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第32話 青竜の核玉
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「もってきたわよ、カイン隊長」
鎧核警備隊の隊長室にて、セフィーネが竜の核玉《コア》をカインに渡す。
「これが、青竜《ブルードラゴン》の核玉《コア》」
それは、海のように深い青色の核玉であった。竜の中でも強力な個体である青竜が、その体内に宿していた核玉《コア》だという。触るだけで、いままでの核玉《コア》とは別次元の力を感じる気がした。
「私は渡すことに反対したんだけど、陛下は男の覚悟を無碍にするなですって。何が男の覚悟よ……」
「いや、ありがたい。感謝する」
「言っておくけど、やめるなら今よ。半分の確率で死ぬような核玉《コア》なんだから、もはや命を懸けた博打ね」
「博打なら強いんだ。勝ってみせるよ……」
そう言うと。カインは自分の胸に入れていた核玉《コア》を取り出す。人工的な核玉《コア》は適合者の意思で、任意に取り出すことが出来るのだ。
「……ほんとにやるのね。呆れるわ」
「俺も、力が欲しいんだ……」
そう言うと、青竜の核玉《コア》を見つめる。死ぬかもしれない。そんな恐怖はあった。しかし、部下だけを危険な目に合わせるわけにはいけない。カインは隊長としての責任を果たすためにも、どうしてもこの核玉《コア》の力を手にしなければならないと思った。
「……成し遂げてみるさ」
数分間じっと核玉《コア》を見つめた後、カインはゆっくりと自分の胸にそれを押し当てた。瞬間、青い稲妻がカインの身体を覆う。激しい痛みが身体に走る。
「カイン隊長!」
さすがのセフィーネも心配そうに叫ぶ。
「負けやしない。俺は……この力を掴む!」
苦悶の表情を浮かべつつ、核玉《コア》は胸に吸い込まれていく。激痛を感じながらも、カインは成功を確信していた。やがて、カインの身体を流れていた電流がおさまり、そして、その胸が青く輝く。
「適合……できたのか……。けっこうあっけない気がするが」
「……ええ、ほんとに運がいいわね」
セフィーネは安堵する。 カインも強張っていた筋肉から力が抜けていくのを感じた。生きていることにホッとするとともに、新しい力を手に入れたことへ喜びを感じていた。
「手に入れた以上、その力を短い期間で使いこなすようにしなければね」
「うん、短い期間?」
「カノア島征伐の日程が決まったわ。今日はそれも伝えに来たの」
そう言って、セフィーネはカインに皇帝からの命令書を手渡す。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「第二次カノア島征伐の日程が決まった」
カインは隊長室にアルベク、ライサー、セートの三人を呼び出していた。その場には命令書をカインに渡したセフィーネもいた。
「決行日は一週間後だ」
「そりゃまた急だね……」
セートがそう漏らす。
「部隊は少数精鋭で行くようだ。鎧核警備隊からはアルベク、ライサー、セート。そして、俺の四人だけだ」
「ずいぶんと少ないですね。他の隊員はいかないんですか?」
「行っても現状旧式の鎧核装兵では、奴らの核玉《コア》に対応できないという判断だ」
たしかに、これまでの帝都の戦闘では他の隊員たちは傀儡兵とは戦えても、鎧魔導士にはその攻撃がほとんど通用しなかった。
島にはどんな犠牲が潜んでいるかしれない。無駄な犠牲を出さないためにも、彼らの参戦は避けるという判断のようだ。
「親衛隊からは全二十名のうち、十五人が征伐軍に加わる。五人はその間の首都の防衛を担うようだ」
「首都の防衛は親衛隊じゃなくて鎧核警備隊の仕事でしょうに」
ライサーは不満げに言う。
「晩餐会でも話があったが、我々にも参戦してほしいという陛下の要望だ。新型の核玉《コア》を持つ我々に……」
「隊長は大丈夫なの? その核玉《コア》は新式では無いでしょ?」
セートの問いに、カインは微笑んで返す。
「実はな……さきほど皇帝陛下から贈られた青竜の核玉《コア》を身体に入れたばかりなんだ」
「まさか……あんな危険なものを……」
セートは驚くとともに、この前のカインとの会話を思い出していた。
「凄いですね隊長。これで敵の竜の鎧魔導士とも充分戦える」
竜の核玉の危険性を強く認識していないライサーは喜ぶ。
「ああ、それで俺も征伐軍に加えられたわけだ…… この力を早く使いこなさなければな。あ、あと言い忘れたが皇帝陛下も自ら参戦されるそうだ……」
それを聞いて、一同は驚愕する。皇帝自らが戦場に馳せ参じるなど、百年前の初代皇帝の時以来だ。
「いくら皇帝陛下が鎧核装兵でお強いと言っても、危険では?」
「陛下が強く望まれたとのことだ…… 重臣たちの反対を無理やり押し切ったんだとか」
「まあ、あの方は強いし、ずっと戦いを待ち望んでいたのだから、もう好きにさせるしかないわね」
「しかしなぁ、まさか陛下まで」
アルベクは闘技場で試合をした皇帝アリュードの姿を思い浮かべていた。たしかに彼なら大丈夫だと思うが……
「陛下には親衛隊もついているしな。全員が竜の鎧核装兵だから、陛下をしっかりお守りするだろうさ。そして、ここにいるセフィーネも征伐軍に加わる」
「セフィーネが?」
「ええ、私の能力はあまり戦闘向きではないのだけど、この日のために私専用の核玉《コア》を開発したの。私の魔力を大きく高める代物よ」
セフィーネが微笑むと、その胸から、白い輝きが放出される。
「まさか、セフィーネまで適合者になっていたなんてな」
「そう、この核玉《コア》の力で、私ごとあなたたちをカノア島まで直接転移させるわ。だから、今回の遠征では船はいらないの」
「そんなことが可能なのか?」
たしかに船を使わずに転移できるなら、敵に悟られず、奇襲効果は絶大だ。そういえば、アルベクが初めて彼女と会った時も転移の魔術を使っていた。それの強化版ということだろうか。
「ふふ、凄いでしょ。あと、核玉《コア》で強化した魔術で、カノア島全体に結界を張るのも私の役目。魔術師が逃げないようにね……」
「やつらは空を飛べるからな。島から逃避したり、征伐軍が送られていて手薄になった帝都を襲われるのを防ぐためだ。まあ、帝都には念のために親衛隊が五人もいるが……」
「陛下は島の魔術師を殲滅させるつもりだから、そのための結界でもあるわ。あまり気乗りしないけど、仕方ないわね」
セフィーネとしてもこちらの任務はしぶしぶ従うという感じらしい。
「じゃあ、セフィーネも陛下の次に危険な立場だな。奴らから狙われそうだ」
「まあ、親衛隊に守ってもらう手筈になっているから、そうご心配なく」
その後、配置や作戦など様々な説明を受け、皆がカノア島征伐について気持ちを新たにしたのであった。
鎧核警備隊の隊長室にて、セフィーネが竜の核玉《コア》をカインに渡す。
「これが、青竜《ブルードラゴン》の核玉《コア》」
それは、海のように深い青色の核玉であった。竜の中でも強力な個体である青竜が、その体内に宿していた核玉《コア》だという。触るだけで、いままでの核玉《コア》とは別次元の力を感じる気がした。
「私は渡すことに反対したんだけど、陛下は男の覚悟を無碍にするなですって。何が男の覚悟よ……」
「いや、ありがたい。感謝する」
「言っておくけど、やめるなら今よ。半分の確率で死ぬような核玉《コア》なんだから、もはや命を懸けた博打ね」
「博打なら強いんだ。勝ってみせるよ……」
そう言うと。カインは自分の胸に入れていた核玉《コア》を取り出す。人工的な核玉《コア》は適合者の意思で、任意に取り出すことが出来るのだ。
「……ほんとにやるのね。呆れるわ」
「俺も、力が欲しいんだ……」
そう言うと、青竜の核玉《コア》を見つめる。死ぬかもしれない。そんな恐怖はあった。しかし、部下だけを危険な目に合わせるわけにはいけない。カインは隊長としての責任を果たすためにも、どうしてもこの核玉《コア》の力を手にしなければならないと思った。
「……成し遂げてみるさ」
数分間じっと核玉《コア》を見つめた後、カインはゆっくりと自分の胸にそれを押し当てた。瞬間、青い稲妻がカインの身体を覆う。激しい痛みが身体に走る。
「カイン隊長!」
さすがのセフィーネも心配そうに叫ぶ。
「負けやしない。俺は……この力を掴む!」
苦悶の表情を浮かべつつ、核玉《コア》は胸に吸い込まれていく。激痛を感じながらも、カインは成功を確信していた。やがて、カインの身体を流れていた電流がおさまり、そして、その胸が青く輝く。
「適合……できたのか……。けっこうあっけない気がするが」
「……ええ、ほんとに運がいいわね」
セフィーネは安堵する。 カインも強張っていた筋肉から力が抜けていくのを感じた。生きていることにホッとするとともに、新しい力を手に入れたことへ喜びを感じていた。
「手に入れた以上、その力を短い期間で使いこなすようにしなければね」
「うん、短い期間?」
「カノア島征伐の日程が決まったわ。今日はそれも伝えに来たの」
そう言って、セフィーネはカインに皇帝からの命令書を手渡す。
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「第二次カノア島征伐の日程が決まった」
カインは隊長室にアルベク、ライサー、セートの三人を呼び出していた。その場には命令書をカインに渡したセフィーネもいた。
「決行日は一週間後だ」
「そりゃまた急だね……」
セートがそう漏らす。
「部隊は少数精鋭で行くようだ。鎧核警備隊からはアルベク、ライサー、セート。そして、俺の四人だけだ」
「ずいぶんと少ないですね。他の隊員はいかないんですか?」
「行っても現状旧式の鎧核装兵では、奴らの核玉《コア》に対応できないという判断だ」
たしかに、これまでの帝都の戦闘では他の隊員たちは傀儡兵とは戦えても、鎧魔導士にはその攻撃がほとんど通用しなかった。
島にはどんな犠牲が潜んでいるかしれない。無駄な犠牲を出さないためにも、彼らの参戦は避けるという判断のようだ。
「親衛隊からは全二十名のうち、十五人が征伐軍に加わる。五人はその間の首都の防衛を担うようだ」
「首都の防衛は親衛隊じゃなくて鎧核警備隊の仕事でしょうに」
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「晩餐会でも話があったが、我々にも参戦してほしいという陛下の要望だ。新型の核玉《コア》を持つ我々に……」
「隊長は大丈夫なの? その核玉《コア》は新式では無いでしょ?」
セートの問いに、カインは微笑んで返す。
「実はな……さきほど皇帝陛下から贈られた青竜の核玉《コア》を身体に入れたばかりなんだ」
「まさか……あんな危険なものを……」
セートは驚くとともに、この前のカインとの会話を思い出していた。
「凄いですね隊長。これで敵の竜の鎧魔導士とも充分戦える」
竜の核玉の危険性を強く認識していないライサーは喜ぶ。
「ああ、それで俺も征伐軍に加えられたわけだ…… この力を早く使いこなさなければな。あ、あと言い忘れたが皇帝陛下も自ら参戦されるそうだ……」
それを聞いて、一同は驚愕する。皇帝自らが戦場に馳せ参じるなど、百年前の初代皇帝の時以来だ。
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「陛下が強く望まれたとのことだ…… 重臣たちの反対を無理やり押し切ったんだとか」
「まあ、あの方は強いし、ずっと戦いを待ち望んでいたのだから、もう好きにさせるしかないわね」
「しかしなぁ、まさか陛下まで」
アルベクは闘技場で試合をした皇帝アリュードの姿を思い浮かべていた。たしかに彼なら大丈夫だと思うが……
「陛下には親衛隊もついているしな。全員が竜の鎧核装兵だから、陛下をしっかりお守りするだろうさ。そして、ここにいるセフィーネも征伐軍に加わる」
「セフィーネが?」
「ええ、私の能力はあまり戦闘向きではないのだけど、この日のために私専用の核玉《コア》を開発したの。私の魔力を大きく高める代物よ」
セフィーネが微笑むと、その胸から、白い輝きが放出される。
「まさか、セフィーネまで適合者になっていたなんてな」
「そう、この核玉《コア》の力で、私ごとあなたたちをカノア島まで直接転移させるわ。だから、今回の遠征では船はいらないの」
「そんなことが可能なのか?」
たしかに船を使わずに転移できるなら、敵に悟られず、奇襲効果は絶大だ。そういえば、アルベクが初めて彼女と会った時も転移の魔術を使っていた。それの強化版ということだろうか。
「ふふ、凄いでしょ。あと、核玉《コア》で強化した魔術で、カノア島全体に結界を張るのも私の役目。魔術師が逃げないようにね……」
「やつらは空を飛べるからな。島から逃避したり、征伐軍が送られていて手薄になった帝都を襲われるのを防ぐためだ。まあ、帝都には念のために親衛隊が五人もいるが……」
「陛下は島の魔術師を殲滅させるつもりだから、そのための結界でもあるわ。あまり気乗りしないけど、仕方ないわね」
セフィーネとしてもこちらの任務はしぶしぶ従うという感じらしい。
「じゃあ、セフィーネも陛下の次に危険な立場だな。奴らから狙われそうだ」
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