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聖夜編
373.専用衣装に着替えました
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聖怪の森を抜け、ようやく小屋が見えてきた。
足元の雷の魔術が施された石板を避けながら、最短距離で小屋へと向かう。
コンコン!
「サンタ・ク・ロースさん。来ました」
シルヴィアが扉をコンコン叩いて合図する。
すると扉が勝手に開いて、ルカ達は小屋の中へと入った。
「ふぉっふぉっふぉっ。良く来たの」
「はい、来ました。それより、時間的には大丈夫ですか?」
ここまで結構時間が掛かってしまった。
まさか人目を大勢で避けるのが、こんなにも大変だとは思わなかった。
その原因もこの町が今クリスマスと言う伝統的なお祭りの中に浸っているから。
こんなに夜遅くなのにもかかわらず、人気を感じてしまった。
全く面倒だ。と、思ったのも束の間。
「これじゃあせっかくの手伝いも水の泡になるけど?」
「それは大丈夫じゃよ」
「と言うと? 何かいい方法でもあるんですか?」
「いかにも。儂はこの町の長じゃぞ。今日は決まりをつけておるからの、夜の零時以降の外出は罰金刑になるよう、通達しておるんじゃよ」
まさかの先手を打っていた。
しかもかなり重めの措置で、よっぽど子供達の夢を壊したくないらしい。
「なかなか思いですね」
「無論じゃよ。それより、誰にも見つかっていないのじゃろうな?」
「当然だよ。私の魔術で完全にバレないようにしているからね」
「……なるほど、それは信頼に値するの」
「なんでそれで通じるのよ」
シルヴィアが最もなツッコミを入れた。
とは言え、ここまでで誰かに気付かれたようなへまをルカはしていない。
もちろんシルヴィア達も緊張感の中、無事にここまで来ることができた。
それだけで合格判定は出ているので、サンタ・ク・ロースは次のステップに移行する。
「それじゃあの、早速じゃが着替えて来てくれぬか?」
「は、はい?」
「着替えるって何のことでしょうか?」
「さぁねー。でもさ、それようの衣装が用意されているってことでしょー?」
「うむ。そうじゃ」
如何やら専用衣装を用意してくれているらしい。
万が一に備えて、心の準備をしておく。
ルカはサンタ・ク・ロースが隣の部屋、それこそ昨日来た時には無かったはずの壁に付いたドアを指さしていたので、相当頑張ったんだなと感じてしまう。
「あれ? こんな所に扉何てあったかしら?」
「さあね。とりあえず入ってみようか」
壁に付いたペラペラの扉に触れた。
ドアノブの部分に触れてみると、急に浮きあがって立体物に変化。
相当高度な創造魔法を使っているなと、ルカはサンタ・ク・ロースことドリアードをチラ見するが、シルヴィア達に不審に思われないように、扉を開けて中へと入る。
「「「うわぁぁぁ、普通に部屋」」」
扉を開けて中へと入ると、あまりにも普通の部屋が広がっていた。
しかもリビングなどではない。衣装部屋のようで、棚の中には赤と白の服が収まっている。
合計で五つ。如何やらコレが衣装らしい。
「凄いですね。たった一日で用意されている何て」
「仕事が速いよね。とは言え、速すぎる気もするけど……」
しかもそれぞれ名前が書かれた紙が貼られていた。
如何やら目の前にある衣装は、各々に合わせてサイズが変更され、異状も若干異なっている。
トレードマークになるようなアイテムが用意されていて、ルカの場合は時計を模した刺繍が施されている。
「面白い」
しかも丁寧極まりない。
かなり前から用意されているのか、荒っぽい所もなく、全て手縫いだった。
「うわぁ、見てくださいルカさん!」
「如何したの?」
「私の衣装、剣のペンダントが付いてますよ!」
「良かったね」
「もしかして私のこと知っていたんでしょうか?」
おそらく知っていた。
もちろん勝手に頭の中を覗いたとか、監視していたとかではない。
それを信じたいと思った矢先、シルヴィアが叫んだ。
「ちょっと待ってよ。今更だけど、何で衣装があるのよ! しかも私のスカート短い……って、ライとルカだけ如何してパンツなの!」
「そんなの知らないよ。まあ、だれかの裁量ではあるだろうけどね」
とは言えルカは一発で理解した。
これは如何せナタリーの仕業だ。
ナタリーが前もって伝えて置いたか、用意していたのかの二択。
そうでなければ、こんな個人情報をサンタ・ク・ロースことドリアードが知っているはずもない。
「とりあえず着替えよう」
「ううっ……私、風の魔術を使うのに」
「そう言う演出なんじゃない?」
「要らないわよ、そんな演出。ねえ、ルカ。何とかならない?」
シルヴィアはルカに尋ねる。
ルカも直してあげられるけど、面白いからこのままでもいい気がした。
「まあ、一人くらいは?」
「如何言うことよ! 何で私が人柱にならないといけないの!」
「うわぁ、ここでそれを持ち出すんだ」
「もち出すわよ。使えるものは使って行かないと」
シルヴィアの固い信念が見られた。
そこでルカは少しだけスカートの長さを調節する。
少し伸ばせばヒラヒラ部分が可愛らしい。
「これで良し」
「ありがとう、ルカ」
「良いよ。それより着替えよう」
ルカはそう言うと、自分も衣装に着替える。
ちょっとモコモコしていたけれど、体にピッタリ吸い付くので、流石の腕前だと思った。
足元の雷の魔術が施された石板を避けながら、最短距離で小屋へと向かう。
コンコン!
「サンタ・ク・ロースさん。来ました」
シルヴィアが扉をコンコン叩いて合図する。
すると扉が勝手に開いて、ルカ達は小屋の中へと入った。
「ふぉっふぉっふぉっ。良く来たの」
「はい、来ました。それより、時間的には大丈夫ですか?」
ここまで結構時間が掛かってしまった。
まさか人目を大勢で避けるのが、こんなにも大変だとは思わなかった。
その原因もこの町が今クリスマスと言う伝統的なお祭りの中に浸っているから。
こんなに夜遅くなのにもかかわらず、人気を感じてしまった。
全く面倒だ。と、思ったのも束の間。
「これじゃあせっかくの手伝いも水の泡になるけど?」
「それは大丈夫じゃよ」
「と言うと? 何かいい方法でもあるんですか?」
「いかにも。儂はこの町の長じゃぞ。今日は決まりをつけておるからの、夜の零時以降の外出は罰金刑になるよう、通達しておるんじゃよ」
まさかの先手を打っていた。
しかもかなり重めの措置で、よっぽど子供達の夢を壊したくないらしい。
「なかなか思いですね」
「無論じゃよ。それより、誰にも見つかっていないのじゃろうな?」
「当然だよ。私の魔術で完全にバレないようにしているからね」
「……なるほど、それは信頼に値するの」
「なんでそれで通じるのよ」
シルヴィアが最もなツッコミを入れた。
とは言え、ここまでで誰かに気付かれたようなへまをルカはしていない。
もちろんシルヴィア達も緊張感の中、無事にここまで来ることができた。
それだけで合格判定は出ているので、サンタ・ク・ロースは次のステップに移行する。
「それじゃあの、早速じゃが着替えて来てくれぬか?」
「は、はい?」
「着替えるって何のことでしょうか?」
「さぁねー。でもさ、それようの衣装が用意されているってことでしょー?」
「うむ。そうじゃ」
如何やら専用衣装を用意してくれているらしい。
万が一に備えて、心の準備をしておく。
ルカはサンタ・ク・ロースが隣の部屋、それこそ昨日来た時には無かったはずの壁に付いたドアを指さしていたので、相当頑張ったんだなと感じてしまう。
「あれ? こんな所に扉何てあったかしら?」
「さあね。とりあえず入ってみようか」
壁に付いたペラペラの扉に触れた。
ドアノブの部分に触れてみると、急に浮きあがって立体物に変化。
相当高度な創造魔法を使っているなと、ルカはサンタ・ク・ロースことドリアードをチラ見するが、シルヴィア達に不審に思われないように、扉を開けて中へと入る。
「「「うわぁぁぁ、普通に部屋」」」
扉を開けて中へと入ると、あまりにも普通の部屋が広がっていた。
しかもリビングなどではない。衣装部屋のようで、棚の中には赤と白の服が収まっている。
合計で五つ。如何やらコレが衣装らしい。
「凄いですね。たった一日で用意されている何て」
「仕事が速いよね。とは言え、速すぎる気もするけど……」
しかもそれぞれ名前が書かれた紙が貼られていた。
如何やら目の前にある衣装は、各々に合わせてサイズが変更され、異状も若干異なっている。
トレードマークになるようなアイテムが用意されていて、ルカの場合は時計を模した刺繍が施されている。
「面白い」
しかも丁寧極まりない。
かなり前から用意されているのか、荒っぽい所もなく、全て手縫いだった。
「うわぁ、見てくださいルカさん!」
「如何したの?」
「私の衣装、剣のペンダントが付いてますよ!」
「良かったね」
「もしかして私のこと知っていたんでしょうか?」
おそらく知っていた。
もちろん勝手に頭の中を覗いたとか、監視していたとかではない。
それを信じたいと思った矢先、シルヴィアが叫んだ。
「ちょっと待ってよ。今更だけど、何で衣装があるのよ! しかも私のスカート短い……って、ライとルカだけ如何してパンツなの!」
「そんなの知らないよ。まあ、だれかの裁量ではあるだろうけどね」
とは言えルカは一発で理解した。
これは如何せナタリーの仕業だ。
ナタリーが前もって伝えて置いたか、用意していたのかの二択。
そうでなければ、こんな個人情報をサンタ・ク・ロースことドリアードが知っているはずもない。
「とりあえず着替えよう」
「ううっ……私、風の魔術を使うのに」
「そう言う演出なんじゃない?」
「要らないわよ、そんな演出。ねえ、ルカ。何とかならない?」
シルヴィアはルカに尋ねる。
ルカも直してあげられるけど、面白いからこのままでもいい気がした。
「まあ、一人くらいは?」
「如何言うことよ! 何で私が人柱にならないといけないの!」
「うわぁ、ここでそれを持ち出すんだ」
「もち出すわよ。使えるものは使って行かないと」
シルヴィアの固い信念が見られた。
そこでルカは少しだけスカートの長さを調節する。
少し伸ばせばヒラヒラ部分が可愛らしい。
「これで良し」
「ありがとう、ルカ」
「良いよ。それより着替えよう」
ルカはそう言うと、自分も衣装に着替える。
ちょっとモコモコしていたけれど、体にピッタリ吸い付くので、流石の腕前だと思った。
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