69 / 100
第169章『目線と身長』
しおりを挟む
第169章『目線と身長』
「……理由は?それだけ言って納得するとでも思ってるのかお前」
珍しく、と言うよりも初めてタカコの方から話が有ると誘われ、金は自分が出すと言い張る彼女を宥め賺し、黒川はいつもの旅館のいつもの離れを手配した。敦賀は当然として高根にも教えていない馴染みの旅館、ここなら鬱陶しい乱入の心配も無いし翌日迄ゆっくり出来る、彼女から誘って来た事やその時の面持ちからすると良い話ではなさそうだ、その黒川の判断は正しかったと言うべきだろう。
食卓を挟んで向かいに座るタカコの表情は硬いまま、普段なら相好を崩して食事を楽しむ彼女らしくもなく無言のまま箸を進め、その速度はいつもよりもひどく鈍い。やがて食事を終え箸を置いた彼女は一つ大きく深呼吸をして、意を決した様に顔を上げ、真っ直ぐな視線を黒川へと向けて口を開いた。
「私が言い張ってたのに勝手だとは思うんだけど、身体だけの付き合いとか、もう、止めよう」
その言葉に黒川は然して動揺もせず、猪口の中身を飲み干しゆっくりと口を開き、タカコへと理由を尋ねる。硬い表情から予想はしていた、それでもその提案を飲む気は無いし、言い出した以上理由を聞かずに流す事も出来ないともう一度
「理由を話せ」
と、そう短く要求する。
「……京都に行った時、敦賀の実家に泊まったんだけど、その時に中将とお母さんと話をして、ああ、敦賀はとっても大切に育てられて来たんだなって、あの二人の大切な子供なんだなって思った。それって多分タツさんも同じで、そういう風に誰かの大切な子供を身体だけの付き合いとか、そういう風に扱うのは凄く失礼だなって思ったんだ」
「……確かに俺も人並みに大切にされて育てられて来たとは思うけどよ、お前と直接関わってるのは俺だろうが。その俺が良いって言ってるんだから親は関係無いだろうよ」
「そう言うと思った……もう一つね、理由が有るんだ」
「……何だよ、言ってみろ」
黒川の言葉にタカコは小さく、そして申し訳無さそうに笑い、ゆっくりと言葉を紡ぎ出した。
「……私ね、タツさんを見てたんじゃない、タツさんに抱かれたんじゃないんだ。タツさんの優しさって凄く旦那に、タカユキに似てるんだ。だから、一緒にいて凄く心地良かった。それにタツさんには千鶴さんがいて、私にとって凄く安全だったんだ、ややこしい事にならずに済むと思ったから」
「……充分ややこしくなっちまったけどな」
「……うん、そうだね。……タツさんのそのタカユキにそっくりな優しさに触れていたくて、タツさんの中にタカユキを見てた。タツさん自身を見てたんじゃないんだ、それって凄くタツさんに対して失礼だと思って。敦賀の御両親の事とかも考えてたら、自分自身がしんどくなっちゃってさ。だから、終わりにしたいんだ」
静かな、静かなタカコの言葉、本心を言っているのだと手に取る様に分かる、芯はとても誠実で優しい彼女、その彼女にとっては身体だけの付き合いというのは重荷に過ぎるのだろう、馬鹿な事を言い出したものだ、黒川はそんな事を考えつつ、徳利の中身を猪口へと注ぎそれを一気に飲み干した。
「……百九十五cm」
「……え?何?」
「旦那の身長、それ位じゃないか?」
「……百九十四、だけど……何で知ってるの?」
「お前と深く付き合う様になってから気付いたんだけどな、お前、俺の顔を見る時に時々俺の視線よりもずっと高い位置を見る事が有るんだよ、で、その後俺の目に視線を合わせるの。最初は意味が分からんかったよ、何処を、何を見てるのかも。でもな、敦賀と話してるところを見てたら奴と話してる時も時々それやってて、離れて見てると丁度敦賀の額の辺りを見上げてるのが分かったんだよな。他の奴に対しては真吾でもそんな事は無くて、それで、ああ、こいつは旦那と話してるつもりになってて、それで慣れ親しんだ高さを見上げてるんだなって気付いたんだわ。だからさ、お前が態々こうして言わなくても……知ってたよ、お前が俺自身を見てるんじゃないんだって、俺や敦賀の中に、旦那を見てるんだって。俺が中身で、敦賀は身体に旦那を重ねてるんだろ、お前」
今迄誰にも言った事の無い秘密、穏やかに微笑みながらそれを口にすれば、気付かれているとは思っていなかったのかタカコの顔が強張り、直後には申し訳無さそうに俯いてしまうのを見て黒川は笑みを深くする。
「お前、人と話す時には相手の目を真っ直ぐに見るだろ。だから、見当付け易かったよ」
すっかり俯いて小さくなってしまったタカコ、その様にまた笑い立ち上がり、彼女の隣へと腰を下ろして肩を抱き寄せた。
「……俺の親の事とか気にするな、どうせ親父はもう死んでるし、お袋は弟夫婦に大事にされて幸せにしてるしよ。後、俺の気持ちも気にするな。お前はそうやって俺や敦賀を利用してるが、俺だってそれを知ってるのに黙ってて、お前の気持ちに付け込んで関係を続けてたんだからよ。あれだ、お互い様ってやつだよ……悪いと思うのなら、早いとこ俺自身を見るようにしてくんねぇかな」
言葉を続けるに従って抱き寄せたタカコの肩が震え始め、膝の上できつく握り締めた彼女の拳に雫がぽたぽたと落ちる。泣かせてしまったか、そう思いつつ両腕で抱き寄せて額へと口付ければ、腕の中から聞こえて来たのは涙に濡れた声。
「……敦賀もタツさんも、ばっかみたい……そんなの、都合の良い男じゃん」
「そうだよ?でも、それでも俺はお前が欲しいし、今更手放す気なんて欠片も無ぇからな。だったら多少思うところが有っても踏み止まってしがみつくさ、駄目か?」
「駄目とかじゃなくてさ……卑怯な事してるなって、自分が」
「だから、そんな気持ちになるのが嫌なら、俺自身を見ろよ。それで俺を選べ、敦賀みたいな童貞坊主じゃなくてな。時間が掛かっても、俺は待ってるから」
「童貞って……ひどいね、タツさん」
「当然だろうが。旦那はともかくとして、あいつは気に入らねぇな」
その言葉に小さく噴き出す気配が伝わって来て、泣かれるよりも笑っていてくれる方が良い、そんな事を思いつつ顎を掬い上げ、深い口付けを落とす。
「……今日も返す気は無ぇからな?うだうだ考え込んでる余裕なんか無くなる位に悦くしてやるよ……覚悟しとけ?」
時折唇が触れる至近距離で低くそう囁けば小さな手がシャツの袖を緩く掴み、黒川はそれに薄く笑みを浮かべると腕の中の身体を抱き締め、ゆっくりと立ち上がった。
「……理由は?それだけ言って納得するとでも思ってるのかお前」
珍しく、と言うよりも初めてタカコの方から話が有ると誘われ、金は自分が出すと言い張る彼女を宥め賺し、黒川はいつもの旅館のいつもの離れを手配した。敦賀は当然として高根にも教えていない馴染みの旅館、ここなら鬱陶しい乱入の心配も無いし翌日迄ゆっくり出来る、彼女から誘って来た事やその時の面持ちからすると良い話ではなさそうだ、その黒川の判断は正しかったと言うべきだろう。
食卓を挟んで向かいに座るタカコの表情は硬いまま、普段なら相好を崩して食事を楽しむ彼女らしくもなく無言のまま箸を進め、その速度はいつもよりもひどく鈍い。やがて食事を終え箸を置いた彼女は一つ大きく深呼吸をして、意を決した様に顔を上げ、真っ直ぐな視線を黒川へと向けて口を開いた。
「私が言い張ってたのに勝手だとは思うんだけど、身体だけの付き合いとか、もう、止めよう」
その言葉に黒川は然して動揺もせず、猪口の中身を飲み干しゆっくりと口を開き、タカコへと理由を尋ねる。硬い表情から予想はしていた、それでもその提案を飲む気は無いし、言い出した以上理由を聞かずに流す事も出来ないともう一度
「理由を話せ」
と、そう短く要求する。
「……京都に行った時、敦賀の実家に泊まったんだけど、その時に中将とお母さんと話をして、ああ、敦賀はとっても大切に育てられて来たんだなって、あの二人の大切な子供なんだなって思った。それって多分タツさんも同じで、そういう風に誰かの大切な子供を身体だけの付き合いとか、そういう風に扱うのは凄く失礼だなって思ったんだ」
「……確かに俺も人並みに大切にされて育てられて来たとは思うけどよ、お前と直接関わってるのは俺だろうが。その俺が良いって言ってるんだから親は関係無いだろうよ」
「そう言うと思った……もう一つね、理由が有るんだ」
「……何だよ、言ってみろ」
黒川の言葉にタカコは小さく、そして申し訳無さそうに笑い、ゆっくりと言葉を紡ぎ出した。
「……私ね、タツさんを見てたんじゃない、タツさんに抱かれたんじゃないんだ。タツさんの優しさって凄く旦那に、タカユキに似てるんだ。だから、一緒にいて凄く心地良かった。それにタツさんには千鶴さんがいて、私にとって凄く安全だったんだ、ややこしい事にならずに済むと思ったから」
「……充分ややこしくなっちまったけどな」
「……うん、そうだね。……タツさんのそのタカユキにそっくりな優しさに触れていたくて、タツさんの中にタカユキを見てた。タツさん自身を見てたんじゃないんだ、それって凄くタツさんに対して失礼だと思って。敦賀の御両親の事とかも考えてたら、自分自身がしんどくなっちゃってさ。だから、終わりにしたいんだ」
静かな、静かなタカコの言葉、本心を言っているのだと手に取る様に分かる、芯はとても誠実で優しい彼女、その彼女にとっては身体だけの付き合いというのは重荷に過ぎるのだろう、馬鹿な事を言い出したものだ、黒川はそんな事を考えつつ、徳利の中身を猪口へと注ぎそれを一気に飲み干した。
「……百九十五cm」
「……え?何?」
「旦那の身長、それ位じゃないか?」
「……百九十四、だけど……何で知ってるの?」
「お前と深く付き合う様になってから気付いたんだけどな、お前、俺の顔を見る時に時々俺の視線よりもずっと高い位置を見る事が有るんだよ、で、その後俺の目に視線を合わせるの。最初は意味が分からんかったよ、何処を、何を見てるのかも。でもな、敦賀と話してるところを見てたら奴と話してる時も時々それやってて、離れて見てると丁度敦賀の額の辺りを見上げてるのが分かったんだよな。他の奴に対しては真吾でもそんな事は無くて、それで、ああ、こいつは旦那と話してるつもりになってて、それで慣れ親しんだ高さを見上げてるんだなって気付いたんだわ。だからさ、お前が態々こうして言わなくても……知ってたよ、お前が俺自身を見てるんじゃないんだって、俺や敦賀の中に、旦那を見てるんだって。俺が中身で、敦賀は身体に旦那を重ねてるんだろ、お前」
今迄誰にも言った事の無い秘密、穏やかに微笑みながらそれを口にすれば、気付かれているとは思っていなかったのかタカコの顔が強張り、直後には申し訳無さそうに俯いてしまうのを見て黒川は笑みを深くする。
「お前、人と話す時には相手の目を真っ直ぐに見るだろ。だから、見当付け易かったよ」
すっかり俯いて小さくなってしまったタカコ、その様にまた笑い立ち上がり、彼女の隣へと腰を下ろして肩を抱き寄せた。
「……俺の親の事とか気にするな、どうせ親父はもう死んでるし、お袋は弟夫婦に大事にされて幸せにしてるしよ。後、俺の気持ちも気にするな。お前はそうやって俺や敦賀を利用してるが、俺だってそれを知ってるのに黙ってて、お前の気持ちに付け込んで関係を続けてたんだからよ。あれだ、お互い様ってやつだよ……悪いと思うのなら、早いとこ俺自身を見るようにしてくんねぇかな」
言葉を続けるに従って抱き寄せたタカコの肩が震え始め、膝の上できつく握り締めた彼女の拳に雫がぽたぽたと落ちる。泣かせてしまったか、そう思いつつ両腕で抱き寄せて額へと口付ければ、腕の中から聞こえて来たのは涙に濡れた声。
「……敦賀もタツさんも、ばっかみたい……そんなの、都合の良い男じゃん」
「そうだよ?でも、それでも俺はお前が欲しいし、今更手放す気なんて欠片も無ぇからな。だったら多少思うところが有っても踏み止まってしがみつくさ、駄目か?」
「駄目とかじゃなくてさ……卑怯な事してるなって、自分が」
「だから、そんな気持ちになるのが嫌なら、俺自身を見ろよ。それで俺を選べ、敦賀みたいな童貞坊主じゃなくてな。時間が掛かっても、俺は待ってるから」
「童貞って……ひどいね、タツさん」
「当然だろうが。旦那はともかくとして、あいつは気に入らねぇな」
その言葉に小さく噴き出す気配が伝わって来て、泣かれるよりも笑っていてくれる方が良い、そんな事を思いつつ顎を掬い上げ、深い口付けを落とす。
「……今日も返す気は無ぇからな?うだうだ考え込んでる余裕なんか無くなる位に悦くしてやるよ……覚悟しとけ?」
時折唇が触れる至近距離で低くそう囁けば小さな手がシャツの袖を緩く掴み、黒川はそれに薄く笑みを浮かべると腕の中の身体を抱き締め、ゆっくりと立ち上がった。
0
あなたにおすすめの小説
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
【短編】記憶を失っていても
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
7年以上前の記憶のない平民出身のラチェルは、6年前に娘のハリエットを生んでからグリオス国のアンギュロスの森付近の修道院で働きながら暮らしていた。
そんなある日ハリエットは見たことのない白銀色の大樹を見つけたと、母ラチェルに話すのだが……。
これは記憶の全てを失ったラチェル──シェシュティナが全てを取り戻すまでのお話。
※氷雨そら先生、キムラましゅろう先生のシークレットベビー企画開催作品です( ´艸`)
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
霊力ゼロの陰陽師見習い
三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。
……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」
その言葉は、もう何度聞いたか分からない。
霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。
周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。
同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。
――俺だけが、何もできない。
反論したい気持ちはある。
でも、できない事実は変わらない。
そんな俺が、
世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて――
この時は、まだ知る由もなかった。
これは――
妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。
【完結】メルティは諦めない~立派なレディになったなら
すみ 小桜(sumitan)
恋愛
レドゼンツ伯爵家の次女メルティは、水面に映る未来を見る(予言)事ができた。ある日、父親が事故に遭う事を知りそれを止めた事によって、聖女となり第二王子と婚約する事になるが、なぜか姉であるクラリサがそれらを手にする事に――。51話で完結です。
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる