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第四十話 アンコール
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「ふえぇぇぇーー」
デェスが、泣き出しました。
そうですね。友達だと思っていた人達にこれほど恐れられては悲しくなります。
ましてや、本当の姿が見たいと言ったのは、みんななのですからね。
可哀想なデェスちゃん。
机の下の六人は、悲しそうなデェスの声を聞くと机の下からヒョッコリ顔を出しました。それはまるで亀が甲羅から顔をのぞかせているように見えます。
全員とても悲しそうな表情です。反省しているようですね。
「ごめんなさい。デェスさん、わたし達、デェスさんが人を食べそうな表情だったので恐くて怯えてしまいました」
ちーちゃんはいい子ですね。
デェスの顔をしっかり見つめて言いました。
まだ、少し体が震えています。
「あ、あら。そういえば私、つい最近まで主食が人間デェした」
「えええええーーーーーーーーーっ!!!!」
六つの顔が再び机の下に引っ込みました。
『ええ』って驚いていますが、ユウキとエイリとノブコは、廃病院で食べている所を見ていますよね。
「でも、もう今は食べていまセーン。もともと、沢山いて捕まえやすいので食べていただけで、あまりおいしくありませんデェした。嫌々食べていたのデェス。今の主食は神様と同じドングリデェス」
「うふふ、デェス。認識阻害を使って下さい。そうですね。服装はこの服と同じにして、少し歳を若くして下さい」
らちがあかないと思ったのか、マモリ様が助け船を出しました。
自分の着ている幸魂学園の制服を指し示しましたので、デェスは制服姿になりました。
少し、若い顔になったので、大人びた女子高生に見えます。
「す、すごい。本当に美しい女子高生になりました。これなら全然恐くありません」
奈々が机の下から出てきて驚いています。
「うふふ、本当です。でも少し胸が大きすぎると思います。人間離れしています。――私は神様も妖怪もまったく信じていませんでしたが、目の前でこれだけのものを見せられると、信じないわけにはいきません」
チーちゃんがデェスを見ながら話していましたが、途中で神様に視線を移しました。
「あのぉーー。ちーちゃん、僕は神様ではありませんよ。恐れ多いです。それとデェスは妖怪ではありません」
「ぷふっ」
奈々とちーちゃんが同時に噴き出しました。そして、首を振っています。
時に否定が、強い肯定になる事もあるようですね。
奈々とちーちゃんはマモリ様とデェスを、神様と妖怪と信じきったようです。
「神様とカッパのことはわかりました。あとは、わからないのがエイリさんとノブコさんの楽器の実力です」
奈々がエイリとノブコの方を見て言いました。
「えっ!?」
「うふふ、第二体育館のステージは軽音部が借りています。そこで、二人の実力を見せてください。三味線は隣の用具室にあるはずです」
奈々が言うと、ノブコは用具室から三味線を持ってきました。
「この三味線、私が練習で使っていたものと同じです」
ノブコが高級そうな袋から三味線を出すと懐かしそうに見つめます。
それをもう一度袋に戻すと、全員で体育館へ移動を始めました。
「第一体育館はバスケット部とバドミントン部、ブラスバンド部が練習しています。第二体育館はバレーボール部と卓球部、軽音部が練習で使います」
道中、吉田先生がマモリ様に説明をしています。
「ステージには、ピアノがあります。そして私のドラム」
体育館に着くと、ちーちゃんがうれしそうに指をさしました。
「さて、見せてもらいましょうか。エイリさんとノブコさんのピアノと三味線の実力を」
奈々の目がキラリと光ります。
「と言われましても、なんの曲をやるのでしょうか?」
ノブコが三味線の準備をしながら言いました。
その目は自信に満ちあふれています。
エイリもピアノの前に座ると、いくつか鍵盤を押してピアノの状態を確かめているようです。
その顔には余裕の笑みがこぼれています。
「ふっ、ふっ、ふっ。みんなで演奏するならこの曲しかありませんね。その曲とは」
ユウキがうれしそうにシャシャリ出て来ました。
「その曲とは??」
奈々とちーちゃん、エイリとノブコが同時に言いました。
「アンナダメダーマン、主題歌『明日へオイサストシュヴァイン』です」
「ええっ!? し、知りません????」
奈々とちーちゃん、エイリとノブコが驚いています。
「ええーーっっ!! 世界中で知らない人はいないと思っていましたーーーー!!!!」
ユウキが大きな声で驚いています。
ユウキの常識の中では知らない人はいないということのようです。
吉田先生が、黒いカマボコ板のような物を四人に見せました。
「オーーケーーッ!!!!」
しばらくそれを見た後、四人は返事をしました。
いつの間に持って来たのかユウキがシャカシャカ、カスタネットを鳴らして踊り出します。
あーーっ!! ユウキが神社で、神様に宿題をやってもらっているとき、暇になっていつもやっていた奴だと気がつきました。
そしてユウキが歌い出すと、マモリ様もそれに合わせて歌い出しました。
そういえばユウキは神社で暇さえあれば口ずさんでいましたね。
うふふ、デェスまで踊りながら歌い出しました。おっぱいがすごく揺れています。実際には無いはずなのにリアルに揺れるものですねぇ。
デェスは神様が口ずさんでいるのを聞いて憶えていたみたいです。
「すごい、あんな演奏は見た事が無い」
吉田先生が、ノブコを見つめて言いました。
ノブコは、三味線を演奏しながらユウキとマモリ様の後ろを、楽しそうに走り回って演奏しています。
そして、ノブコは演奏の最後に両膝をつき、天を仰いで三味線を天に捧げながら演奏を終了しました。
「BTFのマーティーみたい。かっこいいわ」
吉田先生がうっとりしています。
「うわああぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!!」
体育館に歓声と拍手が起りました。
運動部の子達が手を止めて演奏を見ていたようです。
「アンコール!! アンコール!!!!」
「仕方がありませんねー!! オカルトケンキュウ姫デェス!! いきまーーす!!!!」
ユウキはバンド名に姫神マモリ様の「姫」と「デェス」の名前を加えてバンド名を「オカルトケンキュウ姫デェス」にするようですね。
ユウキがノリノリで言うと、アンコールに応えて歌い始めました。
「ふふふ、エイリさんもノブコさんもかなり才能のある子のようですね。文化祭が楽しみです」
吉田先生が「オカルトケンキュウ姫デェス」の演奏をうれしそうに見つめます。
デェスが、泣き出しました。
そうですね。友達だと思っていた人達にこれほど恐れられては悲しくなります。
ましてや、本当の姿が見たいと言ったのは、みんななのですからね。
可哀想なデェスちゃん。
机の下の六人は、悲しそうなデェスの声を聞くと机の下からヒョッコリ顔を出しました。それはまるで亀が甲羅から顔をのぞかせているように見えます。
全員とても悲しそうな表情です。反省しているようですね。
「ごめんなさい。デェスさん、わたし達、デェスさんが人を食べそうな表情だったので恐くて怯えてしまいました」
ちーちゃんはいい子ですね。
デェスの顔をしっかり見つめて言いました。
まだ、少し体が震えています。
「あ、あら。そういえば私、つい最近まで主食が人間デェした」
「えええええーーーーーーーーーっ!!!!」
六つの顔が再び机の下に引っ込みました。
『ええ』って驚いていますが、ユウキとエイリとノブコは、廃病院で食べている所を見ていますよね。
「でも、もう今は食べていまセーン。もともと、沢山いて捕まえやすいので食べていただけで、あまりおいしくありませんデェした。嫌々食べていたのデェス。今の主食は神様と同じドングリデェス」
「うふふ、デェス。認識阻害を使って下さい。そうですね。服装はこの服と同じにして、少し歳を若くして下さい」
らちがあかないと思ったのか、マモリ様が助け船を出しました。
自分の着ている幸魂学園の制服を指し示しましたので、デェスは制服姿になりました。
少し、若い顔になったので、大人びた女子高生に見えます。
「す、すごい。本当に美しい女子高生になりました。これなら全然恐くありません」
奈々が机の下から出てきて驚いています。
「うふふ、本当です。でも少し胸が大きすぎると思います。人間離れしています。――私は神様も妖怪もまったく信じていませんでしたが、目の前でこれだけのものを見せられると、信じないわけにはいきません」
チーちゃんがデェスを見ながら話していましたが、途中で神様に視線を移しました。
「あのぉーー。ちーちゃん、僕は神様ではありませんよ。恐れ多いです。それとデェスは妖怪ではありません」
「ぷふっ」
奈々とちーちゃんが同時に噴き出しました。そして、首を振っています。
時に否定が、強い肯定になる事もあるようですね。
奈々とちーちゃんはマモリ様とデェスを、神様と妖怪と信じきったようです。
「神様とカッパのことはわかりました。あとは、わからないのがエイリさんとノブコさんの楽器の実力です」
奈々がエイリとノブコの方を見て言いました。
「えっ!?」
「うふふ、第二体育館のステージは軽音部が借りています。そこで、二人の実力を見せてください。三味線は隣の用具室にあるはずです」
奈々が言うと、ノブコは用具室から三味線を持ってきました。
「この三味線、私が練習で使っていたものと同じです」
ノブコが高級そうな袋から三味線を出すと懐かしそうに見つめます。
それをもう一度袋に戻すと、全員で体育館へ移動を始めました。
「第一体育館はバスケット部とバドミントン部、ブラスバンド部が練習しています。第二体育館はバレーボール部と卓球部、軽音部が練習で使います」
道中、吉田先生がマモリ様に説明をしています。
「ステージには、ピアノがあります。そして私のドラム」
体育館に着くと、ちーちゃんがうれしそうに指をさしました。
「さて、見せてもらいましょうか。エイリさんとノブコさんのピアノと三味線の実力を」
奈々の目がキラリと光ります。
「と言われましても、なんの曲をやるのでしょうか?」
ノブコが三味線の準備をしながら言いました。
その目は自信に満ちあふれています。
エイリもピアノの前に座ると、いくつか鍵盤を押してピアノの状態を確かめているようです。
その顔には余裕の笑みがこぼれています。
「ふっ、ふっ、ふっ。みんなで演奏するならこの曲しかありませんね。その曲とは」
ユウキがうれしそうにシャシャリ出て来ました。
「その曲とは??」
奈々とちーちゃん、エイリとノブコが同時に言いました。
「アンナダメダーマン、主題歌『明日へオイサストシュヴァイン』です」
「ええっ!? し、知りません????」
奈々とちーちゃん、エイリとノブコが驚いています。
「ええーーっっ!! 世界中で知らない人はいないと思っていましたーーーー!!!!」
ユウキが大きな声で驚いています。
ユウキの常識の中では知らない人はいないということのようです。
吉田先生が、黒いカマボコ板のような物を四人に見せました。
「オーーケーーッ!!!!」
しばらくそれを見た後、四人は返事をしました。
いつの間に持って来たのかユウキがシャカシャカ、カスタネットを鳴らして踊り出します。
あーーっ!! ユウキが神社で、神様に宿題をやってもらっているとき、暇になっていつもやっていた奴だと気がつきました。
そしてユウキが歌い出すと、マモリ様もそれに合わせて歌い出しました。
そういえばユウキは神社で暇さえあれば口ずさんでいましたね。
うふふ、デェスまで踊りながら歌い出しました。おっぱいがすごく揺れています。実際には無いはずなのにリアルに揺れるものですねぇ。
デェスは神様が口ずさんでいるのを聞いて憶えていたみたいです。
「すごい、あんな演奏は見た事が無い」
吉田先生が、ノブコを見つめて言いました。
ノブコは、三味線を演奏しながらユウキとマモリ様の後ろを、楽しそうに走り回って演奏しています。
そして、ノブコは演奏の最後に両膝をつき、天を仰いで三味線を天に捧げながら演奏を終了しました。
「BTFのマーティーみたい。かっこいいわ」
吉田先生がうっとりしています。
「うわああぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!!」
体育館に歓声と拍手が起りました。
運動部の子達が手を止めて演奏を見ていたようです。
「アンコール!! アンコール!!!!」
「仕方がありませんねー!! オカルトケンキュウ姫デェス!! いきまーーす!!!!」
ユウキはバンド名に姫神マモリ様の「姫」と「デェス」の名前を加えてバンド名を「オカルトケンキュウ姫デェス」にするようですね。
ユウキがノリノリで言うと、アンコールに応えて歌い始めました。
「ふふふ、エイリさんもノブコさんもかなり才能のある子のようですね。文化祭が楽しみです」
吉田先生が「オカルトケンキュウ姫デェス」の演奏をうれしそうに見つめます。
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