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第3部
第8章:休息ー003ー
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辺りはすっかり暗くなっていたが、工場の灯りは点いていた。
いざ近くまで来たら、夬斗は急に半信半疑となった。
本当にいるのか? 得体の知れない光柱のなかへ消えていった。脳裏に閻魔との死闘が甦れば、簡単すぎる再会と思えてならない。
工場の入口に立てば、確かに背格好はそれとした人物がいた。
溶接面を顔に当てて、作業台で火花を散らしている。
作業する姿がさまになっている。
さまに為りすぎで、夬斗は違和感を禁じ得ない。
世界を震撼させた正体不明の能力者であるはずだ。
都と県の境にある小さな工場で溶接工をしているなど、頭のなかでも結び付けられない。
だが、目前で展開している出来事である。
「おぅ、夬斗ではないか。手伝いに来てくれたのか」
溶接面を置き、防塵マスクを外した顔に間違いはなかった。
瞳の色も、確かに紅い。
しかも何事もなかったかのように接してくる。
特別なことではないような気になってきた。
ついに辿り着いた再会などと大袈裟にしなくていい。
元々が最初に顔を合わせた時点から自然体でいられた相手だ。
だから何事もないかのように口から吐いて出た。
「焔眞、まだ作業は終わらないのか」
工場の内へ入っていく夬斗の問いに、焔眞が床へ視線を落とした。
「もう少しといったところだな。ここにあるだけは終えておきたい」
「じゃ、俺も手伝うよ」
腕まくりをする夬斗に、焔眞が意外そうな顔をした。
「出来るのか、夬斗」
「いちおう、ここの長男だしな。けっこう親父の仕事は手伝っていたんだ」
笑って返す夬斗が、不意に声を低くして続ける。
「自分に能力があると気づくまではな」
そうか、と一言だけの焔眞だ。後は黙って必要な道具を渡す。
夬斗と並んで溶接面を当て、作業へ入った。
二人一緒でやったおかげで、もう少しで終わるとなったところでだ。
「あれ、お兄ちゃん?」
呼ばれた夬斗は手を止めて溶接面を退ける。
逢魔街におけるゴスロリの出立ちからは想像できない地味なジャージ姿だ。だけど一番上の妹に違いなかった。
再会の暁にはどれほどの感動が、としていた想いは、焔眞と同じく普段通りの気持ちへ落ち着いていく。
「黛莉か、もうちょっとで終わるから、待っててくれ」
わかったー、と妹のほうもあっさり一言で済ましてくる。
焔眞と夬斗の二人がかりで作業したおかげで程なくして終わった。
防塵マスクを外す二人に、「おつかれさま」と黛莉が水筒から移したコップを差し出す。
「相変わらず黛莉の麦茶は沸かしているんだな。やっぱり水出しとは違う」
しみじみといった夬斗の言を、コップから口を離した焔眞が受ける。
「初めて黛莉の麦茶を飲んだ時、我れはこれほど美味いものがあるのかと驚いたぞ」
「焔眞って大袈裟なんだから」
ちょっとしかめ面の黛莉であるが、満更でもないのは傍目からでも知れる。
へぇ~、とついからかうような声になってしまう夬斗だ。
なによー、と黛莉の唇を尖らす態度が照れ隠しの何ものでもないと理解する兄だ。
本当に帰ってきたんだな、とようやく夬斗は実感できた。
「かいと~、帰ってきたかー」
「あら、帰ってくるなんて久しぶりじゃない」
夬斗からすれば、白々しい両親の声がけである。
「よく言うよ。親父もお袋も、ずっと俺が焔眞と作業しているところを見ていたくせに」
バレたかぁ~、と父の慎平が腕利きの職人らしく筋骨逞しい上半身を仰け反らせて、あっはっは! とわざとらしく笑ってみせてくる。
さすがお兄ちゃんね、と褒めてくる母の夏海の腕には赤ん坊がいた。
「悠慎だっけ。なんか弟というより……息子みたいな感じだな」
夬斗は初めて会う兄弟へ近寄っていく。本当は『弟より甥っ子』と表現しかかったが、現在は親戚とは縁遠くなっている。田舎のまともな人たちに『能力者』が次々誕生する家と付き合う選択はなかった。
生来から備わってしまったものだから、どうしようもない。だけど責任を感じずにはいられない夬斗の脳裏に、閻魔が過ぎる。世界征服をする、と言っていた声がかつての自分と重なる。
夬斗も能力者を生んだ家族が後ろめたさに苛まれないようにしたかった。手っ取り早く浮かんだ方法が『世界征服』だった。夢想に近い目標だったが、持たずにはいられなかった。
でも現在は……。
夬斗は両親が誤魔化すため笑っていることくらい見抜いている。親父はぎりぎりのところで堪えていただろうし、お袋は泣いていただろう。自分と焔眞が一緒になって作業している姿に。もし普通であれば、長男と妹婿が力を合わせて自分たちの会社を引き継ぎ盛り立てる未来図が描けた。
だが現実においては、決してあり得ない。
今目にした夬斗と焔眞が父親の仕事を手伝う絵面は奇跡的な偶然であり、もう二度と訪れないかもしれない機会だった。
だから許そう……などと甘い顔をする気はない。
夬斗は和須如家の長男である。自分の親がそこまで殊勝であるはずないくらい、よく知っている。
ご飯、食べていくんでしょ、と母親の誘いに、「まあね」と軽く応じた後にである。
「ところで、うちの社員にまで口止めしたのは、どっちだよ」
ここに至ってようやく夬斗は問い質した。無論、咎める口調である。
あら~、と夏海が声を挙げた。
どうやら藤平を丸め込んだ犯人は母親らしい。
もちろん聞くべき事柄はまだまだある。
そして今日は時間が、たっぷりあるのだ。
いざ近くまで来たら、夬斗は急に半信半疑となった。
本当にいるのか? 得体の知れない光柱のなかへ消えていった。脳裏に閻魔との死闘が甦れば、簡単すぎる再会と思えてならない。
工場の入口に立てば、確かに背格好はそれとした人物がいた。
溶接面を顔に当てて、作業台で火花を散らしている。
作業する姿がさまになっている。
さまに為りすぎで、夬斗は違和感を禁じ得ない。
世界を震撼させた正体不明の能力者であるはずだ。
都と県の境にある小さな工場で溶接工をしているなど、頭のなかでも結び付けられない。
だが、目前で展開している出来事である。
「おぅ、夬斗ではないか。手伝いに来てくれたのか」
溶接面を置き、防塵マスクを外した顔に間違いはなかった。
瞳の色も、確かに紅い。
しかも何事もなかったかのように接してくる。
特別なことではないような気になってきた。
ついに辿り着いた再会などと大袈裟にしなくていい。
元々が最初に顔を合わせた時点から自然体でいられた相手だ。
だから何事もないかのように口から吐いて出た。
「焔眞、まだ作業は終わらないのか」
工場の内へ入っていく夬斗の問いに、焔眞が床へ視線を落とした。
「もう少しといったところだな。ここにあるだけは終えておきたい」
「じゃ、俺も手伝うよ」
腕まくりをする夬斗に、焔眞が意外そうな顔をした。
「出来るのか、夬斗」
「いちおう、ここの長男だしな。けっこう親父の仕事は手伝っていたんだ」
笑って返す夬斗が、不意に声を低くして続ける。
「自分に能力があると気づくまではな」
そうか、と一言だけの焔眞だ。後は黙って必要な道具を渡す。
夬斗と並んで溶接面を当て、作業へ入った。
二人一緒でやったおかげで、もう少しで終わるとなったところでだ。
「あれ、お兄ちゃん?」
呼ばれた夬斗は手を止めて溶接面を退ける。
逢魔街におけるゴスロリの出立ちからは想像できない地味なジャージ姿だ。だけど一番上の妹に違いなかった。
再会の暁にはどれほどの感動が、としていた想いは、焔眞と同じく普段通りの気持ちへ落ち着いていく。
「黛莉か、もうちょっとで終わるから、待っててくれ」
わかったー、と妹のほうもあっさり一言で済ましてくる。
焔眞と夬斗の二人がかりで作業したおかげで程なくして終わった。
防塵マスクを外す二人に、「おつかれさま」と黛莉が水筒から移したコップを差し出す。
「相変わらず黛莉の麦茶は沸かしているんだな。やっぱり水出しとは違う」
しみじみといった夬斗の言を、コップから口を離した焔眞が受ける。
「初めて黛莉の麦茶を飲んだ時、我れはこれほど美味いものがあるのかと驚いたぞ」
「焔眞って大袈裟なんだから」
ちょっとしかめ面の黛莉であるが、満更でもないのは傍目からでも知れる。
へぇ~、とついからかうような声になってしまう夬斗だ。
なによー、と黛莉の唇を尖らす態度が照れ隠しの何ものでもないと理解する兄だ。
本当に帰ってきたんだな、とようやく夬斗は実感できた。
「かいと~、帰ってきたかー」
「あら、帰ってくるなんて久しぶりじゃない」
夬斗からすれば、白々しい両親の声がけである。
「よく言うよ。親父もお袋も、ずっと俺が焔眞と作業しているところを見ていたくせに」
バレたかぁ~、と父の慎平が腕利きの職人らしく筋骨逞しい上半身を仰け反らせて、あっはっは! とわざとらしく笑ってみせてくる。
さすがお兄ちゃんね、と褒めてくる母の夏海の腕には赤ん坊がいた。
「悠慎だっけ。なんか弟というより……息子みたいな感じだな」
夬斗は初めて会う兄弟へ近寄っていく。本当は『弟より甥っ子』と表現しかかったが、現在は親戚とは縁遠くなっている。田舎のまともな人たちに『能力者』が次々誕生する家と付き合う選択はなかった。
生来から備わってしまったものだから、どうしようもない。だけど責任を感じずにはいられない夬斗の脳裏に、閻魔が過ぎる。世界征服をする、と言っていた声がかつての自分と重なる。
夬斗も能力者を生んだ家族が後ろめたさに苛まれないようにしたかった。手っ取り早く浮かんだ方法が『世界征服』だった。夢想に近い目標だったが、持たずにはいられなかった。
でも現在は……。
夬斗は両親が誤魔化すため笑っていることくらい見抜いている。親父はぎりぎりのところで堪えていただろうし、お袋は泣いていただろう。自分と焔眞が一緒になって作業している姿に。もし普通であれば、長男と妹婿が力を合わせて自分たちの会社を引き継ぎ盛り立てる未来図が描けた。
だが現実においては、決してあり得ない。
今目にした夬斗と焔眞が父親の仕事を手伝う絵面は奇跡的な偶然であり、もう二度と訪れないかもしれない機会だった。
だから許そう……などと甘い顔をする気はない。
夬斗は和須如家の長男である。自分の親がそこまで殊勝であるはずないくらい、よく知っている。
ご飯、食べていくんでしょ、と母親の誘いに、「まあね」と軽く応じた後にである。
「ところで、うちの社員にまで口止めしたのは、どっちだよ」
ここに至ってようやく夬斗は問い質した。無論、咎める口調である。
あら~、と夏海が声を挙げた。
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そして今日は時間が、たっぷりあるのだ。
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