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使用人に関する身分など
【上級使用人】従者(ヴァレット)
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男性主人の個人付きの使用人です。
契約も主人と直接契約のため、執事の監督管理外。
執事と同等の力関係にありました。
役職としては女性で言う侍女に相当しましたが、身分は侍女よりも上でした。
権力を持っていて、かつ同じ使用人でも主と近い関係にあるため、スパイ扱いされることもあった様です。
ヴァレットは、フランス語で(騎士の)従者を指す意味がありました。
■服装
文面では表し辛いため、リンクをつけておきます。
執事と同じように従者にもルールはあった様です。
https://www.gettyimages.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88/%E5%BE%93%E9%A8%8E%E5%A3%AB
■従者の主な仕事
・服装の管理
・身の回りの世話(着替えの手伝いなど)
・旅行の手配(第二言語が話せることが求められた)
・私物の管理
・主人の服や衣類の洗濯
・客人の接待
・食事の給仕
・鎧兜や武器の手入れ
・主人の馬の世話
※主人の服、ドレス、衣類については、侍女と従者で役割分担がありました。
残りをランドリーメイドが洗濯していた様です。
■待遇
・住居
・食事つき(主人が残した食事か、または同等の食事)
・自分の衣服などは基本的に自分で洗った
一般的な年俸
5~20ポンド(57~230万円)
■従者になる為に必要だったキャリア
①7才から少年を親しい騎士に預けて修行(宮廷風のマナーを学んだ)
またはラテン語の読み書きを学ばせるため、近隣の修道院または大学付属の学校(コレージュ)へ送り出す
②10~12才で大貴族の宮廷へ奉公(従騎士・騎士見習い(スクワイア又はボーイ))
※王族が最良ですが文献では精々が侯爵や伯爵クラスの主人だった様です。
③訓練の成果が上がると、ここでようやく召使(フットマン)
※王宮に仕えた場合、家事使用人(グルーム・オブ・ザ・チェンバーズ)が間に入ったかもしれません。
ここではフットマンの指揮や場合によって執事の代行で接客をする事があった様です。
多くの場合、グルームを経験するのは一般的では無かった様です。
④ここでようやく従者(ヴァレット)
⑤17~20才で凡そは実績を認められて騎士叙任を受け、晴れて騎士に
※三男以降の中には敢えて騎士にさせず、家柄とのコネを作る為に聖職者にさせた事もあった様です。
③のフットマンを経験した以降は選択肢がありました。
お家の事情で騎士になるか、執事になるか分かれていたようです。
■騎士見習い(スクワイア)について
カトリックが無償教育を始める前の16世紀~17世紀頃までは存在していた様です。
王侯貴族の子息たちが、行儀見習をするために王や上級貴族の城へ数年間奉公したのが始まり。
若い領主(武功で仕えた領主から与えられた騎士等)か年配の領主に付くことが多かった様です。
小姓(ページボーイ)や騎士見習い(スクワイア)として主人に仕えました。
但し、以下の理由で庶民からも奉公していくようになった様です。
・身分が高い為に甘やかされて怠けてしまう
・身分があるために高給
カトリックが無償教育を始めた影響で庶民の学力が向上した事も理由の一つかもしれません。
一方で郷士(エスクワイヤ Esquire)は軍事の高官などの地位として残った様です。
ナイト(Knight) ← 小領主
└ エスクワイヤ(Esquire) ← 14~20歳頃:ヴァレット相当
└ スクワイア(Squire) ← 10~14歳頃:フットマン相当(学校が普及以降は衰退)
└ ページ(Page) ← 7~14歳頃:フットマン・ボーイ相当
文献:
https://en-m-wikipedia-org.translate.goog/wiki/Valet?_x_tr_sl=auto&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja
https://wabbey.net/blogs/blog/knight
https://only-ai.aqua214.jp/history_archeology/history/%E4%B8%AD%E4%B8%96%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91%E3%81%AE%E5%9F%8E%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%A8%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E3%81%AE%E6%97%A5%E5%B8%B8-%E9%81%8E%E5%8E%BB%E3%81%AE%E7%94%9F/
https://walk.happily.nagoya/medieval-britain/history-of-european-mens-fashion_13th-century/
契約も主人と直接契約のため、執事の監督管理外。
執事と同等の力関係にありました。
役職としては女性で言う侍女に相当しましたが、身分は侍女よりも上でした。
権力を持っていて、かつ同じ使用人でも主と近い関係にあるため、スパイ扱いされることもあった様です。
ヴァレットは、フランス語で(騎士の)従者を指す意味がありました。
■服装
文面では表し辛いため、リンクをつけておきます。
執事と同じように従者にもルールはあった様です。
https://www.gettyimages.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88/%E5%BE%93%E9%A8%8E%E5%A3%AB
■従者の主な仕事
・服装の管理
・身の回りの世話(着替えの手伝いなど)
・旅行の手配(第二言語が話せることが求められた)
・私物の管理
・主人の服や衣類の洗濯
・客人の接待
・食事の給仕
・鎧兜や武器の手入れ
・主人の馬の世話
※主人の服、ドレス、衣類については、侍女と従者で役割分担がありました。
残りをランドリーメイドが洗濯していた様です。
■待遇
・住居
・食事つき(主人が残した食事か、または同等の食事)
・自分の衣服などは基本的に自分で洗った
一般的な年俸
5~20ポンド(57~230万円)
■従者になる為に必要だったキャリア
①7才から少年を親しい騎士に預けて修行(宮廷風のマナーを学んだ)
またはラテン語の読み書きを学ばせるため、近隣の修道院または大学付属の学校(コレージュ)へ送り出す
②10~12才で大貴族の宮廷へ奉公(従騎士・騎士見習い(スクワイア又はボーイ))
※王族が最良ですが文献では精々が侯爵や伯爵クラスの主人だった様です。
③訓練の成果が上がると、ここでようやく召使(フットマン)
※王宮に仕えた場合、家事使用人(グルーム・オブ・ザ・チェンバーズ)が間に入ったかもしれません。
ここではフットマンの指揮や場合によって執事の代行で接客をする事があった様です。
多くの場合、グルームを経験するのは一般的では無かった様です。
④ここでようやく従者(ヴァレット)
⑤17~20才で凡そは実績を認められて騎士叙任を受け、晴れて騎士に
※三男以降の中には敢えて騎士にさせず、家柄とのコネを作る為に聖職者にさせた事もあった様です。
③のフットマンを経験した以降は選択肢がありました。
お家の事情で騎士になるか、執事になるか分かれていたようです。
■騎士見習い(スクワイア)について
カトリックが無償教育を始める前の16世紀~17世紀頃までは存在していた様です。
王侯貴族の子息たちが、行儀見習をするために王や上級貴族の城へ数年間奉公したのが始まり。
若い領主(武功で仕えた領主から与えられた騎士等)か年配の領主に付くことが多かった様です。
小姓(ページボーイ)や騎士見習い(スクワイア)として主人に仕えました。
但し、以下の理由で庶民からも奉公していくようになった様です。
・身分が高い為に甘やかされて怠けてしまう
・身分があるために高給
カトリックが無償教育を始めた影響で庶民の学力が向上した事も理由の一つかもしれません。
一方で郷士(エスクワイヤ Esquire)は軍事の高官などの地位として残った様です。
ナイト(Knight) ← 小領主
└ エスクワイヤ(Esquire) ← 14~20歳頃:ヴァレット相当
└ スクワイア(Squire) ← 10~14歳頃:フットマン相当(学校が普及以降は衰退)
└ ページ(Page) ← 7~14歳頃:フットマン・ボーイ相当
文献:
https://en-m-wikipedia-org.translate.goog/wiki/Valet?_x_tr_sl=auto&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja
https://wabbey.net/blogs/blog/knight
https://only-ai.aqua214.jp/history_archeology/history/%E4%B8%AD%E4%B8%96%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91%E3%81%AE%E5%9F%8E%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%A8%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E3%81%AE%E6%97%A5%E5%B8%B8-%E9%81%8E%E5%8E%BB%E3%81%AE%E7%94%9F/
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