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しおりを挟む(なんで僕も連れてこられたんだろう…)
突然、僕が洗濯をしている時、母上に「あんたも行くんだから、さっさと支度をしなさいっ!」と言われた。僕もついて行かなくてはならないらしい。準備しろと言われ、急いで洗濯を干して母上の所へ走って行った。
(早く行かないと、また叩かれるっ)
母上の所に着くと
「随分と遅いじゃない?私を待たせるなんて良い度胸よね。居候の分際で。」
バシッ 母上が持っていた扇子でかなりの力で頬を叩かれた。
「ゔっ、、」(いっ痛い、かなり痛い、、、)
「何してんのよ、グズグズしてないでさっさと乗りなさい。」
痛い頬を抑えながら、謝り、待っていた馬車に乗った。
ガタガタ
「…」(どこに行くんだろ、、、)
気になりはするけど、母上に聞く事は出来ないから、大人しく座って目的地に着くのを待っているしかなかった。
馬車が急に止まった。目的地に着いたらしい。ドアの外を見てみると、
(わぁ、、、で、でっかいお城だ、、、)
とても大きく煌びやかな自分とは無縁の城の前に着いていた。
「何してんのよ、さっさと降りなさいっ!!グズなんだから。」
「ご、ごめんなさいっ」と謝り母上について行く。
(な、何をするんだろう、、何をするのか聞きたいけど、こんな所で、叩かれたくないから聞けない、、早く行かないと、また叩かれるっ、、、!)
不安に思いながらも、急いで母上について行った。
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