
ハートをたくさん並べてあげたら。
「うわあ!ハートいっぱいだよおおぉ!嬉しいよぉ!」
とこちらもハートづくしのコメントが返ってきた。
何かにつけて。
「みいちゃん可愛いよぉ!」
あまりに言うので。
「蘇王くん女の子の扱い慣れてるよね?」
「え!?俺みいちゃん以外に女の子に触った事ないよ!?」
え!?
そらまた。
マジで!?
それが本当だとわかったのは。
初めてえっちした時。
その日は、前から約束していた海に行って二人でぼんやり海眺めた。
しゃがんでお喋りしながら「海と私」の写真撮ったりしてたら。
「あ、その写真ちょうだいね」
すかさず言われた。
なんでそんなに写真集めてるんだ。
「にやにやしながらみいちゃんの写真見るのが好きなの」
危ない人ですよ。蘇王くん。
私が集めた綺麗な貝殻あげたら、砂浜に小さい順に並べてた。
意味わからん。
さて、それから海が見えるホテルに。
蘇王くんは実はちゅうは私が初めてじゃないらしい。
酔っ払って記憶が無い時に男の先輩とちゅうしたらしい。
「舌入れられなくてよかったんじゃない?」
「それはみいちゃんが初めてだよお!」
成程。
蘇王くんはよく男の人に手を握られたりハグされたりするらしい。
そう言った状況から私は疑っていた。
言っておきますが、蘇王くんは痩せ型で髪型は奇抜だけども、顔はどちらかと言うと綺麗なほう。
しかし、ヘタレゆえに柔らかい言葉遣いと初めて、と言う言葉に秘かにゲイでははいかと思っていた。
問い詰めたら泣きそうになったので、多分ストレートなんだろう。
蘇王くんの初めては。
「ねえ、お風呂入るの髪洗うの?」
洗いたかったら洗え。
「面倒だから洗わない」
いや、報告しないでいいから好きにして下さい。
「俺わからないから、よろしくお願いします」
よろしくされてもですよ。
お姉さんが好き、ってそこら辺に妙な夢持ってるからじゃないだろうなっ!
なんとかよろしくされた私。
いやはや。
お姉さん度を発揮してみましたよ。
いっぱいちゅうした。
眼が合うたびにちゅうした。
「蘇王くんが初めていきなり会いに来てくれた時、凄く嬉しかったんだよホントは」
あんまり素直じゃない私の素直な発言。
「…みいちゃん可愛すぎ…ちゅう!」
蘇王くんはちょっと、いやかなり。
喜んでくれました。
-------------------------
蘇王くん家に来月から同居人ができるそうだ。
「なんかね、実家から学校通うのだるいから俺ん家住むんだって」
それじゃあ、私が遊びに行けないでしょ。
「だってその人ちょっと怖いんだもん。断れなかったの」
このヘタレ。
「じゃあみいちゃんくるからダメですって言ったらいいじゃん」
「あ…もう…その言い方可愛い!ちゅう!」
なんだ。
誤魔化されたぞ。
と、言うワケで。
蘇王くん家に最後のおとまり。
「おとまり!わあい!みいちゃんがおとまり!」
普段は、蘇王くんが私の住んでる市まで来る事の方が多い。
中心街まで電車で来て、私が車で迎えに行く。
その後はまあなんだ。
大抵は海の見えるお部屋に行く。
私が蘇王くん家に行く時は、電車に乗ってバスがよくわからないのでタクシーに乗る。
車で行けば楽なんだけども。
私は重度の方向音痴。
蘇王くんも自宅周辺以外は知らない。
そんなワケで電車。
蘇王くんはほぼ一日一食しか食べない。
私が作った大好物のハンバーグをもりもり食べる。
ご飯なんか、丼でがつがつ食べる。
ご飯が済んだらお風呂。
「わあい!みいちゃんのすっぴん!写真とって送って」
どうやら、おとまりの一番の目的は、そこだったらしい。
「みいちゃあん。好き。ちゅう」
お布団の中で、私を抱き締めながらずっと。
「ふふ。可愛い。ちゅう」
何度も何度も。
「みいちゃんが一人暮らししたら、俺金土日入り浸るのに」
そうは言いますけどね。
ウチの市の賃貸相場と蘇王くんの市の相場を一緒にしちゃあいけません。
ローカルとはいえ県の中心地ですから。
私に一人暮らしなんぞ出来る余裕も無いので、蘇王くんの提案は流します。
「ねえ、みいちゃん。おやすみのちゅうして?」
さっきもしたけど。
「眠るまでちゅうするの!」
はいはい。
眠った蘇王くんを見ながら。
紫の髪が好き。
伸ばしすぎて毛先なんか痛んじゃってるけど。
ヘアカラーじゃなくてマニキュアらしくて、気に入った色が輸入品しかないらしいけど。
指で蘇王くんの髪の毛鋤いたら、からまった毛先で止まる。
眠ってる蘇王くんを起こさないように絡んだ髪をほどいて、また鋤いて。
二人の関係はいつまで続くんだろう。
そんな事を思った。
つまんないことで仲良くなった。
つまんなすぎて、会話がなんだったか覚えてない。
直アド交換してから。
「お姉さん好きです!お姉さんに優しくされたい!」
変な願望丸出しのメールが来るようになった。
「僕、好きって言われたらすぐ好きになっちゃうんです」
そう言うから。
「蘇王くん可愛い。大好き」
とかメールしてあげてたらホントに。
「みいちゃん好き!大好き!」
と、なったワケだ。
写真の要求も最初はお互いの顔写真くらいだったのに、なんでか一日一枚になった。
送るたびに。
「可愛くないからねっ!」
そう言ってた私。
「この写真可愛いよぉ!みいちゃん可愛いよぉ!」
「可愛くないもーん」
「そう言う事言うところがが可愛いよぉ!みいちゃん可愛いよぉ!」
バカップルです。はい。
-------------------------
私達は遠距離。
同じ県内に住んでるけど、間に市町村が3つくらい入ってるプチ遠距離。
だからずっとメールでやり取りしてる。
初めて蘇王くんが電話をしてきた時は酔っ払っていた。
酔った勢いで電話してきたのだなつまりは。
それでも蘇王くんにとっては凄い勇気だったはず。
お酒のせいか思ったより饒舌に。
自分のヘタレさを語っていた。
惚れる要素が無い。
私は蘇王くんよりもだいぶん年上で、好きって言うのも、言ったら喜ぶから言ってあげてるだけで。
蘇王くんにしても、お姉さんが好き、って言ってもそのうち好き好き言うのに飽きちゃうんだろう。
今はそれが面白いだけでさ。
冷静な私。
なのにね。
初めのころはメールがメインで時々電話して、私もそこそこ仕事忙しいし蘇王くんも学校あるし、で時間が過ぎた。
ある日。
「俺、みいちゃんに直接好きって言いたい!!」
突如、奮起した蘇王くん。
まあ、電車に乗ってもそんなお金かかるほどの距離ではないし。
じゃあ、お会いしますか。
てな感じで会う話をしていたけど、それが予定は半月とか先の話で。
「今からみいちゃんに会いに行っちゃいます!」
いきなりそうメールがきた時は、なんの冗談かと思った。
「本気で来るの?」
慌てて電話で確認。
今から、って本気で言ってるのか。しかも平日。
「うん!みいちゃんに会える!って思ったら俺、会いたくて月末まで我慢できないの!ダメ?」
そんな可愛い事言われたら。
ダメとか言えないでしょうがあ!!
蘇王くんに一番わかりやすいルートで。
電車の乗換えと家の最寄り駅までの路線を教えて、私の仕事終わりの時間に迎えに言った。
「駅歩いてたら、怖い人がいっぱいいたよぉ」
開口一番のヘタレ発言だったけど、頑張って来てくれたんだね。
「金髪に革ジャンにピアスいっぱいの人と目が合ってめっちゃ怖かったあ!!」
きみもたいがい奇抜な見た目だから、どっちもだどっちだろ。
車に乗って、ドライブスルーで軽く食べるもの買って。
その後は二人で私の車で埠頭の人の来ない場所でずうっと。
蘇王くん膝枕してました。
健気さにやられるよね。
「ねえ、ちゅうしよう?」
とか言われて初ちゅうもした。
その時に私のメッセージアプリで蘇王くん見つけた話をしたら。
「じゃあこれからメッセージにして!みいちゃんメール返すの遅いんだもん!」
遅いつもりはないんだけど怒られた。
そして、メッセージで毎日写真を要求されるようになった。
メールでは。
「みいちゃん好き!可愛いよぉ!」
あ、今はメッセージアプリですね。
因みにハートの絵文字バリバリです。
ハートをたくさん並べてあげたら。
「うわあ!ハートいっぱいだよおおぉ!嬉しいよぉ!」
とこちらもハートづくしのコメントが返ってきた。
何かにつけて。
「みいちゃん可愛いよぉ!」
あまりに言うので。
「蘇王くん女の子の扱い慣れてるよね?」
「え!?俺みいちゃん以外に女の子に触った事ないよ!?」
え!?
そらまた。
マジで!?
それが本当だとわかったのは。
初めてえっちした時。
その日は、前から約束していた海に行って二人でぼんやり海眺めた。
しゃがんでお喋りしながら「海と私」の写真撮ったりしてたら。
「あ、その写真ちょうだいね」
すかさず言われた。
なんでそんなに写真集めてるんだ。
「にやにやしながらみいちゃんの写真見るのが好きなの」
危ない人ですよ。蘇王くん。
私が集めた綺麗な貝殻あげたら、砂浜に小さい順に並べてた。
意味わからん。
さて、それから海が見えるホテルに。
蘇王くんは実はちゅうは私が初めてじゃないらしい。
酔っ払って記憶が無い時に男の先輩とちゅうしたらしい。
「舌入れられなくてよかったんじゃない?」
「それはみいちゃんが初めてだよお!」
成程。
蘇王くんはよく男の人に手を握られたりハグされたりするらしい。
そう言った状況から私は疑っていた。
言っておきますが、蘇王くんは痩せ型で髪型は奇抜だけども、顔はどちらかと言うと綺麗なほう。
しかし、ヘタレゆえに柔らかい言葉遣いと初めて、と言う言葉に秘かにゲイでははいかと思っていた。
問い詰めたら泣きそうになったので、多分ストレートなんだろう。
蘇王くんの初めては。
「ねえ、お風呂入るの髪洗うの?」
洗いたかったら洗え。
「面倒だから洗わない」
いや、報告しないでいいから好きにして下さい。
「俺わからないから、よろしくお願いします」
よろしくされてもですよ。
お姉さんが好き、ってそこら辺に妙な夢持ってるからじゃないだろうなっ!
なんとかよろしくされた私。
いやはや。
お姉さん度を発揮してみましたよ。
いっぱいちゅうした。
眼が合うたびにちゅうした。
「蘇王くんが初めていきなり会いに来てくれた時、凄く嬉しかったんだよホントは」
あんまり素直じゃない私の素直な発言。
「…みいちゃん可愛すぎ…ちゅう!」
蘇王くんはちょっと、いやかなり。
喜んでくれました。
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蘇王くん家に来月から同居人ができるそうだ。
「なんかね、実家から学校通うのだるいから俺ん家住むんだって」
それじゃあ、私が遊びに行けないでしょ。
「だってその人ちょっと怖いんだもん。断れなかったの」
このヘタレ。
「じゃあみいちゃんくるからダメですって言ったらいいじゃん」
「あ…もう…その言い方可愛い!ちゅう!」
なんだ。
誤魔化されたぞ。
と、言うワケで。
蘇王くん家に最後のおとまり。
「おとまり!わあい!みいちゃんがおとまり!」
普段は、蘇王くんが私の住んでる市まで来る事の方が多い。
中心街まで電車で来て、私が車で迎えに行く。
その後はまあなんだ。
大抵は海の見えるお部屋に行く。
私が蘇王くん家に行く時は、電車に乗ってバスがよくわからないのでタクシーに乗る。
車で行けば楽なんだけども。
私は重度の方向音痴。
蘇王くんも自宅周辺以外は知らない。
そんなワケで電車。
蘇王くんはほぼ一日一食しか食べない。
私が作った大好物のハンバーグをもりもり食べる。
ご飯なんか、丼でがつがつ食べる。
ご飯が済んだらお風呂。
「わあい!みいちゃんのすっぴん!写真とって送って」
どうやら、おとまりの一番の目的は、そこだったらしい。
「みいちゃあん。好き。ちゅう」
お布団の中で、私を抱き締めながらずっと。
「ふふ。可愛い。ちゅう」
何度も何度も。
「みいちゃんが一人暮らししたら、俺金土日入り浸るのに」
そうは言いますけどね。
ウチの市の賃貸相場と蘇王くんの市の相場を一緒にしちゃあいけません。
ローカルとはいえ県の中心地ですから。
私に一人暮らしなんぞ出来る余裕も無いので、蘇王くんの提案は流します。
「ねえ、みいちゃん。おやすみのちゅうして?」
さっきもしたけど。
「眠るまでちゅうするの!」
はいはい。
眠った蘇王くんを見ながら。
紫の髪が好き。
伸ばしすぎて毛先なんか痛んじゃってるけど。
ヘアカラーじゃなくてマニキュアらしくて、気に入った色が輸入品しかないらしいけど。
指で蘇王くんの髪の毛鋤いたら、からまった毛先で止まる。
眠ってる蘇王くんを起こさないように絡んだ髪をほどいて、また鋤いて。
二人の関係はいつまで続くんだろう。
そんな事を思った。
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