妖怪のおまわりさん~悪い妖怪、捕まえます☆~

かしわぐら あきら(柏倉 あきら)

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1章 妖怪警察見習いに……?!

2話 クラスメイトの秘密のお仕事??!

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「安芸、どうしてここに?」

「どうしても、こうしてもないわよ!
千晴と話してたら急に狂骨が出てきたから逃げてきたのよ!
危うくやられるところだったじゃない。しっかり仕事してちょうだい」

わたしは頭の整理が追い付かず、ぼう然して返答できずにいたら、
ネネが芦木場くんに怒りながら返答した。

「おれは、このあたりで狂骨が出る情報が入ったから、探していたところだったんだよ。
どうせ、ネネはまた適当に昼寝してて巻き込まれたってかんじだろ」

ふたりが話してる感じを見るに…知り合いなのかな?
口げんかみたいな感じになっているけど?
それに、芦木場くんの格好、見たことのない服着ている。
インナーでフード付きのトレーナーの様な洋服を着てるけど、
上下黒色の着物で袴姿だし。
それに仕事って何のことだろう?

「――とりあえず、クロエは狂骨を連れて、先にもどってくれ。
報告はあとでおれがするから。」

「……わかった。巻き込んだんだから、ちゃんとそこの女の子に説明してあげなよね。
状況が読み込めてないみたいだし」

「言われなくてもわかってるよ……」

「きみも災難だったね。じゃあまた」

黒い羽の生えた男の子は最後にわたしにひらひらと手を振りながら話しかけて、
狂骨を小脇に抱えたと思ったら、風が強く吹いてきて、
とたんに、狂骨といっしょに目の前から姿を消した。

え?消えた?!羽が生えてたし、人間じゃないとは思っていたけど、
目の前からいなくなちゃった!あの子も妖怪なのかな?

「えっと……。何か説明したらいいかな…」

学校の時はいつもかっこよくて、
なんでもそつなくこなす芦木場くんが頭をがしがしとかきながら、
困った表情で話し始める。

わたしと出くわしたのに動揺しているのが、目に見えてわかる。
見てはいけないものを見てしまった感じかな……?

「さっき、おまえに襲い掛かってきてたのは”狂骨”って言う人に悪さをする妖怪なんだ。
おれは、この町に現れる悪い妖怪を捕まえて、町に住む人や妖怪が平和に暮らせるようにする
……【妖怪警察 ヤタガラス】っていう組織入っていて、妖怪警察官をしているだ。
昔の妖怪を祓ったりする陰陽師みたいな感じって言えばわかるかな?
さっきまでいた黒い羽の生えたやつは、カラス天狗っていう妖怪で、名前はクロエって言うんだ。
おれの仕事を手伝ってくれている使い魔なんだ。
そこにいるネネとは、おれが小さいころからの知り合いなんだ。よく、おれの家の屋根で昼寝していたから」

芦木場くんはわたしにもわかるように、妖怪や仕事のことを教えてくれた。

――マンガやアニメで聞いたり、知っている言葉がたくさん出てきてるよ。
妖怪警察なんていうのは、初めて聞いたな。ホントのことなの?

でも、実際についさっき、目の前で起こってるし……
芦木場くんが嘘をついているようには見えないしな……

わたしは、芦木場くんの話をだまって聞いていた。

「――おや、千晴?」

わたしたちはしているところに、声をかけてきたのは、
わたしのおじいちゃん、安芸 晴男(あき はるお)。

「おじいちゃん!?」

まさか、このタイミングで買い物から帰ってくるは……!
どうしよう!おじいちゃんに妖怪のこととか聞かれちゃったかな……?

「おや?芦木場くんだね。久しぶり。こんなところでどうかしたかい?何かあったのかい?」

「晴男(はるお)さん、お久しぶりです。実は……」

「は、晴男さん?」

わたしがおじいちゃんとの遭遇に驚いて焦っているのをよそに、
親しげ話し始めるふたり。

芦木場くんがおじいちゃんを名前呼び?ふたりも知り合いだったの!? 

さっきから、初めのことばかりで驚きっぱなしだよ――!
どういう事なの――!!
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