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第5章 関東平野西部奪還編
第9話 藤沢ドラゴンズナイト
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・・9・・
六条千有莉が上野原で父親と再会を果たしてから二日後の一一月二四日。日本軍は太平洋側の戦線と東京都部の戦線両面で順調に進軍を重ねていた。
孝弘達がいる東京都西部方面ではCTの密度が高くなりつつあるものの小平・国分寺・府中方面まで進出。北は所沢を、南は稲城まで迫る所まで来ていた。
太平洋側の戦線も奪還領域を拡張している。東京西部方面と同様にCTの面積あたりの密度は上昇傾向にあるものの、火力をぶつける単純かつ効率的な手法で藤沢近郊まで進出。横浜へと徐々に近付いていた。
また、喜ばしいニュースもあった。内陸から進んでいた孝弘達のいる方面軍と太平洋側より進んでいた方面軍が遂に南北双方からの合流を果たしたのである。これによって両軍は本格的に一体となって進出することとなった。
それだけではない。年末までの首都奪還に向けてさらなる増派を上層部は決定したのである。これは奪還領域が増えるにつれて兵力不足の懸念が広がりつつあった事と、東京都心部にはこれまでと比較にならない敵兵力――CT・神聖帝国軍問わず――がいると想定されているからである。
このように少しずつ、だが着実に日本軍は東京都心に近付いていたであった。
・・Φ・・
11月24日
午後4時半過ぎ
茅ヶ崎周辺
今川月子中佐率いる西方特殊大隊は午前中から続く上空と地上双方からのCTの掃討を終えてから地上部隊等に今日の任務を引き継ぎ、大休憩の時間を取っていた。夜からの夜間哨戒任務のある大隊の一部は夜に備えて準備を始めていたが、今川中佐を含めそれ以外の部隊はようやく一息つける状況となっていたのである。
この日も目立ったトラブルやハプニングは見られなかった。開戦から四ヶ月が経とうとしている今、この期間を戦い続けてきた軍の将兵の中でも生き残っている面々にはそれだけの経験値が蓄積されている。新型や厄介な個体ならともかく、既知の個体なら対処も慣れていたし厄介な部類は重火力を叩き込むという形式もパターン化されていた。
じわりじわりと生まれる損害は決して無視出来ないものの、さらなる増派が見込まれる今はそれも許容範囲内となっていた。
この日の夕方、夜間に備えつつも可能な限り進出地域を増やそうとする地上部隊が戦闘を続ける中、今川中佐は茅ヶ崎に置いている大隊の移動司令部で今日の状況整理を行いながら、明日の作戦に向けて副官の滝山とあれこれと話し合っていた。
「――以上が本日最新の戦況です。藤沢周辺を半包囲しつつあり、明日からは本格的な市街戦に移行出来るかと。小回りが効き重火力の我々は戦車や回転翼機並に使われることになるかと」
「戦車並みに硬いのは魔法障壁がある時だけで基本は生身の人間。回転翼機並かそれ以上の機動性は魔力がある内だけなんですけどねえ。昨日も使われ今日も使われ、明日もと引っ張りだこですと部隊の消耗が気になるんですが、まだ大丈夫ですか? 定期的に聞き取りしているのである程度は知っているつもりですけど」
「累計戦死者七名。累計重傷者一六名です。この数日で重傷者がやや増えました。部隊に戻れない分で計算した損耗率は五パーセントを越えました。部隊に戻れる軽傷程度であれば約八パーセントです。今はまだいいですが、都心奪還までにこれ以上の消耗は避けたいのが正直な感想です」
「ふむ。ちなみに補充は来ますか?」
「はっ。いえ、通常の魔法軍ならともかく我々レベルの部隊の能力者となるとなかなか。特務連隊もそうらしいですが、次の増派でもあまり期待は出来ないかと」
「でしょうね。我々は大隊規模。おまけに替えの効かない性質の特殊部隊です。平時なら他所から引き抜いたり、優秀な魔法能力者を選抜したりで賄いますけど、そんな余力無いでしょう?」
「はい。今川中佐の仰る通り」
「魔法軍は便利屋ですが、空軍並みに補充しづらい軍隊ですからねえ。せめて抜けた分のカバーはしたいんですけど……」
今川中佐はマグカップに入ったコーヒーを飲んで息をつきながら、ホログラム資料を見つめる。
とある理由で次の増派は早まったものの、それを大いに期待出来るのは陸軍くらいだ。損耗率の低い海軍はともかく、パイロット養成の絡む空軍も苦労しているがそれ以上なのが魔法軍だった。
何せ最低限の教育ですら高等学校教育を含めて四年かかる。幹部候補生だと大学と士官学校を含めて八年。高度幹部候補生に至っては院も含まれ一一年と、医学部よりマシといったレベルで途方も無い金と時間がかかるのが魔法軍人の養成なのだ。
戦争が始まってから特に初期は手痛い損害を受けているのを今川は身を持って知っている。今はまだ教官レベルを引き抜いて無いだけマトモだが、人材枯渇となればどうなるか。今川はそこまで来たら終わりだと思っていたのである。
「まあでも、悪いことばかり起きている訳ではありませんし、良しとしましょう。六条本家のお嬢様が現在進行形でもたらしてくれている情報。アレは金やダイヤモンド並、いやそれ以上の価値がありますし」
「ええ。昨日の速報を目に通しましたがよく話してくれたと思いましたよ。我々ですらトラウマになるよう経験をしながらも打ち明けてくれるだなんて、私は彼女を尊敬しますよ」
「滝山大尉に同意ですね。軍にとって情報とはすなわち宝。今まで謎だった都心の惨状がこうして明るみになりました。そのお陰でさらなる増派が早まった。大勲章モノです」
「都心において、CTに食われなかった少数の生存者は神聖帝国軍に捕縛され、劣悪な環境で地下に強制収容されている。しかも何らかの実験の被検体にされている。でしたね」
「ええ。見過ごせない事態です。自国民が生きている可能性があり、残虐行為も確認が出来ました。一面焼け野原にするようなレベルでの攻撃はこれで不可能となりましたが、首都を丸っきり焼く計画は上は避けたいようですし、丁度いいのではないかなと思いますよ。何せ、大義名分がもう一つ出来たわけですから。ただ、私は心配している点がありますねえ」
「心配な点ですか」
今川はそう言うと、資料のあるページを開く。二時間ほど前に届いた上層部からの仮方針だ。
「これです、滝山大尉。東京を失っても辛うじてまだ息をしているマスコミにとって、本件は民意を誘導する材料になると思いませんか? ずっと隠せる訳じゃないですから、上はこうするつもりなんですよねえ」
「ああ、なるほど。再増派するから進出速度を早める予定と」
「ええ。当たり前と言えば当たり前ですが、補給に心配が無く兵力が増えるのならば、年末までに都心を奪還したい我々としては早く動くに越したことはないでしょう?」
「もちろん。それのどこが心配なんですか?」
「兵は拙速を尊ぶ。とは言いますが、拙速が過ぎるのは良くないという事です。富士・富士宮以来、北海道を除いて私達は勝ち続けています。東京に近づいているのが功を奏しているのか、新潟・東北方面の敵兵力の増加が鈍り少しずつ削れているそうです。要するに、我々が有利になりつつあるんですよ。そして、こういう時が一番危ないんです」
「…………杞憂になればいいですね」
「もちろん。そうならない為にも、私は上へ色々と報告してますしこれからもそうします」
今川はぬるくなってきた残り少ないコーヒーを飲み干すと、他の資料に目を通し始めた。
時刻は午後五時半。空は暗くなっており、これからは夜闇の時間となる。
そろそろ夕食の時間になるから、どこかで明日以降の作戦方針の作成を切り上げた方が良さそうかな。と、彼女が考え始めた頃だった。
突然周囲に警報が鳴り響く。空襲警報だった。同時に二人の『賢者の瞳』にも緊急通信が流れる。
『警告。横浜方面より識別不明の高速飛行体が接近。速度約六〇〇から約七〇〇。数は一〇。訂正、一二。茅ヶ崎方面空域到達まで推定約一六〇秒』
「WSOB《西方特殊作戦大隊》スクランブル部隊緊急進発! 全部隊第二種から第一種戦闘配置に移行!」
「了解!」
今川は反射的に命令を出し、滝山は全部隊に命令を発出し情報共有を並行して始める。
なぜ敵の支配地域である横浜方面から飛行体が飛んできたのか。神聖帝国は航空戦力を保有していないのでは無かったか。
気になる部分はいくらでもあるが、まずは事態への対処が先である。識別不明体の速度がレシプロ機の最大速度並であれば尚更だった。
すぐ外に出た今川と滝山は同じく外に出てフェアルによる進発準備をしている部下達に命令を出していき、大隊員達は準備の出来た者から離陸を始めていた。
一体何が飛んできた。その答えはすぐに分かることになる。たまたま藤沢付近を飛行していた無人偵察機が、飛行体の正体を『賢者の瞳』を介して映像を送ってきた。
『警告。識別不明体はドラゴンに酷似した飛行体。速度約八〇〇に上昇。識別不明飛行体、ボギーをバンディットへ変更します』
「はは……、ドラゴンだって……? いよいよ異世界恒例の飛行体が登場ですか」
六条千有莉が上野原で父親と再会を果たしてから二日後の一一月二四日。日本軍は太平洋側の戦線と東京都部の戦線両面で順調に進軍を重ねていた。
孝弘達がいる東京都西部方面ではCTの密度が高くなりつつあるものの小平・国分寺・府中方面まで進出。北は所沢を、南は稲城まで迫る所まで来ていた。
太平洋側の戦線も奪還領域を拡張している。東京西部方面と同様にCTの面積あたりの密度は上昇傾向にあるものの、火力をぶつける単純かつ効率的な手法で藤沢近郊まで進出。横浜へと徐々に近付いていた。
また、喜ばしいニュースもあった。内陸から進んでいた孝弘達のいる方面軍と太平洋側より進んでいた方面軍が遂に南北双方からの合流を果たしたのである。これによって両軍は本格的に一体となって進出することとなった。
それだけではない。年末までの首都奪還に向けてさらなる増派を上層部は決定したのである。これは奪還領域が増えるにつれて兵力不足の懸念が広がりつつあった事と、東京都心部にはこれまでと比較にならない敵兵力――CT・神聖帝国軍問わず――がいると想定されているからである。
このように少しずつ、だが着実に日本軍は東京都心に近付いていたであった。
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今川月子中佐率いる西方特殊大隊は午前中から続く上空と地上双方からのCTの掃討を終えてから地上部隊等に今日の任務を引き継ぎ、大休憩の時間を取っていた。夜からの夜間哨戒任務のある大隊の一部は夜に備えて準備を始めていたが、今川中佐を含めそれ以外の部隊はようやく一息つける状況となっていたのである。
この日も目立ったトラブルやハプニングは見られなかった。開戦から四ヶ月が経とうとしている今、この期間を戦い続けてきた軍の将兵の中でも生き残っている面々にはそれだけの経験値が蓄積されている。新型や厄介な個体ならともかく、既知の個体なら対処も慣れていたし厄介な部類は重火力を叩き込むという形式もパターン化されていた。
じわりじわりと生まれる損害は決して無視出来ないものの、さらなる増派が見込まれる今はそれも許容範囲内となっていた。
この日の夕方、夜間に備えつつも可能な限り進出地域を増やそうとする地上部隊が戦闘を続ける中、今川中佐は茅ヶ崎に置いている大隊の移動司令部で今日の状況整理を行いながら、明日の作戦に向けて副官の滝山とあれこれと話し合っていた。
「――以上が本日最新の戦況です。藤沢周辺を半包囲しつつあり、明日からは本格的な市街戦に移行出来るかと。小回りが効き重火力の我々は戦車や回転翼機並に使われることになるかと」
「戦車並みに硬いのは魔法障壁がある時だけで基本は生身の人間。回転翼機並かそれ以上の機動性は魔力がある内だけなんですけどねえ。昨日も使われ今日も使われ、明日もと引っ張りだこですと部隊の消耗が気になるんですが、まだ大丈夫ですか? 定期的に聞き取りしているのである程度は知っているつもりですけど」
「累計戦死者七名。累計重傷者一六名です。この数日で重傷者がやや増えました。部隊に戻れない分で計算した損耗率は五パーセントを越えました。部隊に戻れる軽傷程度であれば約八パーセントです。今はまだいいですが、都心奪還までにこれ以上の消耗は避けたいのが正直な感想です」
「ふむ。ちなみに補充は来ますか?」
「はっ。いえ、通常の魔法軍ならともかく我々レベルの部隊の能力者となるとなかなか。特務連隊もそうらしいですが、次の増派でもあまり期待は出来ないかと」
「でしょうね。我々は大隊規模。おまけに替えの効かない性質の特殊部隊です。平時なら他所から引き抜いたり、優秀な魔法能力者を選抜したりで賄いますけど、そんな余力無いでしょう?」
「はい。今川中佐の仰る通り」
「魔法軍は便利屋ですが、空軍並みに補充しづらい軍隊ですからねえ。せめて抜けた分のカバーはしたいんですけど……」
今川中佐はマグカップに入ったコーヒーを飲んで息をつきながら、ホログラム資料を見つめる。
とある理由で次の増派は早まったものの、それを大いに期待出来るのは陸軍くらいだ。損耗率の低い海軍はともかく、パイロット養成の絡む空軍も苦労しているがそれ以上なのが魔法軍だった。
何せ最低限の教育ですら高等学校教育を含めて四年かかる。幹部候補生だと大学と士官学校を含めて八年。高度幹部候補生に至っては院も含まれ一一年と、医学部よりマシといったレベルで途方も無い金と時間がかかるのが魔法軍人の養成なのだ。
戦争が始まってから特に初期は手痛い損害を受けているのを今川は身を持って知っている。今はまだ教官レベルを引き抜いて無いだけマトモだが、人材枯渇となればどうなるか。今川はそこまで来たら終わりだと思っていたのである。
「まあでも、悪いことばかり起きている訳ではありませんし、良しとしましょう。六条本家のお嬢様が現在進行形でもたらしてくれている情報。アレは金やダイヤモンド並、いやそれ以上の価値がありますし」
「ええ。昨日の速報を目に通しましたがよく話してくれたと思いましたよ。我々ですらトラウマになるよう経験をしながらも打ち明けてくれるだなんて、私は彼女を尊敬しますよ」
「滝山大尉に同意ですね。軍にとって情報とはすなわち宝。今まで謎だった都心の惨状がこうして明るみになりました。そのお陰でさらなる増派が早まった。大勲章モノです」
「都心において、CTに食われなかった少数の生存者は神聖帝国軍に捕縛され、劣悪な環境で地下に強制収容されている。しかも何らかの実験の被検体にされている。でしたね」
「ええ。見過ごせない事態です。自国民が生きている可能性があり、残虐行為も確認が出来ました。一面焼け野原にするようなレベルでの攻撃はこれで不可能となりましたが、首都を丸っきり焼く計画は上は避けたいようですし、丁度いいのではないかなと思いますよ。何せ、大義名分がもう一つ出来たわけですから。ただ、私は心配している点がありますねえ」
「心配な点ですか」
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「これです、滝山大尉。東京を失っても辛うじてまだ息をしているマスコミにとって、本件は民意を誘導する材料になると思いませんか? ずっと隠せる訳じゃないですから、上はこうするつもりなんですよねえ」
「ああ、なるほど。再増派するから進出速度を早める予定と」
「ええ。当たり前と言えば当たり前ですが、補給に心配が無く兵力が増えるのならば、年末までに都心を奪還したい我々としては早く動くに越したことはないでしょう?」
「もちろん。それのどこが心配なんですか?」
「兵は拙速を尊ぶ。とは言いますが、拙速が過ぎるのは良くないという事です。富士・富士宮以来、北海道を除いて私達は勝ち続けています。東京に近づいているのが功を奏しているのか、新潟・東北方面の敵兵力の増加が鈍り少しずつ削れているそうです。要するに、我々が有利になりつつあるんですよ。そして、こういう時が一番危ないんです」
「…………杞憂になればいいですね」
「もちろん。そうならない為にも、私は上へ色々と報告してますしこれからもそうします」
今川はぬるくなってきた残り少ないコーヒーを飲み干すと、他の資料に目を通し始めた。
時刻は午後五時半。空は暗くなっており、これからは夜闇の時間となる。
そろそろ夕食の時間になるから、どこかで明日以降の作戦方針の作成を切り上げた方が良さそうかな。と、彼女が考え始めた頃だった。
突然周囲に警報が鳴り響く。空襲警報だった。同時に二人の『賢者の瞳』にも緊急通信が流れる。
『警告。横浜方面より識別不明の高速飛行体が接近。速度約六〇〇から約七〇〇。数は一〇。訂正、一二。茅ヶ崎方面空域到達まで推定約一六〇秒』
「WSOB《西方特殊作戦大隊》スクランブル部隊緊急進発! 全部隊第二種から第一種戦闘配置に移行!」
「了解!」
今川は反射的に命令を出し、滝山は全部隊に命令を発出し情報共有を並行して始める。
なぜ敵の支配地域である横浜方面から飛行体が飛んできたのか。神聖帝国は航空戦力を保有していないのでは無かったか。
気になる部分はいくらでもあるが、まずは事態への対処が先である。識別不明体の速度がレシプロ機の最大速度並であれば尚更だった。
すぐ外に出た今川と滝山は同じく外に出てフェアルによる進発準備をしている部下達に命令を出していき、大隊員達は準備の出来た者から離陸を始めていた。
一体何が飛んできた。その答えはすぐに分かることになる。たまたま藤沢付近を飛行していた無人偵察機が、飛行体の正体を『賢者の瞳』を介して映像を送ってきた。
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この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
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