まともな人と恋愛したいよ〜私おかしくなっちゃう〜

夢生人

文字の大きさ
21 / 26
第3章 私は奴隷

第21話 吾郎の怒り

しおりを挟む
寝ていたと言っても10分も寝ていない

まるで運動が終えた時の疲れに似た脱力感が襲う

「愛美ちゃん、起きたの?凄く感じていたね」

自分で信じられない乱れ方に恥ずかしくて顔が紅くなる

「うん」

その二文字が精一杯の言葉であった。

「明日は、何時に予備校が終わるの?」

明日は午前中に予備校は終わる予定だ。

「お昼に終わる」

「じゃあ、明日はいっぱい出来るね?」

また流れに逆らえず体を許してしまったが、別に滝上とSEXを楽しみたいと思いたくもない。冷静に考えれば当たり前の事だ。

ただ、あれだけ乱れて滝上を欲した私が、今は反論しても説得力も何も無い。

「そうですね」

急いで着がえる

そして着替え終えると部屋を出て行こうと出入口に向かって歩き出そうとした。

「ちょっと待って」
右手を捕まれる

滝上は男根を見せつける様に露出する。
捕まれた右手を男根に触れるところまで移動させられた。

「最後に軽く触って」

私は言われるがままに男根を握った

「30秒間握ってくれたら帰っていいよ」

ただ握っていれば帰れる。
私は滝上の命令を受け入れた。

ゆっくり滝上が数える

しだいに男根が膨張していく

さっきまで感じなかった血管が浮き出る

あ、熱い

ただ握っているだけなのに・・・・

また私の股間はゆっくりと濡れていく

はあはあ・・

「どうだい愛美、気持ちいいか?」

また鋭い目で見つめられる

「は、はい」

「気持ちいいのか?」

「はい、気持ちいいです」

「明日も愛美が握っている俺の分身が膣の中で暴れてやるから楽しみにしていろよ」

もう、この滝上の言葉に逆らえない

「はい、お願いします」

「よし、今日は帰っていいぞ」

「はい」

ヨタヨタしながら外に出た。

自分で自分の事が信じられない。
間違いなく滝上を望んでしまっている。

「はあ~最低」

電車に乗り、家に向かう

「何だか疲れたわ」

たまたま座れたので、自宅近くの駅まで熟睡してしまう。

あれ?

誰かが私を呼んでいる

「愛美」

肩を揺すられている

「だ、だれ?」

「何を言っているんだよ。駅に着いたぞ」

吾郎?

吾郎に手を掴まれて、慌てて電車を降りた

「まったく、俺がいなかったら通り過ぎていたぞ」

「う、うん」

吾郎の顔を直視できない
吾郎は私の態度に気付いた

「どうしたんだ?何かあったのか?」

「何にも無いよ」
私は走って改札口を出る。

吾郎が追い掛けてくる

「おい、待てよ」

そして追いつかれて肩を掴まれた

「何で逃げるんだよ」

「吾郎には関係ないわ」

涙が溢れだす

「おい、本当にどうしたんだ?滝上に何かされたのか?」

涙を拭いながら否定する
「何にも無いわよ!」

滝上の事より、自分に腹が立つ

「もしかして、やられたのか?」

ビクッと反応してしまう

「滝上にやられたのか?」

私は頷いた

「嘘だろ?」

それは私が言いたい
「本当よ」

「滝上が無理やり犯したのか?」

まさか自分から求めたなんて死んでも言えない
「もう、どうでもいいでしょ!吾郎には関係無いでしょ!」

「いや・・・・・」

何かを言い返そうとしたのだろうけど、言葉が出てこない感じである

どこかで吾郎に助けてもらいたかったのかも知れない。吾郎が口ごもると悲しみが押し寄せて来た。
「とにかく、吾郎には関係無いわ!」

私は無我夢中に家まで走った。

吾郎は動かず立ち尽くしていた。

吾郎は走って行く愛美をただ茫然と眺める。

「クソッ挿れない約束だったから協力してやったのに、滝上の野郎」
吾郎は拳を握り閉めた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

私の推し(兄)が私のパンツを盗んでました!?

ミクリ21
恋愛
お兄ちゃん! それ私のパンツだから!?

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...