【R18】女騎士ゆきの憂鬱

牧村燈

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第5章 女騎士とクーデター

5-1 指揮官交替

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 計り知れない労力と多額の資金を投じて作り上げた二千人の包囲網が、あっけなく突破されてしまった。しかも、あちらもこちらも損害はゼロ。つまり戦っていない。

「ふざけるな!」

 ジャッカルの怒りももっともだったが、物量に任せただけのあまりにも酷い戦略に、マラダイは失笑するよりなかった。

 会場内のナカの妄想拷問も、本来は効果の範囲が限られていたはずのものを、自分たちで綿密に張り巡らせたモニターシステムが会場内全員にその効力を行き渡らせる助けになっていた。

 メインの出口以外を封鎖して一箇所にしてしまえば、二千人の兵で会場を取り巻く必要などなかったはずだ。大体金で集めた有象無象など、どれほど鎧兜を着飾ったところでこけおどしに過ぎない。あの状況で一目でそれを見破ったゆきたちの冷静さも侮れないが、たかだか5人の生捕りに、これほどの仕掛けを投じてこのザマとは、マラダイはジャッカルの底が割れたことを確信した。

 ジャッカルは現世への捜索隊の編成と、新宿を根白にする半グレ組織ブラックビースト(BB)への協力要請を急がせている。

 まだそんなことを。とても見ておれぬ。これ以上の行き過ぎは現世まで混乱に巻き込みかねず、何よりゆきを無傷で私の元に届けてくれそうもな期待感はゼロだ。そう考えたマラダイは、ジャッカルにこの後の指揮を自分に任せるように申し出た。

「ジャッカル新国王殿、これ以上の深追いは、更なる損失の垂れ流しになりかねませぬ。女騎士のことは私にお任せくださいませんか。私は女騎士をいただければ他に用はありません。元国王とアン王女は貴殿の好きにされれば良い」

「ほう、そのような無礼を私に向かって吐くからには相応のお覚悟はあるのでしょうな、マラダイ王子」

「差し出がましいとは思いますが、ジャッカル新国王殿、いや正式には次期国王殿ですな。まだ即位もされていない貴殿に無礼を言われる筋合いはありませんよ」

「くうーっ、実に可愛げのない王子殿だ。ならばその大言壮語を有言実行していただこう」

「かしこまりました、次期国王殿」

 どす黒い火花の散る会話を経て、指揮権はジャッカルからマラダイに移った。マラダイはまず二千人の兵に向けて、ゆきのパーティの一人で唯一現世に逃げていないナマの捜索を命じた。

 ナマはたちまち発見された。ゴミ捨て場で子猫とじゃれていたという。連れ去ろうとすると抵抗したが、猫と一緒だと言うと嬉しそうについて来た。なんの苦労もなく収監されたと報告があった。

 マラダイはこれをもって二千人の兵の任を解きを解散させた。兵に飯を食わせ、一晩休ませるだけで、多額の資金を要する。戦いもないのに必要以上の傭兵を雇うことほどの無駄はないのだ。

 次にマラダイは、現世のゆきの元にメッセージを送った。居場所は知れずとも、現世のマスコミやネットを使えば、伝わらないはずはない。探す必要などないのだ、餌を見せておびき出せば良い。その為のナマだった。

 マラダイは、主役の奪われ公開凌辱会が継続出来ない代わりに、出場者たちにその滾る精気を向ける先を提供したのだ。つまりナマの凌辱である。無論、ルールなどない。

 突然80人以上の男たちに囲まれた。例えナマが正気であったとしても、抵抗出来る状態ではなかった。ナマはただ、茫然とされるがままだった。

 先陣は第1クールの生き残りが務めた。たちまちナマは赤い拘束テープで後ろ手に固定され、脚は膝を曲げた状態で両脚を大きく広げられて固定されてしまう。

 下着も容赦なく剥ぎ取られた。ナマのあそこは無毛だった。まだ十代の、開発など全くされていない清楚な割れ目が完全に露出し、男たちの卑しい目に晒された。陰唇の肉片すらはみ出していないその縦筋を何本もの無遠慮な指が無理やりにこじ開ける。

 プフアという小さな音。同時に、辺りに初々しくも、艶かしい匂いが立ち込めた。男たちの唾を飲み込む音が木霊する。露わになったナマの秘唇の奥には、薄いピンク色の肉襞が透明な清水に濡れていた。それはまるでコスモスの花びらのように可憐で儚く見えた。

 ナマの身体にまとわりつく何本もの指。髪の毛に、耳に、唇に。そして乳房に。ナマの乳房は決して大きくはなかったが、しっかりと実の詰まったCカップで、硬くなった乳首が上向きに佇んでいた。男好きのする胸と言って良いだろう。色素が薄く透明感のあるピンク色はやはりコスモスを思わせた。

 乳首が掴まれ、捻るような刺激を与えられた。それまで茫然とされるがままだったナマが、苦悶の表情で初めて声を漏らした。

「ぐうああ、あああっ」

 その反応が男たちのペニスを一段と硬くする。第1クールの最功労者、6番の男マッシュは、ナマの広げられた両脚の間の特等席にいた。汚れなきナマの秘唇をプフアと広げたのもやはりこの男だった。最初に声を出させるところは譲ったが、いかせるのは俺だとばかりに、手にした電動マッサージ器でナマの敏感な部分への攻撃を始める。

「うぐっ、ああぐっ、ふう、ふう」

 声にならない苦しげな喘ぎ声を漏らす唇を、14番が塞いだ。アン王女を癒したフェミニストは、やはりこの狂乱の場においても優男の本領を忘れない。

 公開凌辱陵辱会で存在感を見せた男たちの活躍が目立っていた。乳首を捻ってナマに声を出させたのもマッシュタックルの恩恵で役得した小柄な8の男だった。小柄ゆえの位地取りの賜物。この男には妙なツキがある。

 アン王女の耳を愛撫して初めて声を出させた10の男は、やはりナマの耳にまとわりついていた。ナマの耳は、敏感だったアン王女よりは耐性があるようだ。10は舌先を耳の奥深くまで差し入れる。

「あああっ、やだ、やだーっ」

 あらゆる攻撃が繰り広げられている最中ではあったが、激しく首を振って逃れようとするナマの反応に、10は自分の舌がナマの耳の琴線に触れたことを確信した。

 ほぼ同じ時、太ももから陰唇の周囲を丹念にほぐしていたマッシュの電マが、ナマのクリトリスを捉えた。

「ぐううわあああ、あっ、あああっ」

 腰で飛び跳ねるような激しく反応を見せたナマを三人掛かりで押さえつけ、マッシュは電マの振動を最強レベルに上げた。

「やだーっ、やめろー、やだ、やめて、やめてやめ、やあああああっ」

 ナマの秘唇の奥から透明な液体がトロリと流れ出した。

「ああ、もう、も、もう、ああ、だめえぇぇ」

 その滴りが陰唇から太ももに流れ着く前に、ナマの局部は我慢しきれずにその緊張を緩め、複雑に絡み合った液体の束を噴き出してしまった。虹のような曲線を描いた潮が、床に大きな水溜りを作る。

 してやったりのマッシュの顔は、まるでアスリートの様に爽やかだった。

(続く)
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