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第二十九話 レンカの正体
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翌朝、朝食を済ませて、お茶を飲んでいるとチマちゃんが話しかけてきました。
「あのー、レイカ姉」
「はい、なんですか?」
「このまま、ここに居てもよいのでしょうか?」
「うふふ、大丈夫でしょ。どうせ誰も使っていません」
「いえ、そうではなくて、イオ様のことです」
「えっ??」
「ここに居ることを知らないと思います。探しきれないのではないでしょうか?」
「あーっ、そっかー。でも、まあいいわ。手続きに時間がかかるらしいので、しばらくのんびりしてから、もう一度城門へ行ってみましょう。それでも入れないなら縁が無かったとあきらめてヤマト村へ帰りましょう」
チマちゃんは頭が良いですね。その通りです。
でも、あんな失礼な態度を取られたら、気分が悪いのでしょうがありませんね。
「ひゃあぁはっはっはっーーーーーー!!!! こいつらはバカなのか! 見張っていて正解だった。御供も付けないで外に出て来るとは、後ろから追ってが来ないか良く見張っていろ、俺達は隠れ家へ行く」
「はっ!!」
「なんだ、あれは? この家、こんなに綺麗だったか?」
「いえ、たしかもっとオンボロだったと思うのですが……」
「じゃあ、誰が綺麗にしたんだ?」
「さっ、さあ?」
「ひゃははは、俺達の記憶間違いだろう、最初からこんなもんだったはずだ」
何者かが、この家にむかって来ます。
どんどん話し声が近づいてきます。
「みっ、みんな、誰かが来ます。隠れましょう。まさかこんな壊れた家に、先に住んでいた人がいたようです」
「はっ、はい」
私達は、建物の奥の部屋に逃げ込みました。
奥の部屋は、まだ掃除が済んでいませんのでガラクタが一杯あります。
ほこりっぽいのですが、そのガラクタの影に身をかくしました。
「よし、お宝を袋から出せ!!」
「へい!!」
ドサドサ重たい物を投げ下ろす音がしました。
「おい、お前ら大声は出すなよ! 出しても誰も来ねえ!! 逆らえば殺す。わかったか!!」
「……」
どうやら、うなずいているみたいです。
「良し、猿ぐつわを取ってやれ!!」
「……」
「ふふふ、イオ姫、俺達の顔は覚えているのか?」
「おお、お、覚えていま、いますす、ふぐうっ」
イオちゃんの声ですね。
探す手間がはぶけました。
一体何があったのでしょう。
「まさかお前が王女だとはなあ。刀を盗まれてから、ずっと付け狙っていたのさ。まさかフラフラ四人だけで城外に出てくるとはよう。うかつすぎだぜ。ひひひひ、こんなに震えて泣いているじゃねえか!! かわいそうになあ」
「こ、こんなことをして、捕まれば死刑ですよ」
アメリーちゃんの声です。
少しうわずっていますね。おびえているみたいです。
「ひゃはははは、俺達が知らないと思って居るのか? いまこの国にはアーサーはいねえ。あいつ以外に俺達を捕まえられる奴はいねえだろう。まあ捕まったときには素直に死刑になってやるよ! ひゃはははははーーーー!!!!」
「わわ、わた、私達を、ど、どど、どうするつもりですか?」
「決まっているだろう。たーーぷり楽しんで、その後は人質だ! レンカの宝刀とあの刀、ヤマト魂と人質交換だ。お前達と交換なら国王もまさか、断らないだろう。どうだ?」
「うっ、うう」
「ひゃははは、泣き顔まで可愛いなあ、楽しみだ。ところでなんで護衛も付けねえで、街の外をウロチョロしていたんだ」
「ふ、ふぐうぅぅぅ……、ふぇっ、ぐっ……」
イオちゃんが可哀想に、話す事も出来ずに泣いています。
必死で泣くのを我慢しているのに、それを我慢出来ずに嗚咽が漏れているようです。
待って下さい、外をなりふり構わずウロチョロしていたのなら、私達を探していたのじゃないでしょうか?
危ないところでした。こいつらがここに来なければ、知らないでいるところでした。
「相変わらず、脱がしにくい服を着ているなあ。おい、お前達三人で脱がせろ!! だが薄皮は一枚残しておけ! むきながら食うのが俺は好きなんだ。ひひひひ。今日は三十人いるからよう。一人一〇人以上は相手をしないといけないぜ、ひひひっ!!」
「うっうぇ、やっ、やって、くっ、ください。ふぇっ……」
イオちゃんが、服を脱がすように侍女さん達に指示をしました。
「うぅぅう、イオ様、すっ、すみません」
しばらく衣擦れの音が聞こえてきます。
「……よし、それでいい。少し前より成長しているなあ。男でも出来たのか? お前達はめんどくせえから、自分でさっさと脱げ!!」
「レイカ姉、服を脱がせて何をするのですか?」
そうでした、この子達はまだ、そういうことは知らないのでした。
サンタクロースがいないことと、こういうことを知るのは遅くていいのです。
「お、お風呂にでも入るのじゃ無いかなあ」
「お風呂はないですよ」
「う、ぐっ! するどい。じゃ、じゃあ、体を拭きっこして、綺麗にするのじゃないかしら」
「おい、何か声がする。お前達見てこい」
はわわ、ばれてしまいました。
数人の男達が、こっちへ来ました。
でも、まあ、ころあいです。もう隠れる必要も無いでしょう。
「うわあああああああーーーーーーーー!!!!!!」
私達が姿を見せると、大声を上げてすごい勢いで逃げて行きます。
何におどろいたのでしょう?
驚いて逃げて行く男達の顔が恐かったのか、イサちゃんとチマちゃんとシノちゃん、そしてヒジリちゃんが不安そうな顔をして私の服を握って震えています。
アサちゃんより弱いみたいなので、あなた達なら勝てるはずです。
でも、私はそれを言いませんでした。
「たたたたた、たた、たいへんです」
「うろたえるな!! どうした??」
「ああああ、ああ、あ、あいつと同じ服を着ています。しかも四人もいます」
四人?
私は入っていないようです。幼児ですからね。しょうがありません。
私達は、イオちゃんが捕らえられている部屋に入りました。
可哀想に、全員肌がほとんど出てしまっています。
イオちゃんは、手ブラ状態です。
「レレ、レ、レンカ姉様!!」
イオちゃんが胸を隠しながら言いました。
唇が震えているので噛んでしまったようです。
「なに、レンカだと!!??」
「あー違います。イオちゃんは、噛んだだけですよ。私はレイカです」
「いや、いや、ゲンシン様が言っていた特徴とぴったりだ。六歳くらいの幼女で、話し方がおばさんと聞いている。まさかお前が、レンカの大乱の首謀者でレンカの宝刀を作ったあのレンカなのか?」
「あーーっ、ゲンシンさんって、あの人かー。確かに刀を四百本あげたわねえ」
「ええええーーーーーーーっっっ!!!!!!!!」
賊も、イオちゃん達まで、あごが外れそうなくらい口を開いて驚いています。
「ま、まさか、鉄人もいるのか?」
「うふっ、いますよ。みんなーー入って来てーー。あそうだ、ゲンシンさんにあげた奴とおなじならこんな感じかな」
九体の鉄人を、ゲンシンさんにあげた形にして、家の中に入ってもらいました。
「わっ、わっ、わっ、わわわわわわ……」
賊の首領は腰が抜けたようになってへたり込み、そのままお尻をついたまま、虫のように後ろへとあとずさった。
どうやら、鉄人の恐ろしさをよく知っているようです。
私はそのすきを見て、鉄人に四人を助け出すように指示をしました。
「あのー、レイカ姉」
「はい、なんですか?」
「このまま、ここに居てもよいのでしょうか?」
「うふふ、大丈夫でしょ。どうせ誰も使っていません」
「いえ、そうではなくて、イオ様のことです」
「えっ??」
「ここに居ることを知らないと思います。探しきれないのではないでしょうか?」
「あーっ、そっかー。でも、まあいいわ。手続きに時間がかかるらしいので、しばらくのんびりしてから、もう一度城門へ行ってみましょう。それでも入れないなら縁が無かったとあきらめてヤマト村へ帰りましょう」
チマちゃんは頭が良いですね。その通りです。
でも、あんな失礼な態度を取られたら、気分が悪いのでしょうがありませんね。
「ひゃあぁはっはっはっーーーーーー!!!! こいつらはバカなのか! 見張っていて正解だった。御供も付けないで外に出て来るとは、後ろから追ってが来ないか良く見張っていろ、俺達は隠れ家へ行く」
「はっ!!」
「なんだ、あれは? この家、こんなに綺麗だったか?」
「いえ、たしかもっとオンボロだったと思うのですが……」
「じゃあ、誰が綺麗にしたんだ?」
「さっ、さあ?」
「ひゃははは、俺達の記憶間違いだろう、最初からこんなもんだったはずだ」
何者かが、この家にむかって来ます。
どんどん話し声が近づいてきます。
「みっ、みんな、誰かが来ます。隠れましょう。まさかこんな壊れた家に、先に住んでいた人がいたようです」
「はっ、はい」
私達は、建物の奥の部屋に逃げ込みました。
奥の部屋は、まだ掃除が済んでいませんのでガラクタが一杯あります。
ほこりっぽいのですが、そのガラクタの影に身をかくしました。
「よし、お宝を袋から出せ!!」
「へい!!」
ドサドサ重たい物を投げ下ろす音がしました。
「おい、お前ら大声は出すなよ! 出しても誰も来ねえ!! 逆らえば殺す。わかったか!!」
「……」
どうやら、うなずいているみたいです。
「良し、猿ぐつわを取ってやれ!!」
「……」
「ふふふ、イオ姫、俺達の顔は覚えているのか?」
「おお、お、覚えていま、いますす、ふぐうっ」
イオちゃんの声ですね。
探す手間がはぶけました。
一体何があったのでしょう。
「まさかお前が王女だとはなあ。刀を盗まれてから、ずっと付け狙っていたのさ。まさかフラフラ四人だけで城外に出てくるとはよう。うかつすぎだぜ。ひひひひ、こんなに震えて泣いているじゃねえか!! かわいそうになあ」
「こ、こんなことをして、捕まれば死刑ですよ」
アメリーちゃんの声です。
少しうわずっていますね。おびえているみたいです。
「ひゃはははは、俺達が知らないと思って居るのか? いまこの国にはアーサーはいねえ。あいつ以外に俺達を捕まえられる奴はいねえだろう。まあ捕まったときには素直に死刑になってやるよ! ひゃはははははーーーー!!!!」
「わわ、わた、私達を、ど、どど、どうするつもりですか?」
「決まっているだろう。たーーぷり楽しんで、その後は人質だ! レンカの宝刀とあの刀、ヤマト魂と人質交換だ。お前達と交換なら国王もまさか、断らないだろう。どうだ?」
「うっ、うう」
「ひゃははは、泣き顔まで可愛いなあ、楽しみだ。ところでなんで護衛も付けねえで、街の外をウロチョロしていたんだ」
「ふ、ふぐうぅぅぅ……、ふぇっ、ぐっ……」
イオちゃんが可哀想に、話す事も出来ずに泣いています。
必死で泣くのを我慢しているのに、それを我慢出来ずに嗚咽が漏れているようです。
待って下さい、外をなりふり構わずウロチョロしていたのなら、私達を探していたのじゃないでしょうか?
危ないところでした。こいつらがここに来なければ、知らないでいるところでした。
「相変わらず、脱がしにくい服を着ているなあ。おい、お前達三人で脱がせろ!! だが薄皮は一枚残しておけ! むきながら食うのが俺は好きなんだ。ひひひひ。今日は三十人いるからよう。一人一〇人以上は相手をしないといけないぜ、ひひひっ!!」
「うっうぇ、やっ、やって、くっ、ください。ふぇっ……」
イオちゃんが、服を脱がすように侍女さん達に指示をしました。
「うぅぅう、イオ様、すっ、すみません」
しばらく衣擦れの音が聞こえてきます。
「……よし、それでいい。少し前より成長しているなあ。男でも出来たのか? お前達はめんどくせえから、自分でさっさと脱げ!!」
「レイカ姉、服を脱がせて何をするのですか?」
そうでした、この子達はまだ、そういうことは知らないのでした。
サンタクロースがいないことと、こういうことを知るのは遅くていいのです。
「お、お風呂にでも入るのじゃ無いかなあ」
「お風呂はないですよ」
「う、ぐっ! するどい。じゃ、じゃあ、体を拭きっこして、綺麗にするのじゃないかしら」
「おい、何か声がする。お前達見てこい」
はわわ、ばれてしまいました。
数人の男達が、こっちへ来ました。
でも、まあ、ころあいです。もう隠れる必要も無いでしょう。
「うわあああああああーーーーーーーー!!!!!!」
私達が姿を見せると、大声を上げてすごい勢いで逃げて行きます。
何におどろいたのでしょう?
驚いて逃げて行く男達の顔が恐かったのか、イサちゃんとチマちゃんとシノちゃん、そしてヒジリちゃんが不安そうな顔をして私の服を握って震えています。
アサちゃんより弱いみたいなので、あなた達なら勝てるはずです。
でも、私はそれを言いませんでした。
「たたたたた、たた、たいへんです」
「うろたえるな!! どうした??」
「ああああ、ああ、あ、あいつと同じ服を着ています。しかも四人もいます」
四人?
私は入っていないようです。幼児ですからね。しょうがありません。
私達は、イオちゃんが捕らえられている部屋に入りました。
可哀想に、全員肌がほとんど出てしまっています。
イオちゃんは、手ブラ状態です。
「レレ、レ、レンカ姉様!!」
イオちゃんが胸を隠しながら言いました。
唇が震えているので噛んでしまったようです。
「なに、レンカだと!!??」
「あー違います。イオちゃんは、噛んだだけですよ。私はレイカです」
「いや、いや、ゲンシン様が言っていた特徴とぴったりだ。六歳くらいの幼女で、話し方がおばさんと聞いている。まさかお前が、レンカの大乱の首謀者でレンカの宝刀を作ったあのレンカなのか?」
「あーーっ、ゲンシンさんって、あの人かー。確かに刀を四百本あげたわねえ」
「ええええーーーーーーーっっっ!!!!!!!!」
賊も、イオちゃん達まで、あごが外れそうなくらい口を開いて驚いています。
「ま、まさか、鉄人もいるのか?」
「うふっ、いますよ。みんなーー入って来てーー。あそうだ、ゲンシンさんにあげた奴とおなじならこんな感じかな」
九体の鉄人を、ゲンシンさんにあげた形にして、家の中に入ってもらいました。
「わっ、わっ、わっ、わわわわわわ……」
賊の首領は腰が抜けたようになってへたり込み、そのままお尻をついたまま、虫のように後ろへとあとずさった。
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