92 / 100
第392章『スズメバチ』
しおりを挟む
第392章『スズメバチ』
旗艦となる様な大型の艦艇でも日本海、特に対馬区が直ぐ目の前に在る様な位置では揺れも大きく感じる。船酔いには強い海軍の者達にもこの揺れはそれなりに堪えるのか、投錨によって碇を中心に大きな円を描きつつ揺れ続けている艦の乗員達も何処と無く元気が無い様子だ。それをあちこちに感じつつ、ドレイクは大和海兵隊基地の様子を甲板から眺めていた。
碇を中心とした円運動を考慮して接触しないだけの間隔を空けて停泊している艦艇群は不気味な沈黙を保ったまま、何とも言えない重苦しさを全身に受けている感覚が有る。自国の艦艇に乗艦している自分ですらそう感じるのだ、大和の面々が受ける重圧と感じる不安は凄まじいものだろう。
この艦がマクマーンの、そして彼を操るヨシユキの意向を受けて動いている事は間違い無い、そうでなければタカコの部下の発砲や自分が彼女を刺した事が問題にならない筈が無い。配下に在る他の艦艇も、何処迄事情を知っているのかはともかくとして大差は無い筈だ。
そんな中『敵陣』に居残る事になり、タカコの部下達との連携もとれる様にはなったものの何とも心許無い状況が続いている事に変わりは無い。マクマーンはともかくとしてヨシユキの掌中にいる事が落ち着かない、自分に聞かされていたのは上陸部隊の動きに関しての事のみで、タカコに聞かされなかければヨシユキの関与は思い浮かばなかっただろう。底の知れない恐ろしい男、彼が描いている筈のこれから先の絵図面はどんなものなのか、それがどんな方向性だったとしても、碌なものではない事だけは確かだ。
『ドレイク、どんな様子だ』
『ようカリート。地上には動きは無いな、今のところは』
『お前に愛称で呼ばれる覚えは無いんだがな』
海兵隊基地を見詰めつつ考え込んでいたドレイクに声を掛けて来たのはタカコの部下、カルロス・チスネロス。カリートと呼ばれた事に眉根を寄せた彼がドレイクの脇に立ち、その後は暫くの間双方無言のまま並んで基地を見ていた。
『……どう動くのかね、『奴』はよ』
『さぁな……強襲揚陸艦も空母も揃い踏みだ、ヤマトにとっては愉快な事にはならんだろうよ、どう転んでもな』
『強襲揚陸艦って……『イオージマ』がもう投入されるのか、俺が本国を離れた時にはまだ実用化前だった筈だが』
『今回が初の実戦投入だ、ヤマトは実験場の扱いだな』
『空母ってのは……まさか』
『……ああ、『アレ』も遂に実用化だ、こいつも今回が初の実戦投入になるらしいな。様子を見てると空母の方に動きが出て来た、そろそろ出るんじゃないのか』
『……大丈夫なのかよ、あいつは』
『どうだかな……それはボスと行動を共にしてる他の奴の働きを信じるしか無いな』
交わす言葉はそう多くはなく、夫々がこれから先の事に思いを馳せる。投入される新兵器がどう使われるのか、控え目に見ても大和に対して有効的な作戦行動ではないのは確かだ。そんな中で大和の地へと残っているタカコ、彼女達が現在どんな行動を採っているのかを知る術は無いが、今迄の経緯を考えれば大和軍と行動を共にする事は無いにせよ彼等を助ける為に動いているに違い無い。だとすれば、侵攻艦隊が動き出した時には彼女達は自国軍部隊と対立する事になる。真っ向からぶつかり合う事は無いだろうが、受ける損害が出来るだけ軽微であって欲しいと願わずにはいられない。
『型通りの人なら下の俺達も気が楽なんだがな……ま、少なくとも退屈だけは絶対にしないんだが、こういう時ばかりは流石に胃が痛くなるな』
『一昨々年の八月か……消息を絶った時には大騒ぎだったな』
『……ああ、生きていると知った時にはほっとしたが、そうなったらなったでまたこんな按配だ』
『あいつと奴の確執を知ってる筈のお前等が、形だけとは言え奴の……ヨシユキの配下に降った、それだけでもお前等にとってあいつがどんなに大きいのか大切なのか、それが分かるな』
『ジェフとマリオとアリサの三人がワシントンを離れた時には、奴がマクマーンと繋がっている事の確かな証拠が無かった。それ以前に正規軍迄もを動かそうとしてるなんて流石に考えもしてなかったが、内部に協力者がいなけりゃ流石に不可能だってマクマーンに見当を付けて内偵を進めたが、間に合って良かったよ、だからこそ俺達は今ここにいるし、ウォルコット議長からの命令書を届ける事も出来たんだからな』
『後は出来るだけ――』
周囲の目と耳を気にしながら小声で言葉を交わす二人、それを途切れさせたのは、後方から聞こえ始めた内燃機の駆動音だった。耳を打ったそれに弾かれた様に振り返り、甲板の反対側へと駆け出し辿り着いた先で視界に入った物を見詰めつつ二人は驚愕と嫌な予感に顔を歪めつつ、大きく舌を打ち歯を軋らせた。
『ボス!艦艇に動きが有りました!!』
様子を観察する為に潜り込んだ民家、客間と思しき部屋を仮眠室にして布団を敷き詰めており、タカコはその一つに潜り込んで寝息を立てていた。そんな時に耳に飛び込んで来たのはカタギリが張り上げた自分を呼ぶ声、それに双眸を見開き布団を跳ね飛ばして起き上がり仮眠室を出て階段を駆け上がる。
『何が有った!!』
『見て下さい、その方が早い!!』
監視に使用している二階の一室の扉を開けて中へと駆け込めば、双眼鏡を手に窓の外を見ていたカタギリが自分の足元に置いてあった双眼鏡を蹴って寄越す。足癖が良くないな等とちらりと考えたタカコがそれを手に取り、カタギリが見ている方向へと向けたそれを覗き込めば、彼女の動きはそこで暫くの間停止する事になった。
やや四角張ったオタマジャクシの様な機体、その上部には高速で回転する四枚の金属製の翅。機体の尾部には上部とは違う向きに設置されたやや小振りの四枚の金属製の翅が同じ様に高速で回転し、向きの違う二組の回転翼によって姿勢を制御されている機体が、一機だけではなく目視出来るだけでも十ばかり、日本海の上空から対馬区の方向へと編隊を組んでゆっくりと飛行しているのが見て取れる。
『……ホーネット……!実用化されたのか……!!』
まだワシントンにいた頃には実用化には至っていなかった回転翼機、垂直離発着が可能でそれに必要とする範囲は固定翼機とは比べ物にならない程に小さく狭く、空中に於いても小回りが利き一点に制止する事も可能。大量の兵員や物資や兵器の輸送には不向きだが戦闘に於いては絶大な力を発揮するであろうと期待されていた新兵器が、今、タカコの目の前にその不気味な姿を晒していた。
旗艦となる様な大型の艦艇でも日本海、特に対馬区が直ぐ目の前に在る様な位置では揺れも大きく感じる。船酔いには強い海軍の者達にもこの揺れはそれなりに堪えるのか、投錨によって碇を中心に大きな円を描きつつ揺れ続けている艦の乗員達も何処と無く元気が無い様子だ。それをあちこちに感じつつ、ドレイクは大和海兵隊基地の様子を甲板から眺めていた。
碇を中心とした円運動を考慮して接触しないだけの間隔を空けて停泊している艦艇群は不気味な沈黙を保ったまま、何とも言えない重苦しさを全身に受けている感覚が有る。自国の艦艇に乗艦している自分ですらそう感じるのだ、大和の面々が受ける重圧と感じる不安は凄まじいものだろう。
この艦がマクマーンの、そして彼を操るヨシユキの意向を受けて動いている事は間違い無い、そうでなければタカコの部下の発砲や自分が彼女を刺した事が問題にならない筈が無い。配下に在る他の艦艇も、何処迄事情を知っているのかはともかくとして大差は無い筈だ。
そんな中『敵陣』に居残る事になり、タカコの部下達との連携もとれる様にはなったものの何とも心許無い状況が続いている事に変わりは無い。マクマーンはともかくとしてヨシユキの掌中にいる事が落ち着かない、自分に聞かされていたのは上陸部隊の動きに関しての事のみで、タカコに聞かされなかければヨシユキの関与は思い浮かばなかっただろう。底の知れない恐ろしい男、彼が描いている筈のこれから先の絵図面はどんなものなのか、それがどんな方向性だったとしても、碌なものではない事だけは確かだ。
『ドレイク、どんな様子だ』
『ようカリート。地上には動きは無いな、今のところは』
『お前に愛称で呼ばれる覚えは無いんだがな』
海兵隊基地を見詰めつつ考え込んでいたドレイクに声を掛けて来たのはタカコの部下、カルロス・チスネロス。カリートと呼ばれた事に眉根を寄せた彼がドレイクの脇に立ち、その後は暫くの間双方無言のまま並んで基地を見ていた。
『……どう動くのかね、『奴』はよ』
『さぁな……強襲揚陸艦も空母も揃い踏みだ、ヤマトにとっては愉快な事にはならんだろうよ、どう転んでもな』
『強襲揚陸艦って……『イオージマ』がもう投入されるのか、俺が本国を離れた時にはまだ実用化前だった筈だが』
『今回が初の実戦投入だ、ヤマトは実験場の扱いだな』
『空母ってのは……まさか』
『……ああ、『アレ』も遂に実用化だ、こいつも今回が初の実戦投入になるらしいな。様子を見てると空母の方に動きが出て来た、そろそろ出るんじゃないのか』
『……大丈夫なのかよ、あいつは』
『どうだかな……それはボスと行動を共にしてる他の奴の働きを信じるしか無いな』
交わす言葉はそう多くはなく、夫々がこれから先の事に思いを馳せる。投入される新兵器がどう使われるのか、控え目に見ても大和に対して有効的な作戦行動ではないのは確かだ。そんな中で大和の地へと残っているタカコ、彼女達が現在どんな行動を採っているのかを知る術は無いが、今迄の経緯を考えれば大和軍と行動を共にする事は無いにせよ彼等を助ける為に動いているに違い無い。だとすれば、侵攻艦隊が動き出した時には彼女達は自国軍部隊と対立する事になる。真っ向からぶつかり合う事は無いだろうが、受ける損害が出来るだけ軽微であって欲しいと願わずにはいられない。
『型通りの人なら下の俺達も気が楽なんだがな……ま、少なくとも退屈だけは絶対にしないんだが、こういう時ばかりは流石に胃が痛くなるな』
『一昨々年の八月か……消息を絶った時には大騒ぎだったな』
『……ああ、生きていると知った時にはほっとしたが、そうなったらなったでまたこんな按配だ』
『あいつと奴の確執を知ってる筈のお前等が、形だけとは言え奴の……ヨシユキの配下に降った、それだけでもお前等にとってあいつがどんなに大きいのか大切なのか、それが分かるな』
『ジェフとマリオとアリサの三人がワシントンを離れた時には、奴がマクマーンと繋がっている事の確かな証拠が無かった。それ以前に正規軍迄もを動かそうとしてるなんて流石に考えもしてなかったが、内部に協力者がいなけりゃ流石に不可能だってマクマーンに見当を付けて内偵を進めたが、間に合って良かったよ、だからこそ俺達は今ここにいるし、ウォルコット議長からの命令書を届ける事も出来たんだからな』
『後は出来るだけ――』
周囲の目と耳を気にしながら小声で言葉を交わす二人、それを途切れさせたのは、後方から聞こえ始めた内燃機の駆動音だった。耳を打ったそれに弾かれた様に振り返り、甲板の反対側へと駆け出し辿り着いた先で視界に入った物を見詰めつつ二人は驚愕と嫌な予感に顔を歪めつつ、大きく舌を打ち歯を軋らせた。
『ボス!艦艇に動きが有りました!!』
様子を観察する為に潜り込んだ民家、客間と思しき部屋を仮眠室にして布団を敷き詰めており、タカコはその一つに潜り込んで寝息を立てていた。そんな時に耳に飛び込んで来たのはカタギリが張り上げた自分を呼ぶ声、それに双眸を見開き布団を跳ね飛ばして起き上がり仮眠室を出て階段を駆け上がる。
『何が有った!!』
『見て下さい、その方が早い!!』
監視に使用している二階の一室の扉を開けて中へと駆け込めば、双眼鏡を手に窓の外を見ていたカタギリが自分の足元に置いてあった双眼鏡を蹴って寄越す。足癖が良くないな等とちらりと考えたタカコがそれを手に取り、カタギリが見ている方向へと向けたそれを覗き込めば、彼女の動きはそこで暫くの間停止する事になった。
やや四角張ったオタマジャクシの様な機体、その上部には高速で回転する四枚の金属製の翅。機体の尾部には上部とは違う向きに設置されたやや小振りの四枚の金属製の翅が同じ様に高速で回転し、向きの違う二組の回転翼によって姿勢を制御されている機体が、一機だけではなく目視出来るだけでも十ばかり、日本海の上空から対馬区の方向へと編隊を組んでゆっくりと飛行しているのが見て取れる。
『……ホーネット……!実用化されたのか……!!』
まだワシントンにいた頃には実用化には至っていなかった回転翼機、垂直離発着が可能でそれに必要とする範囲は固定翼機とは比べ物にならない程に小さく狭く、空中に於いても小回りが利き一点に制止する事も可能。大量の兵員や物資や兵器の輸送には不向きだが戦闘に於いては絶大な力を発揮するであろうと期待されていた新兵器が、今、タカコの目の前にその不気味な姿を晒していた。
0
あなたにおすすめの小説
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
神スキル【絶対育成】で追放令嬢を餌付けしたら国ができた
黒崎隼人
ファンタジー
過労死した植物研究者が転生したのは、貧しい開拓村の少年アランだった。彼に与えられたのは、あらゆる植物を意のままに操る神スキル【絶対育成】だった。
そんな彼の元に、ある日、王都から追放されてきた「悪役令嬢」セラフィーナがやってくる。
「私があなたの知識となり、盾となりましょう。その代わり、この村を豊かにする力を貸してください」
前世の知識とチートスキルを持つ少年と、気高く理知的な元公爵令嬢。
二人が手を取り合った時、飢えた辺境の村は、やがて世界が羨む豊かで平和な楽園へと姿を変えていく。
辺境から始まる、農業革命ファンタジー&国家創成譚が、ここに開幕する。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる