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第3章第二次妖魔大戦開戦編
第15話 ルブリフ丘陵の戦い6〜完勝の連合王国軍とかの国の悲劇〜
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・・15・・
ルブリフ丘陵
連合王国軍東部統合軍前線司令本部
「第六飛行隊より報あり! 『我、奇襲に成功せり! 敵司令部たる魔人召喚士部隊の全滅を確認!』です!」
「前線から次々と妖魔軍の動きが止まったと報告が! え、コマンダーが消失して後退を始めた!? 訂正します! 妖魔軍コマンダーが消失し、全軍が後退開始!」
「よっしっ! 第六飛行隊へよくやったと伝えて。帰投命令もね」
「了解です!」
司令要員が敵を奇襲した第六飛行隊の報告を読み上げると、この場にいた全員から喝采が起きる。
そして僕の予測は当たっていた。
第六飛行隊『サモナーアタッカーズ』によるこの世界初の空爆により敵司令部は機能を失い、召喚されたコマンダーは召喚士死亡により魔力供給を絶たれ消失。一種の洗脳に近い絶対的な命令が解かれた為に眼前の光景に戦慄した魔物軍団は一斉に敗走しだしたんだ。
当然、この好機をアルヴィンおじさんやルークス少将が見逃すはずが無かった。
「敵が逃げ出した今が突撃の時だ! 全軍、吶喊!」
「お待たせしたね、魔法兵科と召喚武器持ちの諸君達。君達の力を見せつけろ!」
二人の命令はそのまま司令要員から伝えられ、連合王国五個師団は一斉に追撃戦を始めた。
開戦からしばらくはサポートに回っていた魔法兵科や召喚武器持ち達も待ってましたと言わんばかりに統制魔法射撃やBランクAランクの召喚武器持ちは独自魔法を無抵抗の魔物達に撃ち込んで歩兵達の援護射撃を行う。中には近接武器系統の召喚武器持ちが勇猛果敢に突撃し、次々と魔物を切り伏せていく姿も見られた。
さらに魔法兵科と同様に集中砲火で動けなかった騎兵達も突撃。騎兵部隊は帯剣しつつも主要武装はライフルの竜騎兵や、馬上で魔法攻撃を行う魔法騎兵で組織されている為、彼らは高機動力を活かしてさらに魔物共を蹴散らしていった。
対して魔物達は撤退しようにも前方に魔石地雷によって形成されたクレーターから転げ落ちるかこれを迂回しなくちゃならず、砲兵隊のいい的になるか歩兵隊の銃弾や着剣されている銃剣の餌食になっていった。
そうして数時間後。連合王国軍にとって大戦初の戦い、『ルブリフ丘陵の戦い』は連合王国軍側の圧倒的勝利で終結したのだった。後々僕達が頭を悩ませたのは被害ではなく、戦場に残された大量の魔物の死体をどう処理するか。という点であるあたり、いかに完勝だったのかが分かる情景だった。
戦闘が始まったのが朝の七時半。終わったのは太陽が傾き始めた午後四時半。五万対九万二千の大会戦にも関わらずわずか九時間で終わったわけで、僕は時間の要素だけをくり抜けばまるで関ヶ原のようだなと思った。
「戦闘終了です! 約数千は取り逃しましたが、国境線からは完全に駆逐しました」
「東部統合軍第三師団は警戒の為に国境線付近に駐屯を開始したとのこと。撃ち漏らした魔物の捜索も行っています」
「第四師団も麾下の旅団の一部を国境線に向けたと報告」
夕方を迎える頃には魔法無線通信も落ち着き、入ってくるのはわざと後退させていた戦線を国境線まで前進させ警戒にあたらせるなど、戦いの後によくあるものばかりだった。
ようやく一息つけるようになった頃、アルヴィンおじさんは僕に話しかけてきた。
「アカツキ、お疲れさん! 完全勝利だな!」
「アルヴィン中将閣下もお疲れ様でした。こんなにもあっさりと終わったのには予想外でしたけどね」
「それもこれも最新鋭の兵器を使いこなした兵達とサモナーフライヤーズ、あとはサモナーアタッカーズだっけか? 彼等のお陰だな」
「サモナーアタッカーズが想定より早く魔人達を発見した上、あちらが油断していてくれて助かりましたよ。魔法障壁を構築されていたら全滅させられなかったかもしれませんから」
「それについては同意だな。連中の魔力は馬鹿にならねえ。多重で張られたらわかんなかっただろうな」
「相手の注意が空に向いてなかったからでしょうね」
「ったりめーよ。誰も空から魔石が爆弾になって降ってくるなんて思わねーって。ったく、とんでもねえ発案しやがって!」
「いたっ、痛いですってアルヴィン中将閣下」
アルヴィンおじさんはそう言いつつも笑顔で僕の肩をバシバシと叩く。彼だけじゃない。戦勝ムードに包まれた司令部内や布陣した軍全体は笑顔にあふれていた。
「ところでアカツキくん。あんな使い方、どうやって思いついたんだい? 魔石に大きな衝撃が加われば魔石が割れて、内包された魔力が落下したエネルギーを起因として爆発を起こす。という現象は誰でも知っているけれど、それを空から落として爆弾にする、空爆だっけ? そんな発想よく考えついたなと思ってさ」
「魔石地雷を作っている時点でふと考えついたんです。僕も魔石の特性については知っているので、これをサモナーフライヤーズの中でも持たせられる重量が大きいミニマムドラゴンに運ばせ、目標に落下させたら空から攻撃可能じゃないかって。あくまで魔人がこちらのようにフライヤーズを運用していない前提ではありましたけれど」
「わたし、アカツキ大佐からこの話を聞いた時はとてもびっくりしましたけれど、使い方は至ってシンプルなんです。少し大きめの魔石に魔力を注入して、後は空高くから落とすだけ。魔石地雷のような術式もいりません。ぽい、ってするだけです」
前世では空軍があって空爆は常識です。とはとてもじゃないけど言えるわけがないので聞かれた時の為に用意した内容を僕は答え、ルナ中尉が補足する。
そもそもサモナーフライヤーズの運用自体が前世の空軍を代用したものだから、魔石の特性が頭に入っていればすぐに空爆は思いつく。
ただし、この世界では画期的で効果的な軍の運用手法であるのは間違いない。今後は召喚士の中でも空を飛ぶ動物をサモンする魔法能力者は前世の空軍パイロットのように憧れの的になる日も来るかもしれないね。
「本当にアカツキ君の発想には恐れ入るよ。けれど、君の数々の発案のお陰でほとんど損害を出さずに戦いに勝つ事が出来たよ。しかも初戦だ。軍全体の士気は上がるし、国民達にもいい影響になるだろうね」
「残念ながら死者と負傷者は出ちまったが、それぞれ二百四十二と四百七十三らしい。けどよ、相手は統率の取れた九万を越える魔物だったんだ。もし従来の戦い方だったらこんなん比じゃねえくらい死んでたし、下手したらルブリフが失陥してた可能性すらある。お前の戦略によって多くの命と連合王国の土地が守られたんだ。ノースロード家、いや、連合王国の誇りだぜ」
「旦那様はいよいよ国の英雄の道を歩み始めるわけね。ここから帰ったら間違いなく大声援が待ってるわよ?」
「アカツキ大佐のお役に立てて光栄でした! 研究の成果が形になって皆さんの命を助けられて、本当に良かったです……!」
ルークス少将、アルヴィンおじさん、リイナ、ルナ中尉の順に讃えられる僕は、少し恥ずかしくて照れ隠しで笑いながら。
「ありがとうございます。僕は提案したまでで、本当の英雄達は兵達ですよ。でも、勝てて良かった。これで妖魔帝国に負けないという心意気の下地が作れます。周辺諸国にも好影響を与えられるでしょう」
今思えば、僕のこの言葉は自身でも気が付かずにフラグを立ててしまったのかもしれない。
そもそも連合王国軍は人類諸国の中でも強い軍隊を保有し、僕はそれを改革によって分野によっては五十年先の軍になるよう提案したのであり、この結果を生み出せるのは現状では連合王国だけなんだ。しかも魔人が主体の軍隊では無く、魔物ばかりの軍団。
だけど、みんながみんな連邦や法国も少なくとも拮抗した戦況を作り出せるだろうと思っていた。
その報告が入ったのは、そろそろ夕食でも摂ろうかという時間になった頃だった。
すっかり安心しきっていて、魔石地雷の術式発動の際にそこそこ魔力を消費したから程々の疲労感があった僕は、司令部内で休憩を取っていた。
司令要員の一人である女性士官がリイナとの馴れ初めを聞いてきたのでその雑談に付き合っていた時、別の司令要員の男性士官が二つの情報を受信する。
「アカツキ大佐、中央から速報が入りました……」
「どうしたの、顔を青くして。僕等は勝ったんだよ?」
「ええ、自分達は、です……」
「…………まさか」
「読み上げます」
男性士官は直前までの和やかな雰囲気が一変、声を震わせてこう言った。
「連合王国軍統合情報管理司令本部発。本日一六三〇時頃スカンディア連邦南東部国境地帯にて、妖魔軍魔物軍団約五万五千が侵攻を開始」
「いよいよ連邦にもか……」
「はい。しかし、問題はこちらではなく……」
「……続けて」
「さらにイリス法国駐在大使館ルートから速報。本日推定一七〇〇時頃。法国東部ウィディーネ市周辺を防衛していた法国三個師団が壊滅。ウィディーネ、陥落です……」
ルブリフ丘陵
連合王国軍東部統合軍前線司令本部
「第六飛行隊より報あり! 『我、奇襲に成功せり! 敵司令部たる魔人召喚士部隊の全滅を確認!』です!」
「前線から次々と妖魔軍の動きが止まったと報告が! え、コマンダーが消失して後退を始めた!? 訂正します! 妖魔軍コマンダーが消失し、全軍が後退開始!」
「よっしっ! 第六飛行隊へよくやったと伝えて。帰投命令もね」
「了解です!」
司令要員が敵を奇襲した第六飛行隊の報告を読み上げると、この場にいた全員から喝采が起きる。
そして僕の予測は当たっていた。
第六飛行隊『サモナーアタッカーズ』によるこの世界初の空爆により敵司令部は機能を失い、召喚されたコマンダーは召喚士死亡により魔力供給を絶たれ消失。一種の洗脳に近い絶対的な命令が解かれた為に眼前の光景に戦慄した魔物軍団は一斉に敗走しだしたんだ。
当然、この好機をアルヴィンおじさんやルークス少将が見逃すはずが無かった。
「敵が逃げ出した今が突撃の時だ! 全軍、吶喊!」
「お待たせしたね、魔法兵科と召喚武器持ちの諸君達。君達の力を見せつけろ!」
二人の命令はそのまま司令要員から伝えられ、連合王国五個師団は一斉に追撃戦を始めた。
開戦からしばらくはサポートに回っていた魔法兵科や召喚武器持ち達も待ってましたと言わんばかりに統制魔法射撃やBランクAランクの召喚武器持ちは独自魔法を無抵抗の魔物達に撃ち込んで歩兵達の援護射撃を行う。中には近接武器系統の召喚武器持ちが勇猛果敢に突撃し、次々と魔物を切り伏せていく姿も見られた。
さらに魔法兵科と同様に集中砲火で動けなかった騎兵達も突撃。騎兵部隊は帯剣しつつも主要武装はライフルの竜騎兵や、馬上で魔法攻撃を行う魔法騎兵で組織されている為、彼らは高機動力を活かしてさらに魔物共を蹴散らしていった。
対して魔物達は撤退しようにも前方に魔石地雷によって形成されたクレーターから転げ落ちるかこれを迂回しなくちゃならず、砲兵隊のいい的になるか歩兵隊の銃弾や着剣されている銃剣の餌食になっていった。
そうして数時間後。連合王国軍にとって大戦初の戦い、『ルブリフ丘陵の戦い』は連合王国軍側の圧倒的勝利で終結したのだった。後々僕達が頭を悩ませたのは被害ではなく、戦場に残された大量の魔物の死体をどう処理するか。という点であるあたり、いかに完勝だったのかが分かる情景だった。
戦闘が始まったのが朝の七時半。終わったのは太陽が傾き始めた午後四時半。五万対九万二千の大会戦にも関わらずわずか九時間で終わったわけで、僕は時間の要素だけをくり抜けばまるで関ヶ原のようだなと思った。
「戦闘終了です! 約数千は取り逃しましたが、国境線からは完全に駆逐しました」
「東部統合軍第三師団は警戒の為に国境線付近に駐屯を開始したとのこと。撃ち漏らした魔物の捜索も行っています」
「第四師団も麾下の旅団の一部を国境線に向けたと報告」
夕方を迎える頃には魔法無線通信も落ち着き、入ってくるのはわざと後退させていた戦線を国境線まで前進させ警戒にあたらせるなど、戦いの後によくあるものばかりだった。
ようやく一息つけるようになった頃、アルヴィンおじさんは僕に話しかけてきた。
「アカツキ、お疲れさん! 完全勝利だな!」
「アルヴィン中将閣下もお疲れ様でした。こんなにもあっさりと終わったのには予想外でしたけどね」
「それもこれも最新鋭の兵器を使いこなした兵達とサモナーフライヤーズ、あとはサモナーアタッカーズだっけか? 彼等のお陰だな」
「サモナーアタッカーズが想定より早く魔人達を発見した上、あちらが油断していてくれて助かりましたよ。魔法障壁を構築されていたら全滅させられなかったかもしれませんから」
「それについては同意だな。連中の魔力は馬鹿にならねえ。多重で張られたらわかんなかっただろうな」
「相手の注意が空に向いてなかったからでしょうね」
「ったりめーよ。誰も空から魔石が爆弾になって降ってくるなんて思わねーって。ったく、とんでもねえ発案しやがって!」
「いたっ、痛いですってアルヴィン中将閣下」
アルヴィンおじさんはそう言いつつも笑顔で僕の肩をバシバシと叩く。彼だけじゃない。戦勝ムードに包まれた司令部内や布陣した軍全体は笑顔にあふれていた。
「ところでアカツキくん。あんな使い方、どうやって思いついたんだい? 魔石に大きな衝撃が加われば魔石が割れて、内包された魔力が落下したエネルギーを起因として爆発を起こす。という現象は誰でも知っているけれど、それを空から落として爆弾にする、空爆だっけ? そんな発想よく考えついたなと思ってさ」
「魔石地雷を作っている時点でふと考えついたんです。僕も魔石の特性については知っているので、これをサモナーフライヤーズの中でも持たせられる重量が大きいミニマムドラゴンに運ばせ、目標に落下させたら空から攻撃可能じゃないかって。あくまで魔人がこちらのようにフライヤーズを運用していない前提ではありましたけれど」
「わたし、アカツキ大佐からこの話を聞いた時はとてもびっくりしましたけれど、使い方は至ってシンプルなんです。少し大きめの魔石に魔力を注入して、後は空高くから落とすだけ。魔石地雷のような術式もいりません。ぽい、ってするだけです」
前世では空軍があって空爆は常識です。とはとてもじゃないけど言えるわけがないので聞かれた時の為に用意した内容を僕は答え、ルナ中尉が補足する。
そもそもサモナーフライヤーズの運用自体が前世の空軍を代用したものだから、魔石の特性が頭に入っていればすぐに空爆は思いつく。
ただし、この世界では画期的で効果的な軍の運用手法であるのは間違いない。今後は召喚士の中でも空を飛ぶ動物をサモンする魔法能力者は前世の空軍パイロットのように憧れの的になる日も来るかもしれないね。
「本当にアカツキ君の発想には恐れ入るよ。けれど、君の数々の発案のお陰でほとんど損害を出さずに戦いに勝つ事が出来たよ。しかも初戦だ。軍全体の士気は上がるし、国民達にもいい影響になるだろうね」
「残念ながら死者と負傷者は出ちまったが、それぞれ二百四十二と四百七十三らしい。けどよ、相手は統率の取れた九万を越える魔物だったんだ。もし従来の戦い方だったらこんなん比じゃねえくらい死んでたし、下手したらルブリフが失陥してた可能性すらある。お前の戦略によって多くの命と連合王国の土地が守られたんだ。ノースロード家、いや、連合王国の誇りだぜ」
「旦那様はいよいよ国の英雄の道を歩み始めるわけね。ここから帰ったら間違いなく大声援が待ってるわよ?」
「アカツキ大佐のお役に立てて光栄でした! 研究の成果が形になって皆さんの命を助けられて、本当に良かったです……!」
ルークス少将、アルヴィンおじさん、リイナ、ルナ中尉の順に讃えられる僕は、少し恥ずかしくて照れ隠しで笑いながら。
「ありがとうございます。僕は提案したまでで、本当の英雄達は兵達ですよ。でも、勝てて良かった。これで妖魔帝国に負けないという心意気の下地が作れます。周辺諸国にも好影響を与えられるでしょう」
今思えば、僕のこの言葉は自身でも気が付かずにフラグを立ててしまったのかもしれない。
そもそも連合王国軍は人類諸国の中でも強い軍隊を保有し、僕はそれを改革によって分野によっては五十年先の軍になるよう提案したのであり、この結果を生み出せるのは現状では連合王国だけなんだ。しかも魔人が主体の軍隊では無く、魔物ばかりの軍団。
だけど、みんながみんな連邦や法国も少なくとも拮抗した戦況を作り出せるだろうと思っていた。
その報告が入ったのは、そろそろ夕食でも摂ろうかという時間になった頃だった。
すっかり安心しきっていて、魔石地雷の術式発動の際にそこそこ魔力を消費したから程々の疲労感があった僕は、司令部内で休憩を取っていた。
司令要員の一人である女性士官がリイナとの馴れ初めを聞いてきたのでその雑談に付き合っていた時、別の司令要員の男性士官が二つの情報を受信する。
「アカツキ大佐、中央から速報が入りました……」
「どうしたの、顔を青くして。僕等は勝ったんだよ?」
「ええ、自分達は、です……」
「…………まさか」
「読み上げます」
男性士官は直前までの和やかな雰囲気が一変、声を震わせてこう言った。
「連合王国軍統合情報管理司令本部発。本日一六三〇時頃スカンディア連邦南東部国境地帯にて、妖魔軍魔物軍団約五万五千が侵攻を開始」
「いよいよ連邦にもか……」
「はい。しかし、問題はこちらではなく……」
「……続けて」
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