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1章 妖怪警察見習いに……?!
3話 妖怪警察??
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立ち話もなんだからとおじいちゃんが言いだして、
急きょ芦木場くんを家に招待することになった。
家に戻ったわたしは、台所でお茶を入れていた。
リビングをのぞくとそこには、芦木場くんとおじいちゃんと猫又のネネ。
いろいろあったから、いっぱい聞きたいことがあるんけど…
とにかく、この組み合わせが謎すぎ……!みんな顔見知りみたいだし……!!
自分の家なのに、なんか緊張しちゃうな。お茶を持ってみんなのところへ行くと、
「ありがとう。まあ、千晴もこっちに座りなさい。さっき起こったこと、芦木場くんから聞いたよ。
たいへんだったね。妖怪のこととか聞いていると思うが、私からも説明してあげよう」
おじいちゃんはお茶を飲みながら、めずらしく真剣な顔をしている。
なんでおじいちゃんが妖怪や妖怪警察のことを知っているの?
わたしが驚いているのをよそにおじいいちゃんは話し始めた。
「ワシが千晴たちより小さい頃は、人も妖怪も平和に共存して暮らしていたのじゃよ。
だが、ここ数年で悪さをしてしまう妖怪が現れて、人間に被害がおよんで、
妖怪を取り締まる必要が出たのじゃ。妖怪に困った国の偉い人たちが、
隠れ住んでいた陰陽師の末裔たちを見つけて、妖怪を取り締まるようになったのじゃ。
それ以降、悪さをする妖怪を取り締まるための組織を結成されたのじゃ。
極秘の組織で、世間には知られていないが、警察庁直属で陰陽局(おんみょうきょく)という組織があり、
通称、【妖怪警察 ヤタガラス】と呼ばれている。
妖怪は日本中どこにでもいるから、全国に妖怪警察官は派遣されているのじゃ。
芦木場くんもその一人じゃよ。芦木場くんは最年少で妖怪警察官になった優秀な子なんじゃ。
ちなみにワシも、若い頃は陰陽局に所属していて、バリバリに仕事しておったわ。
芦木場くんに妖怪を対峙する方法や術を教えたのは、わしなんじゃよ!
先生と教え子の関係なんじゃ。今は引退して、ただの神主だがな!はははははっ!」
おじいちゃんは自慢げに語った。
国にそんな組織があったの?知らなかった……。
芦木場くんってすごい人なんだ……。びっくりだよ……。
「そうなんだ……って!すぐに納得できることじゃないよ!
というか!おじいちゃんもやっていたの!?だから、詳しいんだろうけど!
初耳なんだけど!」
妖怪警察のことも芦木場くんのことも驚いたけど!
まさか、自分のおじいちゃんも妖怪警察していたことにびっくりだよ!
「うむ、そうなんじゃよ。いい機会だから、ついでに話すが、
千晴のお父さんとお母さんも警察官として働いていると聞いていると思うが、
ふたりは陰陽局の本局に務めているんじゃよ」
おじいちゃんは鼻をこすりながら、ドヤ顔で言う。
おじいちゃんが言うには、わたしの家は代々陰陽師をしていた家系で、
おじいちゃんはわたしが生まれる前まで現役で妖怪警察官として働いていたそうだ。
私が生まれてからは、家の神社の神主の仕事をやりつつ、
新しい妖怪警察官を育成するための塾を開いて、先生をしていたらしい。
離れて暮らす、お父さんは陰陽局の本局局長で、
お母さんは陰陽局きってのエリート警官なんだって。
わたしが小さい頃、家で塾をやっていたのは何となく覚えているけど、
あれが妖怪警察官育成塾だったの?
普通に学習やっているなって思ってたよわたし。
それに急にさらっと、お父さんとお母さんの仕事のこともカミングアウトされるし。
もう話の内容がマンガのキャラクターの設定みたいで、
全然、実感がわかないんだけど!
説明聞いて、なんとか理解しようとしているけどさ……!
「こほん……。話を続けるが、千晴も妖怪が見えるようになって、
これから、妖怪に出会うことが増えるだろう。妖怪は良いものたちだけとは限らない。
悪い妖怪にまたおそわれるかもしれない。自分の身を守るためにも、
芦木場くんの手伝いしながら、見習いとして、
知識をつけるのが良いと思うのじゃが。どうじゃろうか」
おじいちゃんは芦木場くんにウインクしながら提案する。
「そうですね…仕事に関してはおれ一人でも充分できますが…わかりました。
晴男さんがそう言うなら、今から確認して、
千晴さんを見習いとして仕事ができるように手配しますね。
たぶん、すぐ了承が出ると思います。少し外しますね。」
「え?ほんとに?!ちょっと待って!」
わたしの静止もむなしく、芦木場くんはリビングを出て廊下に行き、
電話をし始めたようだ。話し声がかすかに聞こえてくる。
話がどんどん進んでいって私だけついていけないよ!
情報量が多すぎ!
――数分後、話が終わったようで、芦木場くんがリビングに戻ってきた。
どうやら上司の人に、オーケイがもらえたみたい。
そんなこんなで明日の夜から、わたしが芦木場くんのお仕事を手伝い
……妖怪警察官の見習いをすることになっちゃったよ!
急なことで不安が大きいけど、ちょっと楽しみでもあるかな!
マンガみたいな非日常ってかんじだし!
とりあえず、やるからにはがんばるしかないよね!
今からドキドキしてきた――!
急きょ芦木場くんを家に招待することになった。
家に戻ったわたしは、台所でお茶を入れていた。
リビングをのぞくとそこには、芦木場くんとおじいちゃんと猫又のネネ。
いろいろあったから、いっぱい聞きたいことがあるんけど…
とにかく、この組み合わせが謎すぎ……!みんな顔見知りみたいだし……!!
自分の家なのに、なんか緊張しちゃうな。お茶を持ってみんなのところへ行くと、
「ありがとう。まあ、千晴もこっちに座りなさい。さっき起こったこと、芦木場くんから聞いたよ。
たいへんだったね。妖怪のこととか聞いていると思うが、私からも説明してあげよう」
おじいちゃんはお茶を飲みながら、めずらしく真剣な顔をしている。
なんでおじいちゃんが妖怪や妖怪警察のことを知っているの?
わたしが驚いているのをよそにおじいいちゃんは話し始めた。
「ワシが千晴たちより小さい頃は、人も妖怪も平和に共存して暮らしていたのじゃよ。
だが、ここ数年で悪さをしてしまう妖怪が現れて、人間に被害がおよんで、
妖怪を取り締まる必要が出たのじゃ。妖怪に困った国の偉い人たちが、
隠れ住んでいた陰陽師の末裔たちを見つけて、妖怪を取り締まるようになったのじゃ。
それ以降、悪さをする妖怪を取り締まるための組織を結成されたのじゃ。
極秘の組織で、世間には知られていないが、警察庁直属で陰陽局(おんみょうきょく)という組織があり、
通称、【妖怪警察 ヤタガラス】と呼ばれている。
妖怪は日本中どこにでもいるから、全国に妖怪警察官は派遣されているのじゃ。
芦木場くんもその一人じゃよ。芦木場くんは最年少で妖怪警察官になった優秀な子なんじゃ。
ちなみにワシも、若い頃は陰陽局に所属していて、バリバリに仕事しておったわ。
芦木場くんに妖怪を対峙する方法や術を教えたのは、わしなんじゃよ!
先生と教え子の関係なんじゃ。今は引退して、ただの神主だがな!はははははっ!」
おじいちゃんは自慢げに語った。
国にそんな組織があったの?知らなかった……。
芦木場くんってすごい人なんだ……。びっくりだよ……。
「そうなんだ……って!すぐに納得できることじゃないよ!
というか!おじいちゃんもやっていたの!?だから、詳しいんだろうけど!
初耳なんだけど!」
妖怪警察のことも芦木場くんのことも驚いたけど!
まさか、自分のおじいちゃんも妖怪警察していたことにびっくりだよ!
「うむ、そうなんじゃよ。いい機会だから、ついでに話すが、
千晴のお父さんとお母さんも警察官として働いていると聞いていると思うが、
ふたりは陰陽局の本局に務めているんじゃよ」
おじいちゃんは鼻をこすりながら、ドヤ顔で言う。
おじいちゃんが言うには、わたしの家は代々陰陽師をしていた家系で、
おじいちゃんはわたしが生まれる前まで現役で妖怪警察官として働いていたそうだ。
私が生まれてからは、家の神社の神主の仕事をやりつつ、
新しい妖怪警察官を育成するための塾を開いて、先生をしていたらしい。
離れて暮らす、お父さんは陰陽局の本局局長で、
お母さんは陰陽局きってのエリート警官なんだって。
わたしが小さい頃、家で塾をやっていたのは何となく覚えているけど、
あれが妖怪警察官育成塾だったの?
普通に学習やっているなって思ってたよわたし。
それに急にさらっと、お父さんとお母さんの仕事のこともカミングアウトされるし。
もう話の内容がマンガのキャラクターの設定みたいで、
全然、実感がわかないんだけど!
説明聞いて、なんとか理解しようとしているけどさ……!
「こほん……。話を続けるが、千晴も妖怪が見えるようになって、
これから、妖怪に出会うことが増えるだろう。妖怪は良いものたちだけとは限らない。
悪い妖怪にまたおそわれるかもしれない。自分の身を守るためにも、
芦木場くんの手伝いしながら、見習いとして、
知識をつけるのが良いと思うのじゃが。どうじゃろうか」
おじいちゃんは芦木場くんにウインクしながら提案する。
「そうですね…仕事に関してはおれ一人でも充分できますが…わかりました。
晴男さんがそう言うなら、今から確認して、
千晴さんを見習いとして仕事ができるように手配しますね。
たぶん、すぐ了承が出ると思います。少し外しますね。」
「え?ほんとに?!ちょっと待って!」
わたしの静止もむなしく、芦木場くんはリビングを出て廊下に行き、
電話をし始めたようだ。話し声がかすかに聞こえてくる。
話がどんどん進んでいって私だけついていけないよ!
情報量が多すぎ!
――数分後、話が終わったようで、芦木場くんがリビングに戻ってきた。
どうやら上司の人に、オーケイがもらえたみたい。
そんなこんなで明日の夜から、わたしが芦木場くんのお仕事を手伝い
……妖怪警察官の見習いをすることになっちゃったよ!
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