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フェンリル編
684.凍てつく世界
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「セカイヨコオリツケ、《モニメーノ・エダ―フォース》」
フェンリルがそう発すると、言霊になった。
大気中の魔素に干渉し、魔力が暴れ出す。
まるでフェンリルに応えるように、世界は一瞬で変貌した。
ブォ―――――ン! ヒューヒュルルル~!! ギュォ―――――ン!!!
「吹雪? これがフェンリルの魔法?」
突然気温が一気に下がった。
-の世界に変ってしまうと、地面の色は赤茶色から蒼白色に染まっていた。
大量の雪が降り積もり、氷塊が立体物を形成している。
全てを凍えさせてしまう絶対零度の猛吹雪が、荒れ狂う風を伴って、ルカを襲う。
「コノセカイハワタシノセカイ。イテツキ、モダエ、ソノスベテヲトウケツサセル。カラダハマタタクマニウゴキヲトメ、コノセカイノイチブニナル」
「この世界の一部……立体物ってことだね」
《モニメーノ・エダ―フォース》、つまりは永久凍土だ。思った以上に強力な魔法だ。
世界の干渉し、ある空間一帯を捻じ曲げてしまう。
猛烈な寒さに大抵の生物は息絶え、氷塊に変ってしまう。
それこそ、無造作な立体物や、形作られた造形物のように、その場に取り残されるのだろう。
「マホウツカイヲカタルニンゲン、マホウノオソロシサヲシルガイイ!」
猛吹雪を前に、一歩も動くことができない。
ルカは顔を腕で覆って荒れ狂う雪嵐を耐える。
血流が動くのを止め、体が凍結し、指の先から凍傷を発症。
体が凍り付く前に、死んでしまいそうな環境、まさしく永久凍土に相応しかった。
「うっ、寒い……このままじゃ」
「アキラルコトデス、ニンゲン。コレガセメテモノナサケ」
急にフェンリルの口調が優しくなった。
ルカは顔を上げると、フェンリルなりの気遣い。
否、ここまで耐えたルカに掛ける情けだった。
「イテツクセカイデ、ワタシイガイガタッテイルコトハデキナイ」
随分と自信満々だった。
フェンリルがそう豪語するのは理由がある。
もちろん明白で、猛吹雪の中、水蒸気が魔力に当てられ凍り付いてしまう世界だ。
人間が平然と生きて行ける環境ではない。ルカも認知している。
「確かに、寒いね」
「ジキニオマエモコオリツク」
それでもフェンリルの想像を超えていたルカ。
一瞬にして凍結するかと思えば、そんなことは無い。
何故か凍てつく世界の影響下で凍らずに堪えて見せると、フェンリルは不気味さを覚える。
「ううっ、寒い……」
「ナゼダ。ナゼコオラナイノデスカ!」
ルカは鼻水を垂らすこともない。
口では「寒い」と言っているが、決してそんなことは無い。
白い雪を浴び、霜焼けになってしまいそうな程、雪を被るが動じなかった。
明らかに普通ではない魔法使いに、フェンリルは恐怖する。
「確かに寒いよ、冷たいよ。でもね、それだけかな?」
ルカは軽く一蹴してしまった。
パチンと指を鳴らすと、瞬く間に氷が支配する、凍てつく世界は終わった。
唐突に何の前触れもなく吹雪は止み、氷は解け、白と蒼が共存する世界は終了した。
「ワタシノマホウガトカレタ」
フェンリルは渾身の魔法をルカにアッサリと解かれてしまった。
まるで最初から何も起きなかったみたいに、破片の一つも残らない。
剥き出しの大地が広がるだけで、フェンリルの想い描く世界は、何処にも無かった。
「魔法には相性があるんだよ。フェンリル、いい線は言ってたけど、私の方に分があったね」
魔法には当然相性があった。
有利不利は明確には定められていないけれど、火は風を受けてより一層燃え上がる。水は荒れ狂う火を鎮める。氷は炎に溶かされ、水に返り、水は土に栄養を与える。
自然の流れを熟知していれば、魔法や魔術の相性は一発で理解できる。
今回の場合、ルカの時空を操る魔法に対し、氷で造形された凍てつく“世界”は相性が悪かった。ただそれだけの話だ。
ルカは少し上から目線で説いた。
それが気に食わなかったのか、フェンリルは怒る。
もちろん、誰が如何見ても、ルカの落ち度だ。
「ナメルナマホウツカイヲカタルニンゲンガ!」
「だから本当なんだけどな……」
これだけのことをしたのに、フェンリルはまだ魔法使いだと認めてくれない。
強情だなと思いつつ、ルカは少し間を置いた。
一定の間合いで睨み合いを続けるも、ルカはまず、素晴らしい魔法を見せてくれたことに感謝する。
「それにしても、いい魔法だよね?」
「イマサラナンダ。ナニヲイイタイノデス」
「いや、まぁね……」
ルカはフェンリルの魔法を褒めた。
フェンリルは当然のことなので気に食わないらしい。
ルカも言葉を間違えたと思いつつ、出てくる言葉をそのまま発する。
「まさかこれだけの魔法を見せて貰えるなんてね」
ルカは飄々とした態度だった。
常に余裕が感じられる言動。
今となっては、フェンリルの繰り出した渾身の魔法さえ、窘めてしまっている。
圧倒的な実力の差。
例え幻獣であったとしても、それは変わらない。
ルカはニコッと笑みを浮かべ、フェンリルを怯えさせる。
「バケモノデスネ」
「化物? 心外だな」
フェンリルの見立ては正しかった。
ルカの実力は、フェンリルの目線でも化物。
魔法使いからも逸脱しており、「ガルル」と牙を剥き出す。
もちろんルカにとって、あまりにも心外だった。
自分の何所が化物なのか。まるで分かっていない。
冷たく殺気のこもった言葉を吐き掛けると、フェンリルを睨む。
とは言え、ルカもそれ以上のことは言わない。
確かに化物じみた強さかもしれない。
自分のことをそう落とし込むも、納得はできなかった。
「とは言え、これだけ本気で戦ってくれたんだ。私も、少しは本気を見せないとね」
ここまでルカはフェンリルに付き合っていただけ。
単なる遊びでしかなく、寧ろここからが本番。
あり得ない程の脅威が目の前に立ち、フェンリルは威嚇する。
「ホンキデスト?」
「もちろんここからが本気だよ……ほんの少しだけね」
ルカはニヤッと笑みを浮かべ直す。
人差し指を唇に添わせ、フェンリルを見つめた。
「さぁ、やろうか」
「ガルル……」
ルカは殺気のこもる言葉を放つ。
言葉だけで相手を委縮させ、制圧する。
それができればどれだけ楽だったか。
フェンリルはそんなルカの思惑とは裏腹に、喉を震わせ威嚇する。否、怯えている。
「そんなに怯えなくてもいいのに……あれ?」
ルカはポリポリと頬を掻いた。
怯える必要も、警戒する必要もない。
ルカはそこまで本気を出す気はないのにと思ったのも束の間。
急にフェンリルの脚が震え出し、パタリと地面に倒れ、横たわった。
「何故急に倒れて……大丈夫かい? フェンリル」
ルカは急いでフェンリルの下に駆け寄った。
一体何が起きたのか。まさか、今になって傷口が開いたのか?
ルカは気が付いていた。フェンリルが相当弱っていたことに。
もしかすると本気を出そうとしたせいで、傷口が開いたのかもしれない。
色んな憶測が推測に変わると、ルカは治療することにした。
フェンリルがそう発すると、言霊になった。
大気中の魔素に干渉し、魔力が暴れ出す。
まるでフェンリルに応えるように、世界は一瞬で変貌した。
ブォ―――――ン! ヒューヒュルルル~!! ギュォ―――――ン!!!
「吹雪? これがフェンリルの魔法?」
突然気温が一気に下がった。
-の世界に変ってしまうと、地面の色は赤茶色から蒼白色に染まっていた。
大量の雪が降り積もり、氷塊が立体物を形成している。
全てを凍えさせてしまう絶対零度の猛吹雪が、荒れ狂う風を伴って、ルカを襲う。
「コノセカイハワタシノセカイ。イテツキ、モダエ、ソノスベテヲトウケツサセル。カラダハマタタクマニウゴキヲトメ、コノセカイノイチブニナル」
「この世界の一部……立体物ってことだね」
《モニメーノ・エダ―フォース》、つまりは永久凍土だ。思った以上に強力な魔法だ。
世界の干渉し、ある空間一帯を捻じ曲げてしまう。
猛烈な寒さに大抵の生物は息絶え、氷塊に変ってしまう。
それこそ、無造作な立体物や、形作られた造形物のように、その場に取り残されるのだろう。
「マホウツカイヲカタルニンゲン、マホウノオソロシサヲシルガイイ!」
猛吹雪を前に、一歩も動くことができない。
ルカは顔を腕で覆って荒れ狂う雪嵐を耐える。
血流が動くのを止め、体が凍結し、指の先から凍傷を発症。
体が凍り付く前に、死んでしまいそうな環境、まさしく永久凍土に相応しかった。
「うっ、寒い……このままじゃ」
「アキラルコトデス、ニンゲン。コレガセメテモノナサケ」
急にフェンリルの口調が優しくなった。
ルカは顔を上げると、フェンリルなりの気遣い。
否、ここまで耐えたルカに掛ける情けだった。
「イテツクセカイデ、ワタシイガイガタッテイルコトハデキナイ」
随分と自信満々だった。
フェンリルがそう豪語するのは理由がある。
もちろん明白で、猛吹雪の中、水蒸気が魔力に当てられ凍り付いてしまう世界だ。
人間が平然と生きて行ける環境ではない。ルカも認知している。
「確かに、寒いね」
「ジキニオマエモコオリツク」
それでもフェンリルの想像を超えていたルカ。
一瞬にして凍結するかと思えば、そんなことは無い。
何故か凍てつく世界の影響下で凍らずに堪えて見せると、フェンリルは不気味さを覚える。
「ううっ、寒い……」
「ナゼダ。ナゼコオラナイノデスカ!」
ルカは鼻水を垂らすこともない。
口では「寒い」と言っているが、決してそんなことは無い。
白い雪を浴び、霜焼けになってしまいそうな程、雪を被るが動じなかった。
明らかに普通ではない魔法使いに、フェンリルは恐怖する。
「確かに寒いよ、冷たいよ。でもね、それだけかな?」
ルカは軽く一蹴してしまった。
パチンと指を鳴らすと、瞬く間に氷が支配する、凍てつく世界は終わった。
唐突に何の前触れもなく吹雪は止み、氷は解け、白と蒼が共存する世界は終了した。
「ワタシノマホウガトカレタ」
フェンリルは渾身の魔法をルカにアッサリと解かれてしまった。
まるで最初から何も起きなかったみたいに、破片の一つも残らない。
剥き出しの大地が広がるだけで、フェンリルの想い描く世界は、何処にも無かった。
「魔法には相性があるんだよ。フェンリル、いい線は言ってたけど、私の方に分があったね」
魔法には当然相性があった。
有利不利は明確には定められていないけれど、火は風を受けてより一層燃え上がる。水は荒れ狂う火を鎮める。氷は炎に溶かされ、水に返り、水は土に栄養を与える。
自然の流れを熟知していれば、魔法や魔術の相性は一発で理解できる。
今回の場合、ルカの時空を操る魔法に対し、氷で造形された凍てつく“世界”は相性が悪かった。ただそれだけの話だ。
ルカは少し上から目線で説いた。
それが気に食わなかったのか、フェンリルは怒る。
もちろん、誰が如何見ても、ルカの落ち度だ。
「ナメルナマホウツカイヲカタルニンゲンガ!」
「だから本当なんだけどな……」
これだけのことをしたのに、フェンリルはまだ魔法使いだと認めてくれない。
強情だなと思いつつ、ルカは少し間を置いた。
一定の間合いで睨み合いを続けるも、ルカはまず、素晴らしい魔法を見せてくれたことに感謝する。
「それにしても、いい魔法だよね?」
「イマサラナンダ。ナニヲイイタイノデス」
「いや、まぁね……」
ルカはフェンリルの魔法を褒めた。
フェンリルは当然のことなので気に食わないらしい。
ルカも言葉を間違えたと思いつつ、出てくる言葉をそのまま発する。
「まさかこれだけの魔法を見せて貰えるなんてね」
ルカは飄々とした態度だった。
常に余裕が感じられる言動。
今となっては、フェンリルの繰り出した渾身の魔法さえ、窘めてしまっている。
圧倒的な実力の差。
例え幻獣であったとしても、それは変わらない。
ルカはニコッと笑みを浮かべ、フェンリルを怯えさせる。
「バケモノデスネ」
「化物? 心外だな」
フェンリルの見立ては正しかった。
ルカの実力は、フェンリルの目線でも化物。
魔法使いからも逸脱しており、「ガルル」と牙を剥き出す。
もちろんルカにとって、あまりにも心外だった。
自分の何所が化物なのか。まるで分かっていない。
冷たく殺気のこもった言葉を吐き掛けると、フェンリルを睨む。
とは言え、ルカもそれ以上のことは言わない。
確かに化物じみた強さかもしれない。
自分のことをそう落とし込むも、納得はできなかった。
「とは言え、これだけ本気で戦ってくれたんだ。私も、少しは本気を見せないとね」
ここまでルカはフェンリルに付き合っていただけ。
単なる遊びでしかなく、寧ろここからが本番。
あり得ない程の脅威が目の前に立ち、フェンリルは威嚇する。
「ホンキデスト?」
「もちろんここからが本気だよ……ほんの少しだけね」
ルカはニヤッと笑みを浮かべ直す。
人差し指を唇に添わせ、フェンリルを見つめた。
「さぁ、やろうか」
「ガルル……」
ルカは殺気のこもる言葉を放つ。
言葉だけで相手を委縮させ、制圧する。
それができればどれだけ楽だったか。
フェンリルはそんなルカの思惑とは裏腹に、喉を震わせ威嚇する。否、怯えている。
「そんなに怯えなくてもいいのに……あれ?」
ルカはポリポリと頬を掻いた。
怯える必要も、警戒する必要もない。
ルカはそこまで本気を出す気はないのにと思ったのも束の間。
急にフェンリルの脚が震え出し、パタリと地面に倒れ、横たわった。
「何故急に倒れて……大丈夫かい? フェンリル」
ルカは急いでフェンリルの下に駆け寄った。
一体何が起きたのか。まさか、今になって傷口が開いたのか?
ルカは気が付いていた。フェンリルが相当弱っていたことに。
もしかすると本気を出そうとしたせいで、傷口が開いたのかもしれない。
色んな憶測が推測に変わると、ルカは治療することにした。
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