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第6章:天空の城と封印されし姫
第52話:ママは育児ノイローゼ
しおりを挟むサラの背中に俺の全体重が乗っかった、あの美しきタックルから数分後。
俺たちの乗る『ウィングス・オブ・ホープ』は、壮絶な雷雲の海を、満身創痍で泳ぎ切った。いや、泳ぎ切ったというよりは、嵐に翻弄された挙句、運良く向こう岸に吐き出された、というのが正しい表現だろう。
再び視界に広がったどこまでも青い空は、しかし、俺の心に一ミリの平穏ももたらしてはくれなかった。
何しろ、俺たちの希望の翼は、その名の通り希望だけを乗せて、あとは何もかもを嵐の中に置いてきたかのような、無残な姿を晒していたのだから。
メインマストは根元からへし折れ、自慢の純白の帆は、まるで使い古した雑巾のようにズタズタに引き裂かれている。船体のあちこちからは不吉な黒煙が上がり、ワット自慢の浮遊鉱石『ミスリル・フロート』も、いくつか光を失ってただの青い石ころと化していた。
船内では、雲酔いから回復したセシリアが、今度は船の惨状を見て青い顔をしているし、ティアナは「私の新魔法さえあれば、あんな雲!」と、タイミングを逃した最強魔導士がよくやる負け惜しみを口走っている。
そして元凶であるサラは、どこ吹く風で「いやー、スリル満点だったな!空の旅ってのはこうでなくっちゃ!」と、反省の色ゼロどころか、満足度百点満点の笑顔を浮かべていた。こいつの脳内は、一体どういう構造になっているんだ。
「――緊急事態ですわ。メイン機関こそ無事ですが、補助翼の制御系に深刻なダメージを確認。このままでは、あと三十分と持たずに高度を維持できなくなります」
操舵室から響いたオリヴィアの冷静な、しかし有無を言わせぬ声が、この絶望的な状況を端的に要約してくれた。
「幸い、左舷前方に比較的大きな浮遊島を捕捉。不時着するには、最適の場所かと」
俺のスローライフ計画、第二章『天空のニート』編は、出航からわずか数十分で、早くもその幕を閉じることになった。第一章の地上編ですら、丸一日は持ったというのに。記録的な短さだ。もはやギネスブックに申請できるレベルである。
オリヴィアの神業のような操舵技術によって、ボロボロの船は、まるで手負いの鳥が巣に帰るように、ゆっくりと高度を下げていく。
眼下に広がる浮遊島は、想像していたよりも遥かに巨大で、そして生命力に満ち溢れていた。天を突くほど巨大な、見たこともない形状の木々。その間を、宝石のように輝く翅を持つ鳥たちが飛び交い、地面には色とりどりの花々が咲き乱れている。湿った土の匂いと、甘い花の蜜の香りが混じり合った、濃厚で原始的な空気が、俺たちの鼻腔をくすぐった。
船が、島の中心にある湖のほとりに、静かに着水する。ほとんど墜落に近い不時着だったが、衝撃は最小限に抑えられていた。さすがはオリヴィアだ。
俺たちは、まるで難破船の船員のように、よろよろと甲板からタラップを下ろし、未知の島の土を、その足で確かに踏みしめた。
――その、瞬間だった。
『グゥオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!』
島の頂上から、地を、いや、天を揺るがすほどの、重低音の咆哮が響き渡った。
それは、ただ巨大なだけの獣の鳴き声ではなかった。空気を震わせる音圧、魂の芯を凍らせるような威圧感。それは、この島の、いや、この空域の生態系の頂点に君臨する、絶対的な捕食者の咆哮だった。
仲間たちの顔から、安堵の色が一瞬にして消え去る。
サラは大剣を抜き、セシリアは盾を構え、ティアナの指先にはすでに炎が灯っていた。
十兵衛が、腰の刀にそっと手をかけ、鋭い目で咆哮の主がいるであろう島の頂上を見据える。
「……間違いない。こいつは、相当な手練れの竜の縄張りだ。どうやら、とんでもない場所に来ちまったようだな」
ああ、ちくしょう。
俺は、ただ空の上で、雲を眺めながら昼寝がしたかっただけなんだが。
どうして、いつもこうなるんだ。
島の頂上を目指す道は、登山というよりは、ほとんどロッククライミングに近いサバイバルだった。
「なんで俺が、こんな面倒な目に……」
俺の愚痴は、その前を「よっ、ほっ!」と、やたら楽しそうに崖を登っていくサラの掛け声にかき消される。その後ろを、オリヴィアが「そこの岩は脆い!三時の方向にある根を足場にしなさい!」と的確な指示を飛ばしながら、驚くべき身体能力で続いていく。王女、恐るべし。
数時間に及ぶ過酷な登山の末、俺たちはついに咆哮の主がいるであろう、巨大な巣へとたどり着いた。
そこは、想像を絶する光景だった。
巨大な岩を積み上げて作られた巣は、それ自体が一個の砦のようだった。巣の周囲には、巨大な獣の骨が無数に散らばり、その中にはミスリル製の鎧や、錆びついた魔法の剣なども混じっている。おそらく、この巣の主に挑み、そして敗れ去った者たちのなれの果てなのだろう。
巣の奥からは、時折、先ほどと同じ重低音の唸り声が聞こえてくる。
誰もが固唾をのみ、武器を構え、決戦の時を待つ。
俺も、いざという時のために、足元の小石の硬度と形状を、さりげなくチェックしておく。
そして、ついにその主が、巣の奥から姿を現した。
「……で、でかい」
カインが、かすれた声で呟いた。
それは、まさしく伝説から抜け出してきたかのような、巨大で、荘厳で、神々しいまでのドラゴンだった。
体長は大型の帆船ほどもあるだろうか。その全身を覆う鱗は、磨き上げられたエメラルドのように陽光を反射して輝き、二本の巨大な角は、王の冠のように威厳を放っている。翼を広げれば、この島全体が影に覆われてしまうのではないかと思えるほどだ。
ドラゴンは、俺たち侵入者に気づくと、その巨大な口を開け、再び天を揺るがす咆哮を上げた。
『グルオオオオオオオオオオオッ!!!』
その圧倒的な存在感を前に、誰もが、死を覚悟した。
だが。
俺は、気づいてしまった。
いや、俺だけではない。仲間たちも、徐々にその違和感に気づき始めていた。
ドラゴンの、様子が、どうにもおかしいのだ。
まず、その咆哮。
威圧感こそ凄まじいが、その声の奥に、確かな疲労の色が滲んでいる。まるで、三徹明けのサラリーマンが、無理やり絞り出した威嚇の声のようだ。
そして、第二の違和感。
その巨大なドラゴンの足元で、何かが、ちょこまかと、実に騒がしく動き回っている。
それは、体長二メートルほどの、可愛らしい、ミニチュアサイズのドラゴンだった。
一匹、二匹……いや、五匹もいる。
子ドラゴンだ。
子ドラゴンたちは、母親であろう巨大なドラゴンの威厳などお構いなしに、やりたい放題の限りを尽くしていた。
二匹は、互いにテニスボールほどの大きさの火の玉を「ぺっ、ぺっ」と吐き出し合って、キャッチボールならぬファイアーボール遊びに興じている。
一匹は、ママドラゴンの巨大な尻尾の先に、甘噛みというにはあまりにも強力な力でじゃれつき、その鱗をガジガジと削っている。
残りの二匹は、巣に転がっていた巨大な頭蓋骨を巡って、ギャーギャーと甲高い声で鳴きながら、壮絶な兄弟喧嘩を繰り広げていた。
そして、決定的な瞬間が訪れた。
巨大なママドラゴンは、俺たちに向かって、再び威嚇の咆哮を上げようと、大きく息を吸い込んだ。
『グルルルァァァァァッ!!!(お前たち!うちの子に何かしたら許さんぞ!というか来客中なんだから静かにしなさいって、いつも言ってるでしょ!!)』
その咆哮は、しかし、途中で明らかにトーンが変わった。
次の瞬間、彼女は、足元でファイアーボール遊びをしていた子ドラゴンたちに向かって、その首をぐるりと百八十度回転させ、全く違う種類の、しかし聞き覚えのある声で怒鳴りつけたのだ。
『コラァァァァッ!家の中で火遊びするんじゃないって言ったでしょ!危ないでしょーが!』
さらに、尻尾に噛みついている子ドラゴンには、
『アンタはいい加減にしなさい!痛いっつってんだろ!ママの尻尾はアンタのおもちゃじゃないの!』
兄弟喧嘩をしている二匹には、
『いい加減にしろお前たち!その骨はどっちのものでもありません!パパが昔戦ったミノタウロスさんのです!仲良く使いなさい!』
その姿は、もはや伝説のドラゴンではなかった。
それは、言うことを聞かない子供たちに、たった一人で立ち向かう、疲れ果てた母親の姿、そのものだった。
よく見れば、エメラルドのように輝いて見えた鱗も、近くで見ると艶を失い、あちこちが剥げ落ちている。その美しい瞳の下には、どんな化粧でも隠しきれないほど、深く、黒い隈が刻まれていた。神々しいはずの翼も、力なく、だらりと垂れ下がっている。
(ああ、なるほどな……)
俺は、目の前の光景を、冷静に、そして深く、理解した。
(これが、『一切皆苦』のドラゴン版か……。思い通りにならない我が子。それこそが、この世における、苦しみの根源そのものだ。生苦、老苦、病苦、死苦……それに並ぶ、第五の苦しみ、育児苦。見事なまでに、この世界の理を体現している)
五匹の子ドラゴンという、それぞれが独立した意志を持つエージェント。彼らが、母親のキャパシティという有限のリソースを、際限なく食い潰していく。その結果、システム全体(ドラゴン一家)が、崩壊寸前のカオスな状態へと陥っている。
見事なまでの、負のフィードバックループだ。感心している場合ではないが。
その時、誰からともなく、カラン、と乾いた音がした。
見れば、サラが、握りしめていた大剣を、地面に取り落としていた。
それに続くように、セシリアが構えていた盾をそっと下ろし、ティアナが指先の炎を吹き消した。
仲間たちの顔から、戦闘の緊張は、完全に消え失せていた。
代わりに浮かんでいるのは、呆れと、同情と、そして、深い共感の色だった。
伝説のドラゴンとの死闘。
吟遊詩人が、百年先まで語り継ぐであろう、英雄たちの壮絶な冒険譚。
そんなものは、どこにもなかった。
ただ、そこにあったのは。
ワンオペ育児に追われる、お疲れ気味の母親の、ごくありふれた日常だった。
やがて、サラが、ぽつりと、誰に言うでもなく呟いた。
「……なんか、うちの母ちゃんを、思い出すな」
その、あまりにも場違いで、しかし、あまりにも的確な一言に。
その場にいた全員が、深く、深く、頷いた。
俺たちの冒険は、どうやら、とんでもない方向へと、舵を切ろうとしているらしい。
俺のスローライフ計画の残骸は、もはや風に吹かれて、どこかへ消えてしまったようだった。
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