献身の巫女 1~東の巫女編~

綾瀬 猫

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12.東の巫女 12※

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 初めて女性を抱いたのは13歳の誕生日だった。

 しかしそれは、エトワールが早熟だったからでも、ましてや相手の女性と恋愛の末にそうなった訳でも無い。

 侯爵家の嫡男であるエトワールは、幼い頃より帝王学を教え込まれて来た。それは心理学、経済学、語学などの他に、魔法学や剣術、馬術、上流貴族としての礼儀作法など多岐にわたる。
 そして自身が13歳の誕生日を迎えた日に実践して教わったのが、女性の抱き方。つまり”性教育”だった。

 相手は屋敷のメイド。もちろん経験済みの年上のメイドであり、元はとある伯爵家の三女だった美女。
 既に座学で教わっていた知識とメイドから教わる、文字通り手取り足取りの実践教育は、その日から二年間もの間、彼女が月のモノの時を除いて続いた。

 エトワールが貴族達のパーティー、所謂『社交界』にデビューしたのは僅か5歳の時。アデニュアール侯爵家の跡取りとして、他の貴族にお披露目のパーティーを大々的に開いたのが始まりだ。
 そしてその日からは、定期的に開かれる貴族達のパーティーで、着実に存在感を強めていったエトワール。だが、貴族のパーティーという華やかな表舞台とは別に、力のある貴族の子息が15歳になると、暗黙の了解で別の舞台が解禁される。


「エトワール様……今宵の相手は是非わたくしを………」


 一人の貴族令嬢とパーティーを抜け出し、予め用意されていた部屋へと入るエトワールと貴族令嬢。
 それは通称『裏の社交界』と呼ばれ、その舞台はアデニュアール家の豪華な屋敷の一室に置かれた、大きなベッドの上。

 そう、他の貴族達は、より力のある貴族家の長男や、時には次男などを相手に、自らの令嬢を裏の社交界へと差し出すのだ。
 それは下級貴族の男爵家や子爵家、上級貴族の伯爵家や、さらには同じ侯爵の爵位を持つ別の侯爵家までも含まれる。
 同じ侯爵であっても、都住まいで領土の持たない法衣貴族よりも、東地区の総領主としての地位と領土を与えられているアデニュアール侯爵家の方が、その権力は何倍も強大だ。だからどの貴族も、挙って自分の娘をエトワール相手に『裏社交界』へと差し出した。東地区の次期総領主であるエトワールと肉体関係を持つという事は、抱かれる貴族令嬢自身にとっても最高のステータスになるし、家同士の繋がりも強くなる。所謂『箔が付く』と言うやつである。


「あっ……あぁ、エトワール様ぁぁ……ッ!!



 13歳から始まったメイドとの実践教育が、ようやく花開いた瞬間だった。この日の為に、毎日メイドから女性の悦ばせ方を何度も学んだ。
 こうして、15歳で裏社交界デビューを果たしたエトワールは、現在までに数多くの貴族令嬢を抱いて来た。とは言え、エトワール自身が人一倍性欲旺盛かと言われれば、決してそんな事は無い。
 エトワールにとっては次期当主としての義務みたいなもので、別にエトワールが望んで令嬢達を抱いている訳では無い。
 なので当然、抱いた相手に恋愛感情を抱いた事など一度も無いし、極度に興奮した事も無い。だがーーーーー


「………………」


 今から自分が抱こうとしている目の前の少女は、今まで自分が見て来たどんなに美しい貴族令嬢でも霞んでしまう程の、圧倒的な美少女だった。
 今でもその細い腕で自分の目元を隠して、全身で恥じらうその姿は、かつてエトワールが見た事の無い女性の反応だ。
 当然だが裏社交界でエトワールが抱いて来た令嬢達は皆、自ら進んで抱かれに来た女性達だ。なので恥じらう”演技”をする女性は居たが、こうして本当に恥じらう女性は初めて目の当たりにしたのだ。

 今しがた自分の手で開いた、恥じらう美少女の細くて白い足。エトワールの視線は今、その開いた足の中央部分に釘付けだった。
 ふっくらとした綺麗な大陰唇。ピッタリと閉じた小陰唇。色素沈着など一切無く、鮮やかな薄桃色。かつてここまで綺麗な女性器を見た事が無い。
 あまりじっくり見るなどして、相手の女性に恥をかかせるものではありませんとは、エトワールにセックスという行為を実践して教えてくれたメイドの言葉だ。だがそんな言葉など忘れてしまう程に、エトワールはミリリアの性器ヴァギナを凝視した。


「やめ……み、見ないで……」


 ミリリアの身体が、小刻みに震えている。きっと恥ずかしくて仕方無いのだ。恥ずかしくて恥ずかしくて、消えてしまいたい程に恥ずかしいのだろう。そう思った瞬間、エトワールの全身がゾクゾクッと震える。
 
 何だこの感情は。今までこんなに気持ちが昂った事などあっただろうか。
 美しい顔、美しい身体、男性経験の無い、庶民の女性。
 震える華奢な身体、微かに聞こえてくる小さくも荒い息づかい。本気で恥じらうその姿。

 これは愉悦だ。一糸纏わずに羞恥で全身を震わせているミリリアを見て、愉悦が込み上げて来たのだと悟る。
 そして今まで経験した事の無い程の激しい興奮。今までどんなに美しい令嬢の裸を見ても、どんなに肌を重ねても、これほどの興奮を覚えた事など一度も無い。なのに今、人生で最大の興奮が込み上げている。
 その証拠に、下着の中では自分のモノが猛々しく怒張している。いつの間にか最大に膨張した男性自身は、狭い下着の中で行き場を失くしてドクンドクンッと脈打っている。

 まだ胸の愛撫をして、全身を見ただけだ。いつもなら、その程度でこんなに硬くなどならないのに、今に限ってはこの有様だ。
 これは『英雄』と『巫女』だから?それとも別の理由があるのだろうか。


「凄く……綺麗だよミリリア」
「や……ぁ……お、お願いです……もう……見ないでくださ……」
「すまない……それは……」


 出来ない。

 もっと見たい。ミリリアが恥ずかしがる姿をもっと見たい。もっと、ミリリアの大事な所を見たい。誰にも見せた事の無い、ミリリアの全てを見たい。

 足を開く為に掴んでいたミリリアの膝から一度手を離し、今度はその両手を太ももに添える。そして更に少し足を開くと、エトワールはゆっくりとソコに顔を近づけた。


「やめ……離れてくだ……」


 ミリリアの小さな声が耳に届いている筈だが、それよりも興奮が勝ってしまっているエトワールの耳には入らない。
 すぐ目の前にはミリリアの綺麗な性器ヴァギナ。しかしまだ貝口はピッタリと閉じ、中は見えない。
 
 だがこの時点で見えているモノもある。白磁のように白い肌と同じく、ふっくらとしていて綺麗な白色の大陰唇。その奥にピッタリと閉じた小陰唇があり、上部にある少しだけ窪んだ部分に柔らかな皮に包まれながらも、僅かに顔を覗かせる小さな突起。
 周りの白い肌の中において、ソコだけほのかな桜色に染まり、一際その存在を主張している。

 ソコは女性器の中でも主に”快感”のみを身体の主にもたらす性的機関。女性にとって、膣内と並んでもっとも他人に見られるのが恥ずかしその場所は、陰核クリトリス
 その陰核クリトリスは、誰も、ミリリア本人でさえも触れた事の無い肉芽は、まるで幼子のように小さくて綺麗だった。
 多少なりとも男性経験や、或いは自慰行為の経験のある女性であれば、ソコは必ず触れたり触れられたりする機関。
 そして不思議な事に、ソコは刺激すればするほど成長し、小さかった小豆がいつの間にか大きな大豆へと大きさを変えるのだ。

 つまり、現在エトワールの視界に映るのは、ピッタリと閉じた陰唇と、その陰唇の上部から僅かに顔を覗かせた陰核クリトリス。もちろん、自慰行為すらした事の無いミリリア本人は、陰核クリトリスの存在すら知らない。
 だからソコが、女性にとっては他人に見られて最も恥ずかしい部位の一つである事など意識すらしていないのだ。

 だが、女性経験の豊富なエトワールは違う。世界でも指折りであろう美少女のミリリア、そのミリリアの一番大事な場所であろう陰核クリトリスを前にして、今まで感じた事の無い程の興奮は、更に高まってゆく。
 まるで、催眠にでも掛かったようにその小さな肉芽に誘われ、ゆっくりと顔を近づける。
 クンニリズムは本来、あまり好きでは無い。女性の愛液で口元はベタベタになるし、その女性にもよるが、中には臭いがキツい女性も居て、好き好んで口にしたいとは思わない。

 だが、この時だけは、自分の意志で顔を近づけた。もちろん、その甘美であろう蜜を味わう為に。
 そしてその頃には、エトワールの下着の中で痛い程に膨張した男性自身の先端から、ベトベトとした先走りの汁が後から後からとめど無く溢れて来ていたーーーーー

    
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