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32話 残酷な世界だから
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俺は草むらの中に腕を突っ込む。
すると鋭い牙が、俺の指に噛み付く。
「痛い!」
俺は涙を浮かべた。
そんなの当たり前で、指を噛まれてしまったのだ。
「ヒジリさん!」
「ヒジリ様!?」
「大丈夫大丈夫。見つけたのは、これだよ」
俺は安心した顔を向けると、踵を返した。
体の正面をラウリィとクーリエに見せると、指に噛み付いている生き物を見せ付けた。
「へ、蛇ですか?」
「うん、蛇だよ」
俺の指に噛み付いた犯人。それはモンスターでない、極々普通の蛇だった。
しかも毒もなければ噛む力も弱い。
尻尾を掴んで引っ張ると、甘噛みレベルで軽く外れた。
「ちっちゃいね、まだ子供かな?」
「そんなことはどうでもいいですよ。それよりヒジリ様、お怪我はございませんか?」
「無いよ。全然無い」
俺はクーリエの顔が怖かった。
ズケズケと近付いてきて、俺の手を握る。
指をジッと見つめると、何だか視線と口の動きが合わない。
「本当に大丈夫でしょうか?」
「もちろん、全然大丈夫」
「本当に本当にでしょうか?」
「くどいけど、大丈夫。それよりなに、クーリエは俺に怪我をして欲しかった?」
俺はクーリエに訊ねる。
するとクーリエは血相を変えた。
何だか疑わしいが、実際はその真逆。
クーリエは俺のことをひたすらに心配していたのだ。それこそ、俺が自分を蔑ろにしていないのに、蔑ろにしていると、被害妄想を立てるくらいだ。
「とんでもございません。私は、ヒジリ様の身を案じたまでのことにございます。もしも鬱陶しいと思われたのであれば、どんな罰でも受ける所存です」
「なに、Mなの?」
「Mとはなんでしょうか?」
「あー、ごめん。やっぱ無しで、クーリエは俺のことを心配してくれてるんだよね。うん、そういう事にしておこうか」
俺は面倒な事になる前に、自分から言葉を切った。
話題を変える事で、SM論争から離脱する。
何とか知らずにいてくれたらクーリエだったので救われると、俺は蛇を逃がしてあげる。
「今度は捕まらないようにね」
蛇は俺の手から離れると、そそくさとニョロニョロ動いて草むらの中に消える。
一瞬で溶け込むと、姿形も見えない。
一安心したつもりだったが、同時に逃げ出そうとしていた盗賊の男性を睨む。
「で、逃げようとしてたけど?」
「ひゃっ、その、あれだ。俺もビビっちまって」
「ビビるのは全然いいよ。でもさ、そんな草むらの近くに寄られると危ない……はっ!?」
俺は盗賊の男性が草むらに寄っていたのに気が付いた。
しかも先程よりも密集している。
何が潜んでいるかも分からず、俺は手を伸ばした。
その瞬間、俺とクーリエの間にゾクリとする鈍い感触が走る。
「そっちはダメ!」
「はっ、俺を騙そうたって、そうは行かねぇぞ!」
「そうじゃなくて、そっちは……」
俺は切羽詰まった様子で声を荒げる。
しかしいくら近付こうにも、男性は拒む。
距離を取り、俺を避けると、背中が草むらに触れた。
その瞬間、草むらが異常な程揺れ出し、鋭い爪と牙がお目見えする。
「ガォォォォォォォォォォォ!」
「うっ、うわぁ、な、なんだなんだ!?」
草むらから飛び出した鋭い牙と爪。
逃がさないように男性のことを捉えると、草むらの中に引き摺り込もうとする。
「や、辞めろ! 辞めてくれぇ!」
「動くなよ。クーリエ!」
「はい。【固有魔法:精霊使役】」
クーリエに頼んで精霊を呼んで貰う。
男性を助け出すためには、俺では距離があった。
それでも剣を伸ばして攻撃しようとすると、どれも間に合わず、男性は鋭い爪に引き裂かれ、草むらの中に引き摺り込まれた。
「クーリエ!」
「シルフ、お願いしますね」
クーリエは風の精霊に頼んだ。
すると目の前の草むらが激しく揺れる。
今にも吹き飛びそうで、否、吹き飛ばそうとしたいが、まるで吹き飛ばない。
「それなら、それゃ!」
俺は危険を顧みず、剣を突き付ける。
縦方向に鋭い一撃を加えると、強化された体のおかげが、とんでもないパワーを発揮。
クーリエとシルフのおかげもあり、草むらを完全に破壊した。すると、浮かび上がる光景に青ざめる。
「はっ!」
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁ!!!」
ラウリィが絶叫した。
そんなの当たり前で、俺も腰が抜けそうになる。
草むらの中から得られたのは、巨大な虎のモンスターが、男性の体を貪る。まさに食事の瞬間で、男性の口が微かに動いていた。
「た、す、け……て」
口は助けを求めていた。
しかし助けるよりも早く、男性の頭がモンスターによって潰される。
バクリと音と血飛沫を上げ、俺達の前から姿を消す。
一瞬にして刈り取られてしまった命に絶句する中、頬にベッタリと残る、生暖かい血を俺は指で撫で、ことの重大さを思い知らされた。今の目の前に居るモンスターは、野放しには出来ないのだ。
「くっ、クーリエ、ラウリィを連れて下がって!」
「しかし、ヒジリ様は!?」
「俺のことはいいから。メンタルがヤバそうなラウリィを連れて。早く!」
「……畏まりました」
ここで戦うのは俺一人でいい。
クーリエにはラウリィのことを頼む。
急いで離れて貰い、ショッキング光景から遠ざかって貰うのだ。
「あっ、あ、あ、あ、ひ、ヒジリ、さん」
「大丈夫、ラウリィ。すぐに終わらせるから」
「ひ、ひ、ヒジリさん、まで、そ、んなのは嫌です!」
「大丈夫。俺は、死なないから」
それだけは約束ができる。
どのみち俺が死んでも、俺は元の世界で生き返る。
とは言え、それは今じゃ無い。
俺は負ける気はなく、剣を握り締めると、クーリエに叫んだ。
「早く行って!」
「はい。ヒジリ様、そのモンスターはミッシング・タイガです。どうか、お気を付けて」
「情報、じゃ無いけどありがとう。それじゃあ、殺すよ?」
俺は謎のモンスターを前にして堂々としていた。
しかしその目は自分言うのもなんだが怖い。
ミッシング・タイガを睨み付けると、俺は残酷な光景を目の当たりにして、戦闘に入るのだった。
すると鋭い牙が、俺の指に噛み付く。
「痛い!」
俺は涙を浮かべた。
そんなの当たり前で、指を噛まれてしまったのだ。
「ヒジリさん!」
「ヒジリ様!?」
「大丈夫大丈夫。見つけたのは、これだよ」
俺は安心した顔を向けると、踵を返した。
体の正面をラウリィとクーリエに見せると、指に噛み付いている生き物を見せ付けた。
「へ、蛇ですか?」
「うん、蛇だよ」
俺の指に噛み付いた犯人。それはモンスターでない、極々普通の蛇だった。
しかも毒もなければ噛む力も弱い。
尻尾を掴んで引っ張ると、甘噛みレベルで軽く外れた。
「ちっちゃいね、まだ子供かな?」
「そんなことはどうでもいいですよ。それよりヒジリ様、お怪我はございませんか?」
「無いよ。全然無い」
俺はクーリエの顔が怖かった。
ズケズケと近付いてきて、俺の手を握る。
指をジッと見つめると、何だか視線と口の動きが合わない。
「本当に大丈夫でしょうか?」
「もちろん、全然大丈夫」
「本当に本当にでしょうか?」
「くどいけど、大丈夫。それよりなに、クーリエは俺に怪我をして欲しかった?」
俺はクーリエに訊ねる。
するとクーリエは血相を変えた。
何だか疑わしいが、実際はその真逆。
クーリエは俺のことをひたすらに心配していたのだ。それこそ、俺が自分を蔑ろにしていないのに、蔑ろにしていると、被害妄想を立てるくらいだ。
「とんでもございません。私は、ヒジリ様の身を案じたまでのことにございます。もしも鬱陶しいと思われたのであれば、どんな罰でも受ける所存です」
「なに、Mなの?」
「Mとはなんでしょうか?」
「あー、ごめん。やっぱ無しで、クーリエは俺のことを心配してくれてるんだよね。うん、そういう事にしておこうか」
俺は面倒な事になる前に、自分から言葉を切った。
話題を変える事で、SM論争から離脱する。
何とか知らずにいてくれたらクーリエだったので救われると、俺は蛇を逃がしてあげる。
「今度は捕まらないようにね」
蛇は俺の手から離れると、そそくさとニョロニョロ動いて草むらの中に消える。
一瞬で溶け込むと、姿形も見えない。
一安心したつもりだったが、同時に逃げ出そうとしていた盗賊の男性を睨む。
「で、逃げようとしてたけど?」
「ひゃっ、その、あれだ。俺もビビっちまって」
「ビビるのは全然いいよ。でもさ、そんな草むらの近くに寄られると危ない……はっ!?」
俺は盗賊の男性が草むらに寄っていたのに気が付いた。
しかも先程よりも密集している。
何が潜んでいるかも分からず、俺は手を伸ばした。
その瞬間、俺とクーリエの間にゾクリとする鈍い感触が走る。
「そっちはダメ!」
「はっ、俺を騙そうたって、そうは行かねぇぞ!」
「そうじゃなくて、そっちは……」
俺は切羽詰まった様子で声を荒げる。
しかしいくら近付こうにも、男性は拒む。
距離を取り、俺を避けると、背中が草むらに触れた。
その瞬間、草むらが異常な程揺れ出し、鋭い爪と牙がお目見えする。
「ガォォォォォォォォォォォ!」
「うっ、うわぁ、な、なんだなんだ!?」
草むらから飛び出した鋭い牙と爪。
逃がさないように男性のことを捉えると、草むらの中に引き摺り込もうとする。
「や、辞めろ! 辞めてくれぇ!」
「動くなよ。クーリエ!」
「はい。【固有魔法:精霊使役】」
クーリエに頼んで精霊を呼んで貰う。
男性を助け出すためには、俺では距離があった。
それでも剣を伸ばして攻撃しようとすると、どれも間に合わず、男性は鋭い爪に引き裂かれ、草むらの中に引き摺り込まれた。
「クーリエ!」
「シルフ、お願いしますね」
クーリエは風の精霊に頼んだ。
すると目の前の草むらが激しく揺れる。
今にも吹き飛びそうで、否、吹き飛ばそうとしたいが、まるで吹き飛ばない。
「それなら、それゃ!」
俺は危険を顧みず、剣を突き付ける。
縦方向に鋭い一撃を加えると、強化された体のおかげが、とんでもないパワーを発揮。
クーリエとシルフのおかげもあり、草むらを完全に破壊した。すると、浮かび上がる光景に青ざめる。
「はっ!」
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁ!!!」
ラウリィが絶叫した。
そんなの当たり前で、俺も腰が抜けそうになる。
草むらの中から得られたのは、巨大な虎のモンスターが、男性の体を貪る。まさに食事の瞬間で、男性の口が微かに動いていた。
「た、す、け……て」
口は助けを求めていた。
しかし助けるよりも早く、男性の頭がモンスターによって潰される。
バクリと音と血飛沫を上げ、俺達の前から姿を消す。
一瞬にして刈り取られてしまった命に絶句する中、頬にベッタリと残る、生暖かい血を俺は指で撫で、ことの重大さを思い知らされた。今の目の前に居るモンスターは、野放しには出来ないのだ。
「くっ、クーリエ、ラウリィを連れて下がって!」
「しかし、ヒジリ様は!?」
「俺のことはいいから。メンタルがヤバそうなラウリィを連れて。早く!」
「……畏まりました」
ここで戦うのは俺一人でいい。
クーリエにはラウリィのことを頼む。
急いで離れて貰い、ショッキング光景から遠ざかって貰うのだ。
「あっ、あ、あ、あ、ひ、ヒジリ、さん」
「大丈夫、ラウリィ。すぐに終わらせるから」
「ひ、ひ、ヒジリさん、まで、そ、んなのは嫌です!」
「大丈夫。俺は、死なないから」
それだけは約束ができる。
どのみち俺が死んでも、俺は元の世界で生き返る。
とは言え、それは今じゃ無い。
俺は負ける気はなく、剣を握り締めると、クーリエに叫んだ。
「早く行って!」
「はい。ヒジリ様、そのモンスターはミッシング・タイガです。どうか、お気を付けて」
「情報、じゃ無いけどありがとう。それじゃあ、殺すよ?」
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