無垢の愛

葉月

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「こ、こんにちはっ」
 
 他の挨拶の仕方を知らないから、「こんにちは」と言ってみたは良いもののこんな挨拶で良かったのか?と疑問に思った。

(挨拶の仕方もちゃんと出来ないから、皇子殿下に笑われてしまうかな、、、?でも、なんだか笑わずに居てくれるきがする、、、)

 そう思いながら、黙って居ると

 「こんにちは」
 
 とても素敵な笑顔で挨拶を返してくれた。

 (やっぱり、笑わずに挨拶を返してくれた。とても優しい方だな、、、)
 

自分の顔が赤くなった事に気付いた。そして、挨拶を笑わずに返してくれたことにとても嬉しく思ったが、顔を見る事は恥ずかしくて、下を向いたまま立って居た。

「申し訳ございませんっ、第二皇子殿下少し急いでおりますのでこれで失礼致しますわっ」

母上がそう言いながら足速にその場を立ち去ろうとする、下を向いて立ち止まって居る僕に

「何してるのよ!?アンタも早く着いてきなさいっ!」

怒られてしまった。咄嗟のことだったから

「ご、ごめんなさいっ」

と、謝りながら、母上に着いて行く。その時、後ろを少し振り返ると、皇子殿下の顔から笑顔が消えていた。

(笑顔じゃ無くても、あんなにカッコイイんだな、、、でも、何か怒っている感じがする。やっぱり僕の挨拶が変だから怒っているのかな、、、?)

と思いながら、足速に母上について行く。
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