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第十一章
391 城での進化 ④
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今回最後に進化するのは、キュアリーフラビットのアロマである。俺は素材となるフェアリーと共に、アロマのカードを取り出す。
ちなみにフェアリーはCランクモンスターであり、これで残りが三枚になってしまった。
以前リーフェの進化でも使ったので、枚数がかなり少なくなっている。
さて、こちらも相性が良い気がするが、果たして上手くいくだろうか。頼むぞ。
そう願いを込めながら俺は進化を実行すると、サンの時と同様に、引継ぎが先に発生した。
アロマもフュージョン自体は二回目なので、引き継げるスキルも二つである。
う~む。これは悩むな。アロマのスキルには、有用なものが多い。
癒属性適性、ミックスアロマ、緑の力、分裂融合、浮遊移動。このあたりが、引継ぎ候補になる。
なので進化した時に引き継がなくても残りそうなスキルや、逆に強化されそうなものを除外するしかないか。
俺はそうして熟考の末に、判断を下す。
よし、引き継ぐのは、ミックスアロマと分裂融合にしよう。
この二つは、失うと二度と手に入ることが無いような気がした。アロマ独自のスキルだと思われる。
緑の力も惜しかったが、フェアリーとは相性が良い気がするので、何かしらの形で影響が及ぶことを願うしかない。
それと癒属性も失われるときついが、これまでの配下たちの進化を考えると、属性は増える方が多い気がした。なのでここは、癒属性が残ることに賭けたのである。
ちなみに浮遊移動はフェアリーにも飛行というスキルがあるので、普通に大丈夫な気がした。何かしらの形で、たぶん活かされるだろう。
あとは渡した魔除けの楔と、装備している死竜の角が、どのような影響を与えるかだな。
そうして引継ぎスキルの選択も完了したので、俺はそう思いつつも、進化を実行する。
アロマのカードが一瞬輝き、新たな姿を現した。
種族:フェアリアルラビット(アロマ)
種族特性
【神秘兎】【癒しの緑精】
【ミックスアロマ】【分裂融合】
【領域結界】【生魔感知】
【魔法制御】【隠密】
【浮遊飛行】【脱兎】
エクストラ
【ユニゾンモンスター】
【フュージョンモンスター】
装備
・死竜の角
アロマはキュアリーフラビットから、フェアリアルラビットへと、無事に進化を遂げたようである。
その見た目は基本的に、変わらないウサギの姿だった。体毛は相変わらず翡翠色であり、死竜の角も消えずに残っている。
ただ違いがあるとすれば、背中に半透明なアメジスト色の羽が左右に一枚ずつ、合計二枚あることだろうか。
羽はフェアリーのトンボのような羽ではなく、蝶のような羽だった。また直接背中に生えているという感じではなく、背中から僅かに離れて存在している。まるでホログラムのような羽であった。
それと瞳の色も、羽と同じでアメジスト色である。まるで宝石のようで、とても美しい。
全体的に神秘的な雰囲気のウサギという、そんな印象を受けた。
とりあえず見た目はそんなところなので、次に気になっていたスキルの確認を行う。
名称:神秘兎
効果
・自身へのあらゆる束縛、鑑定、追跡、感知、支配系スキルを無効化する。
・このスキルには以下の効果が内包される。
【幻空属性適性】【空属性耐性(小)】
【精神耐性(中)】【スリープ】
【フィアー】【幻物】【幻変装】
【幻避】【フェイク】【サイコショック】
【バリアー】【テレポートステップ】
【スペースカッター】【スペースバッグ】
名称:癒しの緑精
効果
・癒属性魔法を植物と大地にも適用し、植物に対してはよりその回復効果を高めることが可能になる。
・このスキルには以下の効果が内包される。
【癒属性適性】【ヒール】【キュア】
【マインドヒール】【エリアヒール】
【植物操作】【再生】【光合成】
【魔力操作上昇(中)】【魔力上昇(中)】
【自然魔力回復量上昇(中)】
名称:領域結界
効果
・不可視の結界を作り出し、結界の外から干渉される、あらゆる索敵系スキルから逃れる。
名称:生魔感知
効果
・周囲の生命と魔力を感知する。
名称:浮遊飛行
効果
・浮遊及び飛行することが可能となる。
・浮遊状態時に、その場で通常移動が可能となる。
これは、ある意味凄いな。もはやアロマは、幻や伝説のウサギ型モンスターという感じである。
もしも野生の個体がいて捕獲されたら、城が建つ値段以上で取引されるかもしれない。
けれども仮に見つけたとしても、捕まることはないだろう。なぜなら神秘兎の効果により、あらゆる束縛、鑑定、追跡、感知、支配系スキルを無効化するからだ。
更に幻空属性の魔法によって、より増して捕獲は困難を極めるだろう。
あと何気にだが、普通に空属性適性が増えているんだよな。空属性はとても優秀な属性なので、これからアロマの力になってくれることは間違いない。
またサイコショックやスペースカッターという攻撃魔法もあるので、戦うことも可能になった。なのでこの神秘兎というスキルだけでも、十分に優れている。
だがそれだけにはとどまらず、アロマには癒しの緑精というスキルもあった。
おそらく癒属性と、緑の力が良い感じに影響を及ぼしたのだろう。
それにより大地と植物にも、癒属性魔法が効くようになったようだ。更に植物に関しては、より使用する癒属性魔法の効果が高まるらしい。
この事実が、ある意味一番アロマの価値を上げているかもしれない。為政者からすれば、喉から手が出るほど欲しいだろう。
なので俺は、後で女王にアロマを派遣することにした。おそらく大陸の復興で、大いに役立つと思われる。
あとは領域結界だが、魔除けの楔の効果がそのままスキルになったみたいだ。
装備品がそのままスキルに変わるのは、珍しいかもしれない。たぶんアロマとの相性が、とてもよかったのだろう。
どちらにしても、このスキルが有用な事には変わりない。様々な場面で、重宝することだろう。
そして生魔感知と浮遊飛行に関しては、特に言うことはない。どちらも感知系と浮遊系の上位スキルに変わったみたいである。効果はシンプルだが、便利なスキルなのは間違いない。
他に気になることは先ほども触れたが、死竜の角が残ったことだろうか。
おそらく死竜の角とアロマの相性が悪かったので、何も変わらずに残ったのだろう。逆に今更ながら、悪影響が出なくてよかったと思った。
装備品でも悲しきモンスターに変わる可能性を、考慮するべきだったかもしれない。次回の進化からは、配下の不要な装備は外した方がいいだろう。
ちなみに死竜の角の効果は、確かこんな感じだったはずだ。
名称:死竜の角
説明
・装備中は以下の能力を得る。
【火闇属性耐性(小)】【物理耐性(小)】
【自然魔力回復量上昇(小)】【瘴気無効】
・この角は頭部に自動装着される。
・この角は時間経過と共に修復されていく。
・この角は装備する者のサイズに調整される。
とりあえず既にアロマは進化をしており、この死竜の角の効果も優れているので、このままアロマに装備させようと思う。
相性こそよくないらしいが、アロマ自身はこの角をとても気に入っている。おそらくホーンラビットだったときのことが、影響しているのだろう。
なのでアロマから、この死竜の角を取り上げるようなことはしない。
そしてここまでのステータス内容を鑑みるに、アロマも十分にBランクモンスターだろう。
戦闘能力はそこまで高くは無さそうだが、それ以外の部分がとても優れている。もしかしたら、Aランクに近いかもしれない。
むしろその特殊性だけで言えば、Aランクにも匹敵するだろう。場合によっては、上回る。
それくらいアロマは、特別なモンスターへと進化を果たした。フュージョンモンスターはこうした何が起きるか分からない部分が、すごく魅力的な部分である。
だがフュージョンモンスターはその代わり、悲しきモンスターになってしまう可能性もあった。故に行う際には、十分に注意する必要がある。
なので上手く進化してくれたことに対して、俺は正直ホッとしていた。アロマが悲しきモンスターにならなくて、本当によかったと思う。
さて、とりあえずこれで確認も済んだし、アロマを実際に召喚してみよう。
そうしてアロマの新しい能力の確認も済んだので、俺はさっそくアロマを召喚するのだった。
ちなみにフェアリーはCランクモンスターであり、これで残りが三枚になってしまった。
以前リーフェの進化でも使ったので、枚数がかなり少なくなっている。
さて、こちらも相性が良い気がするが、果たして上手くいくだろうか。頼むぞ。
そう願いを込めながら俺は進化を実行すると、サンの時と同様に、引継ぎが先に発生した。
アロマもフュージョン自体は二回目なので、引き継げるスキルも二つである。
う~む。これは悩むな。アロマのスキルには、有用なものが多い。
癒属性適性、ミックスアロマ、緑の力、分裂融合、浮遊移動。このあたりが、引継ぎ候補になる。
なので進化した時に引き継がなくても残りそうなスキルや、逆に強化されそうなものを除外するしかないか。
俺はそうして熟考の末に、判断を下す。
よし、引き継ぐのは、ミックスアロマと分裂融合にしよう。
この二つは、失うと二度と手に入ることが無いような気がした。アロマ独自のスキルだと思われる。
緑の力も惜しかったが、フェアリーとは相性が良い気がするので、何かしらの形で影響が及ぶことを願うしかない。
それと癒属性も失われるときついが、これまでの配下たちの進化を考えると、属性は増える方が多い気がした。なのでここは、癒属性が残ることに賭けたのである。
ちなみに浮遊移動はフェアリーにも飛行というスキルがあるので、普通に大丈夫な気がした。何かしらの形で、たぶん活かされるだろう。
あとは渡した魔除けの楔と、装備している死竜の角が、どのような影響を与えるかだな。
そうして引継ぎスキルの選択も完了したので、俺はそう思いつつも、進化を実行する。
アロマのカードが一瞬輝き、新たな姿を現した。
種族:フェアリアルラビット(アロマ)
種族特性
【神秘兎】【癒しの緑精】
【ミックスアロマ】【分裂融合】
【領域結界】【生魔感知】
【魔法制御】【隠密】
【浮遊飛行】【脱兎】
エクストラ
【ユニゾンモンスター】
【フュージョンモンスター】
装備
・死竜の角
アロマはキュアリーフラビットから、フェアリアルラビットへと、無事に進化を遂げたようである。
その見た目は基本的に、変わらないウサギの姿だった。体毛は相変わらず翡翠色であり、死竜の角も消えずに残っている。
ただ違いがあるとすれば、背中に半透明なアメジスト色の羽が左右に一枚ずつ、合計二枚あることだろうか。
羽はフェアリーのトンボのような羽ではなく、蝶のような羽だった。また直接背中に生えているという感じではなく、背中から僅かに離れて存在している。まるでホログラムのような羽であった。
それと瞳の色も、羽と同じでアメジスト色である。まるで宝石のようで、とても美しい。
全体的に神秘的な雰囲気のウサギという、そんな印象を受けた。
とりあえず見た目はそんなところなので、次に気になっていたスキルの確認を行う。
名称:神秘兎
効果
・自身へのあらゆる束縛、鑑定、追跡、感知、支配系スキルを無効化する。
・このスキルには以下の効果が内包される。
【幻空属性適性】【空属性耐性(小)】
【精神耐性(中)】【スリープ】
【フィアー】【幻物】【幻変装】
【幻避】【フェイク】【サイコショック】
【バリアー】【テレポートステップ】
【スペースカッター】【スペースバッグ】
名称:癒しの緑精
効果
・癒属性魔法を植物と大地にも適用し、植物に対してはよりその回復効果を高めることが可能になる。
・このスキルには以下の効果が内包される。
【癒属性適性】【ヒール】【キュア】
【マインドヒール】【エリアヒール】
【植物操作】【再生】【光合成】
【魔力操作上昇(中)】【魔力上昇(中)】
【自然魔力回復量上昇(中)】
名称:領域結界
効果
・不可視の結界を作り出し、結界の外から干渉される、あらゆる索敵系スキルから逃れる。
名称:生魔感知
効果
・周囲の生命と魔力を感知する。
名称:浮遊飛行
効果
・浮遊及び飛行することが可能となる。
・浮遊状態時に、その場で通常移動が可能となる。
これは、ある意味凄いな。もはやアロマは、幻や伝説のウサギ型モンスターという感じである。
もしも野生の個体がいて捕獲されたら、城が建つ値段以上で取引されるかもしれない。
けれども仮に見つけたとしても、捕まることはないだろう。なぜなら神秘兎の効果により、あらゆる束縛、鑑定、追跡、感知、支配系スキルを無効化するからだ。
更に幻空属性の魔法によって、より増して捕獲は困難を極めるだろう。
あと何気にだが、普通に空属性適性が増えているんだよな。空属性はとても優秀な属性なので、これからアロマの力になってくれることは間違いない。
またサイコショックやスペースカッターという攻撃魔法もあるので、戦うことも可能になった。なのでこの神秘兎というスキルだけでも、十分に優れている。
だがそれだけにはとどまらず、アロマには癒しの緑精というスキルもあった。
おそらく癒属性と、緑の力が良い感じに影響を及ぼしたのだろう。
それにより大地と植物にも、癒属性魔法が効くようになったようだ。更に植物に関しては、より使用する癒属性魔法の効果が高まるらしい。
この事実が、ある意味一番アロマの価値を上げているかもしれない。為政者からすれば、喉から手が出るほど欲しいだろう。
なので俺は、後で女王にアロマを派遣することにした。おそらく大陸の復興で、大いに役立つと思われる。
あとは領域結界だが、魔除けの楔の効果がそのままスキルになったみたいだ。
装備品がそのままスキルに変わるのは、珍しいかもしれない。たぶんアロマとの相性が、とてもよかったのだろう。
どちらにしても、このスキルが有用な事には変わりない。様々な場面で、重宝することだろう。
そして生魔感知と浮遊飛行に関しては、特に言うことはない。どちらも感知系と浮遊系の上位スキルに変わったみたいである。効果はシンプルだが、便利なスキルなのは間違いない。
他に気になることは先ほども触れたが、死竜の角が残ったことだろうか。
おそらく死竜の角とアロマの相性が悪かったので、何も変わらずに残ったのだろう。逆に今更ながら、悪影響が出なくてよかったと思った。
装備品でも悲しきモンスターに変わる可能性を、考慮するべきだったかもしれない。次回の進化からは、配下の不要な装備は外した方がいいだろう。
ちなみに死竜の角の効果は、確かこんな感じだったはずだ。
名称:死竜の角
説明
・装備中は以下の能力を得る。
【火闇属性耐性(小)】【物理耐性(小)】
【自然魔力回復量上昇(小)】【瘴気無効】
・この角は頭部に自動装着される。
・この角は時間経過と共に修復されていく。
・この角は装備する者のサイズに調整される。
とりあえず既にアロマは進化をしており、この死竜の角の効果も優れているので、このままアロマに装備させようと思う。
相性こそよくないらしいが、アロマ自身はこの角をとても気に入っている。おそらくホーンラビットだったときのことが、影響しているのだろう。
なのでアロマから、この死竜の角を取り上げるようなことはしない。
そしてここまでのステータス内容を鑑みるに、アロマも十分にBランクモンスターだろう。
戦闘能力はそこまで高くは無さそうだが、それ以外の部分がとても優れている。もしかしたら、Aランクに近いかもしれない。
むしろその特殊性だけで言えば、Aランクにも匹敵するだろう。場合によっては、上回る。
それくらいアロマは、特別なモンスターへと進化を果たした。フュージョンモンスターはこうした何が起きるか分からない部分が、すごく魅力的な部分である。
だがフュージョンモンスターはその代わり、悲しきモンスターになってしまう可能性もあった。故に行う際には、十分に注意する必要がある。
なので上手く進化してくれたことに対して、俺は正直ホッとしていた。アロマが悲しきモンスターにならなくて、本当によかったと思う。
さて、とりあえずこれで確認も済んだし、アロマを実際に召喚してみよう。
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