溺愛の兄妹

Norimaki

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怠惰

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俺は迷っていた。なぜこのようなことが起こってしまったのかと…右腕に伸びた先にある手がもうないその彼女をなぜ俺は愛してしまったのかと、様々な思いと疑問からなるその気持ちはいったいなんなんだろうか。

俺は岩切真央という。自慢じゃないが俺はそこそこもてていたほうだ。スポーツができ、勉強もできた。つまり文武両道というやつだ。そういう人は恋人もできる。実際俺には彼女と呼ぶ存在がいたがあのことが思い出され無性に苛ついてくる。まぁそれも学生時代の話。家が燃え両親がその火事で亡くなってから俺は一人の妹を置いて東京へと行った…はもののことごとく失敗し同僚には無実の罪をなすりつけられ今は、かなり追い詰められている状態だった。
その時だ。あの女に再開したのは、
「真央にぃ?」
淡白な声に嬉しさが混ざったような声で呼ぶ声があった。真央にぃとよぶのはあいつしかいない。俺は後ろを振り向きその女と再開した。
「あずさ…久しぶりだな。7年ぶり?」
その女は7年ぶりにあったとはいえ、見違えるほど体は成長し、身長も伸び、胸も少しばかりか大きくなっている印象だった。
「えぇあの火事以来ですから。」
「…」
無言の間がその空間にあった。そのとき俺の方から口が動いた。
「この後食事でも?」

俺はその後イタリア料理専門店にその女を連れ、入った。そのイタリア料理店は俺の行きつけであり、絶品の美味しさの品ばかりおいてある。
メニューを開き名前だけの文字列を眺め少しでも会話をしないことにしていた。
この時間普通ならどんなのがいいかなど話しながらメニューを見る時間だが俺は一言も話さず目の前のメニューとその女を眺めていた。そしてその女が俺に見られていることに気づくと口を開いた。
「ねぇこのムール貝のスパゲティって美味しいの?」
すこし怒り?のような言い方で疑問をしてきた。
「あぁその料理は限定料理だからないか、」
「すみませんこの料理ってまだあります?」
「えぇありますよ」
俺がいいかけている途中で従業員に聞いた。こいつは昔からこういうやつだ。そう思いながらこの怒りを抑える。まだ、こいつは子供なんだ。そう感じながら。
そして俺はいつもの料理とその女が頼んだムール貝のスパゲティを頼み黙々と食べた。
待っている間も無言だったがようやくその女は口を開いた。
「彼女さんといつもこんな感じだったの?」
不意に目があってしまう。俺は驚きの顔をしていただろう。なぜなら俺は彼女がいた話をこの女…両親にすら話してなかったのに。…少し考えていると昔のことが思い出された。
「別れたの?」
このときの俺は彼女に対して別れを告げていたが彼女の話は一言も話してなかったのに俺にはこいつの言っていることが何に対して言っているのかが検討がつかなかったときがあったそれがこのときのだったのだ。
「お前には関係はないだろ。」
俺はそうだけ返すともう一度食器の音が鳴るだけの空間ができてしまった。

「なぁ」
以外にも俺は口を開いてしまった。
なに?という顔をしていたこいつに対して一つの質問をした。
「なぜ俺だとわかった?」
キョトンとした顔をしたあとあ~といいながらこいつは言った。
「妹だからですよ。」
あまりにも現実離れした答えで返してきた。
「ではなく、純粋に彼女さんに教えてもらいました。」
えっ、と声が出てしまった。
だってあいつとは別れを告げて以来連絡はしてないはずじゃ…
「今も目の前にいますよ?か・の・じ・ょ・さ・ん」
わざとらしく遅く言われ冗談だろうと思っていると不意に右に視線を感じた。
すぐに右に目をやると…そこには何もいなくただ通行人がいた。
「では食べ終わりましたし帰りますか。」
「あ、あぁそうだな…」
少しビビりながら会計を済ませ外に出るとスマホを手にしたその女が立っていた。
「あぶなかったぁ。真央にぃ、LIME繋ぎましょうよ。」
…絶対に嫌だったが、これでもこいつは俺の唯一の親族だ。
仕方なく俺はスマホを出しLIME登録をした。
「ではまた連絡するので今しばらく!」
とそそくさにあいつは帰っていった。
さて俺もそろそろ帰るかと時計を見ると時計がなかった。どこかで落としたかなと辺りを見回しているとある女が俺の時計を手にしていた。
「おいっ!」
俺がそいつに叫ぶとビクビクしながらその場に立っていた。
顔を見ると右半分が髪に隠れてて服も少し破けているような感じだった。
その女は手に持っていた時計を、すみませんすみませんといいながら渡してきた。
ふんっと言わんばかりのとり方で時計をはめ家へと帰った。
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