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皇女との邂逅の章
135.報酬の使い道
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それは昨日の事。
以前カルズバール迷宮の地下十層でオルガノフが感じた嫌な気配の正体。それをクローバーの五人に訊ねたオルガノフに対して、愛莉が死霊王の名前を口にした次の瞬間ーーーーー
「死霊王だと!?」
いつも冷静なオルガノフが、珍しく驚愕の表情を浮かべた。突然の大きな声を聞いて、リーシャ、サフィー、エストの肩がビクッと跳ね上がる。
「知ってるんですか?」
だが愛莉は、いつものように冷静にそう聞き返す。未来もいつものようにマイペースに、出された茶菓子を頬張っていた。
「あ……ああ。死霊王ってのはな……冒険者ギルドが長年追い続けている奴だ」
「冒険者ギルドが………?」
何故冒険者ギルドがあの死霊王を追い続けているのだろうか。そもそも、長年とはどれくらい前からなのか。
あの死霊王はおそらく、数千年前から存在している。でなければ、数千年前に滅んだリザードマン達の魂を、呪法で縛り付けてアンデッドに変える事など出来ない。
だとしたら、まさか冒険者ギルドも数千年前から存在しているという事だろうか?そんな事を考えていた愛莉だが、オルガノフが再び口を開く。
「死霊王と遭遇してお前らが無事に帰って来たって事は………まさか倒したのか?」
「いやいやまさか!あれはちょっと今のあたし達には手に負えないよ」
茶菓子を両手に持ちながら、オルガノフの言葉を否定で返す未来。その言葉を聞いて当のオルガノフも「だろうな」と納得している。
「おじさんは死霊王に会った事あるの?」
おじさんとはオルガノフの事だ。ギルドマスター相手でも相変わらず物怖じせずに会話をする未来に、リーシャ、サフィー、エストは戦々恐々としている。
「いや……話に聞いただけだ。俺がAランクに上がった時に、帝都にある冒険者ギルド本部の最高責任者、グランドマスターからな」
「グランドマスター?」
グランドマスターとは、全ての冒険者達の頂点に立つ存在。心、技、体、全てを兼ね揃えた冒険者が、前グランドマスター直々に任命される事でその職に就ける、冒険者の頂。
「死霊王の詳細については、歴代のグランドマスターしか知らん。何故冒険者ギルドが奴を追っているのかも含めてな」
つまり死霊王の情報を得るには、そのグランドマスターに会う必要があるという事だ。この時の愛莉は、どうやって会おうと漠然と考えるだけだったのだがーーーーー
ーーそして現在、愛莉は今回のアルディオの護衛依頼を仕組んだのは、目の前のオルガノフだと確信した。
冒険者ギルドが長年追い続けている死霊王。その死霊王に実際に遭遇した自分達。おそらくオルガノフは、死霊王の情報をグランドマスターに届けさせる為に今回の護衛依頼を、アルディオ本人に直接頼んだのだろう。
そしてアルディオの方も、Aランク冒険者のクローバーが護衛なら言う事は無い。共にウィンウィンの取り引きだったと推測出来る。
(まあ、こっちにも得があるからいいけどね)
この分だと、おそらく帝都のグランドマスターという人物にも手紙を送っているだろう。何となくオルガノフの手のひらで踊らされている気持ちにもなるが、死霊王の情報を欲している自分達にもメリットはある。
(あ、そうだ、昨日聞きそびれたあれ訊いてみよう)
愛莉の言うところのあれとは、玉座の間で手に入れたあの金属。愛莉の持つ知識がこの世界でも同じなのかを確認しなくてはならない。
「そう言えばオルガノフさん、オリハルコンって知ってますか?」
「オリハルコン?まあ知ってるちゃあ知ってるが……何だいきなり?」
「いえ、どんな金属なのかなと思っただけです」
愛莉に訝しげな視線を送りながらも、オルガノフは説明を始める。
「オリハルコンってのは、この世界で最も固い金属だって言われてる。一説には神が作った金属だともな。とは言え、あまりにも目撃情報が無さ過ぎて存在自体が半分眉唾な金属だが……何でも皇家、つまり皇帝の一族がオリハルコン製の剣を所持してるって噂だ」
オルガノフの説明を聞き、深く頷く愛莉。そして心の中で密かに喜ぶ。
世界で最も固い金属。それは愛莉が元の世界で得た知識そのものだ。オリハルコンにアダマンタイトなど、ファンタジー世界には欠かせない最高の強度を誇る金属。それはこの世界でも変わる事が無かった訳で、これで最強の武器を作れるという事実を手に入れられた。
(良かった……これで未来の攻撃力が跳ね上がる)
実力的には既にかなりの強さなのに、先のリザードキングとの戦いでは武器の材質に泣かされた。今の未来が振るうには、鋼鉄製の武器では脆すぎる。だがこれで、未来の能力を最大限に発揮して戦う事が出来るようになる。
一人そう納得している愛莉だが、オルガノフは相変わらず訝しげな視線を愛莉に向けている。
何の脈絡もなく、突然愛莉の口から飛び出たオリハルコンという金属の話。この聡い少女が、何の意味も無くそんな事を訊ねて来るとは思えない。
そこまで考えて、オルガノフはずいっと身を乗り出した。
「まさか……手に入れたのか……?」
低い声で愛莉にそう訊ねるオルガノフ。そのあまりの迫力に、隣に座るリーシャと向かいに座っているギルド職員が、ゴクリと唾を飲み込む。
「どうですかね……」
否定しない。つまりはそういう事だと理解したオルガノフは、ギルド職員の隣の椅子にドカッと座る。
「はぁ……虹輝石にオリハルコン……お前らその若さで、一体いくつ伝説を作るつもりだ?」
半ば呆れたようにそう言い放つオルガノフに、愛莉とリーシャは苦笑する。
その後もカルズバール迷宮内をギルド職員に説明した二人。何故かそのままオルガノフも居座ったので、ギルド職員がとてもやり難そうにしていたが、それも何とか終わった。時刻は既に昼を過ぎていた。
「長い時間、貴重な話をありがとうございました!これは今回の報酬になります」
今日二度目の小袋を渡された愛莉とリーシャは、アルディオの屋敷でもそうしたように中身をその場で確認する。
「え……こんなに……?」
中身を確認すると、大銀貨がそれぞれ五枚ずつ入っていた。ただ説明をしただけなのに貰い過ぎではないかとリーシャが言うと、職員は首をぶんぶんと横に振った。
「いえいえ!もの凄く貴重な情報でしたから!ですよねマスター!?」
「ああ。迷宮内の詳細な情報、詳細な地図、モンスターの情報、これらが分かっていれば更に下の階層を目指す奴らも増える。そしてそれは近い将来、この街の冒険者達の実力の底上げにも繋がる。お前らは今日、将来的なギルドの発展に貢献したって事だ」
地図を確認しながら最短距離で下を目指せば、魔法鞄を持っていなくてもあの地下宮殿へ辿り着く事は可能だ。そうすればストーンガーディアンやリザードスケルトンでレベル上げをする冒険者達も増えるだろう。
更には、今まで市場で見る事の無かったリザードスケルトンやストーンガーディアンの魔石が、市場に流入する事になる。それはこの街の経済の発展にも繋がるのだと、オルガノフから説明を受ける。
「分かりました……有り難く頂戴します」
納得したのか、リーシャは小袋を懐に仕舞い込んだ。そして愛莉と二人で冒険者ギルドを後にする。
ギルドを出た所で、再び大銀貨が入っている袋を取り出すリーシャ。この報酬はどうすれば良いのだろうか?やはり皆で均等に分けるのだろうか。
そう思いながら愛莉に視線を送ると、愛莉はリーシャの言いたい事を察したのか、先に口を開いた。
「わたし達が貰ってもいいと思うよ」
「…………え?」
それは思ってもみない言葉だった。愛莉はこの報酬を自分の懐に入れても良いと言っている。
確かにギルド職員に迷宮の説明をしたのは自分たちだ。だが迷宮を踏破出来たのは、五人の力を合わせたからであって、誰か一人欠けていてもおそらく踏破は出来なかった。それなのに報酬を自分たちだけが貰っても良いとはとても思えない。
「でもこの報酬は……」
「みんなのお陰だよね。でも説明したのはわたしとリーシャだよ」
何とも愛莉らしからぬ発言だ。いつもならちゃんとみんなに分配しようと言い出しそうなものだが…………
「そう……なのだけど」
「もし気になるなら、そのお金でサフィーに贈り物とかしてみたら?」
「え……?わたしがサフィーに……贈り物?」
「うん。お金をそのまま渡しても、どうせサフィーは使わないで貯め込んじゃうでしょ?それならいっそう、そのお金で贈り物。サフィーだってリーシャからの贈り物なら絶対受け取ると思うし」
なるほど、その発想は全く無かった。つまり愛莉は愛莉で未来とエストに何か贈り物をする気なのだろう。
「なるほど……流石はアイリね~」
「あはは……じゃあまた後で。宿屋で落ち合おうね」
え?と首を傾げるリーシャ。てっきり一緒に行くと思っていたのだ。
「一緒に行かないの?」
「あ、うん。わたしちょっと武器屋に寄りたいから」
武器屋とは、まさか未来とエストに武器を贈るのだろうか?いや、武器なら愛莉が錬金術で作れるだろうし、そうとは思えない。
「そうなのね……」
一緒に着いて行っても良いが、時刻は既に昼過ぎ。あまり遅くなるとサフィー達に心配を掛ける事になるかもしれない。
「せっかくだから普段サフィーが絶対に買わないような高い物を贈るといいよ」
そう言い残し、愛莉は手を振ってその場を後にした。そんな愛莉の背中を見送りながら、リーシャは「よしっ!」と気合いを入れて歩き出した。
以前カルズバール迷宮の地下十層でオルガノフが感じた嫌な気配の正体。それをクローバーの五人に訊ねたオルガノフに対して、愛莉が死霊王の名前を口にした次の瞬間ーーーーー
「死霊王だと!?」
いつも冷静なオルガノフが、珍しく驚愕の表情を浮かべた。突然の大きな声を聞いて、リーシャ、サフィー、エストの肩がビクッと跳ね上がる。
「知ってるんですか?」
だが愛莉は、いつものように冷静にそう聞き返す。未来もいつものようにマイペースに、出された茶菓子を頬張っていた。
「あ……ああ。死霊王ってのはな……冒険者ギルドが長年追い続けている奴だ」
「冒険者ギルドが………?」
何故冒険者ギルドがあの死霊王を追い続けているのだろうか。そもそも、長年とはどれくらい前からなのか。
あの死霊王はおそらく、数千年前から存在している。でなければ、数千年前に滅んだリザードマン達の魂を、呪法で縛り付けてアンデッドに変える事など出来ない。
だとしたら、まさか冒険者ギルドも数千年前から存在しているという事だろうか?そんな事を考えていた愛莉だが、オルガノフが再び口を開く。
「死霊王と遭遇してお前らが無事に帰って来たって事は………まさか倒したのか?」
「いやいやまさか!あれはちょっと今のあたし達には手に負えないよ」
茶菓子を両手に持ちながら、オルガノフの言葉を否定で返す未来。その言葉を聞いて当のオルガノフも「だろうな」と納得している。
「おじさんは死霊王に会った事あるの?」
おじさんとはオルガノフの事だ。ギルドマスター相手でも相変わらず物怖じせずに会話をする未来に、リーシャ、サフィー、エストは戦々恐々としている。
「いや……話に聞いただけだ。俺がAランクに上がった時に、帝都にある冒険者ギルド本部の最高責任者、グランドマスターからな」
「グランドマスター?」
グランドマスターとは、全ての冒険者達の頂点に立つ存在。心、技、体、全てを兼ね揃えた冒険者が、前グランドマスター直々に任命される事でその職に就ける、冒険者の頂。
「死霊王の詳細については、歴代のグランドマスターしか知らん。何故冒険者ギルドが奴を追っているのかも含めてな」
つまり死霊王の情報を得るには、そのグランドマスターに会う必要があるという事だ。この時の愛莉は、どうやって会おうと漠然と考えるだけだったのだがーーーーー
ーーそして現在、愛莉は今回のアルディオの護衛依頼を仕組んだのは、目の前のオルガノフだと確信した。
冒険者ギルドが長年追い続けている死霊王。その死霊王に実際に遭遇した自分達。おそらくオルガノフは、死霊王の情報をグランドマスターに届けさせる為に今回の護衛依頼を、アルディオ本人に直接頼んだのだろう。
そしてアルディオの方も、Aランク冒険者のクローバーが護衛なら言う事は無い。共にウィンウィンの取り引きだったと推測出来る。
(まあ、こっちにも得があるからいいけどね)
この分だと、おそらく帝都のグランドマスターという人物にも手紙を送っているだろう。何となくオルガノフの手のひらで踊らされている気持ちにもなるが、死霊王の情報を欲している自分達にもメリットはある。
(あ、そうだ、昨日聞きそびれたあれ訊いてみよう)
愛莉の言うところのあれとは、玉座の間で手に入れたあの金属。愛莉の持つ知識がこの世界でも同じなのかを確認しなくてはならない。
「そう言えばオルガノフさん、オリハルコンって知ってますか?」
「オリハルコン?まあ知ってるちゃあ知ってるが……何だいきなり?」
「いえ、どんな金属なのかなと思っただけです」
愛莉に訝しげな視線を送りながらも、オルガノフは説明を始める。
「オリハルコンってのは、この世界で最も固い金属だって言われてる。一説には神が作った金属だともな。とは言え、あまりにも目撃情報が無さ過ぎて存在自体が半分眉唾な金属だが……何でも皇家、つまり皇帝の一族がオリハルコン製の剣を所持してるって噂だ」
オルガノフの説明を聞き、深く頷く愛莉。そして心の中で密かに喜ぶ。
世界で最も固い金属。それは愛莉が元の世界で得た知識そのものだ。オリハルコンにアダマンタイトなど、ファンタジー世界には欠かせない最高の強度を誇る金属。それはこの世界でも変わる事が無かった訳で、これで最強の武器を作れるという事実を手に入れられた。
(良かった……これで未来の攻撃力が跳ね上がる)
実力的には既にかなりの強さなのに、先のリザードキングとの戦いでは武器の材質に泣かされた。今の未来が振るうには、鋼鉄製の武器では脆すぎる。だがこれで、未来の能力を最大限に発揮して戦う事が出来るようになる。
一人そう納得している愛莉だが、オルガノフは相変わらず訝しげな視線を愛莉に向けている。
何の脈絡もなく、突然愛莉の口から飛び出たオリハルコンという金属の話。この聡い少女が、何の意味も無くそんな事を訊ねて来るとは思えない。
そこまで考えて、オルガノフはずいっと身を乗り出した。
「まさか……手に入れたのか……?」
低い声で愛莉にそう訊ねるオルガノフ。そのあまりの迫力に、隣に座るリーシャと向かいに座っているギルド職員が、ゴクリと唾を飲み込む。
「どうですかね……」
否定しない。つまりはそういう事だと理解したオルガノフは、ギルド職員の隣の椅子にドカッと座る。
「はぁ……虹輝石にオリハルコン……お前らその若さで、一体いくつ伝説を作るつもりだ?」
半ば呆れたようにそう言い放つオルガノフに、愛莉とリーシャは苦笑する。
その後もカルズバール迷宮内をギルド職員に説明した二人。何故かそのままオルガノフも居座ったので、ギルド職員がとてもやり難そうにしていたが、それも何とか終わった。時刻は既に昼を過ぎていた。
「長い時間、貴重な話をありがとうございました!これは今回の報酬になります」
今日二度目の小袋を渡された愛莉とリーシャは、アルディオの屋敷でもそうしたように中身をその場で確認する。
「え……こんなに……?」
中身を確認すると、大銀貨がそれぞれ五枚ずつ入っていた。ただ説明をしただけなのに貰い過ぎではないかとリーシャが言うと、職員は首をぶんぶんと横に振った。
「いえいえ!もの凄く貴重な情報でしたから!ですよねマスター!?」
「ああ。迷宮内の詳細な情報、詳細な地図、モンスターの情報、これらが分かっていれば更に下の階層を目指す奴らも増える。そしてそれは近い将来、この街の冒険者達の実力の底上げにも繋がる。お前らは今日、将来的なギルドの発展に貢献したって事だ」
地図を確認しながら最短距離で下を目指せば、魔法鞄を持っていなくてもあの地下宮殿へ辿り着く事は可能だ。そうすればストーンガーディアンやリザードスケルトンでレベル上げをする冒険者達も増えるだろう。
更には、今まで市場で見る事の無かったリザードスケルトンやストーンガーディアンの魔石が、市場に流入する事になる。それはこの街の経済の発展にも繋がるのだと、オルガノフから説明を受ける。
「分かりました……有り難く頂戴します」
納得したのか、リーシャは小袋を懐に仕舞い込んだ。そして愛莉と二人で冒険者ギルドを後にする。
ギルドを出た所で、再び大銀貨が入っている袋を取り出すリーシャ。この報酬はどうすれば良いのだろうか?やはり皆で均等に分けるのだろうか。
そう思いながら愛莉に視線を送ると、愛莉はリーシャの言いたい事を察したのか、先に口を開いた。
「わたし達が貰ってもいいと思うよ」
「…………え?」
それは思ってもみない言葉だった。愛莉はこの報酬を自分の懐に入れても良いと言っている。
確かにギルド職員に迷宮の説明をしたのは自分たちだ。だが迷宮を踏破出来たのは、五人の力を合わせたからであって、誰か一人欠けていてもおそらく踏破は出来なかった。それなのに報酬を自分たちだけが貰っても良いとはとても思えない。
「でもこの報酬は……」
「みんなのお陰だよね。でも説明したのはわたしとリーシャだよ」
何とも愛莉らしからぬ発言だ。いつもならちゃんとみんなに分配しようと言い出しそうなものだが…………
「そう……なのだけど」
「もし気になるなら、そのお金でサフィーに贈り物とかしてみたら?」
「え……?わたしがサフィーに……贈り物?」
「うん。お金をそのまま渡しても、どうせサフィーは使わないで貯め込んじゃうでしょ?それならいっそう、そのお金で贈り物。サフィーだってリーシャからの贈り物なら絶対受け取ると思うし」
なるほど、その発想は全く無かった。つまり愛莉は愛莉で未来とエストに何か贈り物をする気なのだろう。
「なるほど……流石はアイリね~」
「あはは……じゃあまた後で。宿屋で落ち合おうね」
え?と首を傾げるリーシャ。てっきり一緒に行くと思っていたのだ。
「一緒に行かないの?」
「あ、うん。わたしちょっと武器屋に寄りたいから」
武器屋とは、まさか未来とエストに武器を贈るのだろうか?いや、武器なら愛莉が錬金術で作れるだろうし、そうとは思えない。
「そうなのね……」
一緒に着いて行っても良いが、時刻は既に昼過ぎ。あまり遅くなるとサフィー達に心配を掛ける事になるかもしれない。
「せっかくだから普段サフィーが絶対に買わないような高い物を贈るといいよ」
そう言い残し、愛莉は手を振ってその場を後にした。そんな愛莉の背中を見送りながら、リーシャは「よしっ!」と気合いを入れて歩き出した。
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