1000年ぶりに目覚めた「永久の魔女」が最強すぎるので、現代魔術じゃ話にもならない件について

水定ゆう

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鉱石編

108.課外活動に行こう

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 ダリアは見事にクラスに打ち解けた。
 それから真っ直ぐルカの隣の席に座った。
 ルカは他にも席が空いているのにと思う中、嫌でもなかった。

「よろしくお願いしますね、ルカさん」
「うん。でも何だか近くない?」
「そんなことないですよ」
「いや、そんなことあると思うけど……まあいいや」

 ルカは表情を歪ませた。
 しかしいつもの平常心に戻ると、シルヴィアとライラックは項垂れた。

「ダリアって、本当にルカに懐いてるわね」
「ルカの剣ってことなんじゃない?」
「言えてるわ」

 別に剣なんていらないんだけど、ダリアが明るくなってくれてよかった。
 女王陛下からも、感謝されたルカはあまり悪い気になれなかった。
 と、そんな中、いつの間にか教壇にはニッカの姿はなかった。

「あ、あれ? ニッカ先生は!」

 マサタカが叫んだ。
 すると扉の所にニッカ先生がおり、大きな欠伸をかいていた。

「ふはぁー。と言うわけで、私は眠いから仮眠室に行くから」
「に、ニッカ先生って自由ですよね」
「そんなことないよー。私だって忙しいんだからさー。ふはぁー」

 ポフッ!

 ニッカ先生が、教室を出ようとした時、意識が途切れた。
 まるで魂が抜けたみたいだ。
 そのまま倒れるのを防ぐみたいに、ノーブル先生がタイミングよく、ニッカ先生を受け止めた。

「お疲れ様です、ニッカ先生」
「スーハースーハー」
「めちゃくちゃ寝てるんですけど!」

 軽快なツッコみだった。
 しかしノーブル先生は、ニッカ先生を近くの椅子に座らせると、コホンと咳き込んだ。
 それから出席簿を手にすると、そのまま出席を確認し、それからノーブル先生は、顔を上げた。

「と言うわけで皆さん、いい顔をしていますね」

 ノーブルの表情は真剣そのもの、だけど清々しかった。
 それから生徒たち、一人一人の顔を見る。
 あの運動会で、かなり実力が上がっている。それに加えて、凛々しくなった。けれど、その中でも異質なのは四人。ルカ、シルヴィア、ライラック、それからダリア。この四人は、もはや別格だった。

「そんな皆さん、この時期は毎年恒例である授業を行っています。それが何か、わかりますか?」
「「「・・・」」」
「わかりますか、シルヴィアさん」
「ほえっ、いきなり私ですか!」

 早速答えを求めに来た。
 ちなみにルカは知らないので、全くあてにしてもらっても困る。そこでルカではなく、いつも通り、シルヴィアに尋ねた。
 するとシルヴィアはコホンと咳き込んでから、例年のことを言った。

「えーっと、この時期は確か課外授業ですか?」
「そうです。と言うわけですので、今年も課外活動になりました。何処に向かうのかは、クラスごとに違いますが、今回は運動会での一件もありましたので、モンスターなどとの戦闘も考慮した場所に向かうことになります」
「それって危なくないの?」
「危ないなどで魔術師は志せませんよ。皆さん、今年も例年通り、課外活動を行います。それからどこに向かうのかですが、一応候補として二組は、鉱石の谷に向かおうと思います」
「「「鉱石の谷?」」」

 クラスメイトたちは首を傾げた。
 ルカも実のところ聞いたことがない。
 しかしシルヴィアは、こくこくと頷いていた。比較的安全な場所を選んでくれているみたいで安心した、ルカだった。

「鉱石の谷ですか? 確か、魔石の洞窟が有名な……」
「魔石の洞窟?」
 
 ダリアの言葉に耳を傾ける。
 するとノーブル先生からもそのワードが出ていた。
 魔石の鉱石。魔石がたくさんあるのかと思うと、いかにも怪しかった。
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