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最終章
252.【呪い】
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「あの……では掛けますね」
「おう、いつでもいいぞ」
クローバーが黒き竜を倒し、Sランク冒険者へとランクアップを果たした翌日、帝都ギルド本部のホール内では多くの冒険者が見守る中、ホール中央では二人の人物が対峙していた。
一人はファルディナの街のギルドマスターであるオルガノフと、もう一人は白い髪の回復術士エストである。
「上手くいくかな!?」
「どうだろう……確率的には高く無いけど」
何故エストとオルガノフがホール中央で対峙しているのかと言うと、オルガノフにエストのエクストラスキル『身体回生』を掛けてみて欲しいと、愛莉に頼まれたからである。
オルガノフが過去に六ツ星モンスターにとどめを刺した際に受けたレベルを20下げられ、一生経験値が獲得出来なくなる呪い、つまりバッドステータスを『身体回生』ならもしかして解除出来るかもしれないとの考えからだ。
愛莉の鑑定眼でエストの『身体回生』を鑑定すると、このような説明文が出て来る。
『身体回生ーー究極の回復魔法。一定時間内であれば、身体のあらゆる傷、欠損、状態異常を瞬時に回復する事が出来る。また、遠距離での使用も可能ーー』
そう、傷や身体の欠損を回復する事ばかり特筆されがちだが、状態異常も回復させる事が出来るのだ。だがーーーーー
(問題は『一定時間内であれば』って所だけど………)
その一定時間がどの程度なのかが分からない。一分なのか一時間なのか一日なのか一年なのか。
(多分だけど……欠損に関してはあまり長くないと思う。人の身体は成長するし、全く同じ状態に戻すなら僅かに成長しても同じには戻せないし)
子供であれば、背丈など一日後でも変化がある。なので欠損などの身体的な回復にはより短い時間で効果を発揮出来なくなると愛莉は見ている。
(問題は状態異常………状態異常なら、もちろんどんな状態異常かにもよるけど、身体の成長とはあまり関係ない………)
それならば、もしかするとかなり長い時間設定が成されている可能性がある。そもそも既存の補助魔法の中にも、毒を取り除く『解毒魔法』などといった魔法も存在していて、そういう解除系の魔法の場合、特に時間や年月は設定されていないと事前にサフィーに聞いている。
オルガノフが受けたバッドステータスは【呪い】だ。そもそも呪いというのは目に見える物ではなく、一種のスピリチュアル的な不確定要素が多いので、解除する補助魔法は存在しない。
(毒なら解毒剤とか、大抵のバッドステータスは物理的に治療出来るものだけど)
こと【呪い】に関しては言えば、物理的には治療出来ない。せいぜい怪しい呪い師などにお祓いをして貰う程度で、それが本当に効果があるのか無いのかなど分かったものでは無い。
だが現実として、オルガノフは呪いのバッドステータスを受けた。物理的に治療出来なくて、尚且つ解除する魔法も無いとなると、可能性があるのはエストの『身体回生』のみ。
「では……いきます。リザレクション!」
エストが魔法を行使すると同時に、オルガノフの足元に魔法陣が浮かび上がる。この魔法陣の規模や発生させる場所は、エストが任意で決められる。そして範囲が広ければ広いほど消費するMP量も増えるので、あえてオルガノフ一人に掛けたのだ。
ちなみに、一人分の範囲に絞っても、身体回生そのものが消費MPが多い為、本当は昨日オルガノフの呪いの話を聞いた際に、身体回生の可能性についてはすぐに思い至った愛莉だったが、黒き竜との戦いでエストもほとんどMP残量が底をついていたので、MPがある程度回復した今日お願いしたのだ。
魔法陣から眩い光が放出され、オルガノフの身体を包み込む。その光景をその場に居る冒険者達が固唾を呑んで見守る中、突然オルガノフから今までよりも強力な闘気が放出され、冒険者達は気圧される。
「うおっ!?すげー闘気だぞ!」
「これ……ツヴァイフェッターの五人と比べても遜色ないって言うか………」
「むしろ……あのバルムンクやミルファよりも上……!?」
呪いの効果が解けたのか解けていないのか、それはこのオルガノフの身体から無意識に溢れ出る闘気が、全てを物語っていた。
念の為に愛莉が鑑定眼でオルガノフを見ると、しっかり『レベル95』と表示されている。ついにオルガノフに掛かっていた呪いが解けたのだ。
「………驚いたな」
拳を握ったり開いたりして自分の身体の感触を確かめるオルガノフ。彼にしてみれば、十五年以上もの長い年月、力を制限されて暮らしていたのだ。それがいきなり解き放たれ、本来の自分の力を取り戻したのだから、まだ身体がしっくり来ないのは当然だろう。
そんなオルガノフの目の前では、どうやら自分の魔法によってオルガノフの呪いが解けた事に、安堵の表情で胸を撫で下ろしているエスト。そんなエストにオルガノフが礼を述べる。
「ありがとうなエスト。助かった」
「え?あ、い、いいえ……」
「それと、お前もだアイリ。ありがとう」
いきなりオルガノフに礼を言われて、首を傾げる愛莉。するとオルガノフはふっと口元を緩めた。
「お前の案だろ?って、聞くまでもないが」
「ああ、はい。そうだった気がします」
いつものように冷静な口調で言葉を返す愛莉だが、実は内心でかなり照れていて、今の曖昧な返事は彼女なりの照れ隠しだ。
「素直じゃねえな。まあそれはさておき、身体の感覚を取り戻す為に久しぶりに狩りに行って来る」
おおっ!とギルドホール内がざわめく。あの”流星”のオルガノフが、本気で狩りに行くと言うのだ。冒険者達にとっては是非とも着いて行って実際に彼の戦いを見たい好奇心に駆られる。
「ほう、ならば私も共に行こうではないか」
その時、ギルドの入口から聞き覚えのある声が響いた。その声の主とはーーーーー
「陛下………」
「どうやら【呪い】は解けたようだな。昔のお前の闘気そのものだ」
「それはそうですが……少しプラプラと出歩きすぎじゃないですか?あんたこの国の皇帝ですよ?」
「ふふ、一介の冒険者でもある。それに此度の戦い、相手はあの死霊王だ。どんなに入念に準備した所で、万全過ぎるという事は無い」
それは確かにアルベルトの言う通りだと誰もが思った。昨日、空一面に現れた死霊王の姿を見て、そして声を聞いて、とても人智の及ぶ相手では無いと誰もが絶望した。
そんな化物相手に、クローバー以下五組のパーティが討伐に行くのだ。出発まで残り少ない日数、どんなに準備をしても足りないくらいだ。
「それにな、此度の戦いが終わった後は息子のファレナスに皇帝の座を譲ろうと思っている」
再びざわめき立つギルドホール内。いきなり飛び出したアルベルトの爆弾発言に、誰もが口々に声を掛け合う。
「お父様……それ本当なのですか!?」
中でも一番驚いているのは娘のリズだ。父アルベルトはまだ四十代、皇帝を退くには早過ぎるし、まだ二十歳の兄ファレナスが皇帝になるのも早過ぎる。
「うむ。既にファレナスとメルティーナの婚礼の義も準備に入っている。無事に全てを終えた暁には、新たな皇帝と皇后の誕生よ」
「メルテお姉様が……」
それはメルティーナの妹であるエストにとっても衝撃的な話だった。もちろん二人は婚約しているので、いつかは結婚するというのは理解していたが、まさかその日がこんなに早く訪れようとしているとは、正直思ってもいなかったというのが本音だ。
「この話はここまでだ。レイナ、アルダー、すぐに行けるな?」
「はい!問題ありません!」
「陛下、何日ぐらいの狩りになりますか?」
「ふむ……出発はアイリの提案で半月後、ならばせいぜい十日ほどの狩りになろう」
十日。この十日のうちにアルベルトは少しでも十五年のブランクを、オルガノフは身体の感覚を取り戻さなければならず、レイナとアルダーは一つでも二つでもレベルを上げなければならない。
「討伐に参加する他のAランクパーティはどうした?」
「既に皆、修行に旅立ってます。ツヴァイフェッターなど昨夜のうちに出発してます」
マディアスからの返答を聞き、口角を釣り上げるアルベルト。やはりAランク冒険者達というのは優秀だ。今自分達が何を最優先してやるべきなのかをしっかりと理解している。
だからこそ、今度は一転して申し訳なさそうな表情を浮かべ、愛莉に声を掛けた。
「すまぬな、本来ならお主もやりたい事があった筈が、魔車作りに忙殺させてしまった」
「あ、いいえ、大丈夫です」
クローバーの場合、今さら簡単にはレベルは上がらない。なので修行に行く意味はあまり無いので、仮に時間があったとしても持て余していたかもしれない。
「其方に頼まれた魔車の材料は、既に皇宮の中庭に用意させてある。いつでも好きな時に行って構わぬ」
「はい。ありがとうございます」
それぞれがそれぞれの役割がある。自分に与えられた役割は、魔車を一台でも多く完成させる事。
皆が頑張っているのだから、魔車が足りなくて討伐に参加出来ないパーティが一組も出ないように、愛莉は密かに気合いを入れ直すのだった。
「おう、いつでもいいぞ」
クローバーが黒き竜を倒し、Sランク冒険者へとランクアップを果たした翌日、帝都ギルド本部のホール内では多くの冒険者が見守る中、ホール中央では二人の人物が対峙していた。
一人はファルディナの街のギルドマスターであるオルガノフと、もう一人は白い髪の回復術士エストである。
「上手くいくかな!?」
「どうだろう……確率的には高く無いけど」
何故エストとオルガノフがホール中央で対峙しているのかと言うと、オルガノフにエストのエクストラスキル『身体回生』を掛けてみて欲しいと、愛莉に頼まれたからである。
オルガノフが過去に六ツ星モンスターにとどめを刺した際に受けたレベルを20下げられ、一生経験値が獲得出来なくなる呪い、つまりバッドステータスを『身体回生』ならもしかして解除出来るかもしれないとの考えからだ。
愛莉の鑑定眼でエストの『身体回生』を鑑定すると、このような説明文が出て来る。
『身体回生ーー究極の回復魔法。一定時間内であれば、身体のあらゆる傷、欠損、状態異常を瞬時に回復する事が出来る。また、遠距離での使用も可能ーー』
そう、傷や身体の欠損を回復する事ばかり特筆されがちだが、状態異常も回復させる事が出来るのだ。だがーーーーー
(問題は『一定時間内であれば』って所だけど………)
その一定時間がどの程度なのかが分からない。一分なのか一時間なのか一日なのか一年なのか。
(多分だけど……欠損に関してはあまり長くないと思う。人の身体は成長するし、全く同じ状態に戻すなら僅かに成長しても同じには戻せないし)
子供であれば、背丈など一日後でも変化がある。なので欠損などの身体的な回復にはより短い時間で効果を発揮出来なくなると愛莉は見ている。
(問題は状態異常………状態異常なら、もちろんどんな状態異常かにもよるけど、身体の成長とはあまり関係ない………)
それならば、もしかするとかなり長い時間設定が成されている可能性がある。そもそも既存の補助魔法の中にも、毒を取り除く『解毒魔法』などといった魔法も存在していて、そういう解除系の魔法の場合、特に時間や年月は設定されていないと事前にサフィーに聞いている。
オルガノフが受けたバッドステータスは【呪い】だ。そもそも呪いというのは目に見える物ではなく、一種のスピリチュアル的な不確定要素が多いので、解除する補助魔法は存在しない。
(毒なら解毒剤とか、大抵のバッドステータスは物理的に治療出来るものだけど)
こと【呪い】に関しては言えば、物理的には治療出来ない。せいぜい怪しい呪い師などにお祓いをして貰う程度で、それが本当に効果があるのか無いのかなど分かったものでは無い。
だが現実として、オルガノフは呪いのバッドステータスを受けた。物理的に治療出来なくて、尚且つ解除する魔法も無いとなると、可能性があるのはエストの『身体回生』のみ。
「では……いきます。リザレクション!」
エストが魔法を行使すると同時に、オルガノフの足元に魔法陣が浮かび上がる。この魔法陣の規模や発生させる場所は、エストが任意で決められる。そして範囲が広ければ広いほど消費するMP量も増えるので、あえてオルガノフ一人に掛けたのだ。
ちなみに、一人分の範囲に絞っても、身体回生そのものが消費MPが多い為、本当は昨日オルガノフの呪いの話を聞いた際に、身体回生の可能性についてはすぐに思い至った愛莉だったが、黒き竜との戦いでエストもほとんどMP残量が底をついていたので、MPがある程度回復した今日お願いしたのだ。
魔法陣から眩い光が放出され、オルガノフの身体を包み込む。その光景をその場に居る冒険者達が固唾を呑んで見守る中、突然オルガノフから今までよりも強力な闘気が放出され、冒険者達は気圧される。
「うおっ!?すげー闘気だぞ!」
「これ……ツヴァイフェッターの五人と比べても遜色ないって言うか………」
「むしろ……あのバルムンクやミルファよりも上……!?」
呪いの効果が解けたのか解けていないのか、それはこのオルガノフの身体から無意識に溢れ出る闘気が、全てを物語っていた。
念の為に愛莉が鑑定眼でオルガノフを見ると、しっかり『レベル95』と表示されている。ついにオルガノフに掛かっていた呪いが解けたのだ。
「………驚いたな」
拳を握ったり開いたりして自分の身体の感触を確かめるオルガノフ。彼にしてみれば、十五年以上もの長い年月、力を制限されて暮らしていたのだ。それがいきなり解き放たれ、本来の自分の力を取り戻したのだから、まだ身体がしっくり来ないのは当然だろう。
そんなオルガノフの目の前では、どうやら自分の魔法によってオルガノフの呪いが解けた事に、安堵の表情で胸を撫で下ろしているエスト。そんなエストにオルガノフが礼を述べる。
「ありがとうなエスト。助かった」
「え?あ、い、いいえ……」
「それと、お前もだアイリ。ありがとう」
いきなりオルガノフに礼を言われて、首を傾げる愛莉。するとオルガノフはふっと口元を緩めた。
「お前の案だろ?って、聞くまでもないが」
「ああ、はい。そうだった気がします」
いつものように冷静な口調で言葉を返す愛莉だが、実は内心でかなり照れていて、今の曖昧な返事は彼女なりの照れ隠しだ。
「素直じゃねえな。まあそれはさておき、身体の感覚を取り戻す為に久しぶりに狩りに行って来る」
おおっ!とギルドホール内がざわめく。あの”流星”のオルガノフが、本気で狩りに行くと言うのだ。冒険者達にとっては是非とも着いて行って実際に彼の戦いを見たい好奇心に駆られる。
「ほう、ならば私も共に行こうではないか」
その時、ギルドの入口から聞き覚えのある声が響いた。その声の主とはーーーーー
「陛下………」
「どうやら【呪い】は解けたようだな。昔のお前の闘気そのものだ」
「それはそうですが……少しプラプラと出歩きすぎじゃないですか?あんたこの国の皇帝ですよ?」
「ふふ、一介の冒険者でもある。それに此度の戦い、相手はあの死霊王だ。どんなに入念に準備した所で、万全過ぎるという事は無い」
それは確かにアルベルトの言う通りだと誰もが思った。昨日、空一面に現れた死霊王の姿を見て、そして声を聞いて、とても人智の及ぶ相手では無いと誰もが絶望した。
そんな化物相手に、クローバー以下五組のパーティが討伐に行くのだ。出発まで残り少ない日数、どんなに準備をしても足りないくらいだ。
「それにな、此度の戦いが終わった後は息子のファレナスに皇帝の座を譲ろうと思っている」
再びざわめき立つギルドホール内。いきなり飛び出したアルベルトの爆弾発言に、誰もが口々に声を掛け合う。
「お父様……それ本当なのですか!?」
中でも一番驚いているのは娘のリズだ。父アルベルトはまだ四十代、皇帝を退くには早過ぎるし、まだ二十歳の兄ファレナスが皇帝になるのも早過ぎる。
「うむ。既にファレナスとメルティーナの婚礼の義も準備に入っている。無事に全てを終えた暁には、新たな皇帝と皇后の誕生よ」
「メルテお姉様が……」
それはメルティーナの妹であるエストにとっても衝撃的な話だった。もちろん二人は婚約しているので、いつかは結婚するというのは理解していたが、まさかその日がこんなに早く訪れようとしているとは、正直思ってもいなかったというのが本音だ。
「この話はここまでだ。レイナ、アルダー、すぐに行けるな?」
「はい!問題ありません!」
「陛下、何日ぐらいの狩りになりますか?」
「ふむ……出発はアイリの提案で半月後、ならばせいぜい十日ほどの狩りになろう」
十日。この十日のうちにアルベルトは少しでも十五年のブランクを、オルガノフは身体の感覚を取り戻さなければならず、レイナとアルダーは一つでも二つでもレベルを上げなければならない。
「討伐に参加する他のAランクパーティはどうした?」
「既に皆、修行に旅立ってます。ツヴァイフェッターなど昨夜のうちに出発してます」
マディアスからの返答を聞き、口角を釣り上げるアルベルト。やはりAランク冒険者達というのは優秀だ。今自分達が何を最優先してやるべきなのかをしっかりと理解している。
だからこそ、今度は一転して申し訳なさそうな表情を浮かべ、愛莉に声を掛けた。
「すまぬな、本来ならお主もやりたい事があった筈が、魔車作りに忙殺させてしまった」
「あ、いいえ、大丈夫です」
クローバーの場合、今さら簡単にはレベルは上がらない。なので修行に行く意味はあまり無いので、仮に時間があったとしても持て余していたかもしれない。
「其方に頼まれた魔車の材料は、既に皇宮の中庭に用意させてある。いつでも好きな時に行って構わぬ」
「はい。ありがとうございます」
それぞれがそれぞれの役割がある。自分に与えられた役割は、魔車を一台でも多く完成させる事。
皆が頑張っているのだから、魔車が足りなくて討伐に参加出来ないパーティが一組も出ないように、愛莉は密かに気合いを入れ直すのだった。
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