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第三十四話 鳴り響く悲鳴
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私は証拠を見せる必要があるのでしょうか。
別にレンカだと、信じていただかなくても結構なのですから。
でも、私達の周りに集っている人達、そしてメジカ隊長も興味津々で私を見つめてきます。
そんな目で見つめられると……
「仕方がないですねえ。イサちゃん前に来て下さい」
「はい」
イサちゃんは返事と共にゾングの前に立ちました。
「このイサちゃんが装備している、剣と鎧は私の最新作です。名前を紫龍の剣、そして紫龍の鎧です。この鎧は、どんな武器で攻撃しても切り裂くことはできません。うふふ、矛盾のないように言っておきますが、紫龍の剣でも切り裂くことはできませんよ」
「ほおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーー」
紫にキラキラ輝くイサちゃんの装備を見て、周りを囲む見物人からため息のような声が聞こえました。
イサちゃんの、剣は刃の部分を除いて全体に龍のうろこのような模様が入っています。そして、剣のツバは龍が天空を舞うような形にしてあります。
又、鎧も頭部は龍が大きく口を開けているようにしてあり、両肩は龍の手がつかんでいる様に装飾しました。
「まるで、芸術品ですなあ」
メジカ隊長がいたずら小僧のように瞳を輝かせてみつめています。
「くっ、くっ、くっ、はあぁーーはっはっはーー!!!!」
ゾングが高笑いを始めました。
勝ち誇ったような嫌な笑いです。
「……!?」
皆が、どうしたのかとゾングに視線を向けました。
「このおばさん幼女がぁーー!!!! 墓穴を掘ったな!! お前は俺を見くびっている。俺は世界一の商人だと言ったであろう!! ふふふ、俺はあの天下に名高いレンカの宝刀も当然持っている! ふふふ、おい!! レンカの宝刀を持ってこい!!」
ゾングは後ろで控えている、かなり高齢の執事のおじさんに、宝石で装飾された金色の鍵を渡しました。
執事のおじさんは、両手で大事そうに鍵を受け取ると店内に消えました。
嫌になるほど長い時間の後、執事のおじさんは綺麗な布に包まれた箱を持って来ました。
「ふふふ……」
ゾングは嬉しそうに笑いながら、高価そうな布の結び目をほどきます。
布は、何重にもまかれていて、ほどくだけでも、あくびが出るほど時間がかかります。
やっと姿を現した箱もまた、美しい彫刻がされた超高価な箱のように見えます。無駄にお金がかかっています。さすがは世界一の大商人です。
「見ろーー!! これをーー!!!! これこそが天下に名高いレンカの宝刀だーー!!!! 分厚い鎧も紙のように切り裂く天下の名刀だーー!!」
「おっおぉぉーーっ!!!!」
見物人から声が上がりました。
刀自体は無骨な作りですが、その刃文はぬらりと濡れたように妖しく光り、まるで妖刀のように見えます。
……って、それ、私がゲンシンさんにあげるため、やっつけで作った刀なんですけど……。どちらかというと適当に作った量産品ですよ。
「まさか俺が、レンカの宝刀を持っているとは思わなかっただろう。ふふふ、その鎧がこのレンカの宝刀で切り裂くことが出来なかったら、証拠として認めてやろう。どうだ! 出来るか? 出来ないだろう!! ひゃははははははーー!!!!」
「ま、まさか、あなたがレンカの宝刀を持っているなんてーー!!」
私は驚いたフリをしました。
でも、まあこの世界では、まだ、この紫の金属は認知されていませんものね。
そうなりますよね。
「ひゃーーははははははーーーーーー!!!!!!」
ゾングはレンカの宝刀を見せびらかすことが出来た為なのか、とてもうれしそうです。
こんなに絵に描いたような有頂天の人を見たのは初めてです。
「まあ、でも大丈夫でしょう。イサちゃん切られてあげて下さい」
「えーーーーっ!!!! い、嫌ですよーー!!」
鎧に隠れて顔の表情は見えませんが、本当に嫌そうです。
まさか、本当に切られると思っているのでしょうか?
「ひゃーーはっはっはっ!! イサとやらが切られるのが嫌でおどろいているぞーーー!!!! ひゃははは」
おかげでゾングがまた有頂天です。
「傷が付きます!!」
あーーっ、そうか。イサちゃんは新品の鎧に傷が付くのが嫌なようです。
鎧なんて、美術品じゃないのだから、傷が付いてこそ値打ちが出るのですけどねえ。
「なっ!! なにっーー!! 傷だとーー!! ふ、ふざけるなーーっ!!!! こっ、こっちはレンカの宝刀だぞーー!! なめるなーー!! 傷ですむわけが無い!! 真っ二つにしてくれるわーー!!」
さっきまで有頂天に笑っていた人が激高しています。
笑ったり怒ったり、忙しい人です。
「ちぇっ!! レイカ姉が作った紫龍の鎧だぞ!! やれるものならやってみろ!!!!」
イサちゃんも少し怒っているようです。
傷が付くのは、舌打ちであきらめたようです。
「ふふふふ、俺はなあ、こう見えて護身用に武術もたしなんでいる。はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!!!!」
ゾングがそう言って気合いを入れると、体中の筋肉が隆起して、着ている高そうな服がビリビリと引き裂かれました。
なんだか、どこかで見た気がします。
「おおおおぉぉぉっ!!」
ゾングの姿を見て、見物人からどよめきが起りました。
「お、おい、どっちが勝つんだ??」
「俺はレンカの宝刀だ」
「俺もレンカの宝刀だと思う」
レンカの宝刀はすごい人気のようです。
まあ、そうでしょうね。
聞いた事もない紫龍の鎧なんか、見かけ倒しに感じるでしょう。
「覚悟はいいか!! いくぞぉぉぉぉぉーーっ!!!!」
ゾングは大きくレンカの宝刀を振りあげました。
「おりゃあああああああぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!」
そして、渾身の力で切りつけます。
パチン
短い破裂音が聞こえました。
「ぐわああああああああぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!!」
悲鳴が上がります。
「なっ、なんてことだぁぁぁーー!!!! こ、こんなことが……こんなことがぁぁ……」
泣いています。
イサちゃんは、やっぱり鎧に傷が付くのが嫌だったようです。
ゾングの渾身の攻撃を、イサちゃんは大きな剣で受けてしまいました。
すると、レンカの宝刀はパチンという破裂音と共に真っ二つに切れてしまったのです。
ゾングは切れたレンカの宝刀を見て悲鳴を上げると、折れた刀を見つめ泣いているのです。
「くっ、くくくく、いやあ、凄いものを見せてもらいました。レンカの宝刀を真っ二つに切る物がこの世に存在するとは。さすがはレイカ様だ!!!!」
メジカ隊長が笑いをおさえ切れずに言いました。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!! すげーー!! レンカの紫龍剣!! すごすぎるぞぉぉぉぉーーーーー!!!!」
見物人から声が上がりました。
「どうでしょうか。この剣が証拠で納得頂けませんか?」
「くっ、くそう……」
ゾングがガックリと、うなだれました。
「ところで、レイカ様! これはいったい何の騒ぎですかな?」
メジカ隊長が倒れている警備員と、衛兵をグルリと見回しました。
「はい。このゾングが私を蹴ろうとした事が発端で、警備員、衛兵が私に暴力を振るおうとしました。だから身を護りました。でも、理由にかかわらず衛兵に危害を加える者は重罪だそうです。恐いので今から逃げようと思っていたところです。そして二度と、サイシュトアリ国には来ません」
「ふははは、それには及びません。レンカ様は国賓です。国賓に無礼を働いたのなら、その者の方が極刑です。まずはゾングから首をはねましょう」
「なっ、なななななななな…………」
四つん這いでうなだれていたゾングが、そのまま凄い勢いで後ずさりました。
「うふふ、お待ち下さい」
「…………!?」
ゾングが私の顔を見つめて、ほっとした顔をしました。
私が命乞いをしてくれると思ったのでしょう。
可愛い幼女ですからね。
「首をはねるのではなく、縦にいってください」
でも、そうはいきません!! 私はただの幼女ではありません。おばさん幼女ですからね。
「はははははは、それはいい。大罪人ゾング覚悟しろ!!!! 縦に真っ二つにしてくれる!!」
「ひっ、ひぃぃぃぃぃぃーーーーーーー」
ゾングの悲鳴が、王都に鳴り響きました。
別にレンカだと、信じていただかなくても結構なのですから。
でも、私達の周りに集っている人達、そしてメジカ隊長も興味津々で私を見つめてきます。
そんな目で見つめられると……
「仕方がないですねえ。イサちゃん前に来て下さい」
「はい」
イサちゃんは返事と共にゾングの前に立ちました。
「このイサちゃんが装備している、剣と鎧は私の最新作です。名前を紫龍の剣、そして紫龍の鎧です。この鎧は、どんな武器で攻撃しても切り裂くことはできません。うふふ、矛盾のないように言っておきますが、紫龍の剣でも切り裂くことはできませんよ」
「ほおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーー」
紫にキラキラ輝くイサちゃんの装備を見て、周りを囲む見物人からため息のような声が聞こえました。
イサちゃんの、剣は刃の部分を除いて全体に龍のうろこのような模様が入っています。そして、剣のツバは龍が天空を舞うような形にしてあります。
又、鎧も頭部は龍が大きく口を開けているようにしてあり、両肩は龍の手がつかんでいる様に装飾しました。
「まるで、芸術品ですなあ」
メジカ隊長がいたずら小僧のように瞳を輝かせてみつめています。
「くっ、くっ、くっ、はあぁーーはっはっはーー!!!!」
ゾングが高笑いを始めました。
勝ち誇ったような嫌な笑いです。
「……!?」
皆が、どうしたのかとゾングに視線を向けました。
「このおばさん幼女がぁーー!!!! 墓穴を掘ったな!! お前は俺を見くびっている。俺は世界一の商人だと言ったであろう!! ふふふ、俺はあの天下に名高いレンカの宝刀も当然持っている! ふふふ、おい!! レンカの宝刀を持ってこい!!」
ゾングは後ろで控えている、かなり高齢の執事のおじさんに、宝石で装飾された金色の鍵を渡しました。
執事のおじさんは、両手で大事そうに鍵を受け取ると店内に消えました。
嫌になるほど長い時間の後、執事のおじさんは綺麗な布に包まれた箱を持って来ました。
「ふふふ……」
ゾングは嬉しそうに笑いながら、高価そうな布の結び目をほどきます。
布は、何重にもまかれていて、ほどくだけでも、あくびが出るほど時間がかかります。
やっと姿を現した箱もまた、美しい彫刻がされた超高価な箱のように見えます。無駄にお金がかかっています。さすがは世界一の大商人です。
「見ろーー!! これをーー!!!! これこそが天下に名高いレンカの宝刀だーー!!!! 分厚い鎧も紙のように切り裂く天下の名刀だーー!!」
「おっおぉぉーーっ!!!!」
見物人から声が上がりました。
刀自体は無骨な作りですが、その刃文はぬらりと濡れたように妖しく光り、まるで妖刀のように見えます。
……って、それ、私がゲンシンさんにあげるため、やっつけで作った刀なんですけど……。どちらかというと適当に作った量産品ですよ。
「まさか俺が、レンカの宝刀を持っているとは思わなかっただろう。ふふふ、その鎧がこのレンカの宝刀で切り裂くことが出来なかったら、証拠として認めてやろう。どうだ! 出来るか? 出来ないだろう!! ひゃははははははーー!!!!」
「ま、まさか、あなたがレンカの宝刀を持っているなんてーー!!」
私は驚いたフリをしました。
でも、まあこの世界では、まだ、この紫の金属は認知されていませんものね。
そうなりますよね。
「ひゃーーははははははーーーーーー!!!!!!」
ゾングはレンカの宝刀を見せびらかすことが出来た為なのか、とてもうれしそうです。
こんなに絵に描いたような有頂天の人を見たのは初めてです。
「まあ、でも大丈夫でしょう。イサちゃん切られてあげて下さい」
「えーーーーっ!!!! い、嫌ですよーー!!」
鎧に隠れて顔の表情は見えませんが、本当に嫌そうです。
まさか、本当に切られると思っているのでしょうか?
「ひゃーーはっはっはっ!! イサとやらが切られるのが嫌でおどろいているぞーーー!!!! ひゃははは」
おかげでゾングがまた有頂天です。
「傷が付きます!!」
あーーっ、そうか。イサちゃんは新品の鎧に傷が付くのが嫌なようです。
鎧なんて、美術品じゃないのだから、傷が付いてこそ値打ちが出るのですけどねえ。
「なっ!! なにっーー!! 傷だとーー!! ふ、ふざけるなーーっ!!!! こっ、こっちはレンカの宝刀だぞーー!! なめるなーー!! 傷ですむわけが無い!! 真っ二つにしてくれるわーー!!」
さっきまで有頂天に笑っていた人が激高しています。
笑ったり怒ったり、忙しい人です。
「ちぇっ!! レイカ姉が作った紫龍の鎧だぞ!! やれるものならやってみろ!!!!」
イサちゃんも少し怒っているようです。
傷が付くのは、舌打ちであきらめたようです。
「ふふふふ、俺はなあ、こう見えて護身用に武術もたしなんでいる。はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!!!!」
ゾングがそう言って気合いを入れると、体中の筋肉が隆起して、着ている高そうな服がビリビリと引き裂かれました。
なんだか、どこかで見た気がします。
「おおおおぉぉぉっ!!」
ゾングの姿を見て、見物人からどよめきが起りました。
「お、おい、どっちが勝つんだ??」
「俺はレンカの宝刀だ」
「俺もレンカの宝刀だと思う」
レンカの宝刀はすごい人気のようです。
まあ、そうでしょうね。
聞いた事もない紫龍の鎧なんか、見かけ倒しに感じるでしょう。
「覚悟はいいか!! いくぞぉぉぉぉぉーーっ!!!!」
ゾングは大きくレンカの宝刀を振りあげました。
「おりゃあああああああぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!」
そして、渾身の力で切りつけます。
パチン
短い破裂音が聞こえました。
「ぐわああああああああぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!!」
悲鳴が上がります。
「なっ、なんてことだぁぁぁーー!!!! こ、こんなことが……こんなことがぁぁ……」
泣いています。
イサちゃんは、やっぱり鎧に傷が付くのが嫌だったようです。
ゾングの渾身の攻撃を、イサちゃんは大きな剣で受けてしまいました。
すると、レンカの宝刀はパチンという破裂音と共に真っ二つに切れてしまったのです。
ゾングは切れたレンカの宝刀を見て悲鳴を上げると、折れた刀を見つめ泣いているのです。
「くっ、くくくく、いやあ、凄いものを見せてもらいました。レンカの宝刀を真っ二つに切る物がこの世に存在するとは。さすがはレイカ様だ!!!!」
メジカ隊長が笑いをおさえ切れずに言いました。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!! すげーー!! レンカの紫龍剣!! すごすぎるぞぉぉぉぉーーーーー!!!!」
見物人から声が上がりました。
「どうでしょうか。この剣が証拠で納得頂けませんか?」
「くっ、くそう……」
ゾングがガックリと、うなだれました。
「ところで、レイカ様! これはいったい何の騒ぎですかな?」
メジカ隊長が倒れている警備員と、衛兵をグルリと見回しました。
「はい。このゾングが私を蹴ろうとした事が発端で、警備員、衛兵が私に暴力を振るおうとしました。だから身を護りました。でも、理由にかかわらず衛兵に危害を加える者は重罪だそうです。恐いので今から逃げようと思っていたところです。そして二度と、サイシュトアリ国には来ません」
「ふははは、それには及びません。レンカ様は国賓です。国賓に無礼を働いたのなら、その者の方が極刑です。まずはゾングから首をはねましょう」
「なっ、なななななななな…………」
四つん這いでうなだれていたゾングが、そのまま凄い勢いで後ずさりました。
「うふふ、お待ち下さい」
「…………!?」
ゾングが私の顔を見つめて、ほっとした顔をしました。
私が命乞いをしてくれると思ったのでしょう。
可愛い幼女ですからね。
「首をはねるのではなく、縦にいってください」
でも、そうはいきません!! 私はただの幼女ではありません。おばさん幼女ですからね。
「はははははは、それはいい。大罪人ゾング覚悟しろ!!!! 縦に真っ二つにしてくれる!!」
「ひっ、ひぃぃぃぃぃぃーーーーーーー」
ゾングの悲鳴が、王都に鳴り響きました。
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