199 / 316
帝国激震の章
185.驚愕
しおりを挟む
「嘘みたい………」
目の前の光景を見てそう呟いたのは、誰もが知る帝国一の美少女。つい今の今まで帝都に居た筈なのに、その視界に映っているのは見た事の無い街の外壁。
「じゃじゃーーん!!ここがあたし達の住んでる街、ファルディナでーーす!!」
いつものように元気良く聞こえて来る未来の声。だが、目の前で起こった事があまりにも現実離れし過ぎていて、未来の声が耳に入らない。
ーーそれは少し前の事。
「リズっち、あたし達が泊まってる宿屋に案内するね!少し狭いけど、慣れれば全然快適だからさ!」
ん?と、首を傾げるリズ。泊まっている宿屋と未来は言ったが、五人はエストの実家であるマクスウェル家が所有する帝都の別荘に泊まっていたのではないのだろうか。
それとも無料で泊まれる別荘があるのに、わざわざ宿屋に泊まっているという事なのだろうか。
「えーと……泊まってる宿屋……?」
自分から宿を紹介してと言っておきながら、未来の答えに困惑する。イマイチ良く分からないが、とりあえず皆の後に続いて歩き出すリズ。帝都ではあまりにも有名なので、道行く人々に声を掛けられるが、何とか対応しながら歩く。
しかし歩けば歩く程、宿屋とは無縁な場所へと進んでいる気がする。というより、確実に門の方へと向かっている事に途中で気付く。
「あの、そっちは門の方だと思うのだけど……」
「ああ、うん。ちょっと人目の無い所に行きたいから」
愛莉がそう返事を返して来るが、ますます意味が分からない。宿屋に案内すると言っておいて、何故人目の無い場所へ行きたいのだろうか。言ってる事とやってる事が支離滅裂すぎて、少々混乱して来るリズ。そんなリズに、エストがそっと声を掛ける。
「えっと……気付いているかもしれませんけど、宿屋は帝都の中には無いんです」
「え……?それは違う街という事……?」
本来なら、こうしてエストと並んで街中を歩ける事に嬉しさや喜びを感じる所だろう。だが、これから何処に連れて行かれるのかという不安があり、純粋に今の状況を楽しむ事が出来ない。
違う街に行くにしたって、徒歩ではなく馬車で行くべきだ。それに先ほどの人目に付かない場所というのが、どうしたって理解出来ない。
「そ、そうですね。違う街に宿屋があります」
「そ、そうなんだ……でもそれなら……」
何故徒歩なのか。それとも、門の前に既に馬車を用意してあるのだろうか?そんな事を考えながら歩を進めていると、先頭を歩く未来と愛莉は普通に門を出て行く。後に続くリーシャとサフィーも、特に何も言わずに門を通過。
(門を………帝都を出ちゃった………)
いよいよ訳が分からない。まさかこのまま徒歩で違う街まで行くのだろうか?
出たのは東門なので、次の街までは確か馬車で一日ほどの距離。だが歩くと二、三日は掛かる距離だ。まさか初日から野宿でもするのだろうか?
(もしかして試されてるのかな……?皇女のわたしが本当に過酷な冒険に着いて来れるのかを)
野宿は何度か経験した事がある。とは言っても今まで所属していたパーティは、父と冒険者ギルドが自分の為に用意してくれた冒険者達で、パーティ仲間である反面、従者のような立ち位置だった。
野宿をしても設営は仲間達が率先してやってくれたし、料理だって作ってくれた。夜の見張りもリズ以外の者達が交代で行っており、自分もやると言うと必ず止められてしまった。
(今にして思えば……わたし一人だけ何もやっていなかったよね………)
今までのパーティは、あくまでリズが冒険者というものに慣れる事が目的だった。成人後いきなり冒険者として活動するのではなく、もっと早いうちから冒険者としての活動のイロハを知っておく事が目的だったのだ。
もちろんその副産物としてレベルもランクも上がったし、モンスター相手にも全く物怖じしなくなった。だがいざ本格的に冒険者として活動する段になって、自分は周りの者達と同じ事が出来るのか?という不安が首をもたげる。野宿一つにしても、知識はあっても経験が少ない。料理など作れないし、テント一つまともに張る事も出来ない。
(……頑張らないと。みんなに失望されたくないもの)
不安を心の奥に無理やり仕舞い込み、逆に気合いを入れるリズ。この前向きな性格は冒険者にとっては無くてはならない素質。その事に本人は気付いていないが、一流の冒険者になる為には必要な素質だ。
「この辺でいいかな?」
色々と考え、内心で気合いを入れていると、いつの間にか街道を離れていた。街道の方に目を向ければ草原が広がり、街道の向こう側には穀倉地帯が見える。
逆にこちら側は少し荒れた土地で、もう少し奥の方まで行くと森が広がっている。この森にはモンスターなどは居らず、野生の獣達の巣になっているのだと以前聞いた事がある。
「どうせなら森の中の方がいいんじゃない?その方が人目に付かないわよ」
サフィーの言葉を聞いて、ますます分からなくなるリズ。他の街にあるという、皆が泊まっている宿屋。今はそこに案内してくれているのではなかったのか?何故、森の中に入る必要があるのか。
自分では気づく術も無いが、かなり表情が固まってしまっている。分からない、彼女達の考えが、行動が、全く分からないのだ。
「あの、みんな……リ、リズちゃんが……困ってるから……」
エストにそう言われて、ふとリズを見る未来達。確かに困惑した表情を浮かべている。それはそうだろう、何の説明も無くいきなりこんな場所に連れて来られたのだから。
「ごめんねリズ、説明するより実際に体験して貰った方が早いと思って。説明しても多分信じて貰えないと思うから」
「え………?えーと……それはどういうーーーー」
「もう此処でいいよ。リズっち困ってるし、ここなら滅多に人も来ないって!」
リズを見かねたのか、未来が皆の顔を見回しながらそう提案する。すると皆も納得したのか、未来の意見に誰も反論しなかった。
「そうだね、ちょうど手ごろな石もあるから始めよっか」
森を目前にしたこの辺りは、ゴツゴツとした地肌が顔を覗かせている。森に入れば植物が鬱蒼と生い茂っているが、この辺は所どころに木や雑草が生えているものの、大きな石や岩が点在している。愛莉はその一つに目星を付けると、大きな石の前で膝を折る。そして大きな石に手を伸ばすと、石の表面に手をかざした。その瞬間ーーーーー
「え……?手が光って………」
皆には見慣れた光景でも、リズにとっては初めて見る光景。愛莉の手が淡い光を発し、その光が愛莉の触れている石へと伝達される。
その次の瞬間には、ゴツゴツとした大きな石が、まるで綺麗に加工されたツルツルの石へと変化してゆく。
その光景を食い入るように見つめるリズ。一体何がどうなっているのか。何故あんなにも大きな石が突然その形を変えるのか、全く理解出来なかった。
やがて、普通の大きな石だった物は、一つの石板へと形を変えた。その石板には、何やら魔法陣のような模様が彫られていた。
「何……これ……」
リズが驚愕の表情を浮かべる。今まで見た事も無い、不思議な光景、不思議な現象。およそ自分の持つ知識や常識には、全く当てはまらない目の前で起こった光景に言葉を失う。
「見るの初めてだよね。これは『錬金術』っていうわたしのスキルで、物質を別の何かに作り変える能力だよ」
「錬金……術?」
錬金術という言葉は知っている。だがリズの知っている錬金術とは、色々な器具や材料から別の何かを作り出すものだった。例えば薬師では調合出来ないような強力な薬などを、錬金術を用いると作れたりする、そういう術だった筈なのだ。間違っても、道具も何も使わずに、しかも一瞬で物を作り変えるような、そんな途轍も無い能力では無かった筈だ。
「ふふ、驚きますよね~。わたし達も初めてアイリの錬金術を見た時は、信じられない気持ちでいっぱいでしたもの」
「そうね。あの時は石ころを石の剣に作り変えてたわよね」
昨日愛莉本人から語られた『鑑定眼』というスキルも驚愕ものだったが、この『錬金術』も恐るべきスキルである。
「じゃあみんな、この石板に乗って。あとはお願いねサフィー」
「分かったわ。今からあたし達がやる事は、一瞬で遠くまで移動する『転移魔法』よ」
「………転移魔法?」
もはや何に驚けば良いのか分からない。一瞬で遠くまで移動など、まるで夢物語だ。そんな魔法など実際に聞いた事も無いし、本当にそんな事が出来たとしたら、まさに神の如き所業だ。
「今回はあたしがやるけど、エストも出来るわ。補助魔法が使える人なら、この魔法陣さえあれば出来るみたい」
「え……?エ、エスト……も?」
「あはは……とりあえずやってみましょうか」
エストがそう言うと、サフィーが魔法陣へと魔力を流し込む。すると、魔法陣から青白い光が放出され、皆の身体を飲み込む。
「行くわよ。出口は……ファルディナの魔法陣」
サフィーの言葉を最後に、その場に居た六人が足元の石版だけを残して忽然と姿を消す。そして六人が現れたのは、ファルディナの街の近くに設置してある、出口の魔法陣が刻まれた石版。
リズの視界には、今まで映っていた森が一瞬にして無くなり、代わりに少し向こうの方に見た事も無い街が映り込んでいた。もちろん帝都では無い。
「嘘みたい………」
自分がたった今体験した信じられない現象に、そう呟くのが精一杯だったーーーーー
目の前の光景を見てそう呟いたのは、誰もが知る帝国一の美少女。つい今の今まで帝都に居た筈なのに、その視界に映っているのは見た事の無い街の外壁。
「じゃじゃーーん!!ここがあたし達の住んでる街、ファルディナでーーす!!」
いつものように元気良く聞こえて来る未来の声。だが、目の前で起こった事があまりにも現実離れし過ぎていて、未来の声が耳に入らない。
ーーそれは少し前の事。
「リズっち、あたし達が泊まってる宿屋に案内するね!少し狭いけど、慣れれば全然快適だからさ!」
ん?と、首を傾げるリズ。泊まっている宿屋と未来は言ったが、五人はエストの実家であるマクスウェル家が所有する帝都の別荘に泊まっていたのではないのだろうか。
それとも無料で泊まれる別荘があるのに、わざわざ宿屋に泊まっているという事なのだろうか。
「えーと……泊まってる宿屋……?」
自分から宿を紹介してと言っておきながら、未来の答えに困惑する。イマイチ良く分からないが、とりあえず皆の後に続いて歩き出すリズ。帝都ではあまりにも有名なので、道行く人々に声を掛けられるが、何とか対応しながら歩く。
しかし歩けば歩く程、宿屋とは無縁な場所へと進んでいる気がする。というより、確実に門の方へと向かっている事に途中で気付く。
「あの、そっちは門の方だと思うのだけど……」
「ああ、うん。ちょっと人目の無い所に行きたいから」
愛莉がそう返事を返して来るが、ますます意味が分からない。宿屋に案内すると言っておいて、何故人目の無い場所へ行きたいのだろうか。言ってる事とやってる事が支離滅裂すぎて、少々混乱して来るリズ。そんなリズに、エストがそっと声を掛ける。
「えっと……気付いているかもしれませんけど、宿屋は帝都の中には無いんです」
「え……?それは違う街という事……?」
本来なら、こうしてエストと並んで街中を歩ける事に嬉しさや喜びを感じる所だろう。だが、これから何処に連れて行かれるのかという不安があり、純粋に今の状況を楽しむ事が出来ない。
違う街に行くにしたって、徒歩ではなく馬車で行くべきだ。それに先ほどの人目に付かない場所というのが、どうしたって理解出来ない。
「そ、そうですね。違う街に宿屋があります」
「そ、そうなんだ……でもそれなら……」
何故徒歩なのか。それとも、門の前に既に馬車を用意してあるのだろうか?そんな事を考えながら歩を進めていると、先頭を歩く未来と愛莉は普通に門を出て行く。後に続くリーシャとサフィーも、特に何も言わずに門を通過。
(門を………帝都を出ちゃった………)
いよいよ訳が分からない。まさかこのまま徒歩で違う街まで行くのだろうか?
出たのは東門なので、次の街までは確か馬車で一日ほどの距離。だが歩くと二、三日は掛かる距離だ。まさか初日から野宿でもするのだろうか?
(もしかして試されてるのかな……?皇女のわたしが本当に過酷な冒険に着いて来れるのかを)
野宿は何度か経験した事がある。とは言っても今まで所属していたパーティは、父と冒険者ギルドが自分の為に用意してくれた冒険者達で、パーティ仲間である反面、従者のような立ち位置だった。
野宿をしても設営は仲間達が率先してやってくれたし、料理だって作ってくれた。夜の見張りもリズ以外の者達が交代で行っており、自分もやると言うと必ず止められてしまった。
(今にして思えば……わたし一人だけ何もやっていなかったよね………)
今までのパーティは、あくまでリズが冒険者というものに慣れる事が目的だった。成人後いきなり冒険者として活動するのではなく、もっと早いうちから冒険者としての活動のイロハを知っておく事が目的だったのだ。
もちろんその副産物としてレベルもランクも上がったし、モンスター相手にも全く物怖じしなくなった。だがいざ本格的に冒険者として活動する段になって、自分は周りの者達と同じ事が出来るのか?という不安が首をもたげる。野宿一つにしても、知識はあっても経験が少ない。料理など作れないし、テント一つまともに張る事も出来ない。
(……頑張らないと。みんなに失望されたくないもの)
不安を心の奥に無理やり仕舞い込み、逆に気合いを入れるリズ。この前向きな性格は冒険者にとっては無くてはならない素質。その事に本人は気付いていないが、一流の冒険者になる為には必要な素質だ。
「この辺でいいかな?」
色々と考え、内心で気合いを入れていると、いつの間にか街道を離れていた。街道の方に目を向ければ草原が広がり、街道の向こう側には穀倉地帯が見える。
逆にこちら側は少し荒れた土地で、もう少し奥の方まで行くと森が広がっている。この森にはモンスターなどは居らず、野生の獣達の巣になっているのだと以前聞いた事がある。
「どうせなら森の中の方がいいんじゃない?その方が人目に付かないわよ」
サフィーの言葉を聞いて、ますます分からなくなるリズ。他の街にあるという、皆が泊まっている宿屋。今はそこに案内してくれているのではなかったのか?何故、森の中に入る必要があるのか。
自分では気づく術も無いが、かなり表情が固まってしまっている。分からない、彼女達の考えが、行動が、全く分からないのだ。
「あの、みんな……リ、リズちゃんが……困ってるから……」
エストにそう言われて、ふとリズを見る未来達。確かに困惑した表情を浮かべている。それはそうだろう、何の説明も無くいきなりこんな場所に連れて来られたのだから。
「ごめんねリズ、説明するより実際に体験して貰った方が早いと思って。説明しても多分信じて貰えないと思うから」
「え………?えーと……それはどういうーーーー」
「もう此処でいいよ。リズっち困ってるし、ここなら滅多に人も来ないって!」
リズを見かねたのか、未来が皆の顔を見回しながらそう提案する。すると皆も納得したのか、未来の意見に誰も反論しなかった。
「そうだね、ちょうど手ごろな石もあるから始めよっか」
森を目前にしたこの辺りは、ゴツゴツとした地肌が顔を覗かせている。森に入れば植物が鬱蒼と生い茂っているが、この辺は所どころに木や雑草が生えているものの、大きな石や岩が点在している。愛莉はその一つに目星を付けると、大きな石の前で膝を折る。そして大きな石に手を伸ばすと、石の表面に手をかざした。その瞬間ーーーーー
「え……?手が光って………」
皆には見慣れた光景でも、リズにとっては初めて見る光景。愛莉の手が淡い光を発し、その光が愛莉の触れている石へと伝達される。
その次の瞬間には、ゴツゴツとした大きな石が、まるで綺麗に加工されたツルツルの石へと変化してゆく。
その光景を食い入るように見つめるリズ。一体何がどうなっているのか。何故あんなにも大きな石が突然その形を変えるのか、全く理解出来なかった。
やがて、普通の大きな石だった物は、一つの石板へと形を変えた。その石板には、何やら魔法陣のような模様が彫られていた。
「何……これ……」
リズが驚愕の表情を浮かべる。今まで見た事も無い、不思議な光景、不思議な現象。およそ自分の持つ知識や常識には、全く当てはまらない目の前で起こった光景に言葉を失う。
「見るの初めてだよね。これは『錬金術』っていうわたしのスキルで、物質を別の何かに作り変える能力だよ」
「錬金……術?」
錬金術という言葉は知っている。だがリズの知っている錬金術とは、色々な器具や材料から別の何かを作り出すものだった。例えば薬師では調合出来ないような強力な薬などを、錬金術を用いると作れたりする、そういう術だった筈なのだ。間違っても、道具も何も使わずに、しかも一瞬で物を作り変えるような、そんな途轍も無い能力では無かった筈だ。
「ふふ、驚きますよね~。わたし達も初めてアイリの錬金術を見た時は、信じられない気持ちでいっぱいでしたもの」
「そうね。あの時は石ころを石の剣に作り変えてたわよね」
昨日愛莉本人から語られた『鑑定眼』というスキルも驚愕ものだったが、この『錬金術』も恐るべきスキルである。
「じゃあみんな、この石板に乗って。あとはお願いねサフィー」
「分かったわ。今からあたし達がやる事は、一瞬で遠くまで移動する『転移魔法』よ」
「………転移魔法?」
もはや何に驚けば良いのか分からない。一瞬で遠くまで移動など、まるで夢物語だ。そんな魔法など実際に聞いた事も無いし、本当にそんな事が出来たとしたら、まさに神の如き所業だ。
「今回はあたしがやるけど、エストも出来るわ。補助魔法が使える人なら、この魔法陣さえあれば出来るみたい」
「え……?エ、エスト……も?」
「あはは……とりあえずやってみましょうか」
エストがそう言うと、サフィーが魔法陣へと魔力を流し込む。すると、魔法陣から青白い光が放出され、皆の身体を飲み込む。
「行くわよ。出口は……ファルディナの魔法陣」
サフィーの言葉を最後に、その場に居た六人が足元の石版だけを残して忽然と姿を消す。そして六人が現れたのは、ファルディナの街の近くに設置してある、出口の魔法陣が刻まれた石版。
リズの視界には、今まで映っていた森が一瞬にして無くなり、代わりに少し向こうの方に見た事も無い街が映り込んでいた。もちろん帝都では無い。
「嘘みたい………」
自分がたった今体験した信じられない現象に、そう呟くのが精一杯だったーーーーー
12
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
勇者召喚の余り物ですが、メイド型アンドロイド軍団で冒険者始めます
水江タカシ
ファンタジー
28歳独身、一般事務の会社員である俺は、勇者召喚に巻き込まれて異世界へと転移した。
勇者、聖女、剣聖――
華やかな肩書きを持つ者たちがもてはやされる中、俺に与えられたのは聞いたこともないスキルだった。
【戦術構築サポートAI】
【アンドロイド工廠】
【兵器保管庫】
【兵站生成モジュール】
【拠点構築システム】
【個体強化カスタマイズ】
王は落胆し、貴族は嘲笑い、俺は“役立たず”として王都から追放される。
だが――
この世界には存在しないはずの“機械兵器”を、俺は召喚できた。
最初に召喚したのは、クールな軍人タイプのメイド型戦闘アンドロイド。
識別番号で呼ばれる彼女に、俺は名前を与えた。
「今日からお前はレイナだ」
これは、勇者ではない男が、
メイド型アンドロイド軍団と共に冒険者として成り上がっていく物語。
屋敷を手に入れ、土地を拠点化し、戦力を増強しながら、
趣味全開で異世界を生きていく。
魔王とはいずれ戦うことになるだろう。
だが今は――
まずは冒険者登録からだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる