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二話
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入学式からしばらく経ったある日、休み時間になると後ろの席の壮吾に話しかける。
「壮吾は甘いもの好き?」
「え、実は…好きだ…。何くれるの?」
「えへへ、今朝早起きしたからマフィン作ったんだ。手作りが大丈夫だったらどうぞ」
「ありがと…」
昨日は早く寝たため、いつもより早く起きた千紘はマフィンを作った。弟と妹にも渡したが少し作り過ぎてしまったため
学校に持ってきた。
「俺も食べたんだけど、実は俺甘いものはそこまで好きってわけではなくて…。一つで充分ってなっちゃうんだ」
「そうなのか…。…あ、美味しい…」
「やった!やっぱり作ったものを美味しいって言ってもらえるは嬉しい」
千紘の作ったお菓子が気に入ったのか壮吾はどんどん口に運ぶ。
「え、なになに~。二人とも何食べてるの?」
「千紘のお菓子…」
「えっ、私たちも食べたい!」
「いいよ、はいどうぞ」
「美味しい~」
他のクラスメイトも集まってきて千紘のお菓子を頬張る、みんな笑顔でお菓子を食べてくれ千紘の顔も嬉しそうだ。
「お…俺もいい?」
「ああ、もちろん」
最初の頃バカにしてきたクラスメイトももらいにきている。
「いつも、ほんと美味い、その最初の頃バカにしてごめんな」
「ああ、全然気にしてない!それより食べてくれてありがとう」
千紘はいいやつ、真っ直ぐなやつだなと壮吾は思った。それに何より…
「千紘って自分を否定しないんだな…」
「?」
「なんていうか好きなものをちゃんと好きって言えるのが…すごい」
「壮吾は言えないのか」
「お、俺は…」
壮吾は黙ってしまい俯いた。何か事情があるのかもしれないと思った千紘はそれ以上の追求はせずいた。
「壮吾、俺は壮吾の好きなもの否定したりしないよ。だって壮吾の事大好きだから、そんな壮吾の好きなものもきっとすごく素敵なものだと思う」
「!!」
「ほら、友達の友達はもう友達みたいな?」
「なんだよ、それ。意味わかんね」
千紘の言葉に壮吾は笑う。
「いつか俺も…」
「?」
「なんでもない」
壮吾は話を変えるようにお菓子に目を向けた。
「本当これ、美味しい…」
「料理男子、モテたりするかな?」
「どうした…突然」
「いや、せっかく高校生になったんだしそういう関係の人がいてもいいかなって」
千紘は恥ずかしそうに頬を掻いてつぶやく。千紘にも可愛い彼女が欲しいと言う願望くらいある。それが叶うかは分からないが。
それにできるといいなと壮吾は返したところで休み時間が終わり授業が始まった。
(千紘もそういう事思うんだな。なんか意外だ)
壮吾は千紘の新たな一面を知って少し嬉しくなった。前の席を見ると授業が難しいのか唸っている。そしてそのままゆらゆらと頭が揺れ始めた。寝てるなと壮吾は後ろでくすくすと笑った。
(後でノート見せてやるか)
「午前の授業終わり!お昼だ~」
午前の授業も無事終わった。千紘は大体睡魔に負けて夢と現実の間を彷徨っていたが…。あまり勉強ができる方ではない千紘である。
「ちーひろっ」
教室の扉の方から自分を呼ぶ声が聞こえそちらに顔を向けると、入学式の日に知り合った一学年上の先輩彩人であった。
「彩人先輩!どうしたんですか?」
「ん~、今日は千紘とご飯食べたいなって思って」
「いいですよ」
「じゃあご飯持って外行こ」
千紘はお弁当を持って彩人の方へと向かう。そしてクラスメイトの視線も彩人に向かう。綺麗な顔をした彩人は注目されやすい。
彩人はそれに気にした様子もなく千紘が自分の方へとくると嬉しそうに手を握って歩き出した。
千紘は彩人の嬉しそうな表情につられ自然と笑顔になる。
(彩人先輩といると俺すごく楽しいな)
彩人の自分といられて嬉しいと言う気持ちを隠さず千紘と接してくれるところが大好きだった。
「彩人先輩今日はどこで食べますか?」
「うーん。あ、僕お気に入りの場所があるからそこで食べよ」
「お気に入りの場所に連れっていってくれるんですか?」
「千紘は可愛い後輩だからね」
「嬉しいです!」
千紘は彩人の言葉に目を輝かせた。その姿に彩人も癒されていた。
「ここなんだけど」
少し歩いた先に大きな木が生えている場所に辿り着いた。そして彩人は千紘を連れて木の裏側へと行く。そこには園芸部が手入れしている花壇があった。
しかしその花壇に植えてあるものは統一感がなく自由に花々が咲いていた。
「ここ人が来ない穴場って場所ではないんだけど、この自由な花壇が面白くてつい見にきちゃうんだよね」
「確かに面白いですね。でもすごく綺麗に咲いてますね」
「うん、この花壇は園芸部員が育てたいと思った花を好きに植えて良いらしいよ」
「なるほど、なんて言うか愛を感じます」
「え~本当?僕にはただ面白く見えてるよ。千紘もそう見えてるけど気を遣ったでしょ」
「う…」
二人はそのまま地面に座ると弁当を広げてご飯を食べ始めた。
「千紘のお弁当いつも美味しそうだよね」
「何か食べます?」
「いいの?」
「はい、どれ食べますか?」
「迷っちゃうな~、千紘のおすすめは?」
彩人に問われしばらく自分の弁当を眺めて千紘はこれと決める。
「この鶏団子とかどうですか?」
そう言って千紘は自然と箸で鶏団子をつかみ彩人の口元に持っていく。一瞬驚いた彩人だったが口を開け鶏団子を頬張った。
「美味しい~!」
「本当ですか?これ自信作なんですよ」
「何、これ千紘が作ったの?」
「はい!」
千紘は自信作を褒められ嬉しそうにする。その笑顔はキラキラしていて眩しいほどだった。
すると彩人はお礼にと自分の弁当からミートボールを箸でつかみ千紘へと差し出す。
「えっ…」
「僕のは母さんが作ったんだけどね。はい、あーん」
「は、恥ずかしいです」
「僕にはしたじゃん」
「え…あっ、無意識で!たまにやっちゃうんですよ、弟や妹にしている癖で」
すみませんとしょんぼりと落ち込んでしまった千紘に彩人はそのまま口元へ持っていく。
驚いて口を開いた隙を見逃さずミートボールを放り込んだ。
「んっ…あ、これ美味しいです!!」
「よかった、母さんも喜ぶよ」
「レシピは何だろ…このソースも…」
真剣にミートボールについて考えだした千紘につい彩人は笑ってしまう。
(千紘ってコロコロ表情が変わって可愛いな)
彩人は千紘をかなり気に入っていた。素直で明るくて、笑った顔がすごく可愛くて。胸がいっぱいになった。
「千紘って本当可愛いよね。まあ、僕も負けてないけど」
「また自分で言って。でも彩人先輩のそういうところ大好きです」
「本当~うれしい」
そういうと彩人はきゃっと可愛くポーズした。
「なんて言うか彩人先輩って自分を理解してそれを武器に出来てるって言うか…」
「え…」
千紘の言葉に彩人は驚いて固まってしまう。するとその時話し声が聞こえてきた。
「あいつ、竹谷彩人…まじで媚びてるよな」
「わかる!ぶりっ子ちゃんかよって思うことも多いし~」
「ナヨナヨしいよな、ちんこちゃんとついてんのか?」
「あはは、ついてても気持ち程度だろ」
「違いない。女子も今は夢中だけどすぐ飽きられるよな」
彩人の人気に嫉妬しているのか勝手なことばかり言っている集団だった。
千紘は心配して彩人を見ると驚くほど冷めた目をしてそれを聞いていた。その集団は二人に気づくことなく通り過ぎていった。
「…」
「…たまにいるんだよねああいうの」
二人の間に気まずい空気が流れるが千紘は自分の考えを伝えたくて口を開いた。
「さっきの話の続きなんですけど。俺、自分の特性を武器にしてそれをちゃんと使える彩人先輩はすごいと思います」
「…でも」
「そしてそれを貫く強い心。俺はそういうところ、すごく尊敬してます」
「…っ」
「彩人先輩に癒されている人はたくさんいますよ。俺も彩人先輩の可愛いとろにすごく癒されてます」
「ふふ。ありがと……千紘」
(何それ…千紘ってタラシなの?僕そんなこと言われたら…)
こんな見た目だからナヨナヨしている、男らしくないと馬鹿にされてきた。だからそれならいっそこの武器を活かそうと考えて可愛い系のキャラを目指し、そのように振る舞った。すると一部からは可愛がられ一部からは先ほどのように妬まれた。そして次は計算高いと言われるようになってしまった。結局みんな彩人の見た目だけを見て判断していた。
みんな自分の外側だけで判断する。誰も彩人の努力に気づいてくれなかったのに…。
(こんなの、欲しくなっちゃうじゃん)
彩人の心は千紘に奪われた。
(千紘…絶対僕のものにするから…)
たとえ君の恋愛対象に僕が入らなかったとしても…
彩人は今後どう動くか、考え始めた。
千紘はそんな彩人の気持ちなんて気づくはずもなく彩人に笑いかけていた。
「壮吾は甘いもの好き?」
「え、実は…好きだ…。何くれるの?」
「えへへ、今朝早起きしたからマフィン作ったんだ。手作りが大丈夫だったらどうぞ」
「ありがと…」
昨日は早く寝たため、いつもより早く起きた千紘はマフィンを作った。弟と妹にも渡したが少し作り過ぎてしまったため
学校に持ってきた。
「俺も食べたんだけど、実は俺甘いものはそこまで好きってわけではなくて…。一つで充分ってなっちゃうんだ」
「そうなのか…。…あ、美味しい…」
「やった!やっぱり作ったものを美味しいって言ってもらえるは嬉しい」
千紘の作ったお菓子が気に入ったのか壮吾はどんどん口に運ぶ。
「え、なになに~。二人とも何食べてるの?」
「千紘のお菓子…」
「えっ、私たちも食べたい!」
「いいよ、はいどうぞ」
「美味しい~」
他のクラスメイトも集まってきて千紘のお菓子を頬張る、みんな笑顔でお菓子を食べてくれ千紘の顔も嬉しそうだ。
「お…俺もいい?」
「ああ、もちろん」
最初の頃バカにしてきたクラスメイトももらいにきている。
「いつも、ほんと美味い、その最初の頃バカにしてごめんな」
「ああ、全然気にしてない!それより食べてくれてありがとう」
千紘はいいやつ、真っ直ぐなやつだなと壮吾は思った。それに何より…
「千紘って自分を否定しないんだな…」
「?」
「なんていうか好きなものをちゃんと好きって言えるのが…すごい」
「壮吾は言えないのか」
「お、俺は…」
壮吾は黙ってしまい俯いた。何か事情があるのかもしれないと思った千紘はそれ以上の追求はせずいた。
「壮吾、俺は壮吾の好きなもの否定したりしないよ。だって壮吾の事大好きだから、そんな壮吾の好きなものもきっとすごく素敵なものだと思う」
「!!」
「ほら、友達の友達はもう友達みたいな?」
「なんだよ、それ。意味わかんね」
千紘の言葉に壮吾は笑う。
「いつか俺も…」
「?」
「なんでもない」
壮吾は話を変えるようにお菓子に目を向けた。
「本当これ、美味しい…」
「料理男子、モテたりするかな?」
「どうした…突然」
「いや、せっかく高校生になったんだしそういう関係の人がいてもいいかなって」
千紘は恥ずかしそうに頬を掻いてつぶやく。千紘にも可愛い彼女が欲しいと言う願望くらいある。それが叶うかは分からないが。
それにできるといいなと壮吾は返したところで休み時間が終わり授業が始まった。
(千紘もそういう事思うんだな。なんか意外だ)
壮吾は千紘の新たな一面を知って少し嬉しくなった。前の席を見ると授業が難しいのか唸っている。そしてそのままゆらゆらと頭が揺れ始めた。寝てるなと壮吾は後ろでくすくすと笑った。
(後でノート見せてやるか)
「午前の授業終わり!お昼だ~」
午前の授業も無事終わった。千紘は大体睡魔に負けて夢と現実の間を彷徨っていたが…。あまり勉強ができる方ではない千紘である。
「ちーひろっ」
教室の扉の方から自分を呼ぶ声が聞こえそちらに顔を向けると、入学式の日に知り合った一学年上の先輩彩人であった。
「彩人先輩!どうしたんですか?」
「ん~、今日は千紘とご飯食べたいなって思って」
「いいですよ」
「じゃあご飯持って外行こ」
千紘はお弁当を持って彩人の方へと向かう。そしてクラスメイトの視線も彩人に向かう。綺麗な顔をした彩人は注目されやすい。
彩人はそれに気にした様子もなく千紘が自分の方へとくると嬉しそうに手を握って歩き出した。
千紘は彩人の嬉しそうな表情につられ自然と笑顔になる。
(彩人先輩といると俺すごく楽しいな)
彩人の自分といられて嬉しいと言う気持ちを隠さず千紘と接してくれるところが大好きだった。
「彩人先輩今日はどこで食べますか?」
「うーん。あ、僕お気に入りの場所があるからそこで食べよ」
「お気に入りの場所に連れっていってくれるんですか?」
「千紘は可愛い後輩だからね」
「嬉しいです!」
千紘は彩人の言葉に目を輝かせた。その姿に彩人も癒されていた。
「ここなんだけど」
少し歩いた先に大きな木が生えている場所に辿り着いた。そして彩人は千紘を連れて木の裏側へと行く。そこには園芸部が手入れしている花壇があった。
しかしその花壇に植えてあるものは統一感がなく自由に花々が咲いていた。
「ここ人が来ない穴場って場所ではないんだけど、この自由な花壇が面白くてつい見にきちゃうんだよね」
「確かに面白いですね。でもすごく綺麗に咲いてますね」
「うん、この花壇は園芸部員が育てたいと思った花を好きに植えて良いらしいよ」
「なるほど、なんて言うか愛を感じます」
「え~本当?僕にはただ面白く見えてるよ。千紘もそう見えてるけど気を遣ったでしょ」
「う…」
二人はそのまま地面に座ると弁当を広げてご飯を食べ始めた。
「千紘のお弁当いつも美味しそうだよね」
「何か食べます?」
「いいの?」
「はい、どれ食べますか?」
「迷っちゃうな~、千紘のおすすめは?」
彩人に問われしばらく自分の弁当を眺めて千紘はこれと決める。
「この鶏団子とかどうですか?」
そう言って千紘は自然と箸で鶏団子をつかみ彩人の口元に持っていく。一瞬驚いた彩人だったが口を開け鶏団子を頬張った。
「美味しい~!」
「本当ですか?これ自信作なんですよ」
「何、これ千紘が作ったの?」
「はい!」
千紘は自信作を褒められ嬉しそうにする。その笑顔はキラキラしていて眩しいほどだった。
すると彩人はお礼にと自分の弁当からミートボールを箸でつかみ千紘へと差し出す。
「えっ…」
「僕のは母さんが作ったんだけどね。はい、あーん」
「は、恥ずかしいです」
「僕にはしたじゃん」
「え…あっ、無意識で!たまにやっちゃうんですよ、弟や妹にしている癖で」
すみませんとしょんぼりと落ち込んでしまった千紘に彩人はそのまま口元へ持っていく。
驚いて口を開いた隙を見逃さずミートボールを放り込んだ。
「んっ…あ、これ美味しいです!!」
「よかった、母さんも喜ぶよ」
「レシピは何だろ…このソースも…」
真剣にミートボールについて考えだした千紘につい彩人は笑ってしまう。
(千紘ってコロコロ表情が変わって可愛いな)
彩人は千紘をかなり気に入っていた。素直で明るくて、笑った顔がすごく可愛くて。胸がいっぱいになった。
「千紘って本当可愛いよね。まあ、僕も負けてないけど」
「また自分で言って。でも彩人先輩のそういうところ大好きです」
「本当~うれしい」
そういうと彩人はきゃっと可愛くポーズした。
「なんて言うか彩人先輩って自分を理解してそれを武器に出来てるって言うか…」
「え…」
千紘の言葉に彩人は驚いて固まってしまう。するとその時話し声が聞こえてきた。
「あいつ、竹谷彩人…まじで媚びてるよな」
「わかる!ぶりっ子ちゃんかよって思うことも多いし~」
「ナヨナヨしいよな、ちんこちゃんとついてんのか?」
「あはは、ついてても気持ち程度だろ」
「違いない。女子も今は夢中だけどすぐ飽きられるよな」
彩人の人気に嫉妬しているのか勝手なことばかり言っている集団だった。
千紘は心配して彩人を見ると驚くほど冷めた目をしてそれを聞いていた。その集団は二人に気づくことなく通り過ぎていった。
「…」
「…たまにいるんだよねああいうの」
二人の間に気まずい空気が流れるが千紘は自分の考えを伝えたくて口を開いた。
「さっきの話の続きなんですけど。俺、自分の特性を武器にしてそれをちゃんと使える彩人先輩はすごいと思います」
「…でも」
「そしてそれを貫く強い心。俺はそういうところ、すごく尊敬してます」
「…っ」
「彩人先輩に癒されている人はたくさんいますよ。俺も彩人先輩の可愛いとろにすごく癒されてます」
「ふふ。ありがと……千紘」
(何それ…千紘ってタラシなの?僕そんなこと言われたら…)
こんな見た目だからナヨナヨしている、男らしくないと馬鹿にされてきた。だからそれならいっそこの武器を活かそうと考えて可愛い系のキャラを目指し、そのように振る舞った。すると一部からは可愛がられ一部からは先ほどのように妬まれた。そして次は計算高いと言われるようになってしまった。結局みんな彩人の見た目だけを見て判断していた。
みんな自分の外側だけで判断する。誰も彩人の努力に気づいてくれなかったのに…。
(こんなの、欲しくなっちゃうじゃん)
彩人の心は千紘に奪われた。
(千紘…絶対僕のものにするから…)
たとえ君の恋愛対象に僕が入らなかったとしても…
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