底辺おじさん、助けた異世界転生美少女の異世界魔法と異世界アイテムそして特殊能力ゴミ処理で世界を救う

覧都

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夏休み編

第三百七十三話 夏だ! 海水浴だー!

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 九州一行は翌日の朝には、三大ヒーローと桃井さんが同行して共に旅立った。
 入れ替わりにミサ達が戻って来た。
 北海道行きは、ミサと謙之信、スケさん、カクさん、響子さんとカノンちゃんの六人を加えることにした。
 九州の四人は大阪城の管理人を任せる事にした。
 つまり俺の代官を頼んだのだ。
 四人とも俺がいない間の城主と言う事になる。

「た、楽しそう」

 ユウ様とサッチンの目が輝く。
 絶対あかん奴だ。俺は久遠さんと久美子さんを見た。
 この二人も女城主がうれしいみたいだ。ニコニコしている。
 悪代官にはならないでくれよと、願いながら留守を任せる事にした。
 この先、四国の子供達を一時的にここで預かるつもりだ。
 その世話を頼んだのだ。

「さて、俺達は十田家御一行様だ。俺は使用人の八兵衛だ」

 北海道組に話しかけた。

「はーーい!!」

 あずさとヒマリが返事をした。
 良い返事だ。
 不安しかない。

「リーダーは謙之信だ。つまり俺達は、十田謙之信様御一行だが、謙之信こと上杉謙信がお忍びで来たことにする。いいね」

「ねえ、はやく行こうよーー!」

 くそーー!! あずさの奴、聞きゃあしねえ!!

「わかったよ!!!!」

 俺達は、UFOに乗り込み北海道へ向った。
 目的地は、函館の北海道共和国だが、直接函館には乗り込めない。
 仕方がないので、本当に仕方なしに海水浴場に行くことにした。
 まあ、夏休みだからな。
 途中でスイカを仕入れて、海水浴場には昼に到着した。





「ヒマリちゃーーん!! 行くよーー!!」

 着くがはやいか、あずさは白い水着で、お尻の青いスライムを丸出しにして海に向って走りだした。

「私達は大人ですからねえ」

 ヒマリがカノンちゃんと準備運動をしている。
 ヒマリはあずさとお揃いの白いフリフリスカート付きの水着を着けている。違うのはお尻のスライムが黄色の所だけだ。
 カノンちゃんはどこで仕入れたのか、布が超少ない真っ赤なビキニだ。
 でも、体が中学1年生なので貧相に見えてしまう。
 この三人は俺が見た中では、日本三大美少女と言っても良いだろう。
 但し、見た目が中学生でもカノンちゃんは十八歳を越えている。
 合法なのでポロリをしても安心だ。まあ現時点でお尻は丸出しですけどね。

 俺は昼食の準備を始めた。
 準備は、クザンとシュラとフォリスさんが手伝ってくれる。
 この三人は近未来アンドロイドのような姿にクザンは執事風、シュラとフォリスさんはメイド風の服装をしている。

 誰もいない海水浴場は少しさみしい感じがする。
 空には、夏らしい入道雲がいる。真っ青な背景の中にいると、とても白く見える。海水はとても清んでいて綺麗だ。
 暑いのだが、北海道というだけで爽やかに感じる。

「な、夏休みっぽいじゃないかーー!!」

 少し大きめの声が出た。

「あら、ぽいじゃなくて、夏休みですよ」

 ――うおおおーーーー!!!! 響子さんだーーーー!!!!!!

 この人は、アラフォーだが、見た目は二十代後半にしか見えない。
 とても美しい熟女です。安心してください独身です。
 め、目のやり場に困ります。ピンクの可愛らしいビキニです。
 出るとこ出とるし、へこむところへこんでいるし完璧です。

「クザン、パラソルの準備だ。日陰を作って差し上げなさい」

「……」

 クザンは口がきけないので、うなずくとパラソルを持って響子さんに付き従った。

「全くあずさには困ったものだ。なんの準備も出来ていねえのに、海に入っちまいやがって」

 だが、うれしそうにはしゃぐ、あずさを見ていると、こっちまで楽しい気分になってくる。

「俺達はタープテントを張ってきます」

 スケさんとカクさんの準備が終わって出て来た。
 特に水着にはなっていないが、半ズボンとティーシャツで夏休みな感じがする。
 スケさんの筋肉質な体がティーシャツから浮き出している。
 スケさんは青空のような爽やかな美形だ。
 夏のビーチには二人とも似合いすぎるなあ。

「私もお手伝いします」

 謙之信も出て来た。

「じゃあ、信さんはテーブルを頼む」

「はい」

 信さんは、少し厚着のような気がするが、こっちもカクさんに劣らず超美形だ。
 少し化粧をすれば、超美形の美女に早変わりしそうな美しい顔立ちだ。

「私達は焼きそばをお願いします」

「もう食うのかよう」

 木田家の三柱が出て来た。
 屋台の準備が終わった瞬間に出て来て、注文をしやあがった。

「まだ、少し時間がかかるぞ」

「いいわ、ここで待つから」

 ミサが、胸を反らして後ろで腕を組んだ。

 ――って、おーーーーい!! お、おまえーーーー!!!!

 青いビキニの胸が、俺の目の前にある。
 ミサは木田家一の巨乳だ。もうすんごいのだ。
 女に興味のない俺でもギョッとして目が行ってしまう。

「どこを、見ているんですかーー!!」

 古賀さんと、坂本さんがニヤニヤしている。
 古賀さんが紫のビキニ、坂本さんは真っ赤なビキニだ。
 声をかけられて、つい見てしまった。
 古賀さんはふわふわな髪が長く表情がとても優しげで、天女様の様にみえる。
 坂本さんは髪が短くて、目が吊り目で理知的な感じが強い。
 二人とも清楚な感じの方が似合うのだが、今日は攻撃的なビキニだ。
 誰に見せるつもりなんだか?
 ああ、誰もいないから安心して肌を露出しているのか。納得!!

「ほらよ!!」

「ありがとう。美味しそう!!!」

 三人は、焼きそばを手に取ると、スケさんとカクさんの設営したタープテントの中に行き、信さんの用意したテーブルの前に座った。

「大殿ーー!!!!」

 天影が、海水浴場に降り立った。
 天影とは機動陸鎧の忍者タイプ、古賀忍軍組頭専用機だ。
 まあ、わかりやすく言うなら忍者のようなロボだ。
 と言う事は古賀忍軍の組頭、北海道担当者赤穂さんだろうな。

「赤穂さん、大殿はダメです。今は使用人八兵衛ですよ」

「はっ、すっ、すみません。八兵衛さん」

 って、なんで降りてくるなり水着なんだよーー!!
 あーそうか。忍者装備の下は通常水着だから合っているのか。
 赤穂さんだけに赤いビキニだ。ちゃんと布が多い。カノンちゃんとは大違いだ。

 後半へつづく
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