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三話
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「千紘~やっほー」
「彩人先輩!どうしたんですか?」
昼休み千紘は壮吾と昼ごはんを食べようと弁当を開けようとした時教室の扉から彩人が顔を出していた。
最近彩人は何かと千紘にあいにくる。千紘は彩人が会いに来ると嬉しそうに彼の名を呼び迎え入れる。
「千紘…」
「彩人先輩、今からお昼ですか?」
「うん、千紘とどうかなって思ったけど…。今日は梅沢くんと食べるのかな?」
「はい、朝約束したんです。あ、彩人先輩も一緒にどうですか?」
「いいの?やった」
千紘の言葉に彩人はやったと喜んだ。しかし壮吾の方は複雑そうな顔をしていた。千紘はそれに気付かないで彩人の入る場所を作った。
その間に彩人は壮吾の反応を確認する。
(梅沢壮吾か…この子も…。まだ、自覚はないかもしれないけど)
彩人は壮吾の気持ちを察する。まだ好きだという気持ちは自覚はなさそうだがいつどうなるかわからない。壮吾が千紘に対して特別な感情を抱く前になんとかしたいと彩人は思った。
「千紘のお弁当は相変わらず美味しそうだね、でも今日は千紘の手作りじゃないでしょ」
「よくわかりましたね!今日はお母さんが作ってくれました」
「卵焼きの色が少し違ったから」
「すごい!少し材料が違うので少し色が変わるんですよね」
千紘は卵焼きについて熱く語り出した。目がキラキラして可愛いと彩人は微笑ましく見守る。
「千紘は好きなことの話してる時、すごく輝いてる…」
「え、そうかな。でも確かに楽しくて夢中になっちゃう」
「俺はそんな千紘、良いと思う」
「ありがとう壮吾」
二人のやりとりを眺めながら彩人はどうしたものかと考える。
(はあ、イライラする。千紘を独占したいな…)
彩人は楽しそうに話す千紘と壮吾を見てそう思った。
「壮吾も食べてみる?お母さんの」
「良いのか」
「うん、はいあーん」
「え…」
千紘の行動に壮吾は驚いてフリーズした。彩人も驚いて一瞬動けなかった。その二人の反応を見て自分の行動に気づいた千紘は慌てて手を引っ込めて謝った。
「ご、ごめん。つい弟と妹にやるみたいに」
「え、ああ。大丈夫」
「はいこれ」
今度は弁当の蓋に置いて渡した。それを受け取ると壮吾は美味しそうに食べた。
「美味い」
「そうなんだよ、お母さんの料理すごく美味しくて好きなんだ」
「えー僕も食べてみたかったな」
「彩人先輩はまた今度です」
彩人は仕方ないなと諦める仕草をした。そしてその後も楽しく喋りながら過ごして昼休みが終わる頃に彩人は自分の教室へと帰っていった。
千紘は午後の授業を必死に受けながらもなんとかこなして放課後となった。しかし授業中寝ているのがバレて他の生徒より余分に課題をもらってしまった。
少し教室に残って課題を進めることにした千紘はノートを開いて教科書を見つめるがさっぱりわからない。
「え。何?なんでこんな…ことになるんだ…さっぱりわからない」
千紘は一人ぼやきながら課題を進めるがまるでわからなかった。
「もーう、わかんないよー」
そう言って机に突っ伏してしまう。そのまま考えていたら寝てしまった。
「千紘…まだやってるのか?」
委員会の仕事だった壮吾は終わった後教室で残って課題をすると言っていた千紘の様子を見にいった。すると気持ちよさそうに眠る千紘がいた。
「寝てる…」
千紘はスウスウと寝息を立てて眠っている。いつもキラキラした瞳が閉じられている。口は少し開き赤い舌が少し見えた。
(…可愛い。って可愛いってなんだ。男に向かって)
壮吾は自分の中に一瞬芽生えた感情に戸惑う。千紘から目を逸せなくて自然と手が千紘の頭へと向かった瞬間。
「千紘~まだやってる?」
「!?」
壮吾は第三者の声に驚いてすぐに手を引っ込めた。
「ん…あや…と先輩?それに壮吾?」
「あ、千紘寝てたの?」
「え…ああーー!!ど、どうしよう。全然進んでない!」
「千紘よかったら家来る?勉強見てあげようか」
「え。良いんですか!?」
彩人の言葉に救世主が現れたかのような、いや救世主様と千紘は大喜びした。
「じゃあ準備していこ?」
「はい!じゃあまた明日壮吾!」
「千紘…」
壮吾は見逃さなかった家に誘った時の彩人の瞳が怪しく、そして仄暗い何かが灯ったことを。
そして引き留めようとしたが彩人がさっさと千紘を連れて行ってしまった。
この後壮吾は追いかけてでも止めるべきだったと後悔することになる。
「千紘ここが僕の家」
「うわー素敵ですね」
「ありがと」
千紘は彩人の家に案内される。そのまま彩人の部屋に通された。
「じゃあ、早速勉強しようか」
「う…はい」
「僕も自分の課題してるからわかんないことがあったら聞いて」
そう言って彩人はテーブルに自分の課題を広げた。そして隣に来るようにと手招きする。
千紘も座るとテーブルに課題を広げる。
「こういう時は少し雑談とか挟むものじゃ…」
「千紘…」
「すみませんでした」
しばらく黙々と課題をこなしていた彩人だったが気づいてしまう。隣の千紘のペンの音がしばらく聞こえてないことに。
「千紘…もしかして」
「はい。なにもわかりません」
「よく入学できたね」
「自分でも不思議です」
千紘の勉強の出来なさを舐めていたと彩人は思った。
後二問で自分の課題が終わるのでそれをやったら千紘に専念しようと考え急いで終わらせた。
「まずここは…」
「え…なんでこうなるんですか?」
「…もうなんでとか考えないで公式丸暗記して…」
「はい…」
しゅんとする千紘を見ながら可愛いと思いながら彩人は必死に勉強を教えた。
そうして二十時ごろ千紘の課題が終わった。
「やりました!俺やりましたよ!!」
「頑張ったね」
「はい!彩人先輩のおかげです」
二人で喜び合っていると千紘のスマホがなった。メッセージがきたようで確認する。
壮吾からだった。そこには無事に家に帰ったかと心配するメッセージだった。
もうそんなこと心配される年齢ではないのだがと思ったが、心配されているようなので返事はしようとした時。
「梅沢くんから?」
「はい。よくわかりましたね」
「なんとなくね、どんな内容だったの?」
「無事帰ったか?って」
「ふーん。ところで千紘って恋人とかいるの?」
彩人の言葉に顔を真っ赤にしてあたふたと千紘は慌て始めた。
「い、いません!でも…高校生になったんだし可愛い恋人ができたりしないかな~とは思ってたり…」
「そっか」
なぜ彩人が突然そんなことを聞いたのかわからなかったが正直にいないことを話した。ついでに自分の願望も話す。
「ねえ、千紘…。僕今日家族が全員出払ってて一人なんだ。寂しいから泊まってかない?」
「?」
「だめ?」
彩人は甘えるように千紘に言う。千紘は明日の時間割を思い出す。家に取りに行かないといけないものもない。
「良いですよ!家族に連絡しますね。後壮吾にも」
そう言って千紘は家族に電話で許可をとったあと壮吾にも彩人の家に泊まると連絡をしようとした時、彩人が止めた。
「梅沢くんにはちゃんと帰ったって言った方がいいかも」
「へ?」
「貸して…」
そう言って千紘のスマホを奪って勝手に壮吾へ帰ったとメッセージを送ってしまった。
千紘は驚いたがすぐにスマホを取り返す。
「何するんですか!」
「うーん。だって邪魔が入ったら嫌だし…」
「?」
「千紘さ、隙だらけだもん」
突然雰囲気の変わった彩人に千紘は恐怖を感じた。これは誰だろうと、いつも可愛く笑って自分を呼ぶ彩人とは思えない。
彩人は千紘に近づくと手を掴んで自分の方へと引き寄せた。
「今日も梅沢にあーんってしようとするし、放課後も触れられそうになるし…」
「な、なんのこ…」
「僕さ、千紘が好きだよ。恋愛的な意味で…」
「え…」
彩人の告白に千紘の頭は真っ白になった。
(彩人先輩が俺を好き?なんで…いつから)
千紘は考えるが全くわからなかった。彩人はそんな千紘を見ながら笑う。
「ふふ、どう千紘…僕のこと受け入れてくれる?」
「だって、お、俺…」
「何?」
「や、やだっ!!」
千紘は彩人の手を振り解こうとした。この行為が事態を最悪な方向へと進む選択とは知らずに…。
「そっか、それが答えなんだね」
「…!?」
「いいよ、ならさ…」
体からもらうね…彩人の瞳が怪しく光った。
「彩人先輩!どうしたんですか?」
昼休み千紘は壮吾と昼ごはんを食べようと弁当を開けようとした時教室の扉から彩人が顔を出していた。
最近彩人は何かと千紘にあいにくる。千紘は彩人が会いに来ると嬉しそうに彼の名を呼び迎え入れる。
「千紘…」
「彩人先輩、今からお昼ですか?」
「うん、千紘とどうかなって思ったけど…。今日は梅沢くんと食べるのかな?」
「はい、朝約束したんです。あ、彩人先輩も一緒にどうですか?」
「いいの?やった」
千紘の言葉に彩人はやったと喜んだ。しかし壮吾の方は複雑そうな顔をしていた。千紘はそれに気付かないで彩人の入る場所を作った。
その間に彩人は壮吾の反応を確認する。
(梅沢壮吾か…この子も…。まだ、自覚はないかもしれないけど)
彩人は壮吾の気持ちを察する。まだ好きだという気持ちは自覚はなさそうだがいつどうなるかわからない。壮吾が千紘に対して特別な感情を抱く前になんとかしたいと彩人は思った。
「千紘のお弁当は相変わらず美味しそうだね、でも今日は千紘の手作りじゃないでしょ」
「よくわかりましたね!今日はお母さんが作ってくれました」
「卵焼きの色が少し違ったから」
「すごい!少し材料が違うので少し色が変わるんですよね」
千紘は卵焼きについて熱く語り出した。目がキラキラして可愛いと彩人は微笑ましく見守る。
「千紘は好きなことの話してる時、すごく輝いてる…」
「え、そうかな。でも確かに楽しくて夢中になっちゃう」
「俺はそんな千紘、良いと思う」
「ありがとう壮吾」
二人のやりとりを眺めながら彩人はどうしたものかと考える。
(はあ、イライラする。千紘を独占したいな…)
彩人は楽しそうに話す千紘と壮吾を見てそう思った。
「壮吾も食べてみる?お母さんの」
「良いのか」
「うん、はいあーん」
「え…」
千紘の行動に壮吾は驚いてフリーズした。彩人も驚いて一瞬動けなかった。その二人の反応を見て自分の行動に気づいた千紘は慌てて手を引っ込めて謝った。
「ご、ごめん。つい弟と妹にやるみたいに」
「え、ああ。大丈夫」
「はいこれ」
今度は弁当の蓋に置いて渡した。それを受け取ると壮吾は美味しそうに食べた。
「美味い」
「そうなんだよ、お母さんの料理すごく美味しくて好きなんだ」
「えー僕も食べてみたかったな」
「彩人先輩はまた今度です」
彩人は仕方ないなと諦める仕草をした。そしてその後も楽しく喋りながら過ごして昼休みが終わる頃に彩人は自分の教室へと帰っていった。
千紘は午後の授業を必死に受けながらもなんとかこなして放課後となった。しかし授業中寝ているのがバレて他の生徒より余分に課題をもらってしまった。
少し教室に残って課題を進めることにした千紘はノートを開いて教科書を見つめるがさっぱりわからない。
「え。何?なんでこんな…ことになるんだ…さっぱりわからない」
千紘は一人ぼやきながら課題を進めるがまるでわからなかった。
「もーう、わかんないよー」
そう言って机に突っ伏してしまう。そのまま考えていたら寝てしまった。
「千紘…まだやってるのか?」
委員会の仕事だった壮吾は終わった後教室で残って課題をすると言っていた千紘の様子を見にいった。すると気持ちよさそうに眠る千紘がいた。
「寝てる…」
千紘はスウスウと寝息を立てて眠っている。いつもキラキラした瞳が閉じられている。口は少し開き赤い舌が少し見えた。
(…可愛い。って可愛いってなんだ。男に向かって)
壮吾は自分の中に一瞬芽生えた感情に戸惑う。千紘から目を逸せなくて自然と手が千紘の頭へと向かった瞬間。
「千紘~まだやってる?」
「!?」
壮吾は第三者の声に驚いてすぐに手を引っ込めた。
「ん…あや…と先輩?それに壮吾?」
「あ、千紘寝てたの?」
「え…ああーー!!ど、どうしよう。全然進んでない!」
「千紘よかったら家来る?勉強見てあげようか」
「え。良いんですか!?」
彩人の言葉に救世主が現れたかのような、いや救世主様と千紘は大喜びした。
「じゃあ準備していこ?」
「はい!じゃあまた明日壮吾!」
「千紘…」
壮吾は見逃さなかった家に誘った時の彩人の瞳が怪しく、そして仄暗い何かが灯ったことを。
そして引き留めようとしたが彩人がさっさと千紘を連れて行ってしまった。
この後壮吾は追いかけてでも止めるべきだったと後悔することになる。
「千紘ここが僕の家」
「うわー素敵ですね」
「ありがと」
千紘は彩人の家に案内される。そのまま彩人の部屋に通された。
「じゃあ、早速勉強しようか」
「う…はい」
「僕も自分の課題してるからわかんないことがあったら聞いて」
そう言って彩人はテーブルに自分の課題を広げた。そして隣に来るようにと手招きする。
千紘も座るとテーブルに課題を広げる。
「こういう時は少し雑談とか挟むものじゃ…」
「千紘…」
「すみませんでした」
しばらく黙々と課題をこなしていた彩人だったが気づいてしまう。隣の千紘のペンの音がしばらく聞こえてないことに。
「千紘…もしかして」
「はい。なにもわかりません」
「よく入学できたね」
「自分でも不思議です」
千紘の勉強の出来なさを舐めていたと彩人は思った。
後二問で自分の課題が終わるのでそれをやったら千紘に専念しようと考え急いで終わらせた。
「まずここは…」
「え…なんでこうなるんですか?」
「…もうなんでとか考えないで公式丸暗記して…」
「はい…」
しゅんとする千紘を見ながら可愛いと思いながら彩人は必死に勉強を教えた。
そうして二十時ごろ千紘の課題が終わった。
「やりました!俺やりましたよ!!」
「頑張ったね」
「はい!彩人先輩のおかげです」
二人で喜び合っていると千紘のスマホがなった。メッセージがきたようで確認する。
壮吾からだった。そこには無事に家に帰ったかと心配するメッセージだった。
もうそんなこと心配される年齢ではないのだがと思ったが、心配されているようなので返事はしようとした時。
「梅沢くんから?」
「はい。よくわかりましたね」
「なんとなくね、どんな内容だったの?」
「無事帰ったか?って」
「ふーん。ところで千紘って恋人とかいるの?」
彩人の言葉に顔を真っ赤にしてあたふたと千紘は慌て始めた。
「い、いません!でも…高校生になったんだし可愛い恋人ができたりしないかな~とは思ってたり…」
「そっか」
なぜ彩人が突然そんなことを聞いたのかわからなかったが正直にいないことを話した。ついでに自分の願望も話す。
「ねえ、千紘…。僕今日家族が全員出払ってて一人なんだ。寂しいから泊まってかない?」
「?」
「だめ?」
彩人は甘えるように千紘に言う。千紘は明日の時間割を思い出す。家に取りに行かないといけないものもない。
「良いですよ!家族に連絡しますね。後壮吾にも」
そう言って千紘は家族に電話で許可をとったあと壮吾にも彩人の家に泊まると連絡をしようとした時、彩人が止めた。
「梅沢くんにはちゃんと帰ったって言った方がいいかも」
「へ?」
「貸して…」
そう言って千紘のスマホを奪って勝手に壮吾へ帰ったとメッセージを送ってしまった。
千紘は驚いたがすぐにスマホを取り返す。
「何するんですか!」
「うーん。だって邪魔が入ったら嫌だし…」
「?」
「千紘さ、隙だらけだもん」
突然雰囲気の変わった彩人に千紘は恐怖を感じた。これは誰だろうと、いつも可愛く笑って自分を呼ぶ彩人とは思えない。
彩人は千紘に近づくと手を掴んで自分の方へと引き寄せた。
「今日も梅沢にあーんってしようとするし、放課後も触れられそうになるし…」
「な、なんのこ…」
「僕さ、千紘が好きだよ。恋愛的な意味で…」
「え…」
彩人の告白に千紘の頭は真っ白になった。
(彩人先輩が俺を好き?なんで…いつから)
千紘は考えるが全くわからなかった。彩人はそんな千紘を見ながら笑う。
「ふふ、どう千紘…僕のこと受け入れてくれる?」
「だって、お、俺…」
「何?」
「や、やだっ!!」
千紘は彩人の手を振り解こうとした。この行為が事態を最悪な方向へと進む選択とは知らずに…。
「そっか、それが答えなんだね」
「…!?」
「いいよ、ならさ…」
体からもらうね…彩人の瞳が怪しく光った。
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