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3-4 黒の女神・ネメシスの囁き
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3-4 黒の女神・ネメシスの囁き
その夜。
カイの部屋には、静寂が降りていた。
ルナはベッドの脇に立ち、剣を膝の上に置いて眠るように目を閉じている。
真白は心配して「今日は泊まってく?」と聞いたが、
「大丈夫」とカイは笑って断った。
だが――心の中は全然大丈夫じゃなかった。
机の上には、あの“黒いカード”が置かれている。
《虚無の女神・ネメシス》。
黒い装飾、見る角度によって滲むように浮かぶ銀色の紋章。
まるで、こちらを見返しているようだった。
> 「……カード、なのに、なんか生きてるみたいだな。」
そっと指先で触れた瞬間、
ひやりと冷たい感触が走る。
そして、声が響いた。
> 『――目覚めよ、我が器。』
「っ!?」
頭の中に直接響く、女の声。
低く、甘く、囁くように。
> 『久しい……私を拾ったのは、お前か。』
「……誰だ?」
『問うまでもない。我が名は“ネメシス”。かつて神をも滅ぼした女神だ。』
空気が凍りつく。
ルナが寝息を立てているはずなのに、部屋全体が異様な静けさに包まれる。
> 「……しゃべった……?」
『我はお前に興味を持った。
“心を与える者”――まるで神のような力。』
「神? そんなもんじゃない……俺はただ――」
『謙遜するな。お前は“創造者”だ。
お前の心が想像した者に魂を与え、命を吹き込む。
だが、それは危うい。愛は、いずれ腐る。』
カイは息を呑む。
ネメシスの声が、まるで心の奥を覗いているかのようだった。
> 『私と契約せよ、カイ・ミナト。
お前の力を半分譲れば、私はお前を“完全な召喚者”にしてやろう。
召喚体たちは、もはや幻ではなく、永遠に実体を得る。』
永遠。
その言葉に、一瞬だけ心が揺らぐ。
ルナも、ハルナも、もう消えない存在になる。
笑って、食べて、普通の人間みたいに生きられる――。
> 「……永遠に?」
『ああ。お前が望むなら。
代わりに、私にお前の“想い”を捧げよ。
感情は毒。削ぎ落とせば、お前はもっと強くなる。』
その甘い囁きに、カイの視界が揺れる。
まるで、夢の中に引き込まれていくような感覚。
――そのとき。
ガシャンッ!!
テーブルの上のグラスが倒れ、水がこぼれた。
その音にカイは我に返る。
ルナが目を開け、鋭く声を放った。
> 「主! 今、何と戦っていましたか!?」
「ルナ……お前、気づいてたのか?」
「はい。悪しき気配がありました。
主を誘惑する“闇の囁き”です。」
ルナの瞳に戦士の光が宿る。
彼女は机の上のカードをにらみつけた。
> 「それが、ネメシス……ですか。」
『ほう、銀の騎士よ。まだ生きていたか。
哀れな被造物。主の心に縋るだけの存在。』
「黙れ!」
ルナが剣を構え、カードに向かって切りかかる。
だが――刃は寸前で弾かれた。
> 『無駄だ。私は“概念”。壊せはしない。』
黒い靄が部屋中に広がり、電灯がチカチカと点滅する。
ルナが叫ぶ。
> 「主、離れてください!」
「待て、ルナ!」
だが靄は一瞬でルナを包み込み、彼女の身体が苦しそうに光を放った。
> 「くっ……主……この声、危険です……」
『面白い。主の“愛玩の剣”が、私の声に耐えようとするとは。』
「愛玩とか言うなぁぁぁ!!!」
カイはカードを掴み、思い切り握りしめた。
> 「お前、俺の仲間を侮辱するな!」
『仲間? 違うだろう。
お前にとって彼女たちは、カードの“登場人物”にすぎない。
お前の退屈を癒やす存在。
消えればまた別のキャラを召喚する――それが“人間”だ。』
その言葉に、胸が痛んだ。
図星だった。
最初はただ、可愛いキャラを実体化してみたかっただけ。
それが、今では“家族”みたいに感じている。
> 「……違う。俺は、そんなつもりじゃ……!」
『ならば証明してみせろ。
私を封じることができるなら、お前の想いを認めよう。』
黒い光が爆発した。
部屋中の空気が押しつぶされるように重くなり、カイは膝をつく。
> 「ぐっ……!」
「主!!」
ルナが必死に立ち上がり、カイの前に立つ。
剣の光が闇に押されながらも、かすかに輝きを放つ。
> 「私は……主の想いの証。
あなたが“心を与えた”存在として、決して闇に屈しません!」
『愚か者め。お前のような幻影に何ができる。』
「幻影でも構いません。
主が信じてくださる限り、私は現実です!」
その瞬間、ルナの剣がまばゆい光を放つ。
闇を切り裂く一閃。
黒い靄が悲鳴を上げ、カードの紋章がひび割れた。
> 『……おもしろい。やはり、お前の力は“感情”か……。
ならば、次はお前自身の心を試そう――カイ・ミナト。』
ネメシスの声が消える。
闇が晴れ、ルナが膝をついた。
カイは慌てて抱きとめる。
> 「ルナ! 大丈夫か!」
「ええ……少し、主の心が強すぎて……焼けそうでした。」
「バカ、無理すんなよ……」
夜風がカーテンを揺らす。
机の上の黒いカードは、ただ静かに沈黙していた。
しかしその表面に、微かに新しい線が刻まれている。
まるで、“目”のような紋章――。
カイはそれに気づかず、疲れ果ててソファに倒れ込んだ。
ルナがそっと彼の隣に寄り添い、目を閉じる。
> 「主……私たちの戦いは、まだ終わりませんね。」
「ああ……でも、もう怖くねぇ。
お前がいてくれるなら。」
ルナが小さく笑った。
> 「では、次の朝も……主を起こす役目、続けさせてください。」
「ああ……頼む。」
――二人は静かに眠りについた。
だが、暗闇の奥。
ネメシスの声が、再び微かに囁く。
> 『愛が強ければ強いほど、壊れる音も美しい――
カイ・ミナト、次に泣くのは誰かしら?』
その夜。
カイの部屋には、静寂が降りていた。
ルナはベッドの脇に立ち、剣を膝の上に置いて眠るように目を閉じている。
真白は心配して「今日は泊まってく?」と聞いたが、
「大丈夫」とカイは笑って断った。
だが――心の中は全然大丈夫じゃなかった。
机の上には、あの“黒いカード”が置かれている。
《虚無の女神・ネメシス》。
黒い装飾、見る角度によって滲むように浮かぶ銀色の紋章。
まるで、こちらを見返しているようだった。
> 「……カード、なのに、なんか生きてるみたいだな。」
そっと指先で触れた瞬間、
ひやりと冷たい感触が走る。
そして、声が響いた。
> 『――目覚めよ、我が器。』
「っ!?」
頭の中に直接響く、女の声。
低く、甘く、囁くように。
> 『久しい……私を拾ったのは、お前か。』
「……誰だ?」
『問うまでもない。我が名は“ネメシス”。かつて神をも滅ぼした女神だ。』
空気が凍りつく。
ルナが寝息を立てているはずなのに、部屋全体が異様な静けさに包まれる。
> 「……しゃべった……?」
『我はお前に興味を持った。
“心を与える者”――まるで神のような力。』
「神? そんなもんじゃない……俺はただ――」
『謙遜するな。お前は“創造者”だ。
お前の心が想像した者に魂を与え、命を吹き込む。
だが、それは危うい。愛は、いずれ腐る。』
カイは息を呑む。
ネメシスの声が、まるで心の奥を覗いているかのようだった。
> 『私と契約せよ、カイ・ミナト。
お前の力を半分譲れば、私はお前を“完全な召喚者”にしてやろう。
召喚体たちは、もはや幻ではなく、永遠に実体を得る。』
永遠。
その言葉に、一瞬だけ心が揺らぐ。
ルナも、ハルナも、もう消えない存在になる。
笑って、食べて、普通の人間みたいに生きられる――。
> 「……永遠に?」
『ああ。お前が望むなら。
代わりに、私にお前の“想い”を捧げよ。
感情は毒。削ぎ落とせば、お前はもっと強くなる。』
その甘い囁きに、カイの視界が揺れる。
まるで、夢の中に引き込まれていくような感覚。
――そのとき。
ガシャンッ!!
テーブルの上のグラスが倒れ、水がこぼれた。
その音にカイは我に返る。
ルナが目を開け、鋭く声を放った。
> 「主! 今、何と戦っていましたか!?」
「ルナ……お前、気づいてたのか?」
「はい。悪しき気配がありました。
主を誘惑する“闇の囁き”です。」
ルナの瞳に戦士の光が宿る。
彼女は机の上のカードをにらみつけた。
> 「それが、ネメシス……ですか。」
『ほう、銀の騎士よ。まだ生きていたか。
哀れな被造物。主の心に縋るだけの存在。』
「黙れ!」
ルナが剣を構え、カードに向かって切りかかる。
だが――刃は寸前で弾かれた。
> 『無駄だ。私は“概念”。壊せはしない。』
黒い靄が部屋中に広がり、電灯がチカチカと点滅する。
ルナが叫ぶ。
> 「主、離れてください!」
「待て、ルナ!」
だが靄は一瞬でルナを包み込み、彼女の身体が苦しそうに光を放った。
> 「くっ……主……この声、危険です……」
『面白い。主の“愛玩の剣”が、私の声に耐えようとするとは。』
「愛玩とか言うなぁぁぁ!!!」
カイはカードを掴み、思い切り握りしめた。
> 「お前、俺の仲間を侮辱するな!」
『仲間? 違うだろう。
お前にとって彼女たちは、カードの“登場人物”にすぎない。
お前の退屈を癒やす存在。
消えればまた別のキャラを召喚する――それが“人間”だ。』
その言葉に、胸が痛んだ。
図星だった。
最初はただ、可愛いキャラを実体化してみたかっただけ。
それが、今では“家族”みたいに感じている。
> 「……違う。俺は、そんなつもりじゃ……!」
『ならば証明してみせろ。
私を封じることができるなら、お前の想いを認めよう。』
黒い光が爆発した。
部屋中の空気が押しつぶされるように重くなり、カイは膝をつく。
> 「ぐっ……!」
「主!!」
ルナが必死に立ち上がり、カイの前に立つ。
剣の光が闇に押されながらも、かすかに輝きを放つ。
> 「私は……主の想いの証。
あなたが“心を与えた”存在として、決して闇に屈しません!」
『愚か者め。お前のような幻影に何ができる。』
「幻影でも構いません。
主が信じてくださる限り、私は現実です!」
その瞬間、ルナの剣がまばゆい光を放つ。
闇を切り裂く一閃。
黒い靄が悲鳴を上げ、カードの紋章がひび割れた。
> 『……おもしろい。やはり、お前の力は“感情”か……。
ならば、次はお前自身の心を試そう――カイ・ミナト。』
ネメシスの声が消える。
闇が晴れ、ルナが膝をついた。
カイは慌てて抱きとめる。
> 「ルナ! 大丈夫か!」
「ええ……少し、主の心が強すぎて……焼けそうでした。」
「バカ、無理すんなよ……」
夜風がカーテンを揺らす。
机の上の黒いカードは、ただ静かに沈黙していた。
しかしその表面に、微かに新しい線が刻まれている。
まるで、“目”のような紋章――。
カイはそれに気づかず、疲れ果ててソファに倒れ込んだ。
ルナがそっと彼の隣に寄り添い、目を閉じる。
> 「主……私たちの戦いは、まだ終わりませんね。」
「ああ……でも、もう怖くねぇ。
お前がいてくれるなら。」
ルナが小さく笑った。
> 「では、次の朝も……主を起こす役目、続けさせてください。」
「ああ……頼む。」
――二人は静かに眠りについた。
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