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十三話
しおりを挟む魔力鑑定の日父様と私。レイ、ルミは魔法師協会に来ていた。
他の子供たちもいて自分には魔法が使えるか使えないかでソワソワしているようだ。
終わった子供たちは使えると喜んでいたり使えないやと落ち込んだり様々な反応を見せている。
人には属性があってそれも見てもらう事になる。
属性によって使える魔法が変わってくるそうだ。
さて、私の番がやってきた。
「お願いします」
そう言い協会の人の指示に従う。
水晶玉の前に立たされた。どうやらこれを使うらしい。
「では手をかざして。魔力を注いで」
あらかじめ魔力の流したかを教わっていたので難なくできた。
「うむ。これはBランクじゃな」
Bか、微妙だな。
魔力量には下からC、B、A、SとありBから魔法が使えるようになる。
ギリギリである。危ない。
「属性は…風じゃな」
「ありがとうございました」
お礼をいって後ろに下がる。ルミの番だ。
属性は土が一番多く風、水、火と珍しくなっていく。
これもまたなんとも言えない感。
本当に平凡な私である。
でもいいの、魔法が使えるだけいいのよ。
そして、かなり珍しい属性に光、闇がある。
といってもそうそういるものではないので置いておこう。
「おお!魔力はSランクじゃな」
まじかルミ、ハイスペックすぎるでしょ。
「属性は…な、なんて事だ。ひ、光じゃ!光じゃぞ!」
いや、いたわ。
なんて事だと協会の人が騒いでいる。
「え?え?」
ルミは何が起こっているのかわからないといった様子だ。
「ルミ!すごいじゃない」
私はルミに駆け寄る。だが大人たちに押しのけられた。ちょ、ちょっと。
「素晴らしい!素晴らしいですぞ!」
ルミの手を取りと興奮した様子で詰め寄っている。
「光は唯一生き物の怪我を治癒できる魔法!是非とも我が家に」
「いやいや、協会に」
その場にいた他の貴族や協会の人間がルミを取り合いし始めた。
ルミは置いてきぼりをくらっている。
光は先程言っていたように治癒の力をもつ唯一の属性。色々な人が欲しがる。
さらに国からも大切にされ、将来安泰だ。そこそこ地位ももらえる。
「我が家に養女としてこないだろうか」
そうやってとにかく自分のものにしようとする人でいっぱいだ。
ルミがとられてしまうかもしれない。いやだ。
でも貴族の子どもになった方が働くこともない。良い貴族のもとにいけば今よりずっといい生活ができるだろう。
もし、ルミが了承した場合私は…。
「私はベルティア様の側を離れる気はありません!」
ルミが大きな声で宣言した。
「ですので皆さんごめんなさい」
ベルティア様!とこちらにかけてきたルミはお側にいてもいいですよねと聞いてくる。当たり前だ。
「ルミこそいいの?もっと楽な生活ができるかもしれないのよ」
「そんなものよりベルティア様のお側にいる方が私には魅力的です」
私たちは抱きしめあった。
ルミの一言に誰もが悔しそうにしたが我がリズナール家より下の家ばかりだったので仕方なく諦めたようだ。
中にはいつでも声をかけてくれと自分の家名を伝えていく諦めの悪い者もいたが。
何とか騒ぎも収まり魔力鑑定は再開された。
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